◎茨城銀行、26万9350件の顧客情報を記載した書類を紛失
茨城銀行(本店:茨城県水戸市)は22日、顧客情報26万9,350件が記載された書類を紛失したと発表した。紛失したのは、同行の営業店8店(大工町支店、平須支店、勝田支店、大宮支店、荒川沖支店、新利根支店、波崎支店、綾瀬支店)のATM18台分の取引内容を記録した、ATMジャーナルというロール状の書類、約270本。内部調査の結果、当該書類は行内で誤って廃棄した可能性が高く、外部に情報が流出した可能性は極めて低いという。いまのところ、本件に関する照会など問題になる事態は発生していない。紛失したのは2003年1月から今年5月に作成したATMジャーナルで、顧客の氏名、口座番号、取引内容、取引金額、残高などの個人情報、26万9,350件分が記載されていた。暗証番号や、生年月日、住所などの情報は記載されていない。同行は今回の事態について謝罪するとともに、再発防止に向けて顧客情報の管理を再徹底するとしている。
・リリース(茨城銀行)
http://www.ibagin.co.jp/news/2008/0722_01/index.htm
◎中国労働金庫、メルマガ送信時のミスで顧客369件のメールアドレス流出
中国労働金庫(本店:広島市南区)は22日、団体会員および個人顧客の電子メールアドレス369件が流出したと発表した。発表によると、17日の午前9時41分から、本部担当職員が同金庫が発行するメールマガジンを登録顧客に送付する作業を行った。その際、受信者のメールアドレスのみが表示される方法で送信するべきところ、誤って他の顧客のメールアドレスも表示される方法で送信したため、登録者369件のメールアドレスが流出した。メール発信作業中に当該職員が誤りに気付き、50件(25件ずつ2回)を送信したところで作業を中断。このうち、受信が確認できたメールは35件だった。同金庫は、35件の受信先顧客について電話と訪問により当該メルマガの削除依頼と確認、お詫びをした。また受信が確認できなかった15件の顧客についても、電話と訪問により当該メルマガを受信していないことを確認のうえ、お詫びをした。流出した残り319件の顧客に対しても、電話と訪問によりお詫びをしたという。同金庫は今後、メルマガ送信のシステム改善を検討し、個人情報管理の厳格化を徹底する。
・リリース(中国労働金庫)
http://www.chugoku.rokin.or.jp/news/news2008029.html
◎ 国土交通省中部運輸局、行政文書の誤破棄相次ぐ~2支局で7225件
国土交通省中部運輸局は22日、定期的な行政文書の廃棄作業中に、5年間の保存期間が過ぎていない行政文書を誤って廃棄したと発表した。同局によると、先月23日、三重運輸支局四日市自動車検査場で廃棄処理を行った際、今年6月12~23日分の重量税納付書3934件を誤って廃棄した。納付書はシュレッダー処理されており、記載された個人情報が外部に流出することはない。今月9日、愛知運輸支局で廃棄処理を行った際には、2005年2月24日~4月7日分の登録関係申請書3291件を誤って廃棄した。申請書の記載内容は自動車登録ファイルに電子的に記録されており、登録手続きも完了している。また、申請書は全て溶解処理されており、個人情報が外部に流出することはない。同局では、2支局に対し厳重に注意するとともに、再発防止のための措置を講ずるよう指示。管内の他の支局などに対しても、適正な文書管理体制の確立の徹底を図るよう指示した。
・リリース[PDFファイル](国土交通省中部運輸局)
http://www.mlit.go.jp/chubu/kisya08/gian080722.pdf
◎山岸公認会計士事務所、職員の自宅PCから顧客情報流出
山岸公認会計士事務所(新潟市中央区)は7月18日夕方、職員の自宅のパソコンがウイルスに感染し、保存されていた顧客情報などがWinny(ウィニー)ネットワーク上に流出したとの謝罪文をホームページに掲載するとともに、同社ホームページのコンテンツをすべて削除した。謝罪文は7月17日付で、同文によると、流出したのは同事務所が顧客から得ている報酬金額一覧ファイルと会議資料ファイル。同事務所は、ファイル交換ソフトの使用禁止、顧客情報を含むファイルの持ち出しや個人パソコンでの使用禁止などの再発防止策をとるとしている。
・リリース(山岸公認会計士事務所)
http://www.yama-cpa.com/080718.jpg
◎埼玉平成高等学校、ウイルス感染で卒業生の個人情報流出
私立埼玉平成高等学校(埼玉県毛呂山町)から、卒業生の個人情報が流出していたことがわかった。Winny(ウィニー)のウイルス感染によりネット上に流出したもので、15日、ネット掲示板の2ちゃんねるに、情報が流出しているとの書き込みがあった。情報が流出したのは今年5月以前とみられる。流出した情報の中には、2006年度同校卒業生の大学入試結果や、卒業後の進路に関する情報が含まれていた。同校は17日、ホームページ上に謝罪文を掲載。流出の原因を調査中だとするとともに、再発防止のため管理の徹底を図り、教職員の情報管理意識を高めるよう指導するとしている。
・埼玉平成高等学校
http://www.saitamaheisei.ed.jp/hs/hsindex.html
◎ 極東証券、車上荒しで顧客情報120名分入りの書類盗難
極東証券(東京都中央区)は15日、同社蒲田支店(東京都大田区)の社員が外訪業務中に車上荒しにあい、顧客情報が記載された書類の入った鞄を盗まれたと発表した。同社によると、被害にあったのは14日夕方。今回の盗難により、顧客120名分の氏名、住所、電話番号、預かり資産額等の情報が漏えいするおそれがあるという。同社では被害直後に警察へ盗難届を提出したが、書類はまだ発見されていない。顧客情報の不正使用の事実は確認されていないという。同社は、該当する顧客に個別に盗難の事実を連絡し、謝罪するとともに、電話勧誘など情報の不正利用に気づいた時は同社に連絡するよう依頼するとしている。また、再発防止に向けた情報管理と監督体制をいっそう強化するとしている。
・リリース[PDFファイル](極東証券)
http://eir.eol.co.jp/EIR/View.aspx?cat=tdnet&sid=617580
◎白石学習院、元職員のパソコンから生徒の個人情報が流出
学習塾の白石学習院(本部:広島市南区)は15日、個人情報を含む内部文書ファイルがWinny(ウィニー)を介してネット上に流出したと発表した。同社によると10日、経済産業省サービス産業課からの連絡で流出を把握。内部調査と、同省から12日にCD-Rで届いた流出ファイルの実物を確認した結果から、2006年に退職した元職員の自宅パソコンから、ウイルス感染により7月5日にファイルが流出したことが判明した。流出したファイルには、元職員が勤務していた当時に在籍していた生徒の定期テストの点数や、出席簿、名簿などの個人情報が含まれていた。同社は元職員のパソコンから同社在籍時のデータを削除させた。また、この元職員に何らかの形で法的責任を問う方向で協議中としている。同社では、個人情報の管理に不徹底と不備があったことを認め、再発防止のため、個人情報の管理について再検証し、業務が正しく実施されているかどうかを徹底的に調査するとしている。
・リリース[PDFファイル](白石学習院)
http://www.siraisi.com/company/company_img/SG20080715.pdf
◎ 三井不動産レジデンシャル、顧客や取引先を登録した携帯電話の紛失相次ぐ
住宅分譲の三井不動産レジデンシャル(本社:東京都中央区)で、顧客や取引先担当者の個人情報を登録した携帯電話の紛失が2件、相次いで発生した。同社は11日、同社社員が、取引先の担当者名と電話番号50件を登録した携帯電話を2日に紛失したことを発表。15日には、同社中部支店(名古屋市中村区)の社員が4日、顧客の氏名と電話番号1件と、取引先担当者の氏名と電話番号30件が登録された携帯電話を紛失したと発表した。どちらも警察への届出を行い、捜索しているが、発表の時点では見つかっていないという。同社は、該当する顧客と取引先に紛失の事実を説明し謝罪した。情報の不正使用などの事実は確認されていないという。同社では、個人情報取り扱いの重要性をより一層認識、理解するように指導徹底を図り、再発防止に努めていくとしている。
・リリース(三井不動産レジデンシャル)
http://www.mfr.co.jp/information/2008/0711.html
http://www.mfr.co.jp/information/2008/0715.html
◎ 滋賀県立成人病センター、669名分の患者情報入りPCを紛失
滋賀県立成人病センター(滋賀県守山市)は10日、同センターの男性医師(38歳)が669名分の患者情報が入ったパソコンを紛失したと発表した。同センターによると、医師は5日夜、京都市内で飲食した後にタクシーへ乗り、阪急桂駅前で降車。その後、駅で眠ってしまい、6日朝に目覚めた際、パソコンの入った鞄がなくなっていることに気がついたという。パソコンには、同センターの患者287名と、医師が以前勤めていた京都大学医学部附属病院(京都市左京区)の患者382名の性別、生年月日、検査データなどが保存されていた。京大病院分については、患者の氏名も含まれている。パソコンを起動するにはパスワードの入力が必要で、発表時点では情報が流出したとの報告は受けていないという。この件について京大病院はリリースを公表し、該当する患者に文書で謝罪したとしている。また、経緯を充分調査し、再発防止を徹底するという。
・滋賀県立成人病センター
http://www.pref.shiga.jp/e/seijin/
・リリース(京都大学医学部附属病院)
http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/news_data/h/h1/2008/news7/080710_2.htm
◎ 横浜市、職員が一般市民の個人情報をネット上に漏えい
横浜市は10日、市の職員がインターネット上に個人情報を漏えいしていた事実が5月30日に判明したと発表した。市によると、職員は、職務上知り得た一般市民に関する本来秘匿すべき個人情報を複数名分、漏えいした。5月29日に電子メールで通報があり、翌30日に関係所属で漏えい内容を確認、職員を特定し、この職員が行ったことを確認したという。市は、該当者に対し個別に謝罪を行っている。また、個人情報を扱う職員に対し改めて研修を行い、常日頃の意識付けと適切な取扱いの確認を行うなどして、再発を防止するとしている。市では、同市個人情報保護審議会の「この件を公表することによる二次被害で被害者の人権侵害が拡大したり、関係者の生活の平穏が損なわれないように配慮することが重要だ」との意見に基づき、これ以上の情報を公開していないが、神奈川新聞の報道によると、情報を漏えいしたのは市立児童福祉施設に勤務する50代の男性職員。この職員は、職員同士で情報を共有するつもりで、入所児童の様子や癖などを日記風につづり、ネット上に掲載していたという。
・リリース[PDFファイル](横浜市)
http://www.city.yokohama.jp/me/shimin/joho/press/joho080710.pdf
◎ NTT西日本沖縄支店、地図検索サイトへ登録した顧客情報が流出
西日本電信電話(NTT西日本)沖縄支店(沖縄県浦添市)と、同社からパソコンの設定業務を受託している大生通信は10日、大生通信の協力会社からNTT西日本沖縄支店の顧客情報が流出したことを発表した。両社によると、当該協力会社がパソコン設定業務に関する顧客情報の一部をインターネット上の地図検索サイトに登録し、誤ってこれを公開した。流出したのは、那覇市内の個人顧客63件の氏名、住所と、このうち14件分の電話番号など。流出した情報の不正使用等の事実は確認されていないという。両社は当該顧客を直接訪問し、謝罪と説明を行っている。大生通信では、対策室設置など顧客情報管理体制の強化、日常業務における管理の徹底、定期監査の実施等により再発防止を図るとしている。またNTT西日本沖縄支店では、業務委託企業等の情報管理状況を再度把握し、顧客情報の取扱いに関する管理の適正化と厳格化に向けた指導を徹底していくとしている。
・リリース(大生通信/西日本電信電話沖縄支店)
http://www.ntt-west.co.jp/okinawa/news/200710.html