◎ りそな銀行、27支店で顧客情報含む伝票綴り等の資料を約98万件紛失
りそな銀行(本店:大阪市中央区)は9日、伝票綴りやATM利用記録など顧客情報約97万6,000件を紛失したと発表した。顧客情報管理の厳正化のため、各営業店で保管していた顧客情報の資料をセンターへ集中管理する過程で、27の支店で紛失が判明したもの。紛失情報の内訳は、氏名、住所、口座番号、取引金額などを記した「伝票綴り」が5支店で2,395件。氏名、口座番号、取引金額などを記録した「ATMジャーナル」(ATM利用記録)が18支店で96万1,000件。氏名、住所、金額などを記した「税公金納付書控え」が5支店で1万2,000件。内部調査の結果、これらの資料は誤って廃棄した可能性が高く、外部流出の可能性はきわめて低いという。これらの紛失書類に関して、不審な要求や照会はない。同行は今回の事態を真摯に受け止め、再発防止に向けて顧客情報の徹底管理に努めていくとしている。
・リリース[PDFファイル](りそな銀行)
http://www.resona-gr.co.jp/holdings/news/newsrelease/pdf/190709_1a.pdf
◎ 鹿児島銀行、個人情報198名分を紛失、誤廃棄した可能性
鹿児島銀行は9日、同行武町支店(鹿児島県鹿児島市)で顧客の個人情報198名分を記載した「貯蓄預金印鑑票」の綴り1冊を紛失したと発表した。当該書類は預金口座を開設する際に顧客が提出する取引印の登録用書類で、顧客の氏名、住所、口座番号、生年月日、印影などが記載される。紛失した当該綴りには、1998年9月から1999年12月にかけて、貯蓄預金口座を開設した顧客の情報が記載されていた。当該綴りを収納していたキャビネットを新しいキャビネットに入れ替える際、当該綴りを収めたまま、誤って業者に渡してしまった可能性が高い。当該キャビネットはすでにスクラップ処理済みで、外部へ情報が流出した可能性は極めて低いという。現在までに、顧客からの照会や問題となる事象は生じていない。同行は、連絡がとれる当該顧客に対し、紛失情報の内容を通知して謝罪している。また、今回の事態を重く受け止め、顧客の情報管理を徹底するとともに、全ての書類の取扱いの厳正化に取り組むとしている。
・リリース(鹿児島銀行)
http://www.kagin.co.jp/001_info/001_200/20070709.html
◎ JR東日本スポーツ、スポーツ施設の顧客情報含む法人利用券など166名分紛失
スポーツ施設「ジェクサー・フィットネスクラブ」運営のJR東日本スポーツは6日、同フィットネスクラブ大井町店(東京都品川区)で使用済みの法人会員利用券166名分を紛失したと発表した。紛失書類は2007年6月1日から同月10日の間に同クラブを利用した法人会員が提出した「法人会員利用券」76名分と、「法人会員利用受付カード」90名分。紛失情報は利用顧客の氏名、会社名で、「法人会員利用受付カード」には電話番号、利用日も記入されている。当該利用券は事務所内の机の引き出しに収めて管理をしていたが、リニューアル工事で机を廃棄した際、誤って一緒に廃棄された可能性が高い。同社は当該顧客に対し、館内に事情説明と謝罪を掲示するとともに、来館時に個別に謝罪と説明を行う。また、再発防止のために、今後法人利用の管理方法を変更し、個人情報管理を徹底的に見直して再発防止を図るとしている。
・リリース[PDFファイル](JR東日本スポーツ)
http://www.jexer.co.jp/info.pdf
◎ 七十七銀行、総合口座利用申込書472先分を紛失
七十七銀行(本店:仙台市青葉区)は6日、同行高砂支店(宮城県多賀城市)において、顧客情報を含む「総合口座(おとりまとめサービス付)利用申込書」を紛失していたことを明らかにした。紛失が判明したのは6月22日。同店の職員が、当該文書の綴りが所定の場所にないことに気づいた。当該申込書には、472先の氏名、住所、口座番号等が記載されている。同行によると、内部調査の結果、5月31日に同店営業室内において保管期限を経過した他の文書とともに、誤ってシュレッダーにより処分した可能性が極めて高いことが判明。顧客の情報が外部に流出する懸念はないという。同行では、該当する顧客に個別に謝罪し、事実関係の説明をするとしている。また、保存期間経過後の文書を処分する際、管理者による現物確認と立会いを行うよう徹底するとともに、文書処分にかかる管理ルールを厳格化するとしている。
・リリース[PDFファイル](七十七銀行)
http://www.77bank.co.jp/nto/pdf/07070602.pdf
◎ 横浜市立岡津小、児童197名分の個人情報含むUSBメモリー紛失
横浜市は6日、市立岡津小学校(同市泉区)で、3年担任の女性教師(35歳)が児童197名分の個人情報が入ったUSBメモリーを紛失したと発表した。紛失したのは、現3年生の昨年度(2年生時)の175名分の児童氏名、性別、住所、保護者氏名、電話番号、兄弟関係。および、前任校である下瀬谷小の現5年生が3年時の22名分の児童名簿、氏名の記載のない成績関係情報、住所録、電話連絡網。同教師がUSBメモリーを入れた筆箱の紛失に気づいたのは6月25日で、校内や自宅等を探したが発見できず、翌日、副校長に筆箱の紛失を伝えた。このときUSBメモリーが入っていることは伝えなかった。その後探索を続けたが見つからず、同教師は7月5日、校長に初めて筆箱にUSBメモリーが入っていたことを報告した。校長は翌日、教育委員会にUSBメモリーの紛失の事実を報告し、泉警察署へ紛失届を提出した。同校は関係児童・保護者に謝罪している。今後は個人情報取扱いの徹底を図るため、継続的研修を実施し、再発防止に努めるとしている。
・リリース(横浜市)
http://www.city.yokohama.jp/ne/news/press/200707/20070706-022-2251.html
◎住宅金融支援機構、顧客情報含む書類1枚紛失、昨年度の紛失等は30件288名分
住宅金融支援機構(旧住宅金融公庫、本店:東京都文京区)は6日、顧客の個人情報が記載された「現場審査に関する通知書」1通を紛失したと発表した。4日、同機構北海道支店において、担当部署内で受け渡し中に紛失したもの。通知書は財形持家転貸融資に関するもので、顧客1名の氏名、住所、住宅建築場所、取扱金融機関名等の情報が記載されていた。同機構では、独立行政法人「雇用・能力開発機構」より、財形持家転貸融資関連業務の一部について委託を受けている。住宅金融支援機構は、顧客と「雇用・能力開発機構」に事実を説明し、謝罪。今後は再発防止に向け、顧客情報が記載された書類の取扱いルールを再徹底し、情報管理の強化に努めるとしている。また同機構は同じく6日、昨年度に発生した顧客情報紛失、流出事故についても公表。30件、288名分の個人情報について、紛失(18件)や誤送信(9件)、誤廃棄などしていたことを明らかにした。
・リリース(住宅金融支援機構)
http://www.jhf.go.jp/topics/h19/topics_20070706.html
◎ 福岡大学、人文学部の教員が学生233名分の個人情報含むUSBメモリ盗難
福岡大学(福岡市城南区)は6日、同大の教員が盗難にあい、学生の個人情報233名分を保存していたUSBメモリーを入れたバッグを奪われたと発表した。盗難があったのは4日、同大人文学部教員が帰宅途中に立ち寄ったスーパーの駐車場で、施錠して車内に置いていたバッグが盗まれた。当該教員は所轄署に被害届を提出したが、発見には至っていない。USBメモリーに保存されていた情報は、同大のゼミ生13名分の氏名、住所、携帯電話番号、メールアドレス。非常勤先の大学の小テスト10名分の学籍番号、氏名。同大で担当している授業の出席簿110名分の学籍番号、氏名、出席情報。非常勤先の大学で担当している授業の出席簿約40名分の学籍番号、氏名、出席情報。両大学の学生が提出した小テスト約60名分の学籍番号、氏名、評点。現在、個人情報の流出にかかる不正使用や被害等の事実は確認されていない。同大は個人情報の外部への持ち出しは原則として禁止している。同大は再発防止のため、教職員に対して個人情報の保護について周知徹底を図り、個人情報の適正管理に努めていくとしている。
・リリース[PDFファイル](福岡大学)
http://www.fukuoka-u.ac.jp/home/news/kojin.pdf
◎ そごう横浜店、インナーウェア売り場で70名分の顧客名簿紛失
そごう横浜店(横浜市西区)は5日、同店のインナーウェア売り場において、顧客名簿の一部を紛失したと発表した。当該名簿には、同売り場で商品を購入した顧客20名の氏名と住所、同じく50名の氏名、住所、電話番号、生年月日が記載されていた。同店によると、名簿が外部に流出した可能性はきわめて低く、廃棄された可能性が高いという。また、現時点までに第三者に情報が流出した事実は確認されていない。該当する顧客はすべて特定済みで、同店では個別に謝罪と報告を行っている。また同店は、今回の事態を厳粛に受け止め、再発防止のため個人情報の管理体制を強化するとしている。
・リリース(そごう横浜店)
https://www2.sogo-gogo.com/message_yokohama.html
◎ 横浜市金沢区、8名分の要介護認定調査依頼書一式を誤送付
横浜市金沢区は4日、個人情報を含む要介護認定調査依頼書一式を誤送付したと発表した。発表によると3日、同区サービス課の職員が、A施設に送るべき当該書類を誤ってB施設宛のバイク便の袋に入れて送付。4日に送付を受けたB施設の職員が誤送付に気づき、同課へ連絡した。同課では同日、B施設を訪問して書類を回収し、A施設へ届けている。誤送付した書類は要介護認定の調査対象者名簿、認定申請書写、前回調査資料などで、調査対象者8名の氏名、介護保険証番号を含んでいた。同区では依頼文書を発送する際、依頼文作成者と他職員によるダブルチェックを行っていたが、今回は他職員による確認の後に当該書類を袋に追加していたという。同区では今後、バイク便の袋に文書を入れる際には袋記載の施設名と書類の宛先が合っているかを確認することと、追加で文書を入れる際にも必ず他職員が確認することを徹底するとしている。
・リリース(横浜市金沢区)
http://www.city.yokohama.jp/me/kanazawa/03houdou/070704.html
◎ JTBトラベランド、廃棄処理依頼の旅行申込書1,779件をヤマト運輸が紛失
旅行業のJTBトラベランド(本社:東京都中央区)は4日、顧客情報を記載した旅行申込書1,779件を廃棄処理の途上で紛失したと発表した。発表によると、同社の広島アルパーク店が6月11日、ダンボール1個分の書類の廃棄処理をヤマト運輸の「機密文書リサイクルサービス」に依頼した。当該ダンボールは、引き受け窓口となったヤマト運輸井口明神宅急便センターから、溶解処理を行う北九州支店に届けられるはずだったが、同月14日、同支店には届いていないことが判明。ヤマト運輸社内で捜索を行ったが発見されず、同月28日に広島アルパーク店へ紛失した旨の連絡が入った。紛失したダンボールに入っていた文書は、広島アルパーク店で受け付けた、2006年2月から4月出発の旅行申込書の一部1,779件で、名前、住所、パスポート番号などが記載されていた。同社とヤマト運輸は当該顧客に対し、お詫びと報告をしている。
・リリース(JTBトラベランド)
http://www.jtb-tl.com/news/news0703.html
・リリース(ヤマト運輸)
http://www.yamato-hd.co.jp/news/h19/h19_27_01news.html
◎ 北陸農政局福井農政事務所、メールを「TO」で送りアドレスのべ84件流出
北陸農政局福井農政事務所(福井県福井市)は4日、メールの誤送信が2件発生し、のべ84件のアドレスが流出したことを明らかにした。同事務所によると、誤送信の対象となったのは「食育ネットほくりく」の会員で、メールアドレスを登録している人。1件目は6月5日に発生。「食事バランスガイド実践週間」の案内をアドレス登録者40名に送る際、「BCC」で送るべきところを「TO」で送ってしまった。2件目は7月2日、「食育ネットほくりく」のメールマガジンを所内の「食育推進チーム構成員」宛てに「TO」で送信しようとしたところ、誤って「食育ネットほくりく」会員44名宛てに「TO」で送信してしまった。このため、2回とも会員間で互いのメールアドレスを知りえる状態となった。同事務所では、メールアドレスの第三者への流出を防ぐため、該当者に対し、誤送信したメールアドレスの削除を依頼した。また、今回の誤送信を深く反省し、再発防止のため管理体制の見直しなどを行うとしている。
・リリース[PDFファイル](北陸農政局福井農政事務所)
http://www.fukui.info.maff.go.jp/pdf/0704press.pdf
◎ 福山市民病院と香川県立中央病院、医師の私有PCから患者情報約500名分流出
福山市民病院は3日、同院の内科に勤務する男性医師(28歳)の私有パソコンからファイル共有ソフトのWinny(ウィニー)を介して、患者の個人情報約200名分がネット上に流出したと発表した。同時に、同医師が2005年5月から今年3月まで勤務していた香川県立中央病院の患者の個人情報299名分も流出したと見られており、流出情報は2病院合計で約500名分に上る。同医師は今年6月28日に開催された研究会の発表に利用するために当該データを持ち帰り、当該パソコンに保存。当該パソコンがWinnyウイルスに感染し当該情報が流出した。当該パソコンには同医師が県立中央病院から退職時に持ち出した患者情報も含まれていた。流出情報は患者名、年齢、入退院日、病名などの診断情報。福山市民病院が今月3日午後に外部からの連絡を受けて内部調査し、流出の事実が明らかになった。市民病院では再発防止のために、患者の個人情報の取り扱いと法令の遵守を徹底するとしている。県立中央病院は当該患者および家族に電話で謝罪するとともに、職員に対して情報管理の徹底を図るとしている。
・リリース(福山市民病院)
http://www.city.fukuyama.hiroshima.jp/shimin-byouin/topics/topics-1.html#topics1-070703
・香川県立中央病院
http://www.chp-kagawa.jp/
◎ ペンタックス、メール誤送信で顧客のアドレス323件流出
カメラや医療機器を扱うペンタックス(本社:東京都板橋区)は3日、メール誤送信に
より顧客のメールアドレス323件が流出したと発表した。誤送信は2日午前10時5分に発生。同社の内視鏡関連情報を提供する医療関係者向けサイト「PENTAX ENDOSCOPIC SITE」で、サイトリニューアルの通知を顧客に一斉配信した際、誤って受信者すべてのメールアドレスを表示した状態で配信した。流出したのはメールアドレス323件のみで、その他の情報は流出していない。同社では、同日午後3時40分に該当者へ事態を通知し、謝罪。また、誤送信したメールの削除を依頼した。これまでに、メールアドレスの不正使用の事実は確認されていない。同社では今後、メール一斉配信に際して、個々のメールアドレスを表示しない設定で送信することを周知徹底するとしている。また、システム変更を含めた管理体制の見直しと、社員に対する個人情報保護の重要性の教育を再度徹底し、再発防止に努めるとしている。
・リリース(ペンタックス)
http://www.pentax.co.jp/japan/news/announce/20070703-02.html
◎ ミサワホーム東京とミサワホームイング東京、車上荒らしで顧客情報526件盗難
住宅建築のミサワホーム東京(本社:東京都杉並区、以下ホーム社)と、同社の関連会社で住宅リフォームのミサワホームイング東京(本社:東京都杉並区、以下ホームイング社)は2日、両社が業務を委託しているキクチホームサービスの従業員が車上荒らしにあい、顧客情報を含む書類の入った鞄が盗まれたと発表した。盗まれたのは6月25日で、顧客宅で作業中、顧客宅の車庫に駐車していた車が荒らされた。紛失したのは、ホーム社の顧客300件とホームイング社の顧客210件の氏名、住所(市区まで)を含むスケジュールノート1冊と、ホーム社の顧客16件の氏名、住所、電話番号等を含むアフターメンテナンス関連書類2種13部。両社は、該当する顧客に書面で事実関係を通知し、謝罪。監督官庁の国土交通省・経済産業省に事故の内容を報告した。両社は今後、委託先への監督の強化、監査の実施や、個人情報の外部持ち出し制限の再徹底など個人情報管理体制の強化を図り、再発防止に努めるとしている。
・リリース[PDFファイル](ミサワホーム東京)
http://www.misawa.co.jp/legal/pdf/070702t.pdf
・リリース[PDFファイル](ミサワホームイング東京)
http://www.misawa.co.jp/legal/pdf/070702h.pdf