◎ 大阪社会保険事務局、年金記録等の誤送付、口座振替依頼書等の紛失を公表
大阪社会保険事務局は17日、所轄の社会保険事務所において、個人情報を記載した文書の誤送付と国民年金保険料口座振替依頼書等の紛失があったと発表した。文書の誤送付は八尾社会保険事務所で年金記録確認の届け出があった被保険者に対し別人の年金記録照会回答票を送付していたものと、貝塚社会保険事務所で被保険者から依頼のあった国民年金保険料前納納付書を送付する際に別人の毎月納付用の納付書を同封し送付したもの。いずれも本人からの連絡により判明した。原因は封入時に封筒の宛名と書類の氏名の確認を怠ったことによる。誤送付した書類は回収されている。また、国民年金保険料口座振替依頼書等の紛失は、貝塚社会保険事務所で発生。2006年11月に金融機関を通じて送付のあった同書類4件を、不十分な管理や保管により紛失したもの。紛失した書類は事務所内を捜索したが見つからず、誤って廃棄処分した可能性がある。同局ではこれらの事故について、関係者に経過説明と謝罪を行っている。職員に対しては、今回起きた情報漏えい事故の周知、発送作業時の点検確認や書類管理の徹底をし、再発防止を図るとしている。
・リリース(大阪社会保険事務局)
http://www.sia.go.jp/~osaka/oshirase/190817oshirase.html
◎ 東京税関成田航空貨物出張所、領収済通知書266件紛失
東京税関は8月17日、東京税関成田航空貨物出張所(千葉県成田市)において、関税等の領収済通知書266件を紛失したと発表した。発表によると、銀行から同出張所に配達記録郵便にて送付された、2007年7月30日領収分の関税等約2,600万円にかかわる領収済通知書266件が所在不明となっている。同通知書には、納税輸入者の名称と住所、代理人、および納税額等が記載されている。東京税関は今回の事態を重く受け止め、同出張所総務課に問い合せ窓口を設置するとともに、文書管理の徹底等を図り、再発防止に万全を期するとしている。
・リリース(東京税関)
http://www.customs.go.jp/tokyo/info/oshirase.html
◎ 神奈川県、療育相談センター職員が23名分の身障者手帳交付申請書等を紛失
神奈川県は16日、身体障害者手帳交付申請書および診断書と意見書23名分を紛失したと発表した。紛失したのは同日午後1時55分頃。総合療育相談センター職員が当該書類の入った鍵付きの鞄2個をJR藤沢駅で東海道線車内に置き忘れ紛失した。身体障害者手帳の交付にあたり、神奈川県社会福祉審議会身体障害者福祉専門分科会審査部会の委員に審査を依頼するため持参していた。紛失資料には、氏名、住所、生年月日、障害名、担当医師名、所見等が記載されていた。警察に遺失届出書を出すとともに各駅にも確認を依頼し発見に努めているが、現在のところ見つかっていない。該当申請者へは、総合療育相談センターより紛失の事実を説明し謝罪する。また同市は、個人情報を扱う事務において再発防止策の徹底に努めるとしている。
・リリース(神奈川県)
http://www.pref.kanagawa.jp/press/0708/051/index.html
◎ 多摩信用金庫、8,435名分の顧客情報を記載した資料が外部に流出
多摩信用金庫(本店:東京都立川市)は16日、顧客情報が記載された内部管理資料が外部に流出していることが判明したと発表した。同行によると、流出したのは合併前の旧八王子信用金庫日野本町支店(2004年9月閉店)で1997~2000年当時に使用していた内部管理資料の一部で、現時点で8,453名分の顧客の氏名、住所、生年月日、電話番号、顧客番号などが含まれていることが判明している。これまでのところ、顧客情報の不正利用などの連絡や問い合わせは入っていないという。 外部に流出した経緯については分かっておらず、同金庫は調査を進めるとともに、二次被害などの発生防止に向けて全力で取り組むとしている。
・リリース(多摩信用金庫)
http://www.tamashin.biz/17_info/31_p-info/index.html
◎ 東芝病院、患者情報5万1,156名分を含むパソコン盗難
東芝病院(東京都品川区)は16日、個人情報5万1,156名分のデータを含むノートパソコンが盗難にあったと発表した。同病院が業務を委託していた業者が、外出先の駐車場で車上荒らしにあったもので、警察署に盗難届けを出したが、まだ発見に至っていない。当該パソコンに保存されていたデータは、患者4万8,937名分の名前、性別、生年月日、カルテ番号、病理検査所見等と、健康診断受診者2,219名分の名前と受信時の年齢。パソコンには二重のパスワード等によるセキュリティ措置がとられている。該当患者に対しては、順次、文書でお詫びと説明をしている。また、個人情報管理の重要性について周知徹底を図り、再発防止策に取り組むとしている。
・リリース[PDFファイル](東芝病院)
http://www.toshiba.co.jp/hospital/information/pc_tonan_owabi.pdf
◎ 国交省九州地方整備局、元非常勤職員のPCから個人情報含む行政事務情報流出
国土交通省九州地方整備局は13日、元非常勤職員が自宅で使用しているパソコンから行政事務情報が流出したと発表した。発表によると、当該情報はウイルス感染によりWinny(ウィニー)を介して流出し、インターネット掲示板に掲載された。流出したのは非常勤職員が日常行う業務内容の手順書等で、個人情報も含まれている。当該非常勤職員は、任用予定期間終了に伴い、引継資料を自宅で作成するために持ち帰り、自宅パソコン内に保管していた。同局では、非常勤職員を含む職員に対し、行政事務情報の自宅への持ち帰りを原則禁止としていた。同局は、国交省情報セキュリティポリシーを徹底し再発防止に万全を期すとしている。国交省については、2006年に2件、今年7月にも1件、Winnyを介した情報流出が明らかとなっている。
・リリース[PDFファイル](国土交通省九州地方整備局)<br>
http://www.qsr.mlit.go.jp/n-kisyahappyou/h19/070813/index.pdf<br><br>
◎ 国立がんセンター、患者情報1,542件を含むパソコン盗難
国立がんセンター(東京都中央区)は13日、患者情報1,542件を含むパソコン1台が盗難にあったと発表した。10日午前8時30分頃、同センター中央病院7階病理検査室で、出勤した職員が机上にワイヤーで固定していたノートパソコン1台が盗まれていることに気づき、警察に盗難届けを出した。同パソコンに含まれていた患者情報は食道がん患者46件分および大腸がん患者1,496件分のデータで、情報内容は、名前、性別、患者ID、生年月日、家族におけるがん患者の有無、手術時の所見など。パソコンはパスワードによるセキュリティ措置がとられている。
・リリース(国立がんセンター)
http://www.ncc.go.jp/jp/information/20070814.html
◎ 神奈川県、職員採用試験受験者28名の採点結果を含むパソコン紛失
神奈川県は8月13日、同県職員採用試験において情報社会論を選択した受験者28名分の採点結果を含むパソコンを紛失したと発表した。同県人事委員会は、1種行政2次試験(記述式)の問題作成と採点を有識者に依頼していた。8月12日、情報社会論を担当した大学教授が、パソコンを入れたカバンを自宅付近の車庫に置き忘れたまま帰省先に出発し、目的地に到着後、カバンのないことに気づいた。翌8月13日、当該教授が確認のため車庫に戻ったところ、当該カバンがなくなっていることが判明し、同日神奈川県大和警察署に届け出た。紛失したパソコンには、受験者の受験番号および合計点が記載された採点結果がパスワードをかけて保存されていた。同委員会は、当該試験はすでに採点を終え同委員会に結果が報告されており、合否には影響がないため規定のスケジュールにより発表を行うとしている。また、当該受験者に対しては、個人情報紛失への謝罪と合否への影響がない旨を個別に連絡するとしている。
・リリース(神奈川県)
http://www.pref.kanagawa.jp/press/0708/039/index.html
◎ 愛知県、用地課職員が地権者116名分の情報含むフラッシュメモリ盗難
愛知県は11日、知多建設事務所(同県半田市)の職員が車上荒しにあい、個人情報の含まれたフラッシュメモリ等を盗まれたと発表した。盗難が発生したのは10日午後2時30分頃。職員が道路用地測量に立ち会うために、同県武豊町の新川堤防敷に自家用車を停めていたところ、窓ガラスを割られ、フラッシュメモリや手帳が入ったカバンを盗まれた。フラッシュメモリには、知多管内で買収を進めている道路予定地の所有者氏名、地番、面積、買収額、補償額等の情報が個人分で88件、法人分で28件含まれていた。また手帳には、関係業者担当者の携帯電話番号が数件分含まれていた。県では13日から、関係者に経過説明と謝罪を行っている。県建設部では、個人情報をやむをえず持ち出す場合には所定の手続きを行った上で、常に手元に置き、車内放置等をしないよう指導していたという。同部では今後、持ち出す情報を必要最小限にする、パスワード設定など機密保持の措置を講ずるなどの点について指導し、周知徹底を図るとしている。
・リリース(愛知県)
http://www.pref.aichi.jp/0000003988.html
◎セイコーインスツルの子会社、ウイルス感染で個人情報7,147件流出のおそれ
時計製造のセイコーインスツル(以下SII、本社:千葉市美浜区)と、同社の子会社でコンピュータ用品を扱うセイコーアイ・インフォテック(以下SIIT、本社:千葉市美浜区)は10日、SIIT西日本営業部社員の自宅パソコンから、顧客の個人情報等が流出したおそれがあると発表した。同社によると、流出はWinny(ウィニー)のウイルス感染によるもので、当該社員がウイルス感染に気付いたのは7月28日。社員は、2003年4月、内規に反して顧客データを持ち帰り、自宅のパソコンで作業を実施。データの削除をしないまま、2004年1月、当該パソコンにWinnyをインストールし、利用していた。流出したおそれがあるのは、1976年から2002年までの間に同社が製品を設置する際に取得した個人情報6,957件で、氏名、勤務先の会社名、部署名、役職、住所、電話番号、FAX番号を含んでいる。また、SIIグループ社員の氏名190件も流出したおそれがある。同社は、事態を経産省に報告するとともに、該当顧客には手紙にて状況の説明、謝罪、二次被害への注意喚起を行った。また、ファイル共有ソフトの使用の有無など全社員に対し実態調査を実施するなど、再発発防止のための施策を順次実施している。
・リリース(セイコーアイ・インフォテック)
http://www.sii.co.jp/siit/new/20070810.html
・リリース(セイコーインスツル)
http://speed.sii.co.jp/pub/corp/pr/newsDetail.jsp?news=1509
◎ 愛知銀行、個人情報記載の「本人確認記録書」37名分を紛失
愛知銀行(本社:名古屋市中区)は10日、同行藤が丘支店(名古屋市名東区)において、窓口で本人確認をした際の記録書の一部を紛失していたと発表した。紛失したのは2005年4月1日から2006年12月30日までに作成した37先分で、顧客の氏名、住所、生年月日等が記載されていた。紛失は、同支店で金庫内の整理を行った際に判明。同行では、内部調査の結果から、誤って当該書類を溶解処分した可能性が高く、外部への情報漏えいの懸念はきわめて低いとみている。これまでに本件に関する外部からの問い合わせや、不正要求等の問題となる事象は生じていない。同行では10日、該当顧客に謝罪と経緯説明のための文書を発送した。また、再発防止に向け、行員の一層の意識向上を図り、従来以上に顧客情報の管理の強化や取扱いの厳正化に努めるとしている。
・リリース[PDFファイル](愛知銀行)
http://www.aichibank.co.jp/menu/news_pdf/news20070810.pdf
◎ デリカフーズ、個人情報含む業務用ノートPCを新幹線に置き忘れ紛失
青果物等卸のデリカフーズ(本社:東京都足立区)は10日、同社子会社の名古屋デリカフーズの社員が、顧客の個人情報を含む業務用ノートパソコンを新幹線車内に置き忘れ、紛失したと発表した。7日午前9時半から同11時にかけ、新大阪行きの東海道新幹線で東京から名古屋へ移動する途中に紛失したもので、JR東海新大阪駅と名古屋駅に問い合わせて捜索したが発見できず、10日午後6時、所轄の警察へ遺失物届を提出した。当該パソコンには、同社取引先のメールアドレスなどの情報が保存されていた。同社ではパソコンを持ち出す場合、ユーザーIDとログインパスワードを設定するよう義務付けていたが、当該パソコンにはパスワードが設定されていなかった。同社は、対象となる顧客を訪問し、謝罪と説明を行うという。また今後、管理体制を見直し、社内ルール遵守のための社員教育を再徹底するとしている。
・リリース[PDFファイル](デリカフーズ)
http://www.delica.co.jp/data/20070810_pclost.pdf
◎ 経済産業研究所、イベントの開催案内メール誤送信でアドレス76件流出
独立行政法人経済産業研究所(東京都千代田区)は10日、メールアドレス76件が流出する事故が発生したと発表した。同研究所によると、10日午後5時半ごろ、研究所の職員がイベントの開催案内を電子メールで送る際、「BCC」に入力すべきアドレスを誤って「TO」に入力したため、このアドレス76件が他の受信者に見える形で送信されてしまった。職員は送信直後に事態に気付き、同研究所では直ちに76名全員にメールを送って謝罪の上、当該メールの削除を依頼した。同研究所は、このようなことが二度と起きないよう、複数の者に対して情報提供メールを送付する際には、提供先ごとに送付するか、宛先をBCCに入力するよう全職員に周知徹底するとしている。
・リリース(経済産業研究所)
http://www.rieti.go.jp/jp/about/info-0810.html
◎ 北洋銀行、顧客情報2,800件記載の税金・公共料金納付書の控え紛失
北洋銀行(本店:札幌市中央区)は10日、同行新琴似支店(同市北区)において、2002年に取り扱った「税金・公共料金の納付書控え」綴りを紛失していたと発表した。同行によると、7月27日、同支店で過去の取引内容の確認をしていた際、書庫に保管していた当該帳票の紛失が判明した。紛失した帳票は、同支店で2002年4月から7月までの85営業日に取り扱った税金・公共料金の納付書控えで、約2,800先分と推定されている。記載されていた顧客情報は、氏名、住所、電話番号、取引金額など。当該帳票は外部持ち出しをするものではなく、同行では、保存期間を過ぎた書類を一括して廃棄処理した際、誤って当該帳票も廃棄した可能性が高いとみている。また、情報が外部に漏えいする懸念はきわめて低いとみている。これまでに、本件に関すると思われる外部からの問い合わせや、情報の不正利用などの事象は生じていないという。同行では、今回の事態を重く受け止め、顧客情報の管理について強化、徹底に努めるとしている。
・リリース(北洋銀行)
http://www.hokuyobank.co.jp/news/info/news_000543.html
・リリース[PDFファイル](北洋銀行)
http://www.hokuyobank.co.jp/news/info/pdf/000543.pdf