◎ なごや農業協同組合、売却した車両に顧客情報16件が残され漏えい
なごや農業協同組合(名古屋市東区)は4月30日、顧客情報16件の漏えいがあったと発表した。発表によると、同組合が使用していた車両を購入した人物から当該車両に顧客情報が入っていたとの連絡があり、4月3日に漏えいの事実を把握したという。車両から発見されたのは、2003年11月から2004年9月にかけて同組合で作成された書類で、住宅ローン申込書の控えおよび関係書類1件、定期積金書類1件、建物更生共済関係書類1件、損害保険会社関係書類1件、年金振込者への案内10通、定期貯金の案内2通の計16件。これらの書類には対象者の氏名、住所、電話番号等が記載されていた。当該車両は2005年10月に同組合の使用を終了し、これらの書類を入れたまま売却された。同組合は、該当顧客に経緯報告とお詫びを行った。また今後、使用車両の使用終了時には、複数で確認するなど再発防止を行い、安全管理措置の徹底を図るとしている。
・リリース(なごや農業組合)
http://www.aichi-ja.or.jp/nagoya/husyouji/husyouji-2008.04.30.htm
◎ 郵便事業関東支社、期間雇用社員1万7,800名の個人情報を含むメモリー紛失
郵便事業関東支社は4月30日、習志野トレーニングセンター(千葉県習志野市)で同社期間雇用社員に関するデータが入力されたUSBメモリー1本を紛失したと発表した。同支社によると、紛失したメモリーには千葉県内の今年1月末現在の退職者を含む期間雇用社員、推定約17,800名分の所属支店名・課名、雇用番号、住所、氏名などが記録されていた。3月26日に神奈川県秦野市内の飲食店駐車場で紛失し、所轄の警察署に遺失物届けを提出した。 該当者には事情説明と謝罪の文書を郵送するといい、今後は、再発防止に向けて情報管理の強化に努めるとしている。
・リリース(郵便事業関東支社)
http://www.post.japanpost.jp/about/personal_info/2008/0428_01.html
◎ 金光学園中学高等学校、Winnyのウイルス感染で全校生徒の名簿など流出
金光学園中学高等学校(岡山県浅口市)は4月28日、学内の教員のパソコンがウイルスに感染し、個人情報が流出したおそれがあると発表した。4月26日付けでネット掲示板に書き込まれた流出情報によると、全生徒の氏名、住所、電話番号、生年月日、保護者名、出身学校を記載した名簿や写真、2006年度高等部2年生の成績表やアンケートなどが含まれているとしており、昨年10月ごろにウイルスに感染しWinnyネットワーク上に流出したと見られる。同校では、詳細については現在調査を行っており、今後具体的なことが分かりしだい報告するとしている。
・金光学園中学高等学校
http://www.konkougakuen.net/
◎スターバックス、ノートPC紛失事故で退職者情報等も含まれると続報
スターバックス コーヒー ジャパン(東京都渋谷区)は4月28日、同20日に公表したノートパソコン紛失による個人情報漏えいに関して続報を出した。続報によると、紛失パソコンには同社退職者と一部社員の情報が含まれていたことが、新たに判明したという。顧客情報は含まれていない。追加で紛失が確認された個人情報は、同社退職者情報1,041名分の氏名、旧所属等情報、および同社社員273名の氏名、所属等の情報。どちらも住所や電話番号は含まれていない。現時点で二次被害等が発生した事実は確認されていない。同社は、該当する退職者全員に報告とお詫びをしている。また、個人情報に関する周知・教育を行い、情報機器の管理を徹底するなどし、再発しないように努めるとしている。
・リリース(スターバックス コーヒー ジャパン)
http://www.starbucks.co.jp/file/announcement_20080428.html
◎ ニュース証券、メールの誤送信でアドレス32件流出
証券取引のニュース証券(東京都渋谷区)は4月28日、メールの誤送信で顧客のメールアドレス32件が流出したと発表した。同社によると、4月25日夜、同社「友の会」会員にメールを配信した際に、32名分のメールアドレスを記載し51名あてに配信してしまった。これまでのところ、流出による被害は確認されていないという。同社は、個人情報の管理体制と取扱いを再度徹底し、再発防止に取り組むとしている。
・ルルース[PDFファイル](ニュース証券)
http://www.news-sec.co.jp/files/2008042814582206.pdf
◎瀬戸信用金庫、53支店で約25万名分の顧客情報を紛失
瀬戸信用金庫(本店:愛知県瀬戸市)は4月25日、同庫の53支店において約25万名分の顧客情報を紛失したと発表した。発表によると、同庫が情報管理の徹底を図るために各種帳証の管理状況の点検を行ったところ、53支店において約25万件の顧客情報が記載された帳証が紛失していることが判明した。現在のところ、紛失物は発見されていないが、内部調査の結果、不正に持ち出された形跡は認められず、誤廃棄した可能性が高いという。本件に関する顧客からの照会や、顧客情報の不正利用などはない。紛失した帳証は、ATMの利用内容を記載したATMジャーナルが23支店で16万6,683名分、支払・入金伝票などの伝票類が7支店で2,070名分、還元資料が37支店で8万4,117名分、申込書などが36支店で1,807名分の合計25万4,677名分。個人情報の内容は帳証によって異なるが、氏名、住所、電話番号、口座番号、取引種類、取引金額など。帳証によっては、生年月日や届印なども含まれている。同庫は、再発防止に向けて保管や廃棄方法の見直しを行うとしている。
・リリース(瀬戸信用金庫)
http://www.setoshin.co.jp/setoshin/20080425.pdf[PDF]
◎ 住宅金融支援機構、4支店で5名分の顧客情報が記載された書類を誤送付
住宅金融業務を行う独立行政法人、住宅金融支援機構(本店:東京都文京区)は25日、3支店で計5名分の顧客情報が記載された書類の誤送付が発生したことを明らかにした。同機構によると、先月28日に首都圏支店(東京都文京区)で2名分の弁護士の受任通知書類を、今月8日に南九州支店(熊本県熊本市)で1名分の配当金充当報告書を、15日に東北支店(宮城県仙台市)で1名分の資金交付の申出書を、宛て先を間違えて別の委託先機関へ誤送付した。また、先月24日には首都圏支店で、督促状に別の顧客の氏名を記載して送付してしまった。同機構は、連絡のとれない1名を除いて事情説明と謝罪を済ませており、今後はマニュアルで定めたルールの再徹底を行うなどして再発防止に努めるとしている。
・リリース(住宅金融支援機構)
http://www.jhf.go.jp/topics/h20/topics_20080425.html
◎ 大成建設、117名分の個人情報を記載した書類を紛失
総合建設の大成建設(本店:東京都新宿区)は25日、同社作業所で個人情報を含む書類を紛失したと発表した。同社によると、紛失したのは神奈川県相模原市にある同社が手がけた集合住宅の6か月定期点検の補修受付関係書類。117名分の氏名、連絡先、部屋番号、補修箇所などが記載されていた。今月19日、同社社員が帰宅途中に紛失。翌日気付いて帰宅時に使用した交通機関や立寄り先を確認したが見つからず、警察署に紛失届けを提出した。同社は、22日から該当者に事情の説明と謝罪を始めており、今後は顧客情報の管理徹底を図り再発防止に努めるとしている。
・リリース[PDF](大成建設)
http://www.taisei.co.jp/MungoBlobs/722/717/2008042501.pdf
◎ 香川県観光協会、メールの誤送信でエキストラ登録者のアドレス99件流出
香川県観光協会(香川県高松市)は25日、同協会が行っている映画やテレビなどの撮影の誘致、支援を行う「香川フィルムコミッション(FC)事業」のエキストラ登録者99名のメールアドレスが流出したと発表した。同協会によると、今月21日、番組出演者募集のメールをエキストラ登録者524名に対し5回に分けて送信した。第1回目に送信した99名分で、本来ならば「BCC」欄に記載すべきメールアドレスを誤って「TO」欄に記載し、全員のアドレスが表示された状態で配信されてしまった。誤送信は第1回目のみで、他の4回計425名については「BCC」欄での配信を確認している。同協会では、誤送信後99名に事情の説明と謝罪の連絡を行っており、今後は複数の担当者による確認を実施。メールの誤配信を防ぐシステムの導入も検討するとしている。
・リリース(香川県観光協会)
http://www.21kagawa.com/kfc/topics/topics_data.php?t_no=64
◎ 勤労者退職金共済機構、加入者情報を記載した共済関係書類を紛失
独立行政法人勤労者退職金共済機構(本部:東京都港区)は25日、林業退職金共済事業熊本県支部で共済関係書類を紛失したと発表した。同機構によると、紛失したのは共済加入者の退職金請求書と住民票の原本、共済手帳申込書各1通、および11名分の手帳更新申請書と手帳12冊で、氏名や住所、生年月日などが記載されていた。支部業務を委託している熊本県森林組合連合会(熊本県熊本市)の職員が先月18日、共済契約先の天草地域森林組合(同天草市)から預かり、今月8日に同組合の担当者からの問い合わせで紛失が判明した。同連合会では、同組合と該当者に対し役員が面会し事情を説明して謝罪。同機構では、本部支部の役職員の意識徹底を図るとともに、文書管理状況の点検など加入者の情報の管理体制の改善に努めるとしている。
・リリース(勤労者退職金共済機構)
http://www.rintaikyo.taisyokukin.go.jp/osirase/osirase3.html
◎ 横浜市、メールソフトの自動入力機能で別会社にメール誤送信
横浜市は24日、行政運営調整局情報システム課から委託業者あてに送信した業務連絡の電子メールを、誤って関係の無い業者に送信したと発表した。メールには、本来の送付先1社2名の名前とメールアドレス、誤送信先1社のアドレス、メール本文中に記載された別の会社の担当者の名前が含まれていた。同課によると、今月22日に作成したメールを送る際、本来のあて先の指定後に操作を誤り、メールソフトの自動入力機能によって余分なアドレスが入力され、気付かずにそのまま送信してしまった。翌日、誤送信先からの連絡で気付き、関係者には同日中に謝罪した。今後は、既定で有効になっているメールソフトの自動入力機能を使用しないよう設定するとともに、送信時に再確認するよう指導を徹底し、再発防止に努めるとしている。
・リリース[PDFファイル](横浜市)
http://www.city.yokohama.jp/ne/news/press/200804/images/phptwWfnh.pdf
◎ 東京都新宿区、印鑑登録の交付申請書など1万4,791件を誤破棄
東京都新宿区は4月24日、榎町特別出張所で保存期限内の書類1万4,791件を誤って破棄したと発表した。区によると、誤って破棄したのは2006年12月~2007年5月分の住民票、戸籍証明、印鑑登録証明関係の申請書計14,791件分。印鑑登録証明書交付申請書の自己情報の開示請求があり調査したところ、2007年6月の文書の一括廃棄時に誤って廃棄されていたことが、4月23日に判明した。申請書には、住所や氏名などが記載されているが、全て溶解処理しているため外部に流出するおそれはない。区では、各職場における文書の保存方法の点検・見直しを行い、再発防止に向けて適正な管理を徹底するとしている。
・リリース(新宿区)
http://www.city.shinjuku.tokyo.jp/whatsnew/pub/2008/0424-01.html
◎ コスモスイニシア、分譲マンションの入居者117名の個人情報を記載した書類紛失
コスモスイニシア(本社:東京都千代田区)は4月24日、同社分譲マンションの入居者情報を記載した書類を紛失したと発表した。同社によると、紛失したのは神奈川県相模原市の分譲マンション入居者117名分のマンション名、部屋番号、氏名、自宅電話番号などを記載した補修受付関係書類。定期補修工事を担当する大成建設社員が4月19日の帰宅途中に紛失し、翌日、利用した交通機関や立寄先などを確認したが見つからず警察署に紛失届けを提出した。同社は、該当者に対し書面で事情説明と謝罪を行っており、委託先に対しては今後の再発防止策について協議、指導を行うとしている。
・リリース(コスモスイニシア)
http://www.cigr.co.jp/cosmosinfo/news/2008/news177.html
・リリース[PDFファイル](大成建設)
http://www.taisei.co.jp/MungoBlobs/722/717/2008042501.pdf
◎ 近畿大阪銀行、1,100件の顧客情報を記載した書類を紛失
りそなグループの近畿大阪銀行(本店:大阪市中央区)は24日、同行と子会社の近畿大阪信用保証(大阪市中央区)で顧客情報を記載した資料を紛失したと発表した。同行によると、紛失したのは顧客の氏名、住所、口座番号、借入金額などが記載された108店の貸出債権書類717件と、氏名、貸出日、、最終期日、利率、残高などが記載された堺支店のマイクロフィルム約390件。内部調査の結果、誤って破棄したとみられ、外部に情報が流出した可能性は低いという。同行は、顧客情報の管理を徹底し再発防止に努めるとしている。
・リリース[PDF](近畿大阪銀行)
http://www.kinkiosakabank.co.jp/pdf/200424okyakusamajoho.pdf