◎Yahoo!ストア「ビズフラワー」、顧客情報522件流出のおそれ
花を扱うYahoo!ストア「ビズフラワー」を運営するビズ(北海道恵庭市)は5日、顧客情報がネット上に流出したことを発表した。同社によると、流出が判明したのは4日。同社従業員の自宅パソコンがウイルスに感染し、パソコン内に保存されていた作業ファイルがWinny(ウィニー)のネットワーク上に流出した。ファイルには、商品購入者の氏名、住所、電話番号などが記録された伝票のデータが含まれていた。流出が確認されているのは、Yahoo!オークションで商品を購入した顧客の情報1件。他に、Yahoo!ショッピングで2008年1月23日から6月10日までに商品を購入した顧客241件と、Yahoo!オークションで2008年1月1日から6月10日までに商品を購入した顧客280件についても、情報が流出した可能性があるという。同社では、情報が流出した可能性がある顧客へ個別に連絡をとり、謝罪している。情報の不正使用等の事実は確認されていないという。同社は、再発防止のため全社員に対し、自宅のパソコンに業務情報を保存させない、ウイルス対策を必ず実施させる、ファイル共有ソフトの使用を禁止するなどの指導を行うとしている。
・リリース(ビズフラワー)
http://store.shopping.yahoo.co.jp/bises/a4aab5d2cd.html
◎JA共済連、建物共済加入者約9万4000名分の個人情報を含むMOを紛失
JAグループで共済事業を行う全国共済農業協同組合連合会(以下JA共済連、東京都千代田区)は4日、農業共済の建物共済加入者情報18万7224件分(約9万4000名分)を記録したMO1枚を紛失したと発表した。発表によると、福島県農業共済組合連合会からJA共済連宛てに建物共済の加入者情報を記録したMO1枚を宅配便で送付したところ、JA共済連の配送物の受取と発送の委託先である協同ビジネスサービスにおいて受領受付がされた後、所在不明になっていることが6月5日に判明したという。JA共済連は、協同ビジネスサービス内および全部署を捜索しているが、現時点では発見に至っていない。紛失したMOに記録されていた約9万4000名分の個人情報は、2007年4月1日から2008年3月31日の間に、福島県内全農業共済組合で、建物火災共済か建物総合共済と契約した加入者情報で、情報内容は加入者の氏名、住所、契約建物の所在地など。当該MOは暗号化処理によって保護されており、記録された情報が外部へ流出する可能性は低いという。現在のところ、紛失した情報の不正使用などは確認されていない。JA共済連は、該当する加入者に紛失した個人情報について知らせるとともに謝罪文書を送付する予定。また、今後は協同ビジネスサービスに対して指導を行うとともに、役職員教育を徹底し、情報管理体制の強化や記録媒体の受け渡し手続きの厳格化などを図り、再発防止に努めるとしている。
・リリース(全国共済農業協同組合連合会、福島県農業共済組合連合会)
http://www.ja-kyosai.or.jp/notice/20080704_nosai/index.html
・建物共済加入者情報の紛失について(NOSAI福島)
http://www.fukushima-nosainet.jp/~nosai-fukushima/owabi.html
◎NHK盛岡放送局、顧客26名分の個人情報を含む領収書を紛失
NHK盛岡放送局(岩手県盛岡市)は3日、同局が収納業務を委託している日本郵便(本社:東京都千代田区)が、顧客26名分の放送受信料の訪問集金領収書を紛失したと発表した。発表によると、当該領収書を取り扱っている日本郵便二戸支店の担当者がNHK関係の書類を整理した際に訪問集金領収書26枚の入った封筒を可燃ごみ回収によって廃棄したことが2日に判明したという。紛失した領収書には岩手県二戸郡一戸町の顧客26名分の氏名や住所などの個人情報が記載されていた。同局は、該当顧客を個別訪問し、謝罪と経緯の説明を行った。また、委託先の郵便事業社に対し、再発防止のため個人情報管理の徹底を図るように申し入れたという。
・リリース(NHK盛岡放送局)
http://www.nhk.or.jp/privacy/oshirase080703.html
・リリース(日本郵便)
http://www.post.japanpost.jp/about/personal_info/2008/0703_01.html
◎サントリー、社員の個人PCから顧客の個人情報を含む内部資料流出
酒類や食品を製造販売するサントリー(本社:大阪市北区)は3日、内部資料が社員の私用パソコンからWinny(ウィニー)を介してネット上に流出したと発表した。発表によると、流出した内部資料は同社「お客様センター」が電話応対の際に作成する資料をまとめたもので、顧客からの商品に関する問合せ内容が記録されていた。当該資料の一部に、問合せのあった顧客の氏名、勤務先などの個人情報が含まれていた。6月ごろに流出したとみられ、同月15日にネット掲示板に流出資料の画像へのリンクが書き込まれた。流出情報中にクレジット番号などの信用情報は含まれておらず、情報の不正使用など二次被害の事実も確認されていない。同社は連絡先が特定された顧客に対し、個別にお詫びと説明をしている。また、情報管理の徹底をはかり、再発防止に努めるとしている。
・リリース(サントリー)
http://www.suntory.co.jp/guide/notice080703.html
http://www.suntory.co.jp/
◎サークルKサンクス、岩手県盛岡市の2店舗の料金収納票197件盗難
コンビニエンスストアのフランチャイズ事業を展開するサークルKサンクス(本部:東京都中央区)は1日、岩手県盛岡市の2店舗の料金収納票197件が盗難にあったと発表した。発表によると、先月27日午前3時12分頃、サンクス盛岡永井店とサンクス盛岡都南店の売上日報および料金収納の払込票を回収し、その他の店舗での集荷中に、当該2店舗分の回収ケースごと盗難にあった。同日4時30分より関係者が集荷ルートと店舗近隣等を捜索するが発見できず、同日午後2時頃に所轄警察に盗難届けを提出した。盗まれた払込票は、当該2店舗で、6月25日から26日に顧客が支払った料金の払込票(本部控え)で、2店舗分197件。払込票の種類により、氏名のみ、または氏名・住所が記載されている。同社は、該当顧客に対して順次、経緯報告とお詫びを実施していく。また、再発防止に向けて払込票の取り扱い・管理を再点検し、個人情報の適正管理を徹底していくとしている。
・リリース[PDFファイル](サークルKサンクス)
http://www.circleksunkus.jp/data/up/file14869d99a1bb5c.pdf
・リリース(NTT東日本)
http://www.ntt-east.co.jp/important/information/080701/index.html
◎大東京信用組合、顧客情報記載の印鑑票を37店舗で計743枚紛失
大東京信用組合(東京都港区)は1日、顧客情報を記載した印鑑票を、37店舗で合計743枚紛失したと発表した。当該印鑑票に記載されている顧客情報は、氏名、住所、口座番号、顧客番号、店舗番号、届け印影など。これらの印鑑票は、不正に持ち出された形跡は認められないことから、他の書類等に混入し誤って廃棄した可能性が高いという。本件に関する顧客情報が不正に利用されたとの連絡や問い合わせは発生していない。同組合は、該当顧客に直接連絡し、説明を行っている。同組合は、再発防止に向け、顧客情報の厳正な取扱いを役職員に徹底し、信頼の回復に努めるとしている。
・リリース[PDFファイル](大東京信用組合)
http://www.daisin.co.jp/pdf/hunshitsu20080701.pdf
◎東京ガス、19世帯分の顧客情報含む携帯端末が一時盗難~翌日回収
東京ガス(本社:東京都港区)は、1日に19世帯分の顧客情報を含む携帯端末がひったくり被害にあい、翌2日に回収されたことを発表した。発表によると、1日に東京都大田区の道路上で、同社の100%子会社で検針業務委託先である東京ガス・カスタマーサービス東大田事業所の社員が、作業先へ移動中に自転車の前カゴから業務用携帯端末が盗まれた。当該端末には、19世帯分の住所、氏名、電話番号等が含まれていた。当該端末はその日のうちに、大田区の道路上で盗まれたバッグとともに通行者により発見され交番に届けられた。翌日2日に交番より連絡を受け、東京ガス・カスタマーサービスの社員が駆けつけて確認し、回収した。これまでに当該端末の顧客情報が外部に流出し、利用された事実は確認されていない。同社は、委託先である関係会社とも連携して再発防止に努めていくとしている。
・リリース(東京ガス)
http://www.tokyo-gas.co.jp/important/20080701-01.html
・リリース(東京ガス)
http://www.tokyo-gas.co.jp/important/20080702-01.html