◎ 川崎市立中学校、女性臨時教諭のPCから生徒情報366件流出
川崎市教育委員会は1月30日、市立中学校生徒の個人情報366件がネット上に流出したと発表した。市教委によると、2006年度に同校で勤務していた女性臨時教諭の自宅のパソコンがウイルスに感染し、保存してあったデータがWinnyネットワーク上に流出した。流出したのは、就学援助を申請した生徒40名の氏名、住所、電話番号と、生徒326名の2006年度の音楽の成績とテスト結果など。
・川崎市
http://www.city.kawasaki.jp/index.html
◎ 北陸ミサワホーム、住宅情報の誤送信でメールアドレス21件流出
北陸ミサワホーム(本社:石川県金沢市)は1月29日、メールの誤送信でアドレス21件が流出したと発表した。同社によると、1月26日夜、同社社員が新築住宅情報資料を一斉送信する際に、誤って21名分の氏名とメールアドレスが表示される状態で送信。うち5名分は不達で送信元に戻ってきた。同社は、戸別に訪問し書面で事情を報告し謝罪。29日に監督官庁に流出報告を行った。今後は、一斉送信時には必ずBCCで送信し複数の社員でチェックを行うなど、再発防止に向けた諸注意を徹底するとともに、随時社員教育を行うとしている。
・リリース[PDFファイル](北陸ミサワホーム)
http://www.misawa.co.jp/legal/pdf/080129.pdf
◎ 福井社会保険事務局、回答書の誤送付やFAX誤送信などを公表
福井社会保険事務局(福井市)は1月28日、同局および管内社会保険事務所における事務処理誤りを公表した。うち1件では、敦賀事務所が業務センターに送付するはずの「被保険者記録の回答書」1名分を誤って個人宅にFAX送信した。FAX送信票に業務センターのFAX番号を誤って転記したためという。同事務所の担当課長が、誤送信した個人宅に電話で事情説明と謝罪を行うとともに、被保険者記録を誤送信された被保険者に事情説明と謝罪を行った。今後は個人情報に関わるFAX送信は原則禁止とし、郵送またはメールにより対応するという。武生社会保険事務所では、個人宛てに送付した「厚生年金保険にかかる期間照会の回答書」の中に、別人の回答書を混入していた。期間照会の回答書の発送作業の際、次の人の回答書を重ねて封入したのが原因だという。回答書を受け取った人が、混入していた回答書を同事務所に持参したことにより判明した。回答書は同事務所窓口にて相談専門官が謝罪し了承を得て回収した。回答書を誤送付された人に対しては、庶務・年金給付課長が自宅を訪問し、謝罪をして了承を得たうえで本人に手渡された。同局は、管内の社会保険事務所および事務局事務センターの全職員の対し、封入、封かん作業は慎重に行うとともに、複数人による確認を必ず行うよう注意喚起した。
・リリース(福井社会保険事務局)
http://www.sia.go.jp/~fukui/JimusyoriAyamri/2001JimusyoriAyamariKennsuu.pdf
◎ 近畿大学工学部、のべ337名の学生情報を含むノートパソコン盗難
近畿大学工学部(広島県東広島市)は28日、学生の個人情報が記録されたノートパソコン1台が盗まれたと発表した。同学部によると、今月22日朝、教員が講義準備のため講義教室に当該パソコンを持ち込み、教室を離れていた間に盗難被害にあった。盗まれたパソコンには、担当講義4科目のべ337名の学籍番号、氏名、出欠状況が記録されており、うち1科目99名分は中間筆記試験の結果も記録されていた。同学部は、同日、警察に連絡するとともに、全教員に対し学部長名で情報管理の徹底を通達。学生に対しては、経緯について説明し謝罪を行った。
・リリース(近畿大学工学部)
http://www.hiro.kindai.ac.jp/news/120148927415820.html
◎ シーアンドシーメディア、不正アクセスでゲームサイトの会員情報14,362件流出
オンラインRPGゲーム「パーフェクトワールド」を運営するシーアンドシーメディア(東京都新宿区)は28日、オンラインゲームポータルサイト「MK-STYLE」に外部からの不正アクセスがあり、会員情報が流出したと発表した。同社によると、昨年12月中旬に利用者からの問い合わせで海外からの不正アクセスの可能性を認知。その後の調査で、昨年から今月27日までの間に少なくとも数回、外部からの不正侵入の痕跡が確認され、うち1回は個人情報流出の痕跡を発見。同時に、サーバーに悪質なプログラムが仕掛けられたことも判明した。調査は現在も継続して行っているが、27日時点で14,362件分のアカウントID、パスワード、メールアドレス、年齢が流出した可能性がある。同社では、不正アクセスの監視・防御を24時間体制で開始するとともに、認証システムを強化。サーバーシステムの改修によるセキュリティ強化をはじめ、ハッキング防止対策やボット対策の強化を今月中に行うとしている。
・リリース(シーアンドシーメディア)
http://www.cc-media.co.jp/cgi-bin/news/detail.cgi?n=20080128112430
・リリース(パーフェクトワールド)
http://perfect-w.jp/news/2008/01/post_330.php
http://perfect-w.jp/news/2008/01/20071215.php
◎ 角川クロスメディア、携帯サイトで他の会員情報が閲覧可能に
角川グループの角川クロスメディア(本社:東京都千代田区)は25日、同社が運営する「ウォーカープラス」の会員登録を行うプログラムの一部に不具合があり、携帯会員が他のPC会員の個人情報を閲覧できる状態になっていたと発表した。同社によると、今月18日に問い合わせがあり調査したところ、22日にシステムの不具合が判明し、プログラムを修正するとともに影響する可能性があるサービスを停止した。サーバのログから、個人情報を閲覧した可能性のある携帯会員と閲覧された可能性のあるPC会員、計26名を特定し、一時的な退避処理を行うとともに経緯を説明し謝罪。停止していたサービスは25日に再開した。
・リリース(角川クロスメディア)
http://www.kxm.co.jp/news_1.html
◎ 高鍋信用金庫、カードローンの契約書など14件紛失
高鍋信用金庫(本店:宮崎県高鍋町)は1月25日、13名分のカードローン契約書と水道料金の口座振替依頼書1名分を紛失したと発表した。いずれもシュレッダーにかけて処分したと考えられ、外部への情報流出の可能性は低いという。同金庫によると、契約書はカードローンの代位弁済請求の際に所在が不明だったため全店で一斉調査したところ、すでに契約が解除されている7名を含む13名分の所在不明が判明した。連絡先がわからない1名を除き、事情説明を謝罪を済ませており、今後は本部での一括して管理・保管し再発防止を図るとしている。振替依頼書は、役場水道課からの照会で所在不明が判明。現在は管理システムを導入し、事務部にて処理から保管管理までを一括して行っており、営業店から事務部に送付するまでの保管についても管理表で管理することにより再発を防止に努めている。
・リリース[PDFファイル](高鍋信用金庫)
http://www.takanabe-shinkin.jp/owabi5.pdf
◎ 横浜市立篠原西小、担任教諭が校外引率先で児童32名分の住所録紛失
横浜市は1月25日、市立篠原西小学校(同市港北区)の4年生担当教諭が、児童32名分の住所録を紛失したと発表した。発表によると、同月24日午前、当該教諭は担任クラスの住所録を鞄に入れ、校外学習の児童引率のために学校を出発。同日12時45分、横浜マリタイムミュージアム内で、児童の保護者への連絡のため住所録を使用した。その後帰校後の17時10分、当該教諭は住所録の紛失に気づき、立ち寄った場所に問い合わせるなど探索したが発見に至らなかった。紛失した住所録には、児童名、保護者名、在籍兄弟姉妹名、住所、電話番号、生年月日、性別、児童の帰宅地区班名が記載されていた。当該教諭より報告を受けた同校校長が、同日午後7時、教育委員会事務局の小中学校教育課に報告、当該教諭は該当児童の家庭に電話で謝罪した。翌25日午後、校長と当該教諭は家庭を訪問して再度謝罪し、警察に遺失物届けを提出する。同市は、今後は教職員の個人情報に対する意識を高め、個人情報の取扱いの徹底を図るために継続的研修を実施するとしている。
・リリース[PDFファイル](横浜市)
http://www.city.yokohama.jp/ne/news/press/200801/images/phpapNL3n.pdf
◎ 北九州市消防局、車上荒らしで緊急通報システム利用者226名分のリスト盗難
北九州市消防局は1月24日、個人情報266名分を含む緊急通報システムの利用者リストが盗まれたと発表した。発表によると、同局は緊急通報システムの新規設置工事をNTT西日本北九州支店および九州テン福岡支店に依頼していた。両社が施工工事を依頼したシステムエンジニア義(遠賀郡)の作業員が、23日午前10時から午後0時頃、同市小倉北区で機器の設置工事を行っている間に、駐車していた車が車上荒らしにあい、利用者のリスト入りのバッグが盗まれた。盗難に気づいた当該作業員は周囲を探したが発見できず、所轄署に盗難届けを提出した。盗まれたリストには、システム利用者118名分の氏名、住所、電話番号、生年月日と利用者の関係者および協力員148名分の氏名、電話番号が記載されていた。北九州消防局は、23日午後1時20分頃に連絡を受け、事情聴取を行った後、関係部局に連絡。NTT西日本は23日夕刻より該当者に電話で状況説明と謝罪を行った。同局は、今回の事態を受けて利用者からの相談窓口を設けている。NTT西日本は、委託先への管理徹底や実地監査の強化を図るなど、顧客情報管理の強化を図るとしている。
・リリース(北九州市)
http://www.city.kitakyushu.jp/file/03010200/happyou/080124kinkyuutuuhou.pdf
・リリース(NTT西日本 北九州支店)
http://www.ntt-west.co.jp/kitaQ/osirase/080124.pdf
◎ 新潟県立加茂病院、患者2名のカルテが無断コピーされ外部流出
新潟県は1月24日、県立加茂病院(加茂市)の患者2名の診療録の無断コピーが外部に漏えいしていたことを発表した。発表によると、2名の患者の外来および入院時の診療、検査結果等のコピーが、診療内容に対する私見とともに患者の自宅宛てに送付されていたという。2005年5月と同年11月に、それぞれの家族からの申し出があり、病院はその事実を確認していた。県は、診療録の無断コピーの漏えい事案として、病院関係職員に聴き取り調査を行うなど解明に努めてきたが、現在のところ誰が行ったのか特定できていない。県は、患者家族に多大な心労と迷惑をかけたことを反省し、本件の公表に至ったとしている。本件発生後は、同院では診療録の管理・運用ルールを見直し、診療情報管理の徹底を図っているという。
・リリース(新潟県)
http://www.pref.niigata.lg.jp/byoingyomu/1201194075017.html