◎ 中部電力、電気工事店の電話番号約70件など登録した移動通信端末紛失
中部電力(本店:名古屋市東区)は9日、同社豊川営業所(愛知県豊川市)において、各従業員に配備している業務用の移動通信端末機のうち1台を紛失したと発表した。紛失が判明したのは7日午後7時30分頃。従業員が、同日午後6時30分頃まで同営業所内で当該端末を使用していたが、その後、紛失に気付いたという。端末には、電気工事店の連絡先氏名と電話番号約70件が登録されていた。9日までに、情報紛失による被害の申し出はない。端末はIP-PHS機で、同社事業場内でのみ使用が可能になっている。同社では、関係者に対し事実説明と謝罪を行っている。また、全従業員に対して発生事象を周知し、情報保護の意識を高め、適正管理を徹底するとしている。
・リリース(中部電力)
http://www.chuden.co.jp/corpo/publicity/press2007/0809_4.html
◎ 大阪簡易裁判所、別事件の裁判記録を弁護人に誤交付
大阪簡易裁判所において、別事件の裁判記録を弁護人に誤交付していたことが分かった。奥村徹弁護士の9日付けのブログによると、裁判記録の複写を同裁判所へ申請したところ、申請分の記録以外に別事件の記録300枚が交付されたとしている。この記録には前科調書、戸籍謄本、関係者の供述などのセンシティブ情報が記載されていた。同弁護人が気づいて同裁判所へ連絡し、同記録は書記官により回収された。大阪地方裁判所は、担当した書記官が申請を受けた事件と別のファイルまで誤って持ち出して司法協会に渡してしまったことが原因とし、謝罪の言葉を述べている。
・ブログ(奥村徹弁護士の見解)
http://d.hatena.ne.jp/okumuraosaka/20070809/1186655850
◎ アクサ生命保険、営業担当社員が顧客情報674件含む鞄を紛失
アクサ生命保険(本社:東京都港区)は8日、同社の営業担当社員が顧客情報の入った鞄を紛失したと発表した。紛失したのは6日。福岡市内で営業途上に鞄を置き忘れたもので、直後に警察へ届け出た。鞄には、顧客データ670件を含むノートパソコンと、同じく4件を含む保険設計書等の書類が入っていた。データには、顧客の氏名、住所、電話番号等が含まれている。パソコンには暗号化ソフトがインストールしてあり、情報が保護されているという。現時点では、外部者による情報の不正使用は認められていない。同社では、該当する顧客へ個別に報告と謝罪をするという。また鞄の発見に全力を尽くすとともに、顧客情報管理・監視体制の一層の強化を図るとしている。
・リリース(アクサ生命保険)
http://www2.axa.co.jp/newinfo/release/news_01.html
◎ 東京テアトル、委託先元従業員の私有PCから顧客情報1万9,714名分流出
東京テアトルは3日、同社が運営する池袋ホテルテアトルのWeb予約システムの委託先で、比較.comの子会社であるプラスアルファ(本社:埼玉県春日部市)の元従業員の私有パソコンから顧客の個人情報1万9,714名分が流出したと発表した。流出情報は、昨年12月11日までにユーザー登録した顧客のメールアドレス、電話番号、氏名(ふりがな)、性別、生年月日、郵便番号、住所、勤務先名。同社はホームページから顧客の予約を受け付けるためにプラスアルファのWeb予約システムを利用している。今回流出した顧客情報は、同予約システムの利用開始にあたり、同社がプラスアルファに預託していたもの。当該データを当該元従業員が内規に反して自宅に持ち帰って作業し、作業終了後も当該データを削除しなかった。その後、5月14日頃に当該パソコンがShareのウイルスに感染して情報が流出したとみられ、7月中旬にプラスアルファと池袋ホテルテアトルによってデータの流出が確認された。流出情報が不正に使用された事実は確認されていない。プラスアルファは従業員教育の強化や個人情報管理システムの体制強化など再発防止に全力で取り組むとしている。
・リリース[PDFファイル](東京テアトル)
http://www.theatres.co.jp/news/2007/2007_08_03.pdf
・リリース[PDFファイル](プラスアルファ)
http://www.temairazu.com/plus/p_20070803.pdf
・リリース[PDFファイル](比較.com
http://www.hikaku.com/info/pdf/ir_20070803.pdf
◎ 葛飾新宿郵便局、顧客情報785件含むUSBメモリー紛失
日本郵政公社東京支社は3日、葛飾新宿郵便局(東京都葛飾区)で顧客情報785件を含むUSBメモリを紛失したと発表した。紛失情報は同局受持ちの簡易保険契約関係者リストに記載された顧客の保険証書記号番号、契約者氏名、住所、電話番号、保険料額、満期年月など。紛失が判明したのは1日で、同支社の調査によると、当該USBメモリは7月20日から所在が不明となっていた。現在のところ第三者への流出の事実は確認されていない。当該顧客には、訪問と文書により謝罪する。東京支社では再発防止に向け、個人情報の保護管理の徹底を各郵便局に指導する。
・リリース(日本郵政公社東京支社)
http://www.japanpost.jp/pressrelease/s03/kani/070803_03401.html
◎ 新潟県立新発田病院、患者情報1,200名分を含むHDD紛失
新潟県立新発田病院(新潟県新発田市)は3日、推定1,200名分の患者情報を含む内蔵ハードディスク(HDD)を紛失したと発表した。当該HDD端末は今年6月20日まで超音波検査室で使用していたが、機種交換のため同日取り外し、院内の撮影室(現事務処理室)に移動し保管されていた。先月19日の作動点検でHDDが取り外されているのが発見され、調査を行ったが所在を確認できなかった。HDD内のデータはCT、MRI等の画像と氏名等の患者情報で、特殊な形式のデータで保存してあり、市販のパソコンでの再生は不可能という。
・リリース(新潟県立新発田病院)
http://www2.pref.niigata.jp/niigata/Webkeiji.nsf/f13423c819cd3c2849256fd7002fe8cb/49256fd5005b6a2a49257337001c4d6b?OpenDocument
◎ 九州大学病院、患者情報417名分を含むパソコン紛失
九州大学病院(福岡県福岡市)は1日、同院に勤務する医師が417名分の患者データを含むパソコンを紛失したと発表した。同医師は学会発表のため、個人所有のパソコンにデータを保存していた。先月28日、他の病院での非常勤勤務の後、同院へ車で移動する際に同パソコンの紛失に気付き、警察に紛失届を出した。保存されていた417件のデータの内容は、名前、病名、年齢など。このほか、イニシャル化された患者情報が4件あった。さらに、同医師が以前に勤務していた2つの病院で診療した患者情報(イニシャル化されたもの)が計146件含まれていた。同院は該当患者に対して説明と謝罪を行う。また、患者の個人情報の適切な取扱いと法令遵守の徹底に努める。
・リリース(九州大学)
http://www.kyushu-u.ac.jp/pressrelease/2007/2007-08-01-02.pdf
◎ 九州大学、ウイルス感染で全学生らの個人情報1万8,070名分流出
九州大学(福岡市東区)は1日、同大健康科学センター職員の自宅のパソコンから学生ら1万8,070名分の個人情報がShareを介して流出したと発表した。同大によると、流出したのは同センターが管理する健康診断データと、同センターに事務局を置く日本健康支援学会の名簿。健康診断データには、2002年度に在籍していた全学生1万7,249名と2002年と2003年に健康診断を受けた留学生453名の氏名、生年月日、性別、所属などが。名簿には同学会の会員と賛助会員368名の役職、氏名、住所、電話番号、所属などが含まれていた。当該データは、職員が管理ソフトを開発する際に自宅のパソコンに保存していたもので、今年7月にShareをインストールし、19日にウイルスに感染し流出した。同大は、全教職員に注意喚起のメールを送信するとともに、個人情報管理に関する研修を実施するなどし周知徹底に努めるとしている。
・リリース(九州大学)
http://www.kyushu-u.ac.jp/notice/index_read.php?kind=&S_Category=N&S_Page=Main&S_View=&word=&page=&B_Code=746
・リリース(日本健康支援学会)
http://www.ihs.kyushu-u.ac.jp/KenkouShien2/owabi.html