◎ 農水省と経産省、日進貿易に対し顧客情報600件流出について報告求める
農水省と経産省は8日、商品先物取引の日進貿易(本社:札幌市中央区)が顧客約600件の個人情報を流出させた案件について、同社に個人情報保護法に基づく報告を求める文書を発表した。発表によると、日進貿易は昨年12月、名古屋支店で保管されている顧客の個人情報を基に作成したと思われる顧客データが、札幌本社宛てに郵送されてきたことを、監督省である両省に連絡した。流出したと思われる個人情報は氏名、住所、生年月日、電話番号、職業、職名、年収、取引銀行および口座番号など。両省は、これらの情報の性質や流出規模から二次被害が広範に及ぶ可能性があると判断。流出の経緯や、これまでに行われてきた安全管理措置、および今後の再発防止策について、同社に報告するように求めるとしている。
・リリース(農林水産省、経済産業省)
http://www.maff.go.jp/j/press/soushoku/syoutori/080208.html
・リリース(日進貿易)
http://www.nissin-trading.co.jp/apology.htm
◎ 神奈川県民共済生活協同組合、再委託先が2万9名の加入者情報入りMO紛失
神奈川県民共済生活協同組合(本部:横浜市中区)は7日、同共済加入者の個人情報が入ったMOを業務の再委託先が紛失したと発表した。同共済および、同共済から配送業務を受託していた、百貨店事業や法人事業等の高島屋(本社:大阪市中央区)によると、6日午後0時20分頃、高島屋が業務を再委託した業者が、横浜駅近辺のビル内にこのMOを置き忘れた。MOには共済加入者2万9件の契約者名、加入者名、住所、電話番号、性別が含まれており、所轄の警察署に届け出たが、まだ見つかっていないという。MOは暗証番号でロックされており、個人情報が流出している事実は確認されていない。同共済では、該当する顧客に文書を郵送し、事実関係の報告と謝罪、二次被害に関する注意喚起を行うとしている。また高島屋では、管理体制を強化して再発防止を徹底するとしている。
・リリース(神奈川県民共済生活協同組合)
http://www.kenminkyosai.or.jp/notice/0802.html
・リリース(高島屋)
http://www.takashimaya.co.jp/about/excuse/080209/index.html?alltop_text01
◎ アルビオン、高松支店で顧客情報568件を含む業務書類盗難
化粧品製造販売のアルビオン(本社:東京都中央区)は7日、同社高松支店で、顧客情報568件を記載した業務書類が盗まれたことを発表した。同社によると、1月30日夜から翌日未明にかけて業務書類58枚を手提げ袋ごと盗まれたもので、書類には同社の商品テスターや、同支店管轄のつづらや商店の顧客の氏名、住所、生年月日、電話番号等が568件記載されていた。同社は2月1日、高松北警察署へ盗難届を提出。監督官庁である経済産業省にも事件を報告した。また、該当する顧客に書面にて謝罪と事実説明を行っている。同社は、監査の実施や個人情報管理体制の強化により、再発防止を図るとしている。
・リリース(アルビオン)
http://www.albion.co.jp/info_20080207.html
◎ 川口市水道局、委託先の検針員が個人情報13名分記載の「再検針台帳」紛失
川口市水道局(埼玉県川口市)は7日、水道料金の検針と収納業務を委託している第一環境(本社:東京都中央区)の検針員が、顧客13名の個人情報が記載された「再検針台帳」(個別票)を紛失したと発表した。同局によると、紛失が起きたのは5日午後2時ごろで、この帳票には顧客13名の住所、氏名、電話番号や、今回および過去の使用水量と水道料金等が記載されていた。水道局では6日午前9時に第一環境から報告を受け、同社と連携の上、警察への届け出や、顧客への謝罪と説明、帳票の捜索を行っているという。また同局は、再発防止のため、委託先企業に対して情報保守関連法令の教育を徹底し、個人情報の取扱いについて厳正な管理・監督を行うとともに、自らの個人情報保護体制もいっそう確実なものにしていくとしている。
・リリース[PDFファイル](川口市水道局)
http://www.city.kawaguchi.saitama.jp/kbn/Files/1/94050031/attach/kojinnjyouhou.pdf
◎ 昭島ガス、顧客情報27件を含む書類が入った協力会社の車両が盗難
昭島ガス(東京都昭島市)は6日、同社が業務委託していた協力会社の車両が盗難にあい、車内にあった顧客の個人情報27件を紛失したと発表した。発表によると、4日午前10時20分頃、協力会社の工事車両が作業中に盗難にあい、車内にあった27件分の顧客情報が記載された書類が車両とともに盗まれた。同社は昭島警察署に盗難の被害届けを提出したが、今のところ発見に至っていない。盗まれた書類は、顧客の氏名、住所、電話番号などの個人情報が記載された受付伝票3件と領収書控24件。同社によると、これまでに当該情報が外部に流出し悪用された事実は確認されていない。同社は該当顧客を個別に訪問して事態の説明と謝罪を行っている。また、この事態を重く受け止めて謝罪するとともに、再発防止に努めるとしている。
・リリース(昭島ガス)
http://www.akishimagas.co.jp/oshirase/20080206_1.html
◎ JTBパブリッシング、委託先が雑誌購読者データを他社に誤送信
出版社JTBパブリッシング(本社:東京都新宿区)と、同社から定期購読申し込み受付センター業務を委託されている凸版印刷(本社:東京都千代田区)は4日、雑誌「ノジュール」定期購読者の情報を他社へ誤送信する事故が発生したと発表した。両社によると、1月21日午前9時40分、凸版印刷がデータ転送システムを使って定期購読者のデータをJTBパブリッシングに送信しようとした際、誤って、同様の受付センター業務を受託している他社に送信した。担当者が誤送信に気付き、午前10時30分、送信先へデータの削除を依頼。その後、データが完全に削除され、コピー、転送、持ち出しや改ざん等が行われていないことを確認したという。両社は、ノジュール購読者に謝罪と事故報告の書面を郵送した。JTBパブリッシングは、引き続き徹底して安全管理に努めるとしている。凸版印刷では、個人情報の管理運用体制とシステム対策の強化、教育の徹底により、業務の安全性を高めていくとしている。
・リリース(JTBパブリッシング)
http://www.jtbpublishing.com/080204.html
・リリース(凸版印刷)
http://www.toppan.co.jp/oshirase/080204_01.html
◎健康ホールディングス、ネットカフェの顧客情報1,000名分を含むメモリー紛失
健康関連事業会社の健康ホールディングス(本社:東京都中央区)は4日、子会社であるインターネット販売促進会社のアクディア(東京都中野区)が経営するインターネットカフェ「リラックス西千葉店」の顧客情報約1,000名分の個人情報を記録したUSBメモリーを紛失したと発表した。発表によると、同社の社員が顧客情報を整理するためにバックアップ用として使用していたUSBメモリー1個を紛失したという。当該社員の自宅と店舗内を捜索したが発見には至っていない。同社は警察に紛失届けを提出し、捜索を続けている。いまのところ、今回紛失した個人情報が不正に利用された事実はないという。紛失したUSBメモリーには、同店の顧客約1,000名分の氏名、住所、電話番号といった個人情報が記録されていた。同社は今回の事態について謝罪するとともに、紛失データの早期発見と原因究明に努め、再発防止に向けた管理体制の強化を図るとしている。
・リリース(健康ホールディングス)
http://www.kenkou-hd.com/corporation/ir/pdf/release_20080204.pdf
・リラックス
http://rirapan.com/
◎ 住友林業、工事委託会社が関西エリア在住の顧客情報135名分含むPC1台盗難
住宅建築等の住友林業(本社:東京都千代田区)は2日、同社が戸建住宅の建築工事を発注している衣川木材工業(本社:京都府福知山市)において、1月26日未明にかけ、同社の顧客情報が含まれたパソコンが盗まれる被害が発生したと発表した。同社によると、盗まれたパソコンには、関西エリア在住の顧客135名の氏名、住所と、そのうち35名分の請負金額およびCAD明細が含まれていた。被害発生後速やかに被害届を提出したが、リリースを公開した2日の時点では、パソコンは見つかっていないという。同社では、該当する顧客に対し、謝罪と事実の詳細な説明を行っている。また再発防止のため、同社グループ会社と取引会社に対し、個人情報の取り扱いに関する注意喚起、事務所内のセキュリティー向上策実施について指導を行うとしている。
・リリース(住友林業)
http://sfc.jp/information/news/2008/2008-02-02-rou.html
◎ アポプラスステーション、メールをTOで送りメールアドレス等流出
医療・医薬関連専門職の人材派遣等を行うアポプラスステーション(本社:東京都文京区)は2日、メール送信の際の不手際により、顧客のメールアドレスや、氏名、会社名、部署名が流出したことを発表した。同社によると、1日午後5時42分から同6時4分の間に、メール受診を希望する顧客宛てにメーリングニュース「APSジョブプレス」を4グループに分けて送信したが、その際、BCCで送信すべきところをTOで送ってしまった。同7時ごろ、メール受信者から他の顧客のメールアドレスがTO欄に表示されていると指摘があり、事態が発覚。同社では、同7時46分から該当者への謝罪を開始した。また翌2日にはウェブサイトで告知と注意喚起の文書を公開した。2日の時点では、この件による直接的な被害は確認されていない。同社は再発防止のため、今後、個人情報の取扱いを強化し、社内教育の徹底を図るとしている。また、本件に関する対策状況等をサイト上で随時公開していくとしている。
・リリース[PDFファイル](アポプラスステーション)
http://www.apoplus.co.jp/pdf/release080202.pdf
◎ パリミキ、つきみ野店で顧客情報入りのPC盗難、翌日回収
メガネ専門店パリミキを展開する三城(本社:東京都中央区)と、パリミキつきみ野店(神奈川県大和市)を運営するティアラは1日、パリミキつきみ野店において顧客情報が入った業務用パソコンが盗まれたが、翌日回収できたことを発表した。両社によると、1月24日早朝、同店出入り口の鍵が破られ、顧客の氏名と補聴器調整データが登録された業務用パソコンが盗まれたが、このパソコンは翌日回収された。パソコンにはパスワードでデータロックがかけられており、データも通常の方法では解読できないよう設定されていたため、両社ではデータが外部へ漏えいした可能性は低いとみている。三城では再発防止のため、全店舗の情報管理体制を再点検し、セキュリティの強化を図るとしている。
・リリース[PDFファイル](三城/ティアラ)
http://www.paris-miki.co.jp/paris-miki.com/profile/pdf_files/message_20080128.pdf