◎ 藤沢内科消化器科クリニック、ウイルス感染で患者の氏名と保険者番号流出
藤沢内科消化器科クリニック(神奈川県藤沢市)は22日、インターネットを介して患者の個人情報の一部が流出したと発表した。同院によると、流出した情報はは患者の氏名、同院でのID番号、保険者番号の一部、一部薬剤。住所や電話番号、生年月日、病名などは含まれておらず、流出したデータから個人を特定できる可能性は極めて低いという。今月9日ごろにウイルスに感染しWinny(ウィニー)ネットワーク上に流出したものと見られ、21日に指摘を受けて判明した。同院は該当者に個別に連絡するとともに、実態を正確に把握するための流出情報の確認作業を進め、新たな進展があった場合にはホームページまたは書面で報告するとしている。
・リリース(藤沢内科消化器科クリニック)
http://www3.ocn.ne.jp/~harigane/kyushinno.htm
◎ 福岡国税局、6名分の確定申告書を事務処理前に誤廃棄
福岡国税局は21日、西福岡税務署(福岡市早良区)の職員が、所得税の確定申告書6名分を誤って廃棄処理したと発表した。同局によると、誤廃棄したのは今月18日に同署の個人課税部門窓口に相談に訪れ提出された申告書の一部。廃棄処理は署内で行われており個人情報の漏えいないが、事務処理前に廃棄してしまったため、提出者がわからない状況になっている。所得税の申告内容は住民税にも影響を与えるため、同局では早急に申告内容の回復を図りたいとし、心当たりの人は西福岡税務署まで問い合わせるよう呼びかけている。
・リリース(福岡国税局)
http://www.nta.go.jp/fukuoka/topics/osirase/3osirase.htm
◎ JA仙台、委託先の仙台農協情報センターが顧客情報295名記載の資料を紛失
仙台農業協同組合(JA仙台、本店:仙台市宮城野区)は9月21日、業務委託先である宮城県農協情報センターが、同組合の顧客情報が記載されたマイクロフィルムを紛失していたと発表した。発表によると、紛失していたのは、同組合原町支店の1991年1月分の貸出金残高明細票と、新田東支店の1994年1月分の同じく貸出金残高明細票を収めたマイクロフィルム2枚。両支店合計で推定295名分の顧客氏名(カタカナ表記)、貸出額、貸出期限や残高等が記録されていた。紛失物を不正に持ち出した形跡がないことから、同組合では、マイクロフィルムは誤廃棄された可能性が高く、外部へ情報が漏えいする懸念は極めて低いとみている。マイクロフィルムの内容は肉眼で確認することができない。また、これまでに、本件に関する照会や、不正要求等の事象は生じていないという。同組合は今後、再発防止に向け、業務委託先における顧客情報の管理監督強化に努めていくとしている。
・リリース(JA仙台)
http://www.jasendai.or.jp/index_info.htm
◎インテリジェンス、メールアドレス4,129名分が半年間閲覧可能に
人材派遣のインテリジェンス(本社:東京都千代田区)は9月21日、顧客4,129名分のメールアドレスが半年間、インターネット上で閲覧可能な状態にあったと発表した。当該情報は、アルバイト情報検索サイト「OPPO」で、2007年3月5日から同年4月15日までにインターネット上のアンケートに回答したユーザーのメールアドレス。当該情報を記載したファイルにアクセス制限などの処置が施されておらず、2007年3月5日から同年9月19日までの間、閲覧することが可能だった。同社では発覚後、当該ファイルの設定を変更した。当該顧客には、個別に連絡し謝罪をしている。また、フリーダイヤルの問い合わせ窓口を設置して対応している。同社では情報管理の運用ルールおよび情報伝達においてセキュリティや管理体制を強化するなどの再発防止策を構築するという。
・リリース(インテリジェンス)
http://www.inte.co.jp/corporate/other/info/20070921.html
◎東京社会保険事務局、年金個人情報の目的外閲覧など事務処理ミス5件を公表
東京社会保険事務局は9月21日、2007年5月~9月にかけて事務処理の誤りが5件あったと発表した。今年5月には新宿社会保険事務所で入力処理を行っていた派遣職員が本人、家族および友人の年金個人情報6名分を業務目的外で閲覧。6月には東京社会保険事務局で、新規適用事業所あてに生活習慣病予防健診パンフレットを送付する際、差出事業所名を誤って記載したまま147事業所に送付。7月には府中社会保険事務所で、事務処理端末を操作するための磁気カード1枚を紛失。9月には新宿社会保険事務所が、今年度の算定基礎届に係る被保険者標準報酬決定通知書を送付する際に誤って別の事業所の算定基礎届の控えを混入。同月には八王子社会保険事務所が、今年度7月分の未納保険料等に関する督促はがきを644事業所に発送する際、金額欄を見えないようにする保護シールを貼付しなかった。同事務局では、これらの事案を速やかに処理するとともに、関係者に謝罪した。新宿社会保険事務所での業務目的外での閲覧については、閲覧情報が外部に漏えいしていないことを確認。府中社会保険事務所での磁気カード紛失では、最寄りの警察署への遺失物届を提出。また、同事務局管内の各社会保険事務所に対し、適正な事務処理および事務処理誤りの防止について再度徹底を行い、適正な事務執行に努めるとしている。
・リリース(東京社会保険事務局)
http://www.sia.go.jp/~tokyo/owabi-190921.htm
◎ ソフトバンクテレコム、元業務委託社員のPCからODNの顧客情報511件流出
ソフトバンクテレコム(本社:東京都港区)は21日、同社が提供しているODNサービスの顧客情報を含む業務関連ファイルがWinnyネットワーク上に流出したと発表した。流出したのは2003年までにODNサービスを契約した顧客の氏名と、住所、電話番号、メールアドレスなど511件。うち411件は氏名のみだが、10件にはクレジットカード番号も含まれていた。同社によると、流出したファイルは旧日本テレコムで2004年1月までサポート業務に従事していた元業務委託社員が無断で持ち出し、自宅のパソコンに保存していたもの。今月17日、ネット掲示板にODNの契約解除通知書や催告書、利用停止通知書などが流出しているとの書き込みがあり発覚。同社は18日に流出を知り、情報の件数や項目を確認した。同社は、該当者に対し速やかに謝罪と事情説明を行うといい、今後は再発の防止に向けて業務委託先を含めた全社員に対して顧客情報の管理教育を徹底して行うとしている。
・リリース(ソフトバンクテレコム)
http://www.softbanktelecom.co.jp/release/2007/sep/0921/index.html
◎ 横浜銀行、約22万8,000件の取引データを記録した電子ジャーナル紛失
横浜銀行(本店:横浜市西区)は21日、同行の営業店4か店において、ATM(現金自動預払機)の取引データ約22万8,000件が記録されている電子ジャーナル(CD-R合計8枚)を紛失したと発表した。紛失があったのは新戸塚支店、瀬谷支店、相武台北支店、新百合ヶ丘支店(小田急新百合ヶ丘駅出張所、小田急多摩センター駅出張所)で、記録されていた情報内容は、顧客氏名(カナ)、金融機関コード、支店コード、口座番号、取引日時、取引金額、取引後残高、カードエンボス情報(カードに刻印された情報)など。内部調査の結果、同電子ジャーナルは、指定業者に引き渡す産業廃棄物に誤って混入し廃棄された可能性が高く、外部への情報流出の可能性は極めて低いという。記録されている情報は暗号化されており、第三者による記録情報の確認は困難で、現在までのところ本件に関して個人情報が不正利用されたとの連絡や問い合わせはない。同行は今回の事態を重く受け止め、情報管理の強化に努めていくとしている。
・リリース(横浜銀行)
http://www.boy.co.jp/info/pdf/54.pdf
◎ NTT東日本、元社員の私有パソコンから4万1,289件の個人情報流出
NTT東日本(本社:東京都新宿区)は20日、同社東京支店の元社員が自宅に所有するパソコンがウイルスに感染し、個人情報4万1,289件を含む業務関連ファイルがWinny(ウィニー)ネットワーク上に流出したと発表した。同社によると、流出した情報は元社員が無断で持ち出していたもの。個人情報4万1,289件のうち顧客情報は3万1,096件で、残り1万193件は同社の社員情報。顧客情報の内訳は個人客1万9,821件、法人客1万1,275件で、情報内容は氏名または会社名、住所、電話番号。銀行口座情報が記載されていたものも4件あった。同社社員情報の内容は、氏名、所属組織、電話番号、メールアドレス。現時点では、当該情報の不正使用は確認されていない。同社は、当該ファイルがWinnyネットワーク上に流出した事実を4日に確認しており、13日には顧客情報の流出も確認していた。流出件数や項目特定のため20日の発表となったとしている。同社は情報が流出した顧客に対し、謝罪と事情説明を行う。また、今後の再発防止策としては、全社員に会社情報の検査・削除を行うツールを配布し、退職者へも会社情報の個別保有の確認と消去を行うなどの対策を講じ、顧客の信頼回復に全力をあげるとしている。
・リリース(NTT東日本)<br>
http://www.ntt-east.co.jp/release/0709/070920a.html<br><br>
◎ 東京ガス、委託先作業員が552世帯分の顧客情報含む業務用携帯電話盗難
東京ガスは20日、ガス管修繕作業を委託しているリック(東京都港区)の工事用車両が車上荒らしにあい、552世帯分の顧客情報が入った業務用携帯電話が盗まれたと発表した。盗難があったのは19日の13時15分から18時40分の間で、ガス管修繕作業のために訪問していた豊島区の顧客の宅地先に駐車した車両から業務用携帯電話が入ったポーチが盗まれた。 この業務用携帯電話は、通常の通話機能に加え、作業のための顧客情報をメール機能で受信する端末を兼ねており、これまでに作業を行った552世帯分の顧客情報(住所、氏名、建物名称、電話番号、受付状況、作業内容等)が入っていた。ポーチがなくなっていることに気づいた作業員はただちに光が丘警察署田柄交番に盗難被害を届け出たが、現時点では発見されていない。これまでに当該顧客情報が外部に流出し利用された事実は確認されていない。同社は、該当顧客に個別に連絡して事情説明とお詫びをしている。また、今回の事態を真摯に受け止め、再発防止に努めていくとしている。
・リリース(東京ガス)
http://www.tokyo-gas.co.jp/Press/20070920-01.html
◎ ユニオン・シティサービス、車上荒らしで顧客情報38件等記載の書類盗難
マンション管理のユニオン・シティサービス(本社:東京都杉並区)は9月20日、同社東京東支店(千葉県船橋市)の従業員が車上荒らしの被害にあい、顧客38名と同社従業員88名の個人情報が記載された書類等を盗まれたと発表した。同社によると、車を荒らされたのは8月28日午後10時から11時の間で、当該書類や財布等が入った鞄を盗まれた。盗まれた書類等には、同一管理組合の顧客38名の住所、氏名、連絡先、管理費等の入金状況と、同社社従業員88名の住所、氏名、連絡先が含まれていた。直後に所轄警察署へ盗難届を提出し、同社従業員で捜索したが、書類等はまだ発見されていない。盗まれた個人情報等が不正に使用された形跡はないという。同社は、情報が不正に使用された場合は、誠意を持って対応するとしている。また、全社一丸となって再発防止に取り組み、個人情報の適正管理を徹底するという。
・リリース[PDFファイル](ユニオン・シティサービス)
http://www.union-cs.co.jp/pdf/oshirase20070920.pdf
◎プリンスホテル、宿泊客2,000名分の明細書を紛失
プリンスホテル(本社:埼玉県所沢市)は9月20日、同社のグランドプリンスホテル高輪(東京都港区)のフロントにおいて、JALマイレージバンクのホテルマイル積算の手続きをした顧客2,000名分の「ホテルマイル明細書」を紛失したと発表した。紛失書類は2006年9月25日から2007年3月31日までに手続きを受け付けた同明細書。紛失情報は、当該顧客の氏名(ローマ字表記のみ)、宿泊日、マイル積算数、JALマイレージバンクのお得意さま番号、管轄地区コード。住所、電話番号、生年月日、過去の利用実績などは含まれていない。同ホテルは日本航空インターナショナル(東京都品川区)と提携し、JALマイレージバンク会員が宿泊する場合、フロントでJALマイレージバンクカードを提示すれば、ホテルマイル積算の手続きを行うサービスを提供している。当該書類に関わる手続きはすでに完了している。内部調査の結果、当該書類は誤って廃棄したと見られ、外部へ情報が流出した可能性は低いという。これまでに当該情報が不正に利用されたという連絡や問合せはない。同社は当該顧客に対して専用のフリーダイヤル窓口を開設し、今月20日まで対応する。今後は再発防止に向けて、顧客の個人情報の厳正な管理を徹底するとしている。
・リリース[PDFファイル](プリンスホテル)
http://www.princehotels.co.jp/kouhou/pdf/070920info.pdf
◎立正大学、文学部の調査実習の対象者47名分の個人情報記載名簿を紛失
立正大学(東京都品川区)は9月19日、文学部社会学科の調査実習の一環として実施した訪問留置調査の対象者47名分の個人情報を記載した名簿の写しを紛失したと発表した。発表によると、16日の午後1時くらいに学生調査員が東急田園都市線たまプラーザ駅近辺で紛失したという。紛失した名簿の写しには、新石川地区在住者47名分の氏名、性別、生年月日、住所が記載されていた。名簿の原簿は研究室の鍵付き引き出しで厳重に管理し、調査終了次第、溶解処理することになっている。今回紛失した名簿はそれをExcelデータに入力し、学生調査員の担当する対象者別に打ち出したもの。紛失の認知後、最寄りの交番に遺失物届けを提出するとともに、教員スタッフ、学生調査員が駅近辺はじめ考えられる限りの場所を探し続けているが、発見に至っていない。当該調査対象者には報告と謝罪をしている。同学は今後も各機関に遺失物届出の照会を続け、名簿が発見できるように尽力する。また、学生調査員へのレクチャーなど学内の調査監督体制を強化し、このような事故が再発しないように努めるとしている。
・リリース(立正大学文学部)
http://www.ris.ac.jp/t-asaoka/houkoku070919.html
◎ ジャックス、クレジットカード会員393名の個人情報を含む荷物紛失
信販大手のジャックス(本社:東京都渋谷区)は18日、業務委託先であるアイシーエクスプレス(本社:東京都大田区)が同社のクレジットカード会員393名分の個人情報を含む荷物を紛失したと発表した。同社は6日、札幌市の提携先へ情報を送付するため荷物をアイシーエクスプレスに委託したが、提携先より未着の連絡を10日に受け確認したところ、事故が発覚した。当該情報は、8月20日から9月5日までの期間に宛住所変更、解約等の申し出、新規申し込みをした顧客のもので、氏名、性別、生年月日、住所、郵便番号、自宅電話番号、カード番号、カード有効期限などが含まれている。カードの利用金額、返済状況、決済用金融機関名、口座番号に関する情報は含まれていない。同社によると、紛失した情報は暗号化されており、解読される危険性はきわめて低い。これまでのところ、カードの不正使用などの被害発生は確認されていない。同社は該当顧客に対し謝罪と事情説明を行ったうえで、カードを切り替える安全措置を講じる。今後は、業務委託先を含めた厳格な再発防止策を構築し、個人情報管理システムの体制強化に尽くすとしている。
・リリース(ジャックス)
http://www.jaccs.co.jp/emerge/detail008.html