◎ コーンズ ドッドウェル、車上荒らしで顧客情報含むPC盗難
エレクトロニクス機器の販売等を行うコーンズ ドッドウェル(本社:東京都渋谷区)は2006年12月15日、取引先の個人情報を含むPCが盗まれたと発表した。同月12日夜、栃木県小山市の駐車場に同社営業スタッフ2名が営業用車両を駐車し、レストランで食事をとっている間に、後部座席窓ガラスが割られ、業務用パソコンを収納したカバンが盗まれた。所轄警察署の捜査により同月14日、盗まれたパソコン2台のうち1台が茨城県の路上で発見されたが、もう1台はまだ見つかっていない。見つかっていないパソコンには顧客情報が入っており、会社名、所属、氏名、電話番号等が記載されていた。当該パソコンは指紋センサーの装備とパスワード設定がなされているため、データにアクセスすることは困難だという。同社は社員一同、再発防止に全力をあげて取り組むとしている。
・リリース(コーンズ ドッドウェル)
http://www.cornes-dodwell.co.jp/info/20061215.html
◎ 佐伯市、ウイルス感染で消防署職員120名の名簿など流出
佐伯市(大分県)は15日、同市の業務情報等がインターネットに流出したと発表した。流出したのは2004年度および2005年度の消防署職員計120名の名簿と、1999年度に実施した防火対象物管理者への指示・指導事項に関する文書データ6件。同市職員がデータを自宅に持ち帰り、ファイル交換ソフトWinnyおよびShareが入っている私有パソコンに当該データを保存、このパソコンがウイルスに感染して情報がネットワーク上に流出した。同市は防火対象物管理者に対し謝罪し、管理職を対象に情報セキュリティ対策研修を行った。今後は「佐伯市情報セキュリティポリシー」、および「ファイル交換ソフトが入っているパソコンに仕事関係のデータを入れないこと」を周知徹底し、全職員を対象とした情報セキュリティ研修を行なっていくとしている。
・リリース[PDFファイル](佐伯市)
http://www.city.saiki.oita.jp/mayor/kisyahappyou/06.12.15/yousi.pdf<br>
◎ マルホ、車上荒らしで医療関係者119名の個人情報を含むパソコン盗難
医療用医薬品のマルホ(本社:大阪市北区)は15日、医療関係者119名の個人情報を含むパソコンが盗まれたと発表した。同社によると、今月1日、社有車が和歌山県下で車上荒らしにあい、ノートパソコン1台が盗まれた。盗まれたパソコンのハードディスクには、医療関係者119名の氏名、卒業年度、医療機関名が保存されていた。個人の住所や電話番号などは含まれておらず、これまでのところ、個人情報の不正利用などの事実は確認されていないという。同社は、該当者すべてに事情説明と謝罪をすませており、今後は管理強化をはかり再発防止に努めるとしている。
・リリース[PDFファイル](マルホ)
http://www.maruho.co.jp/pdf/061215pr_jpn.pdf
◎ 講談社、メール誤送信で女性誌「FRaU」メルマガ会員741名の個人情報流出
大手出版社の講談社(東京都文京区)は、同社女性誌FRaU(フラウ)の会員741名分の個人情報を、メールマガジンに誤って添付、送信したことを明らかにした。誤って添付されたのは、同会員741名分の住所や氏名、電話番号、メールアドレス、年齢、ウェアサイズ、シューズサイズ、応募動機など。これらのデータが入ったファイルを、会員向けのメールマガジンに添付、15日に会員741名全員に送付した。現在、当該会員にはメールで添付ファイルデータの削除を依頼しているという。同社では、今年10月にも同様の不手際で、女性月刊誌「VoCE(ヴォーチェ)」のVIP会員133名の個人情報が流出する事故が起きている。同社は今後、より徹底した個人情報管理システムを敷き、二度とこのような事態のないように努めるとしている。
・リリース(講談社)
http://www.kodansha.co.jp/emergency/
◎東京ガス、顧客情報182件分が入った携帯端末を盗まれる
東京ガス(東京都港区)は14日、カスタマーサービスを委託している協力会社SJSコミュネット(東京都新宿区)において、顧客情報の入った携帯端末が盗難にあったと発表した。発表によると、盗まれた携帯端末は、同業務委託先社員が業務用自転車の収納ボックスに入れておいたもので、13日に新宿区内で昼食のために離れた隙に盗難にあった。同端末には、新宿区内の182件分の顧客情報(住所、氏名、電話番号、顧客番号、ガス利用代金、一部顧客の口座番号等)が入っていた。現時点ではこの盗難による個人情報の外部への流出や悪用は確認されていない。
・リリース(東京ガス)
http://www.tokyo-gas.co.jp/Press/20061214-02.html
◎サークルKサンクス、料金収納の払込票25件分を紛失
コンビニエンスストア事業を行なうサークルKサンクス(東京都中央区)は13日、顧客の個人情報が含まれた料金収納の払込票25件分を紛失したと発表した。発表によると、同社集荷員が1日に同社サークルK郡山インター店(奈良県天理市)で当該払込票を集荷後、同社八尾共同配送センター(大阪府八尾市)へ向かう途中で紛失した。紛失した払込票には、顧客の氏名、住所、払込料金などが記載されていた。現時点では当該顧客情報が悪用された事実は確認されていない。同社では再発防止に向けて、収納代行業務における払込票の取り扱いや管理の再点検、個人情報の適正管理の徹底を行なうとしている。
・リリース[PDFファイル](サークルKサンクス)
http://www.circleksunkus.jp/data/up/file1457fab07d9e33.pdf
◎ 高砂市民病院、ウイルス感染で患者情報69名分が流出
高砂市民病院(兵庫県高砂市)は12日、69名分の患者情報がインターネット上に流出したと発表した。同病院などによると、流出したのは2003年~2004年に同病院に入院し褥瘡を発症した患者69名の氏名、診察券番号、発症日、部位、傷の程度、治癒または治療年月日および使用薬剤などの情報。同病院に勤務する看護師が自宅のパソコンで作業するために、メモリーにコピーして持ち帰ったものだという。先月19日に感染し、Winnyネット上に流出したとみられる。同病院は14日、ホームページに謝罪文を掲載。流出原因の究明と改善を速やかに行い、個人情報管理体制を確立するとしている。
・リリース(高砂市民病院)
http://www.hospital-takasago.jp/news_sentence03.html
◎ 但陽信用金庫、委託先の配送事故で顧客情報316件を紛失
但陽信用金庫(本店:兵庫県加古川市)は12日、委託先の配送事故で顧客情報316件を紛失したと発表した。同金庫は、しんきん大阪システムサービス(信用金庫が共同設立した情報処理サービス会社)が運営する「しんきんファクシミリ振込サービス」を利用して契約顧客に同サービスを提供している。同社が同サービスの確認書類を大阪航空サービスに委託して同金庫へ配送中に、当該書類を紛失した。紛失書類は同サービスの「契約情報ファイル一覧表」と「契約別振込先情報一覧表」で、前者には120件の顧客氏名(カタカナ)、口座番号、電話番号、同サービス取引限度額などが、後者には196件の受取人氏名(カタカナ)、口座番号、振込先金融機関名と支店名などが記載されている。同社は紛失したと見られる場所の徹底調査と、誤配送の問合せ調査等を進めている。また、該当顧客と振込先への状況説明とお詫びをしている。
・リリース(但陽信用金庫)
http://www.tanyo-shinkin.co.jp/taisetunaosirase/hunsitu.pdf
◎ 国立がんセンター中央病院、職員が通勤途上で患者情報30名分記載の名簿盗難
国立がんセンター中央病院(東京都中央区)は12日、職員が通勤途中に、患者の個人情報が入ったカバンを盗まれたと発表した。盗難があったのは10日午後11時20分頃で、同病院の病棟職員が、深夜勤務として出勤の途中、後ろから来たバイクに乗った男にカバンをひったくられた。カバンの中には、患者30名分のプリントアウトした入退院名簿(患者氏名、生年月日、住所、電話番号、病名等)が入っていた。現在、警察による捜査が行われている。同院では患者名簿の院外持ち出しは禁止されている。同院は当該職員に厳重に注意。今後、無断での院外持ち出しが二度と起こらないよう全職員に対し、「国立がんセンター保有個人情報管理規程」の厳格な遵守を徹底させ、信頼回復に努めていくとしている。
・リリース(国立がんセンター中央病院)
http://www.ncc.go.jp/jp/about/ncc_hsptl.html
◎ 大阪府堺市立中学校、生徒205名分の住所録など盗難
堺市教育委員会は11日、堺市立中学校の男性教諭(50歳)が生徒205名分の住所録などが入ったバッグを盗まれたと発表した。市教委によると、男性教諭が今月9日午後、南海難波駅の中央券売機で切符を買っていたところ、横に置いていたセカンドバッグが盗まれた。バッグには、男性教諭が勤務している市立中学校1年の生徒205名分の氏名、生年月日、保護者氏名、住所・電話番号が記載された住所録、学校職員連絡網、堺市部活動ソフトボール部の顧問連絡網、当該校のマスターキーなどが入ってた。当該校では、全学年保護者に対し文書で、1年生の家庭には各担任が電話で謝罪。市教委は全市立学校園に対し、個人情報保護及び危機管理について周知徹底するよう通知した。
・リリース[PDFファイル](堺市)
http://www.city.sakai.osaka.jp/city/info/_koho/pub0612/11_01.pdf
◎ 新潟大病院、医師が295名の患者情報を含むUSBメモリ紛失
新潟大学医歯学総合病院(新潟県新潟市)は11日、入退院担当の医師が295名の患者情報を含むUSBメモリを紛失したと発表した。同院は入院患者の状況把握のため、入院リストを作成して主治医等関係者に配付するシステムを構築している。今回、当該医師がリストの更新作業を行い、バックアップのためUSBメモリにデータを保存して白衣のポケットに入れていたところ、11月28日、更新作業中に紛失に気づいたという。紛失した個人情報は、今年4月1日から11月27日の間に入院していた295名の患者の氏名、年齢、性別、病名等。同メモリは発見されていないが、現在のところ、情報流出による被害の連絡はない。同院は当該患者には直接連絡するなどして、説明とお詫びをしている。また、今後このようなことのないよう、改めて個人情報の管理について周知徹底し、再発防止に努めるとしている。
・リリース[PDFファイル](新潟大学医歯学総合病院)
http://www.niigata-u.ac.jp/gakugai/im/181211deta.pdf