◎ 済生会新潟第二病院、3,042名分の患者情報含むUSBメモリ紛失
済生会新潟第二病院(新潟県新潟市)は15日、同院の事務員が患者3,042名分の個人情報を保存したUSBメモリを紛失したと発表した。発表によると、当該事務員は普段から2階事務室と10階図書室でUSBメモリにデータを入力する作業を行っており、移動の際にはUSBメモリを制服の胸ポケットに入れていた。2日の業務終了時に2階事務所の自席の引き出しにUSBメモリを保管。5日にデータ入力を行うために引き出しを開けたところ、USBメモリが紛失していることに気づいた。当該事務員は紛失を上司に報告するとともに、2日の行動箇所を捜索。病院周辺、自宅内外、制服のクリーニングを依頼した店舗も捜索したが、現時点で発見には至っていない。紛失したUSBメモリには、患者3,042名分のID番号、看護必要度調査(創傷処置、蘇生術の実施など28項目)、データ識別番号が保存されていた。データはすべて数字に置き換えられており、個人の特定はできないという。また、これまでのところ外部に流出した事実は確認されていない。同院は、8日に警察で拾得物の照会を行ったのち、13日に新潟県福祉保健部医薬国保課医療指導係に紛失事故を報告した。同院は、今後は改めて個人情報の管理を周知徹底し、再発防止に努めるとしている。
・リリース[PDFファイル](済生会新潟第二病院)
http://www.ngt.saiseikai.or.jp/10/kojinjyouhoui.pdf
◎ NHK浜松支局、顧客の個人情報26件含む帳票紛失
日本放送協会(NHK)は15日、浜松支局(静岡県浜松市)において、顧客の個人情報が記載された帳票26件を紛失したと発表した。発表によると、9日から12日にかけ、NHKが収納業務を委託している個人委託事業者と浜松支局間において、帳票の授受を行う過程で紛失したという。紛失したのは、顧客の氏名、住所などが記載された帳票6件、顧客の氏名が記載された収納控20件で、うち2件には顧客の口座番号が記載されている。同局は、ただちに警察に届け出るとともに、関連する場所の調査を行ったが、これまでのところ発見に至っていない。NHKは該当する顧客に個別に連絡をとり、謝罪と経緯の説明を行うとともに、今後は授受管理の徹底を図り、個人情報の取扱いにいっそうの注意を払うとしている。
・リリース(NHK)
http://www.nhk.or.jp/privacy/oshirase071115.html
◎ 法務省、水戸少年刑務所情報流出で職員を1か月の停職処分
法務省は11月15日、水戸少年刑務所(茨城県ひたちなか市)の受刑者や職員の個人情報をWinnyを介して流出させた問題について、同刑務所の係長を停職1か月の懲戒処分に、またネットワーク管理者である庶務課長を戒告、所長らを訓告と厳重注意の処分にしたと発表した。流出したのは、1999年から今年4月までの行政文書。これには、同期間に収容されていた被収容者の氏名や生年月日のほか、罪名などの個人情報約120名分が含まれていた。
・法務省
http://www.moj.go.jp/
◎ 青森県、職員の自宅パソコンから県内児童の養護相談などの情報が流出
青森県は14日、県健康福祉部の男性職員の自宅パソコンから県内児童1名の養護相談の内容と職員本人の人事情報などがファイル共有ソフトのShare(シェア)を介して流出したと発表した。同県によると、流出したのは、職員が2005年に面談した児童の面談記録(氏名、食事の内容、病院名など)、および当時の同僚職員2名の氏名、職員本人の自己評価票などの人事情報。同県によると、当該職員は2003年頃から自宅で仕事をするために自宅パソコンにデータをメールで送付していた。自宅パソコンではファイル共有ソフトが使われており、11日にウイルスに感染してShareネットワークにに情報が流出したという。13日、県内の情報管理系の会社が流出を発見し、県情報システム課に通報した。県では内規で業務情報の持ち出しには所属長の許可が必要と規定していたが、当該職員はデータの持ち出し許可を得ていなかった。県は14日、児童の家族に会い、流出の事実を知らせて謝罪した。
・青森県
http://www.pref.aomori.lg.jp/
◎ いちよし証券、48名分の顧客情報を含むカバン紛失
いちよし証券(本社:東京都中央区)は13日、顧客48名の個人情報を含むカバンを紛失したと発表した。同社によると、今月2日、同社社員が出勤途中の電車内でカバンを紛失。直ちにJRに遺失物届けを提出したが、これまでのところ発見されてない。紛失したカバンには、顧客の氏名、年令、支店名、口座番号が48名分含まれていたが、住所や電話番号などは含まれておらず、不正要求などの問題も生じていないという。同社は、該当者に対し個別に事情説明と謝罪を行うとともに、再発防止に向けて管理体制の見直しを図り、顧客情報の管理強化と徹底を行った。
・リリース[PDFファイル](いちよし証券)
http://www.ichiyoshi.co.jp/info/pdf/20071109kojin.pdf
◎ 全日空商事、米国通販サイトへの不正アクセスで日本の顧客情報流出のおそれ
全日空商事(東京都港区)と、同社米国現地法人の米国全日空商事は12日、米国全日空商事が運営する日本製品等の通販サイトが不正アクセスを受け、顧客情報4,154名分が閲覧または取得された可能性があると発表した。発表によると、不正アクセスが発生したのは10月21日午前2時ごろ(現地時間)。閲覧または取得された可能性があるのは、顧客4,154名の氏名、住所、電話番号、メールアドレスとクレジットカード番号で、居住国別の内訳は米国およびカナダ4,041名、日本113名となっている。被害のおそれがある顧客には、個別に直接連絡をとって謝罪し、カードの不正使用に注意するよう呼びかけている。
・リリース(全日空商事/米国全日空商事)
http://www.anatc.com/topic/07-05.html
◎ 釧路高専、教員の私有PCから学生など1,400名分の個人情報流出
釧路工業高等専門学校(北海道釧路市)は12日、学生や関係者の個人情報を含むデータがWinny(ウィニー)を介してインターネット上に流出していたことを明らかにした。同校によると、データは、同校情報工学科の男性准教授(40歳)が自宅で使用しているパソコンから流出。流出したデータには、在学生、卒業生、保護者、教職員の氏名、住所、電話番号や、一部学生の成績など、1,400名分、1万2,000件の個人情報が含まれていた。流出は11日、在校生からの指摘で発覚した。同校では、教職員および全学生に対して経緯説明と個人情報管理の徹底を指導し、情報の悪用があった場合の申し出について周知したという。
・リリース(釧路工業高等専門学校)
http://www.kushiro-ct.ac.jp/office/shomu/kojin_joho.html
◎ 東京ガス、業務委託先で16世帯分の顧客情報含む書類紛失
東京ガス(本社:東京都港区)は12日、業務委託先が16世帯分の顧客情報を含む書類を紛失したと発表した。委託会社は同社の100%子会社である東京ガス・カスタマーサービスで、担当作業員が同社品川事業所から作業先へバイクで向かう途中で紛失。同作業員は1件目の顧客宅に到着したところで紛失に気づき、進行経路を捜索したが見つからず、所轄の大崎駅前交番に遺失物の届出を提出した。紛失書類は「ガス料金等お支払いのお願い」10枚、「ガス供給停止のお知らせ」10枚、「ガス料金等払込票」18枚で、これらの書類に16世帯分の顧客情報(住所、氏名、請求金額等)が記載されていた。これまでに紛失した顧客情報が外部に流出し利用された事実は確認されていない。東京ガスは12日中に該当顧客全員を個別訪問し事情説明とお詫びをした。同社は今回の事態発生を真摯に受け止め、委託先関係会社とも連携して再発の防止に努めていくとしている。
・リリース(東京ガス)
http://www.tokyo-gas.co.jp/important/20071112-01.html
◎ 足柄消防組合消防本部、課長補佐の私有PCから住民の個人情報含む業務情報流出
足柄消防組合消防本部(神奈川県南足柄市)は9日、課長補佐の私有パソコンから、住民の個人情報を含む業務ファイルがWinny(ウィニー)を介して流出したと発表した。同消防本部によると、流出したのは、2006年度に作成した火災現場での質問調書や活動報告書など。これらには、住民の住所、氏名などの個人情報が3件分含まれていた。流出は7日、総務省からの指摘で判明。同消防本部では公用パソコンの配備を今年8月に完了したが、それ以前に課長補佐が業務に使用していた私有パソコンから情報が流出したという。
・足柄消防組合
http://www.ashigara-fd.jp/index.htm