◎JCNコアラ葛飾、顧客情報260件分を紛失
JCNコアラ葛飾(千葉県松戸市)は4月23日、260件分の顧客情報を記載した書類を紛失したと発表した。発表によると、同社の営業業務スタッフが顧客情報を記載したファイルを車上に置き忘れて紛失したという。紛失した書類には、葛飾区高砂3丁目、柴又1~7丁目、新宿1丁目、西新小岩2~4丁目の同社のテレビサービスおよびインターネット接続サービスに加入している顧客の個人情報260件分が記載されていた。個人情報の内容は、氏名、住所、電話番号、顧客番号、既加入サービス内容。同社は、該当する顧客を訪問し謝罪するとともに、インターネットを利用している顧客に対しては謝罪メールを送信するという。また、再発防止に向け、顧客情報管理の徹底指導を行うとしている。
・リリース(JCNコアラ葛飾)
http://katsu.jcn-kktv.co.jp/news/detail/1201856_18302.html
◎ アメリカンホーム保険会社、顧客情報を記載した書類21名分を紛失
アメリカンホーム保険会社(東京都墨田区)は22日、21名分の顧客情報を記載した書類4枚をオフィス内で紛失したと発表した。同社によると先月27日、保険代理店から送られてきた保険契約変更に関する手続き書類4枚を営業部門の担当者が受領後、事務手続き担当者への受け渡しが正しく行われず所在がわからなくなった。紛失した書類には、クレジットカード番号を含む保険契約変更に必要な情報が記載されていたが、クレジットカードの有効期限や生年月日、住所、電話番号は含まれていない。今月1日、代理店からの書類到着確認の連絡を受けて事務手続きの状況を確認するなかで発覚。事務手続き前に誤って不要書類とともに廃棄してしまったと見られ、外部に流出した可能性は低いという。同社は、管理態勢を点検し再発防止に努めるとしている。
・リリース(アメリカンホーム保険会社)
http://www.americanhome.co.jp/information/080422.html
◎ 宇宙航空研究開発機構、採用応募者70名の個人情報を含むパソコン盗難
宇宙航空研究開発機構は22日、調布航空宇宙センター(東京都調布市)で研究員採用への応募者約70名の個人情報が入ったノートパソコンが盗まれたと発表した。同機構によると、一般公開を行った今月20日、執務室にあった業務用のノートパソコン1台が、午前9時半から11時半の間に何者かに持ち去られた。調査の結果、当該パソコンには同センターの研究員採用への応募者約70名の氏名、住所、電話番号などが含まれており、同機構は可能な限り該当者に連絡をとり、事情の説明と謝罪を行うとしている。当日は午前10時から施設の一般公開を行っており、事務棟1号館執務室前に受付が置かれていたが、事務棟1号館は非公開だった。
・リリース(宇宙航空研究開発機構)
http://www.jaxa.jp/press/2008/04/20080422_cac_j.html
◎ 新潟県柏崎市立小学校、ウイルス感染で教諭のパソコンから児童の成績など流出
柏崎市教育委員会は21日、市立小学校教諭のパソコンから児童の成績などがインターネット上に流出したと発表した。市教委によると、流出したのは教諭が先月まで勤務していた市内の別の小学校の児童6名の名簿や成績など。教諭が自宅の私有パソコンに保存していたところ、今月18日にウイルスに感染し、ファイル共有ソフトWinnyを介してネット上に流出した。20日午後8時過ぎにネット掲示板に流出情報が書き込まれ、8時半過ぎに流出を知らせる匿名のFAXが前任校に寄せられた。21日朝、出勤してきた学校職員がFAXを確認し市教委に通報。関係者の聞き取りで、流出が明らかになった。市教委は同日、市内の全小中学校に対し情報セキュリティーの再確認と厳守を指示。今回の流出情報の詳細については、今後も調査を進めて行くとしている。
・リリース(柏崎市)
http://www.city.kashiwazaki.niigata.jp/webapps/info/info_detail.jsp?sectionid=287&partid=23&contentsid=2
◎USSひまわりグループ、顧客97名分の氏名とアドレスを流出
商品先物取引会社のUSSひまわりグループ(東京都港区)は4月21日、メールの誤送信で顧客97名分の氏名とアドレスが流出したと発表した。発表によると、4月17日夜、同社従業員が「USSひまわりグループメルマガ」と題した相場市況情報をメールで顧客に一斉送信する際、「BCC」欄に入力すべき顧客の氏名とメールアドレスを誤って「TO」欄に入力したため、97名分の氏名とメールアドレスが他の受信者に表示される形で送信された。これまでのところ、顧客情報の不正使用などは確認されていないという。同社は該当者に謝罪と同メールの削除依頼のメールを送信するとともに、事情説明と謝罪の文書を送付した。また、4月18日に監督官庁である経済産業省、農林水産省および日本商品先物取引協会に流出についての報告を行った。同社は全従業員に対して個人情報の取扱いを周知徹底するとともに、再発防止策として同報メールソフトを導入するという。
・リリース(USSひまわりグループ)
http://uss-group.co.jp/news/news20080421_01.html
◎ スターバックス、学生ら5,739名の個人情報を含むパソコン盗難
スターバックスコーヒー店を運営するスターバックスコーヒージャパン(本部:東京都渋谷区)は20日、学生ら5,739名の個人情報を含むノートパソコン1台が盗まれたと発表した。同社によると、出張中した社員が今月16日、移動中の駅で置き引き被害にあった。直ちに駅の忘れ物窓口に確認するとともに、警察署に遺失物届を提出したが、これまでのところ見つかっていない。盗まれたパソコンには、今年度の採用の会社説明会に応募した学生4,842名分の氏名、性別、学校名、適合度が記録されており、最終選考を受けた学生に関しては、住所の一部も含まれていた。このほかに、同社社員一部897名の氏名、性別、年齢などの情報も含まれていた。これまでのところ、二次被害は確認されていない。同社は、該当者に対し、事情の説明と謝罪を行っており、今後は再発防止に向けて個人情報の管理や情報機器管理の徹底に努めるとしている。
・リリース(スターバックスコーヒージャパン)
http://www.starbucks.co.jp/file/announcement_20080420.html
◎ 慶應義塾大学理工学部、のべ2,009名の個人情報を含むパソコン盗難
慶應義塾大学理工学部は18日、横浜市港北区の矢上キャンパスで昨年11月にパソコン25台が盗まれ、うち1台に学生やOBのべ2550名の個人情報が含まれていたと発表した。同大によると、昨年11月27日未明、同キャンパスの研究室に何者かが侵入。パソコンなど1千万円相当の盗難被害にあった。今年に入り、盗まれたパソコンのうち1台に学生の個人情報が含まれていることが判明。調査の結果、のべ2,550名の氏名と学籍番号が記録されていたことが分かった。うち270名の情報には数学2科目の成績が、420名の情報には出身校名も含まれていた。 同大は該当者に対し今月10日付けで謝罪文を送付しており、これまでのところ外部流出などの二次被害の報告はないという。同学部が被害にあった翌週には、東京都新宿区にある同大医学部の研究室でも、220名分の患者情報を含むパソコン16台などの盗難事件も起きていた。
・リリース(慶應義塾大学理工学部・理工学研究科)
http://www.st.keio.ac.jp/news/n080418.html
◎ 佐賀県唐津市消防本部、職員のパソコンから住所録など流出
佐賀県唐津市は18日、同市消防本部職員のパソコンから、職員の住所録や業務情報がインターネット上に流出したと発表した。同本部などによると、流出したのは職員が年賀状のあて名書きに使うために持ち出した、2005年当時の市消防本部の職員172名の住所録と、パソコンが配備される以前の2001年当時に作成した救助訓練の計画書などで、市民の個人情報は含まれていない。職員が自宅のパソコンに保存していたところ、ウイルスに感染しWinnyネットワーク上に流出。今月8日にネット掲示板に流出情報が書き込まれ、10日、総務省からの指摘で発覚した。市は、市制への信頼を損ねたとして職員の処分を検討する。
・唐津市
http://www.city.karatsu.lg.jp/
・唐津市消防本部
http://www.karatsu119.jp/
◎日本医科大学付属病院、患者情報約1万7000件を記録したパソコン盗難
日本医科大学付属病院(東京都文京区)は16日、患者の個人情報が記録されたデスクトップパソコンが盗難にあったと発表した。発表によると、8日午前10時に当該パソコンが移動され、同日午後4時に職員が紛失に気づいた。10日に被害届を提出し、11日に同院のホームページに謝罪文を掲載した。当該パソコンには1999年から今年3月末までに心臓疾患のリハビリを受けた患者1万7170件分の個人情報(氏名、ID、病名、心電図の検査結果)が含まれていた。同院のパソコンはパスワード設定が規則で定められているが、当該パソコンにはパスワードが設定されていなかった。同院は今後、該当患者に文書で事情等を連絡していく。また今後、情報管理の強化を図っていくとしている。
・リリース(日本医科大学付属病院)
http://hosp.nms.ac.jp/topics/detail.php?id=542
◎日本銀行、松江支店からの機密情報流出で関係者を処分
日本銀行は15日、松江支店(島根県松江市)の内部情報がWinny(ウィニー)ネットワーク上に流出した問題で、調査報告書と関係者の処分、総裁談話を発表した。この問題は先月21日、流出内容と流出画像のURLがネット掲示板に提示されて発覚。流出情報には、企業の名称や「破綻懸念」などの記述が含まれていたことから、関係金融機関やその融資先企業に深刻な波紋を広げていた。流出元は、同支店の男性職員の私有パソコンであることが判明していた。今回公表した調査報告書では、当該男性職員が数年間にわたってほぼ毎日、内部情報をフロッピーディスクに保存して自宅に持ち帰っていたこと、上司がそれを把握していなかったこと、流出ファイルに掲載されていた金融機関数は13件、融資先は14件だったこと等を明らかにした。処分は、支店長ら6人を戒告、情報を流出させた職員を停職1か月としているが、当該職員は同日付で自主退職、支店長は総務人事局付に異動となり、新しい支店長が就任している。
・リリース(日本銀行)
http://www.boj.or.jp/type/release/adhoc/un0804d.htm
◎ナスラック、顧客情報120件を含む業務用携帯電話を紛失
キッチン・家具・建具製造のナスラック(東京都品川区)は4月14日、大阪支店勤務の社員が個人情報を含む携帯電話を紛失致したと発表した。当該電話は業務用に会社が貸与したのもので、顧客と取引先の氏名、電話番号が約120件登録されていた。紛失が起きたのは3月10日、大阪市内で、最寄りの警察署に遺失届を出したが、現在のところ発見されていない。遠隔操作で当該電話のアドレス帳などのデータ削除、およびセキュリティロックを試みているが、電波が届かず削除に至っていない。通話明細には、紛失時以降の発信記録がないため、当該電話から発信することによる悪用はなされていない。同社は該当者に経緯説明とお詫びをしている。また、再発防止に向けて情報管理の徹底と社員教育に取り組むとしている。
・リリース(ナスラック)
http://www.nasluck.co.jp/topics/2008_04_14/index.shtml
◎ テクノアルファ、取引先のメールなど32名分を含むパソコン盗難
エレクトロニクス商社のテクノアルファ(本社:東京都品川区)は14日、同社従業員が業務用のノートパソコンを紛失したと発表した。同社によると、紛失したパソコンには昨年2月から今年4月4日までの電子メールと、取引先のメールアドレス9名分、同社従業員のメールアドレス23名分、同社取扱商品に関するマニュアルやソフトウェアなどが含まれていた。今月8日、当該従業員が国内の取引先の工場に入る際、工場内のロッカーに他の荷物と一緒に入れ、しばらくその場を離れた間に盗まれた。警察署に盗難届を提出し捜索を行っているが見つかっていない。これまでのところ、不正利用などの二次被害は確認されておらず、同社は該当者に対し個別に連絡。今後は、情報管理の徹底と紛失の再発防止に努めるとしている。
・リリース(テクノアルファ)
http://eir.eol.co.jp/EIR/View.aspx?cat=tdnet&sid=587227