◎ 三越福岡店、インテリア雑貨ショップの顧客カード68名分を配送中に紛失
百貨店の三越は2006年12月29日、福岡店(福岡市中央区)のインテリア雑貨ショップ「キャトルセゾン」において、顧客情報を記載した「カスタマーカード」68名分を紛失したと発表した。運送業者が東京にある当該ショップのデータ登録会社まで配送中に紛失したもので、同カードには氏名、住所、電話番号等が記載されている。警察の協力を得て捜索をしているが、現時点では発見に至っていない。第三者に情報が流出した事実は確認されていない。同社は事態を重く受け止め、再発防止に努めるとしている。また、本件に関わる問合わせ窓口を設けて対応に当たっている。
・リリース(三越福岡店)
http://fukuoka.mitsukoshi.co.jp/owabi/index.html
◎ 日本品質保証機構、顧客情報21件を登録した携帯電話を紛失
電気製品等の安全性認証等を行う日本品質保証機構(本部:東京都千代田区)は2006年12月28日、個人情報を記録した携帯電話を紛失したと発表した。紛失が起きたのは同月22日で、探索に努めるとともに警察署には遺失届けを提出したが、発見に至っていない。携帯電話に記録されていた個人情報は、顧客の氏名、会社名、電話番号21件。当該顧客には説明と謝罪をしている。同機構は再発防止に取り組んでいくとしている。
・リリース(日本品質保証機構)
http://www.jqa.jp/19others/16_topics/funsitu_owabi.html
◎ 東急ストア、132名分の顧客情報を含む書類をFAXで誤送信
総合小売のチェーンストアを展開する東急ストア(本社:東京都目黒区)は2006年12月28日、顧客情報を記載した書類をFAXで誤送信したと発表した。同年11月28日、歳暮ギフトの産地直送商品の受注内容を事前通知する書類13枚を、京都市の取引先にFAXで送る際、番号の誤登録に気づかずに送信。同日、京都市内の個人から連絡を受けて当該個人に誤送信したことが判明した。当該書類には、同社が顧客より配送を請け負った届け先92名分と依頼主40名分の合計132名分の氏名や住所が記載されていた。同社では当該個人を訪問し、当該書類をすべてシュレッダーで廃棄したという返答を得た。当該顧客には謝罪するとともに事故の経緯等を説明し、理解を得られるよう努めている。同社は今回の事故を真摯に受け止め、今後、書類をFAX送信する際のルールを再徹底して誤送信防止に取り組むとしている。
・リリース[PDFファイル](東急ストア)
http://www.tokyu-store.co.jp/information/pdf/061228_fax_apology.pdf
◎ クロレラサプライ、顧客情報79万名分を含む顧客管理用サーバー盗難
健康食品「青玉V」などを製造販売するクロレラサプライ(本社:島根県出雲市)は2006年12月28日、顧客管理用サーバーが盗まれ、警察に被害届を出したと発表した。同社によると、同月23日朝、本社1階の経理室にある2台のサーバーのうち1台が盗まれているのを出勤してきた社員が見つけ警察に通報した。部屋は鍵をかけ、警備装置が作動。サーバーはセキュリティロック(ワイヤー)で固定設置していたが、何者かに侵入され、セキュリティロックが切断されていた。盗まれたサーバには、顧客約79万人の住所、氏名、年齢、生年月日、電話番号、FAX番号、購入履歴、クレジットカード番号、メールアドレス、顧客から聞いた身体の状況などが登録。サーバーはIDとパスワードで保護され、顧客情報を取り出すためには専用のソフトウェアが必要だが、情報漏えいの可能性はあり、同社は28日までに同社ホームページと出店先のヤフーや楽天で状況を報告し、顧客に注意を呼びかけた。同社は今後、判明した状況や対応などについて随時HPで報告し、顧客に対しては文書で謝罪するとしている。
・リリース(クロレラサプライ)
http://www.aodama.jp/
・リリース(クロレラサプライ楽天店)
http://www.rakuten.co.jp/aodama/
・リリース(クロレラサプライヤフー店)
http://store.yahoo.co.jp/aodama/
◎ 日本郵政公社九州支社、佐世保郵便局で約420世帯分の配達地図を紛失
日本郵政公社九州支社は2006年12月28日、同支社佐世保郵便局(長崎県佐世保市)で、郵便を配達する際に使用する配達地図約420世帯分を、同月27日に紛失したと発表した。当該地図は同局で作成したもので全5枚(両面で10ページ)。佐世保市の一部地域の郵便配達箇所を顧客の姓のみで記載している。当該顧客には今後謝罪する。また、関係職員等については処分を同支社で検討している。今後は再発防止に向けて各郵便局における個人情報の保護管理を徹底するよう、指導を強化するとしている。
・リリース(日本郵政公社)
http://www.japanpost.jp/pressrelease/s12/yubin/061228_12201.html
◎ ダイハツ、取引先従業員など30件を登録した携帯電話紛失
車両メーカーのダイハツ(本社:大阪府池田市)は2006年12月28日、社用携帯電話の紛失により個人情報が流出したと発表した。紛失が判明したのは同月27日午前9時頃で、当該携帯電話の利用をただちに停止し、第三者に利用できない状態にした。当該携帯電話には同社従業員および取引先従業員の氏名、携帯電話番号が最大30件登録されていた。現時点で悪用等の情報はない。同社は今回の事態を重く受け止め、個人情報管理の再徹底を図り、全社をあげて再発防止に努めていくとしている。
・リリース(ダイハツ工業)
http://www.daihatsu.co.jp/wn/061228-1.htm
◎ フリード、お知らせメールを「TO」で送りアドレス140件流出
営業コンサルティング等のフリード(本社:東京都港区)は2006年12月27日、同社の会社説明会のお知らせメールを送信した際に、誤って宛先欄にアドレスを記載して同報送信し、学生のメールアドレス140名分が流出したと発表した。誤送したメールは同年12月21日21時48分、就職セミナーで同社に関心をもち受付票にメールアドレスを記入した学生に宛てたもの。同月27日10時頃、就職セミナーの主催会社から個人情報が流出しているとの連絡があり、調査したところ、個人情報の流出を確認した。ただちに緊急事態対策会議を設置し、当該メールの受信者にお詫びとメールの削除を依頼するメールを送信するとともに、個別に説明とお詫びの文書を郵送した。同社は今回の事態を厳粛に受け止め、改めて全社員に個人情報保護方針を周知徹底するとともに、再発防止教育を実施。信頼回復に全力をあげるとしている。
・リリース[PDFファイル](フリード)
http://www.fread.co.jp/ir/library/ir/20061227_kojyouhou.pdf
◎ イチネン、運送会社の盗難事件で顧客情報197件を含むFDDを紛失
自動車リース事業などを展開するイチネン(本社:大阪市淀川区)は2006年12月27日、運送会社に託した荷物が盗難にあい、顧客情報を紛失したと発表した。同月23日、同社が配送委託する西濃運輸に侵入者が入り盗難事件が発生。 盗まれた荷物に、同社が送付を委託した信販会社宛の「車両リース料引落しデータ」が入ったフロッピーディスクが含まれていた。当該フロッピーディスクには、197件の顧客情報(個人顧客10件含む)が含まれていた。情報内容は、引落口座名(カナ)、引落し銀行コード、引落口座番号、請求金額等。西濃運輸は盗難事件として警察署に被害届を提出。監視カメラ情報を提供し、鋭意捜査をしているが発見に至っていない。同社は今後、業者間の情報伝送のWeb対応化、電子媒体送付時の貴重品扱い対応、データの暗号化対応等に早急に取組むとしている。
・リリース(イチネン)
http://www.ichinen.co.jp/ir/pdfs/20061227kojinjyoho_seinou.pdf
◎ スズキ自販関西、佐賀営業所で8,699名分の顧客情報を含むHDD盗難
スズキの子会社で自動車販売のスズキ自販関西(本社:大阪府守口市)は2006年12月27日、佐賀営業所(佐賀県佐賀市)で顧客・車両情報8,699件を記録したハードディスク(HD)が盗まれたと発表した。 同社によると、同月21日に事務所内のパソコンに接続し利用していたバックアップ用のHD 1台がなくなっていることが判明。捜索したが見つかなかったため、23日に盗難被害に遭ったものとして警察へ被害届を提出した。HDには93年9月以降に車両の購入、点検、整備、車検などを行った顧客8,699人分の氏名、住所、生年月日、性別、電話番号、車両登録番号、車体番号、車検期日、整備履歴が記録されているが、バックアップ情報は独自のシステムにより、そのままでは利用出来ない特殊な形式で保存してあるという。同社は、該当者に対し謝罪と説明の文書を年末までに発送、今後は情報管理体制の強化などの安全対策を講じ、再発防止に努めるとしている。
・リリース(スズキ自販関西)
http://www.sj-kansai.jp/oshirase/oshirase.htm
◎ 山口大学、保護者への文書送付時に名簿を誤封入、個人情報34名分が流出
山口大学(山口県山口市)は2006年12月26日、経済学部の学生と保護者の個人情報が誤封入により漏えいしたと発表した。漏えいしのは、経済学部諸会費納入依頼文書送付のための確認用名簿で、学生と保護者の個人情報17件34名分。情報内容は入学試験区分、依頼回数、学生氏名、保護者の氏名と住所、電話番号など。同月13日に経済学部から当該学部学生17名の保護者に諸会費の納入依頼文書を送付した際に、当該名簿を誤って封入してしまったという。同月19日に保護者からの連絡で判明し、調査の結果、送付した17名のうち13名に誤封入があったことがわかった。誤封入の名簿は、返送または廃棄を依頼した。また該当者に対し、事情説明と謝罪を行った。同大は原因は、送付作業時に確認を十分に行わなかったためとし、本事例を全職員に報告して注意を喚起。今後は研修会を開催するなどして再発防止に努めるとしている。
・リリース[PDF](お詫び)
http://ds0.cc.yamaguchiu.ac.jp/~soumuka/jyouhou/personal/report/2006/061226.pdf
◎ コスモスイニシア、販売物件情報を「TO」で送りアドレス106件流出
不動産業のコスモスイニシアは2006年12月26日に、同社九州支社(福岡市中央区)で顧客のメールアドレス121件が流出したと発表した。同月21日、販売物件情報のメールを複数の顧客に同時送信する際、送信先メールアドレスを非表示とすべきところ「TO」欄に入力し、表示した状態で送信して流出した。流出した顧客のメールアドレス121件のうち15件が配信不能で、実際に配信された件数は106件だという。当該顧客106件に対しては個別メールで謝罪するとともに、他の顧客のメールアドレスを削除するよう依頼している。同社は今後、個人情報の取り扱いについての勉強会を順次実施するなど、再発防止に万全を期するとしている。
・リリース(コスモスイニシア)
http://www.cigr.co.jp/cosmosinfo/news/2006/news146.html
◎ NHK、米国で取材中のディレクターが116人の個人情報を含むHDDを紛失
NHKは26日、米国で取材中の制作局ディレクターが、116名分の個人情報の入った外付けハードディスク(HD)を紛失したと発表した。NHKによると、現地時間12月18日、米国ボストンで番組取材中のディレクターがHDの入った鞄を紛失した。HDにはディレクタが担当し、2001年~2005年に放送された番組の出演者や取材対象者116名分の電話番号やメールアドレスなどが記録されていた。ディレクタは現地の警察に紛失届けを提出。該当者には25日夜より個別に連絡をとり、経緯の説明と謝罪を行っているという。
・リリース(NHK)
http://www3.nhk.or.jp/pr/keiei/otherpress/061226-001.html
◎ 山梨中央銀行、保存書類39万枚を誤破棄、本人確認記録書461名分を紛失
山梨中央銀行(本店:山梨県甲府市)は26日、保存書類約39万枚の誤破棄と、本人確認記録書461名分の紛失が、同行の内部調査で判明したと発表した。同行によると、保存期限満了前に誤って廃棄処分した書類は、税金・公共料金などの納付や両替を受付けた際の行内控帳票、推定約38万枚と、本人確認書88,032名分。顧客の氏名や住所電話番号などが記載されているが、同行の規定に従い溶解、焼却しており、外部への情報漏えいの可能性はない。紛失した本人確認記録書461名分についても、誤って処分した可能性が高く、外部への情報えいの可能性は低いという。同行では、保存方法を見直すなどして、顧客情報の管理の強化や取扱いの厳正化に努めるとしている。
・リリース[PDFファイル](山梨中央銀行)
http://www.yamanashibank.co.jp/data_file/store_file/temp_1167120131491.pdf