◎ 鳥取大医学部附属病院、患者105名分の個人情報含むUSBメモリ紛失
鳥取大学医学部附属病院は8日、患者の個人情報105名分を保存したUSBメモリーを、同院職員が紛失したと発表した。同メモリーに保存されていたデータは、職員が患者指導を行うために業務上作成したメモ的一覧で、患者氏名、患者番号、薬剤名、指導日、指導状況などが含まれていた。同院は当該患者に対し文書でお詫びと経緯説明をした。また、事態を厳粛に受け止めて個人情報の厳重管理に努め、再発防止に万全を期すとしている。・リリース[PDFファイル](鳥取大学医学部附属病院)
http://www.hosp.med.tottori-u.ac.jp/making/owabi070309.pdf
◎ JCB、カード番号を含む顧客情報1,524名分を記載した書類紛失
クレジットカード業務のJCB(本社:東京都港区)は7日、顧客情報1,524名分を記載した業務処理用の書類を同社社屋内で紛失したと発表した。紛失書類は顧客のポイントサービスの年間ポイントを記したリスト96枚で、カード番号、顧客氏名、住所、ポイント合計等が記載されていた。同リストはシステム部門で年1回自動作成され営業部門宛てに送られるもので、当該書類は2006年12月25日に営業部門担当者が受領し、今年2月26日に紛失が発覚した。調査の結果、受領した営業部門担当者が誤って他の不要書類とともに裁断廃棄した可能性が高く、社外へ流出した可能性は低いという。本件に起因した二次被害の形跡は確認されていない。同社は当該顧客に対してお詫びと状況説明をするとともに、本件に関する顧客からの問い合わせ専用ダイヤルを設置した。また、24時間365日の監視体制でカードの悪用・不正使用の防止に努め、万一、不正使用による被害が発生した場合は顧客に迷惑をかけないよう対応するとしている。
・リリース(ジェーシービー)
http://www.jcbcorporate.com/news/dr-642.html
◎ 東京電力、約47万名分の顧客情報を含むマイクロフィルム紛失
東京電力(本店:東京都千代田区)は7日、栃木、群馬、茨城、埼玉、神奈川、山梨、静岡の各県と東京都の一部地域で、顧客情報約47万名を含むマイクロフィルムを紛失したと発表した。情報内容は1999年から平成2004年までの一部期間での契約情報で、顧客氏名、住所、電話番号、口座番号、使用量、請求金額など。同社は先月、千葉支店で約11万名分の顧客情報を記録したマイクロフィルム紛失が発覚したことから、同社サービスエリア内の全ての事業所でフィルムの保管状況を緊急調査し、今回の紛失が判明した。ただちに各事務所内を捜索したが発見に至らず、7日に警察署へ紛失届けを提出した。同フィルムは契約情報を微細文字で記載したもので、専用機器がなければ判読困難だという。紛失情報が不正利用されたとの連絡や問い合わせはない。同社は社内で誤って廃棄処分した可能性が高いとしている。また、今後このような事態に至らぬよう、厳重・適正管理を徹底していく。
・リリース(東京電力)
http://www.tepco.co.jp/cc/press/07030701-j.html
◎ 日産プリンス静岡販売、車上荒らしで顧客情報354件含むリスト盗難
日産プリンス静岡販売(本社:静岡市駿河区)は7日、354件分の顧客情報を記載したリストが盗まれたと発表した。1日午後9時から2日午前8時の間に、同社沼津店(静岡県清水町)従業員の車が自宅駐車場にて車上荒らしにあい、同リストが入った鞄ごと盗まれたもの。リストには、顧客354件分の氏名、電話番号、車両情報等が記載されていた。同社は2日、沼津警察署に被害届を提出。該当する顧客にはすでに報告と謝罪を行った。同社では、個人情報が含まれる帳票類の社外への持ち出しは原則禁止しており、万が一持ち出す場合には、管理者の許可を得た上で常時携帯するよう規定していたという。同社では、全従業員に個人情報の紛失、盗難に対する注意を喚起するとともに、個人情報が含まれる帳票類の取り扱いについて再度徹底したとしている。
・リリース(日産プリンス静岡)
http://www.nissan-prince-s.co.jp/osirase/070307.html
◎ テイエフビー、顧客情報1,500件含むモバイルパソコン盗難
臨床検査薬等の製造販売を行うテイエフビー(本社:東京都豊島区)は7日、個人情報約1,500件を含む業務用モバイルパソコンが盗難にあったと発表した。盗難があったのは先月8日、東京都内の駐車場で、発覚後ただちに警察署に盗難届けを提出したが、まだ発見されていない。当該パソコンには、1,488件の顧客情報(取引先の名称、住所、電話番号、担当者氏名)と、顧客20名分のメールアドレスが保存されていた。現時点では顧客情報の不正使用等の事実は確認されていない。パソコンには2重のパスワードによる安全管理措置が施されており、今後も個人情報流出の可能性は低いという。同社は今回の事件を厳粛に受け止め、再発防止対策に万全を期していくとしている。
・リリース[PDFファイル](テイエフビー)
http://www.tfb-net.com/osirase_2.pdf
◎ クオークローン、個人情報記載の入会申込書や本人確認書類等40件分を紛失
消費者金融のクオークローン(本社:東京都千代田区)は6日、個人情報が記載された書類40件分を紛失したと発表した。紛失した書類は、クオークローン会員入会申込書、本人確認書類、受付票で、顧客の氏名、自宅住所、電話番号等が記載されていた。廃棄処分する書類に混入し、誤廃棄した可能性が高いという。同社は、該当顧客に事態説明とお詫びをし、二次被害等の発生を防ぐように対応している。現在のところ、当該個人情報が不正に使用された事実はない。同社は本件を厳粛に受け止め、作業管理の手順等を明確にする体制を実施し、顧客情報の取扱いに万全を期していくとしている。
・リリース(クオークローン)
http://quoqloan.jp/site/aboutus/news/news070306.html
◎ 東北労働金庫、案内メールを「TO」で送り顧客のアドレス185件流出
東北労働金庫(本部:仙台市青葉区)は6日、同金庫が保有する労働組合等団体会員のメールアドレス185件(うち、個人のアドレス34件含む)が、158団体会員に流出したと発表した。同金庫によると、1日午後に本部職員が新商品の案内文書をメールで送った際、BCCに入力すべきアドレスを誤ってTOに入力。185アドレスが他会員に見える形で送信された。同金庫ではただちに該当する会員宛に謝罪のメールを送り、当該メールの削除を依頼。3日午後までに、メールが届いた158団体から削除完了の連絡があったほか、6日までに職員が当該会員を訪問して謝罪し、メールの削除を確認した。同金庫では、再発防止のため、複数の顧客に対して情報提供メールを送付する際には、提供先毎に送付するか、宛先をBCCに入力することを周知徹底したとしている。
・リリース(東北労働金庫)
http://www.tohoku-rokin.or.jp/main02_topics83.html
◎ マウスコンピューター、システム不具合で顧客情報10万件が閲覧可能に
パソコンの製造、販売を行うマウスコンピューター(本店:東京都千代田区)は6日、システムの不備により、顧客の個人情報が流出した恐れがあることを発表した。同社によると、5日午後7時20分頃、HP上で特定の操作を行うと他の顧客の見積情報へアクセスできる旨、顧客から通知があった。同社では、事実を確認し、同7時40分にシステムの利用を停止。対策を行って、同9時10分にシステムを復旧した。閲覧可能となっていたのは、2003年6月20日から今年3月5日までに同社から製品を購入した顧客、10万6,775件分の氏名、住所、電話番号、指定配送先。クレジットカード番号等のセンシティブな情報は含まれていない。オーダーステータスシステム(発注状況確認システム)の不備が原因だが、不備発生の時期は確認できていないという。同社では、個人情報取扱に関する業務手順の見直しを図るなどして、再発防止に取り組むとしている。
・リリース[PDFファイル](マウスコンピューター)
http://www.mouse-jp.co.jp/company/news/2007/news_20070306_01.pdf
◎ 北海道電力、7,041名分の個人情報含むUSBメモリー紛失
北海道電力(本店:札幌市中央区)は6日、同社社員が7,041名分の個人情報含むUSBメモリーを紛失したと発表した。同メモリーには、取引先社員等の名刺情報366名分と、同社従業員6,511名とグループ会社従業員164名の個人情報が含まれていた。取引先社員等の名刺情報の内容は氏名、会社名、部署名、会社の住所、会社の電話番号等で、従業員の個人情報の内容は氏名、年齢、所属、役職等。紛失が判明したのは2月27日で、その後捜索を続けてきたが、6日時点では発見されていない。同社は該当者に対して紛失の事実説明と謝罪を順次行っている。また今後、再発防止に向け、管理を徹底していくとしている。
・リリース(北海道電力)
http://www.hepco.co.jp/info/2006/1173285_827.html
◎ 大東銀行、植田支店で個人情報402件含む帳票紛失
大東銀行(本店:福島県郡山市)は5日、同行植田支店(同いわき市)において、顧客の個人情報402件を含む書類を紛失したと発表した。同行によると、紛失が判明したのは4日午後5時頃。紛失したのは、1998年から2004年に扱った外貨両替票(売渡用及び買取用)の一枚目に当たる書類で、顧客402件分の氏名、住所、電話番号が記載されていた。同行は5日、金融庁等関係官庁へ事実関係を報告。同日中に該当する顧客を特定し、6日から該当顧客を個別に訪問して謝罪と説明を行うとしている。また、今回の事態を重く受け止め、早急に本件に関わる再発防止策を検討し、情報管理の厳格化を図るとしている。
・リリース(大東銀行)
http://www.daitobank.co.jp/document/lib/file_2007/20070305.htm
◎ 住友林業ホームテック、顧客や取引先の情報147件を含む携帯電話紛失
住宅リフォームを行う住友林業ホームテック(本社:東京都千代田区)は2日、同社技術部大阪直営グループの工事担当者が、顧客7名分の氏名、電話番号および取引業者担当者140名分の氏名、電話番号が登録された携帯電話を紛失したと発表した。2月27日、営業車両入替中に紛失したもので、直ちに警察署へ紛失届を提出したが、3月1日の時点では見つかっていない。同社では、該当する顧客と取引業者担当者に対して電話連絡や個別訪問を実施し、報告と謝罪を行っている。同社は今後、改めて携帯電話の使用ルールについての指導、紛失防止策の徹底を図り、個人情報に関する意識の徹底に努めるとしている。
・リリース(住友林業ホームテック)
http://www.sumirin-ht.co.jp/news/070302.html
◎ 首都高、アンケート依頼メールを「宛先」で送りアドレス191名分流出
首都高速道路(本社:東京都千代田区)は2日、メール送信の操作を誤りアンケート対象者191名のメールアドレスを流出したと発表した。流出したのは2日14時44分で、ETCキャンペーンに応募した顧客に対し、同社が実施する「高速埼玉線ご利用実態調査」のアンケート依頼を同社社員がメール送信した。その際、送信先を「BCC」とするべきところを誤って「宛先」としたため、メールを受信した顧客が他の顧客全員のメールアドレスを確認できる状態となった。同社では今回の件を真摯に反省し、社員教育を強化徹底して、再発防止に全力で取り組むとしている。
・リリース(首都高速道路)
http://www.shutoko.jp/news/info/owabi/index.html
◎ 呉工業高専、IT講習会受講者の個人情報を誤って学外公開、閲覧可能に
呉工業高等専門学校(広島県呉市)は2日、同校開催のIT講習会受講者の個人情報を含むデータがネットで閲覧可能な状態になっていたと発表した。発表によると、2月26日に講座受講者から同校に連絡があり発覚。同校はただちに当該ファイルを学外公開用サーバから削除し、Yahoo等の情報検索サイトのキャッシュインデックスを削除する手続きをとった。閲覧可能になっていたのは、同校が2002年11月30日と12月1日に実施したパソコンステップアップ講座受講者の「自己紹介ホームページ」で、受講者の個人情報が含まれていた。同校は当該講習会が終了した後、学内サーバで受講者データから不要な個人情報を削除する作業を行ったが、削除前の受講者データの消去を失念していた。その後サーバ管理者が誤って学外公開用サーバへ移したため、閲覧可能になってしまったという。同校は、教職員に対する指導・啓発を強化し、ホームページへの情報掲載方法について詳細な手順マニュアルを早急に策定し、再発防止に万全を期すとしている。
・リリース(呉工業高等専門学校)
http://www.kure-nct.ac.jp/annai/owabi.html
◎ 中国電力、14名分の個人情報含む電気料金請求書を紛失
中国電力は2日、同社広島支社(広島市中区)が集金業務を委託している集金員が個人情報14名分を含む電気料金請求書14通を紛失したと発表した。紛失情報は顧客名、住所、契約番号、電気料金。紛失したのは2月28日の夕方で、当該集金員が広島市南区で集金業務の途中、バイク後部の備付BOXに保管していた当該請求書を紛失したことに気付いた。当該集金員は同社へ連絡。当該集金員と同社社員6名が周辺を捜索したが、当該請求書は発見されていない。盗難の可能性も視野に入れ直ちに警察に被害届を提出した。現在、紛失に伴う事実関係を調査中だが、現時点で情報の不正使用等の事実は確認されていない。当該顧客に対しては、個別訪問のうえ説明と謝罪をしている。同社は全集金員に対する個人情報保護の教育を実施し、個人情報の記載された帳票類は常に携行することや、車内やバイクの備付BOX等への放置は行わないことを徹底するとしている。
・リリース(中国電力)
http://www.energia.co.jp/press/06/p070302-2.html
◎ 佐用郵便局、職員の自宅PCが感染、郵便貯金利用者219件の顧客情報流出
日本郵政公社近畿支社は2日、佐用郵便局(兵庫県佐用郡)の職員が自宅に所有するパソコンから、郵便貯金利用顧客の個人情報などがWinny(ウィニー)ネットワーク上に流出したと発表した。流出した情報は、2002年7月頃の郵貯の顧客情報219件。同職員は自宅で業務を行うため、同情報を含むデータを持ち帰っていた。職員は2年前にデータを削除したと申し出ていたが、今年2月27日に情報の流出が発覚した。当該顧客は特定できており、訪問などで謝罪と説明を行っている。同支社は同職員に対して処分を検討している。また、各郵便局に対し顧客情報の保護管理を徹底指導するとしている。
・リリース(日本郵政公社)
http://www.japanpost.jp/pressrelease/s09/kawase/070302_09301.html
◎ 日本金属、社員の自宅PCが感染、業務関係者の個人情報流出
ステンレスなど金属精密加工の日本金属(本社:東京都港区)は2日、同社社員の自宅所有パソコンから、関係者の個人情報と業務関連情報の一部がWinny(ウィニー)ネットワーク上に流出したと発表した。流出したのは同社員が自宅パソコンで送受信しているメールのデータで、関係者1名分の個人名と勤務先名、2名分(うち1名は同社社員)の個人名とメールアドレスのほか、業務関連ファイルなど。同社員は2005年1月頃から10月頃まで社内データをメールで自宅のパソコンに転送して業務を行っていたが、同パソコンがWinnyを介してウイルスに感染。転送情報の一部が流出したことが今年2月14日に判明した。同社では社内データの無許可社外持ち出しを制限している。現時点で情報の不正使用などは確認されていない。同社は関係者に事情説明と謝罪を行うとともに、情報持ち出しの要件を厳しくするなど再発防止策を講じるとしている。
・リリース[PDFファイル](日本金属)>
http://www.nipponkinzoku.co.jp/uploads/pdf/WINNYmc.pdf
◎ NHK、「のど自慢」出場者など1,269名分の個人情報含むパソコン一時紛失
NHK札幌放送局は2日、映像制作などのNHK北海道ビジョン(本社:札幌市中央区)が契約している制作会社社員が、1,269名分の個人情報を含むノートパソコンを紛失したと発表した。当該パソコンは4日に発見された。当該パソコンは同局内に限り使用を許可された同局のノートパソコンで、当該社員が局の番組制作のために無断で局外に持ち出し、3月1日に紛失の事実が判明した。紛失情報は「NHKのど自慢」出場者などの氏名や住所、電話番号など。当該パソコンには、起動時のパスワード設定などのセキュリティ対策がとられていた。同局では、パソコンの捜索を続けるとともに、2日に警察へ紛失届けを提出。4日に当該パソコンが宅配便で同局に送付され、発見に至った。同局は関係者には謝罪と事情説明を行っている。また、関連団体も含めて個人情報の管理について再点検し、情報の取扱いによりいっそう注意するとしている。
・リリース(NHK札幌放送局、NHK北海道ビジョン)
http://www.nhk.or.jp/pr/keiei/otherpress/070302.html
・リリース(NHK札幌放送局、NHK北海道ビジョン)
http://www3.nhk.or.jp/pr/keiei/otherpress/070304.html
◎ 山口三菱自動車販売、495名分の顧客情報含むノートPC盗難
山口三菱自動車販売(本社:山口県防府市)は1日、顧客情報495件を含んだノートパソコンが盗まれたと発表した。同社によると、2月26日午前9時から午後8時30分の間に、同社防府本店の営業スタッフ宅に何者かが侵入。当該ノートパソコンが盗まれた。パソコンには年賀状を作成する目的で顧客495名分の氏名と住所が記録されていた。暗号化ソフト等によるデータ保護は施されていなかったという。現在までに、情報の不正使用等の事実は報告されていない。同社は、該当する顧客に電話とダイレクトメールにて謝罪と説明をしている。また今後、顧客情報の取り扱いに対する重要性について教育を再徹底し、再発の防止に全力をあげて取り組むとしている。
・リリース(山口三菱自動車販売)
http://www.yamaguchi-mitsubishi.co.jp/
・リリース(三菱自動車)
http://www.mitsubishi-motors.co.jp/pressrelease/j/corporate/detail1601.html
◎ JTB首都圏、クレジットカード情報14名分を含む30名分の個人情報紛失
旅行代理店のJTB首都圏は1日、新横浜支店(横浜市港北区)で個人情報30名分を含むクレジットカード利用票などを紛失したと発表した。同支店にて2月26日に定例の月末の精算作業を実施する際に、クレジットカード利用票14名分など、個人情報合計30名分を含む書類などを紛失していることが判明。当該支店内および同社精算セクションなどを捜索したが、現在発見に至っていない。紛失発生後の顧客の被害や第三者からの接触の有無は現時点で確認されていない。当該顧客には連絡し、説明と謝罪を行った。同社では今回の事故を厳粛に受け止め、早期発見が可能な仕組み作りや業務フローの見直しなど、再発防止に向けた再徹底を全社で行うとしている。
・リリース(JTB首都圏)
http://www.jtb.co.jp/information/apology.asp
◎ 三菱UFJ信託銀行、再委託先元社員の私有PCから顧客情報数十名分流出
三菱UFJ信託銀行(本店:東京都千代田区)の顧客データがShare(シェア)ネットワーク上に流出していたことが明らかとなった。同社によると、2000年ごろにシステム開発を委託していた会社の再委託先元社員が所有するパソコンに、顧客番号などを含むデータ数十名分が残っており、今回の流出となった。当該データには、顧客の氏名や住所等、個人を特定できるような重要情報は含まれていない。また、データが不正に利用された事実は確認されていないという。同社では、該当する顧客に、個別に謝罪と経緯説明を行っている。
・リリース(三菱UFJ信託銀)
http://www.tr.mufg.jp/ippan/about/gaibu.html
◎ 東京理科大学、学生と卒業生8,800名分の個人情報を含むHDD盗難
東京理科大学(東京都新宿区)は3月1日、学生と卒業生約8,800名分の個人情報を記録した外付けハードディスク(HDD)を紛失したと発表した。同大によると、薬学部の教員が先月24日の帰宅途中、電車内でHDDの入ったカバンを盗まれた。26日に報告を受けた同大が対策委員会を設置し聞取り調査を行ったところ、盗まれたHDDには薬学部の卒業生約8,000名分の住所、氏名などが記載された名簿、在校生800名と卒業生1,200名分の成績、当該教授が送受信した電子メールなどが含まれていることが判明。文部省に報告するとともに、この日記者会見を開いて事実を公表した。同大では盗難の10日ほど前に、全教職員に対して「学生個人情報の管理について」と題する文書で注意を呼びかけたばかりだったという。同大は今後、管理体制を見直すとともに、研修会などを通じて学内の教職員に注意を呼びかけるなどし、再発防止と信頼回復に努めるとしている。
・リリース(東京理科大学)
http://www.sut.ac.jp/news/2006/0301.html