◎ 料飲専門家団体連合会、同報メールを「CC」で送りアドレス276件流出
「きき酒」など資格認定の料飲専門家団体連合会(東京都北区)は7月19日、メールの送信操作を誤り、資料請求者のメールアドレス276件を流出したと発表した。同連合会によると、7月18日12時01分、「7月きき酒師および焼酎アドバイザー講習会」の資料を請求した276名(うち17件はアドレス不備にて未送信)のメールアドレスを、本来は「BCC」欄に指定すべきところ、「CC」欄に指定。当該メールアドレスを表示した状態で送信した。同日、顧客から経緯説明を問う連絡を受けて事態を確認。当該顧客には謝罪メールを送信して当該メールの削除を依頼した。被害などの連絡はない。同連合会では事態の再発を防ぐため管理・対応に努めるとしている。
・リリース(料飲専門家団体連合会)
http://www.fbo.co.jp/modules/sitenews/index.php?page=article&storyid=148
◎ 静岡市、なりすまし請求で戸籍証明書を騙し取られる
静岡市は19日、同市に本籍があると名乗る男性に正式な手続きをとらずに戸籍証明書を交付したと発表した。同市によると先月11日、男性から「国民健康保険証がなくて困っているので戸籍証明書をすぐに郵送してほしい」との問い合わせがあった。本人を疑う矛盾点はなく緊急性があると判断したため、正式な請求手続を後で行うことを約束した上で当該証明書を交付。その後繰り返し電話をしたが男性と連絡がとれず、今月13日に他県の警察署から照会があり、なりすまし請求だったことがわかった。市は理由のいかんに関わらず電話請求による戸籍証明書の交付は行わないよう、職員に徹底するとしている。
・リリース(静岡市)
http://www.city.shizuoka.jp/deps/kusei/kusei.hot.4190719.html
◎ 志學館中等部・高等部、全校生徒631名の名簿など流出
私立志學館中等部・高等部(鹿児島県鹿児島市)は19日、今年度の全生徒の名簿や過去の入試情報の一部がインターネット上に流出したと発表した。流出した名簿には、中・高等部の全生徒691名の氏名と保護者名、住所、電話番号が、入試情報には中等部の受験者数百名分の氏名や成績、合否結果などが記載されていた。流出したデータは今年4月、同校職員が自宅で作業を行うために私有パソコンに保存して持ち帰っていたもので、今月16日ごろにウイルスに感染し、Winnyネットワーク上に流出したものとみられる。18日に県などから連絡があり流出が判明した。同校では23日に保護者会を開き、経緯を説明して謝罪。今後は、情報管理を徹底し再発防止に努めるとしている。
・リリース(志學館 中等部・高等部)
http://blog.goo.ne.jp/shigakukan_2007/e/bc1e433ba7f5fe6a9a7cec458a459934
◎ 大阪府立成人病センター、勤務医が患者情報213件を含むPC紛失
大阪府立成人病センター(大阪府東成区)は17日、患者情報が入ったパソコンを紛失したと発表した。同センターによると、13日午後6時30分ごろ、同センターに勤務する医師が帰宅途中、パソコン入りのカバンを阪急電車内の網棚に置き忘れたまま下車。午後7時ごろに気がつき、下車した豊中駅と豊中警察署へ届け出たが、見つかっていない。紛失したパソコンには、2003年6月以降に胃の内視鏡検査を受けた患者のうち213名分の氏名、性別、年齢、ID番号、生年月日や検査・治療所見等が保存されていた。パソコンの起動には複雑なパスワードの入力が必要。また、氏名、生年月日、性別以外の情報は、記号や符号で表記されている。同センターでは15日、該当する患者へ説明と謝罪の文書を送付。17日に問い合わせ窓口を設置するとともに、全職員へ今回の経過と再発防止について周知した。また今後、各職員ごとの個人情報管理状況のチェックリストを作成し、個人情報保護に関する規定遵守の徹底を図るとしている。
・リリース[PDFファイル](大阪府立成人病センター)
http://www.mc.pref.osaka.jp/oshirase/20070717.pdf
◎ 埼玉りそな銀行、税金や公共料金の領収済通知書9枚を紛失
埼玉りそな銀行(本店:さいたま市浦和区)は17日、同社幸手支店(埼玉県幸手市)が、店内作業の過程で顧客情報を記載した書類を紛失したと発表した。紛失が判明したのは10日で、紛失書類は幸手市に納付する市県民税、固定資産税、水道料金等の領収済通知書7名分、9枚。当該書類には納付者の住所、氏名、納付額等が記載されていた。同行によると、該当顧客と関係機関にはすでに謝罪と説明を行い、了承を得ている。また、紛失した書類が社外に流出した可能性はきわめて低く、当該情報の不正使用等の事実は確認されていないという。同行では、今回の事態を真摯に受け止め、再発防止に向け、顧客情報の管理をさらに徹底するとしている。
・リリース[PDFファイル](埼玉りそな銀行)
http://www.resona-gr.co.jp/holdings/news/newsrelease/pdf/190717_2a.pdf
◎ デビュー、設定ミスで顧客のメールを登録会員に配信
アパレル製品の企画・製造・販売を行うデビュー(神戸市中央区)は7月16日、返送先の設定ミスで、顧客のメールを登録会員に配信していたと発表した。会員宛てに複数のメールが送られてくるとの連絡を受けて発覚。調査を行ったところ、同社の返送先設定ミスにより、顧客がショップ宛てに返信したメールが登録会員に送られてしまう事態を引き起こしていたことが判明した。同社は今後、二度とこのような事態を招かないように個人情報の管理と社員教育を徹底していくとしている。
・リリース(デビュー)
http://debutto.jp/blog/2007/07/post_81.html
◎ 横浜市戸塚区、2名分の医療給付申請関係書類を取り違えて送付
横浜市戸塚区は14日、書類の誤送付により個人情報が漏洩したと発表した。区によると11日、「18年分確定申告書(控)の写し」をA氏に、「特定疾患医療受給者証交付申請書(本人控)」をB氏に送付するところ、それぞれの書類を誤って封入し、発送してしまった。13日、A氏から同区サービス課に連絡があり、誤送付が判明。同日、A氏とB氏の自宅を訪問し、謝罪の上、誤送した書類を回収して正しい書類を届けた。それぞれの書類には、氏名、住所、電話番号のほか、A氏については2006年の総所得額、所得税額が、B氏については障害者手帳の等級が記載されていた。区では郵便物を発送する際、封入前に二重チェックを行う原則だったが、今回はこれを怠っていた。区では今後、個人あてに発送するすべての書類に対して、二重チェックの実施を徹底するとしている。また、職場研修等を通して、個人情報取扱いの重要性を再度徹底するとしている。
・リリース(横浜市)
http://www.city.yokohama.jp/ne/news/press/200707/20070714-013-2326.html
http://www.city.yokohama.jp/me/totsuka/press/h19/iryougosouhu.html
◎ 日旅サービス、業務委託先がクレジットカード売上票や保養所申込書329件紛失
旅行業の日旅サービス(本社:東京都港区)は14日、業務を委託しているニュークリエイティブエンタプライズが、個人情報が記載されたクレジットカード売上票327件と契約保養所申込書2件を紛失したことを明らかにした。どちらも日旅サービス五反田営業所(東京都品川区)で6月に受け付けた分。委託先内をくまなく探したが発見できず、同社では、他の廃棄物とともに焼却したと見ている。同社は該当顧客に連絡をとって説明を行う。また、カード利用者で同社から連絡がとれない場合は、カード発行会社から連絡する。同社は今後、顧客の個人情報の安全管理を強化し、業務委託先には再発防止を強く要請し、いっそうの管理徹底を行うとしている。
・リリース(日旅サービス)
http://www.tabidepa.jp/
◎ 横浜市、環境創造局温暖化対策課保有の市民情報約7,500件含むHDD紛失
横浜市は11日、市民の個人情報約7,500件を含むハードディスクドライブ(HDD)の紛失が判明したと発表した。同市の環境創造局温暖化対策課の共有データをバックアップするためのHDDで、同課の全業務で使用しているほとんど全てのデータが保存されており、その中に同課業務に関係する市民約7,500件の個人情報も含まれていた。情報内容は、氏名、住所、電話番号、年齢、メールアドレス、取得資格、口座番号、補助金額(住宅用太陽光発電システム)。同HDDの存在を最後に確認したのは6月22日で、担当者が勤務終了時に同HDDの電源を切っている。7月5日に担当者が同HDDの紛失を発見したが、もう1人の担当者が休暇中で、出勤後に確認することとした。10日に担当者2名がそろい、同HDDの紛失を確認。加賀町署に盗難届を提出した。今回の紛失で個人情報が流出したかどうかは不明だが、同市は該当市民に対し、電話や文書で紛失の事実告知と謝罪を行う。また、今回の紛失原因は、HDDを鍵のかかる書庫等に保管するなど盗難防止対策をとっていなかったこととし、今後は盗難防止対策を徹底するとしている。
・リリース(横浜市)
http://www.city.yokohama.jp/me/kankyou/kisha/h19/070711-1.html
・リリース(追加資料)(横浜市)
http://www.city.yokohama.jp/ne/news/press/200707/20070711-020-2290.html
◎ 東京商工会議所、セミナー案内FAXで会員企業1社の融資資料の一部を誤送信
東京商工会議所(東京都千代田)は10日、荒川支部で、会員に対してセミナーの案内を同報FAXで送信した際に、会員企業1社の融資関連資料の一部を誤って一緒に送信したと発表した。同会議所は関係者にお詫びをしている。また、今回の不祥事を真摯に受け止め、これまでのセキュリティ体制に加え、今後、原稿確認作業を行わないとFAX送信ができない仕組みの導入などの対策を講じ、再発防止に全力をあげるとしている。
・リリース(東京商工会議所)
http://www.tokyo-cci.or.jp/side_m/owabi_190710
◎ 国保おいらせ病院と横須賀市立うわまち病院、内科医のPCから患者情報1,343件流出
国保おいらせ病院(青森県おいらせ町)と、横須賀市立うわまち病院(神奈川県横須賀市)の患者情報計1,343件が、両病院に過去に勤務していた男性内科医(35歳)のパソコンから、Winny(ウィニー)ネットワーク上に流出していたことがわかった。同内科医は2001年度と2002年度においらせ病院(当時百石病院)に、2003年にうわまち病院に勤務していた。流出はウイルス感染によるもので、感染し流出した時期は7月1日頃と見られる。おいらせ町によると、1999年度~2002年度に旧百石病院で診療を受けた1,231名、のべ1,337件のデータが流出。データには、患者の氏名、年齢、性別や、一部については病名や症状も含まれていた。また、うわまち病院では、2003年に診療を受けた患者のデータ6件が流出。データには氏名、生年月日、症状詳記が含まれていた。厚生労働省が10日、内科医が現在勤務する伊東市民病院(静岡県伊東市)へ流出の事実を指摘し、今回の流出が明らかとなった。
・リリース(横須賀市立うわまち病院)
http://www.jadecom.or.jp/jadecomhp/uwamachi/html/topics/index_8.html