◎ 明治安田生命、Winnyのウイルス感染で入社希望者約2000名の個人情報流出
明治安田生命保険相互会社(本社:東京都千代田区)は27日、大阪職域FC営業部(大阪市西区)の採用担当職員の自宅のパソコンから、来年度の入社希望者約2000名の個人情報がWinny(ウィニー)を介してインターネット上に流出したと発表した。同社によると、流出したのは女子学生約2000名の氏名、出身大学、住所、電話番号、メールアドレスなど。一部には筆記試験の得点や面接試験の評価なども記載されており、内定者45名については顔写真も含まれている。採用担当職員は自宅で仕事をするために、内部規定に反してこれら情報を持ち帰っており、先月10日ごろにウイルスに感染し流出したとみられる。今月14日、プライベートな写真の流出が判明し社内調査を進めていたところ、25日に個人情報が流出していたことが新たに判明したという。同社は、該当者に個別に連絡をとり、謝罪と事情説明を行っており、今後は再発防止策を徹底するとともに、事実関係を調査のうえで厳正な社内処分を実施するとしている。
・リリース[PDFファイル](明治安田生命)
http://www.meijiyasuda.co.jp/profile/release/2008/pdf/20081027.pdf
◎ 千葉社会保険事務局、8名分の国民年金被保険者記録を紛失
千葉社会保険事務局は24日、7月に船橋社会保険事務所の国民年金推進員が被保険者記録を紛失していたことを明らかにした。紛失したのは、8名の氏名、生年月日、基礎年金番号、戸別訪問日程などが記載された活動結果報告書1枚。当該推進員が7月24日に申し出、判明した。船橋社保事務所では警察署に遺失物届を提出するとともに、該当者宅を戸別に訪問し事情説明して謝罪。事務局では、管内の事務所の職員や推進員に対し、個人情報の保護や管理を徹底するよう指示した。
・リリース[PDFファイル](千葉社会保険事務局)
http://www.sia.go.jp/~chiba/kisayhappypi20.10.24.pdf
◎ 総務省、メールの誤送信で委員会傍聴希望者23名分のメールアドレス流出
総務省は24日、メールの誤送信でで23名分のアドレスが流出したと発表した。同省によると、同日昼に締め切った今月27日に予定されている情報通信審議会・情報通信技術分科会「携帯電話等周波数有効利用方策委員会」の第32回会合の傍聴希望者に対し、午後7時過ぎに傍聴の可否を連絡するメールを送った。その際に操作を誤り、計23名分のメールアドレスが受信者に見える形で送信してしまった。送信直後に担当職員が気づき、該当者に謝罪と当該メールの削除、メールアドレスの変更を依頼した。同省では今後、メールの送信前に送信者以外の者が宛先や送信内容を確認すなどして、再発防止に努めるとしている。・リリース[PDFファイル](総務省)
http://www.soumu.go.jp/s-news/2008/pdf/081025_1.pdf
◎NTT西日本の販売代理店、個人情報含む顧客アンケート60件を紛失
NTT西日本大阪支店と人材育成事業などを展開するJBMエムコンサルタント(大阪市北区/以下同社)は10月22日、個人情報を含むアンケート等を紛失したと発表した。発表によると、同社が10月18、19日に、NTT西日本の販売代理店として行ったフレッツ光の販売促進イベントで収集したアンケート等を紛失した。同社担当者が帰社後、当該アンケート等を入れたカバンの紛失に気づいたという。紛失したアンケートは約60件あり、氏名、住所、電話番号等が記載されていた。同社は顧客情報保護に関する全社員教育を行い、情報管理の再徹底を図る。また、NTT西日本大阪支店は、販売代理店への管理指導を徹底するとしている。
・リリース(JBMコンサルタント、NTT西日本大阪支店)
http://www.ntt-west.co.jp/osaka/news/2008/1022/index.html
・リリース(JBMコンサルタント)
http://www.jbmnet.on.arena.ne.jp/news/index.php?a=news_detail&id=20
◎パナソニックネットワークサービシズ、37名分の顧客情報を誤送信
映像配信や配信サービスサポートを行うパナソニックネットワークサービシズ(東京都品川区)は10月22日、同社が提供しているカラオケ楽曲配信サービス「ゆめカラ」の顧客37名分の個人情報を取り違えてメール送信したと発表した。発表によると、同社は顧客に支払い方法の問合わせメールを送るため、送信先リストを作成したが、その際に氏名とメールアドレスの組合わせを間違えて作成してしまった。そのため、メールに記載された会員ID、氏名と異なる宛先にメールを誤送信した。10月17日、顧客より「記載されている会員IDと宛名が違う」との問合わせがあり、事態が発覚。調査したところ、顧客37名分の会員ID、氏名が異なる宛先に送信されていたことが判明した。同社は該当する顧客に対してメールおよび電話で謝罪した。同社は、データの整合チェックや複数回数または人数によるチェックを徹底し事故防止に取り組むとともに、再発防止に向けての管理体制、業務手順、ルールの徹底を図るとしている。
・リリース[PDFファイル](パナソニックネットワークサービシズ)
http://www.panasonic.co.jp/pns/img/topic081022_1.pdf
◎ 大阪市立総合医療センター、患者情報136名分のデータ含む電子手帳を紛失
大阪市立総合医療センター(大阪市都島区)は10月21日、同センターに勤務する医師が、患者のデータを含む電子手帳を紛失したと発表した。同センターによると、医師が電子手帳を紛失したのは9月5日で、事態をセンターに報告したのは10月17日。電子手帳には、2006年3月から2008年7月までに術中経食道心エコー検査を受けた患者136名の氏名が書いてあった。病名等も英字で略記されていたが、同センターでは、当該科の医師以外は判別が難しいとみている。同センターは、該当する患者と家族へ個別に説明と謝罪を行っている。また、個人情報の管理徹底に努めるとしている。
・リリース(大阪市立総合医療センター)
http://www.city.osaka.jp/kenkoufukushi/ocgh/osirase/081029.htm
◎ パナホーム東中国支社、12年前のキャンペーン応募ハガキが漏えいし買い取り要求
パナホーム東中国支社(岡山県岡山市)は21日、キャンペーンの応募ハガキがが外部に漏えいし、入手した人物から買い取りを要求されるという事件があったことを明らかにした。同支社によると、漏えいしたのは2002年10月に吸収合併したパナホーム岡山が1996年12月から翌年3月にかけて行った「百万円プレゼント」キャンペーンの応募ハガキ2951名分で、応募者の住所、氏名、年齢、職業、電話番号が記載されていた。今年6月23日、買い取りの要求があり警察署に被害届を提出。同月27日に容疑者が逮捕され、ハガキは全て回収。先月26日に検察庁からハガキが返還され、漏えい内容が明らかになった。合併に伴う事務所の移転時に、廃棄物の中に紛れていたものを持ち去られた可能性が高いという。同支社では、該当者に事情説明と謝罪の書面を送付。今後は、不要になった個人情報を速やかに廃棄するなどし、再発防止に努めるとしている。
・リリース[PDFファイル](パナホーム)
http://www.panahome.jp/west/img/20081021.pdf
◎国土交通省関東運輸局、四国運輸局、九州運輸局で税納付書を誤廃棄
国土交通省の関東、四国、九州の運輸局は21日、自動車重量税納付書を誤廃棄したと発表した。発表によると、それぞれの運輸局で、管内運輸支局等の自動車登録・検査申請に関する行政文書の保存状況を総点検したところ、既定の保存期間中の自動車重量税納付書を誤って廃棄処理していたことが判明した。関東運輸局では、練馬事務所で「2003年4月1日~2004年2月12日(212日間分)の26万2781件」、多摩事務所で「2003年4月1日~2006年6月30日(795日間分)の99万5023件」、八王子事務所で「2003年4月8日~2004年3月2日(220日間分)の21万3443件」の自動車重量税納付書を、保存期間の5年を待たずに廃棄していた。同じく、四国運輸局の香川運輸支局で「2003年4月1日~2004年3月31日(246日間分)の29万1338件」、九州運輸局の福岡運輸支局で「2003年4月1日~2004年3月31日(246日間分)の38万6355件」「2004年4月1日~2005年3月31日(243日間分)の38万1件」の自動車重量税納付書を保存期間を待たずに誤廃棄していた。いずれも当該納付書は溶解処理または焼却処理されており、個人情報が外部に流失することはないという。それぞれの運輸局は、再発防止のための措置を講じ、適正な文書管理を図るよう指示を出している。
・リリースて[PDFファイル](国土交通省関東運輸局)
http://www.ktt.mlit.go.jp/press/0810/cc_ct_p081021.pdf
・リリース(国土交通省四国運輸局)
http://www.skt.mlit.go.jp/su/dwn.php?id=1303&num=2
・リリース[PDFファイル](国土交通省九州運輸局)
http://www.qst.mlit.go.jp/press/pdf/press081021.pdf
◎ TOKAI、顧客情報621件を含むガス検針の巡回表を紛失
LPガスのTOKAI(本社:静岡市葵区)は20日、同社焼津支店で顧客621名の個人情報を記載した巡回表1冊を紛失したと発表した。同社によると、同社係員がガスメーターの検針作業のため移動中にバックから出し入れした際に落とした可能性が高いという。紛失した巡回表には、顧客の氏名、住所、電話番号が記載されていたが、料金や支払口座などの情報は含まれておらず、これまでのところ顧客情報が悪用された兆候はないという。同社では、該当者に個別に連絡し、事情を説明して謝罪。今後は、社員教育を強化し再発防止に努めるとしている。
・リリース[PDFファイル](TOKAI)
http://tokai.jp/Wnews/201020release.pdf
◎横須賀市、市立中教師が生徒の個人情報20名分を含むUSBメモリー紛失
横須賀市は20日、市立中学校の教師が生徒の個人情報20名分を含むUSBメモリーを、校内で紛失したと発表した。発表によると、当該教諭は8日に職員室のコンピュータでUSBメモリーを使用し、15日に再度使おうと自分の机の引出しを開けたところ、ないことに気づいた。教諭は心当たりを探したが見つからず、17日に学校長に報告。学校長は同日、他の職員とともに再度校内を捜索したが見つからず、紛失事故として教育委員会へ報告した。USBメモリーに記録されている個人情報は、当該教師が担任する特別支援学級の1、2、3年生計12名と、陸上部員6名の計20名分。情報内容は、陸上部員6名は氏名。1、2、3年生計12名については、国語、数学、保健体育、技術、総合的な学習の時間の評価が記載されている「通知表」。1年生2名については、生徒氏名、性別、生年月日、住所、電話番号、家族構成、診断名、その他指導上の情報が記載されている「個別教育計画」も含まれている。学校長は、19日までに当該生徒の各家庭を訪問し、事情説明と謝罪を行った。教育委員会は20日に臨時学校長会議を開催し、個人情報の適切な管理について注意を喚起した。今後は再発防止に向け、学校内の個人情報の適正管理を徹底していく。とくに、USBメモリーの取扱いについては管理基準の遵守を徹底していくとしている。
・リリース(横須賀市)
http://www.yokosuka-benri.jp/db/nagekomi/n100002775.html
◎済生会平塚病院、医師の自宅で患者情報86名分を含むノートPC盗難
済生会平塚病院(神奈川県平塚市)は20日、医師の自宅で患者情報86名分を含むノートPCが盗難にあったと発表した。発表によると、9日午後6時15分頃、当院医師の自宅に窃盗犯が侵入し、現金とノートパソコンが盗まれた。このノートパソコンには2008年9月1日~10月6日に整形外科に入院していた86名分の患者の情報が含まれていた。情報内容は、氏名、年齢、入院日、主治医名、病名、手術日・手術名・術後日数(手術患者のみ)、入院日数、退院予定日など。当該医師は、院内パソコン故障のため、自宅のノートパソコンを持ち込み使用していた。患者情報をUSBメモリーに保存して院内で管理していたが、ノートパソコンを自宅に持ち帰った際にバックアップしていた業務データが消去されていなかった。同院は該当患者へお詫びと説明をしている。また、院内職員を緊急招集し事実関係の周知と、再発防止を徹底させた。
・リリース(済生会平塚病院)
http://www.hiratsuka.saiseikai.or.jp/
◎千葉県社会福祉協、介護支援専門員実務研修受講試験の受験者15名分の資料紛失
千葉県社会福祉協議会(千葉市中央区)は20日、同会の職員が「平成20年度千葉県介護支援専門員実務研修受講試験」の受験者15名分の個人情報を記載した資料を紛失したと発表した。発表によると16日、当該職員が勤務終了後に試験監督員としての作業を自宅で確認するために、試験の資料を背広のポケットに入れて持ち帰り、船橋市内で行われた交流会に出席。その後、帰宅途中に紛失したという。同会は翌17日に、当該職員から報告を受け、調査を行うとともに監督官庁である千葉県に報告した。また、該当する受験者へ電話で連絡と謝罪を行った。紛失資料は、「試験概要」「運営体制、全体注意事項」「実施スケジュール」「試験室座席図」で、千葉県社会福祉センターで受験した15名分の氏名、障害等の部位、試験中に特別な配慮を希望される事項が記載されていた。住所や電話番号、年齢等の情報は記載されていない。また、紛失した資料は試験実施の運営マニュアルであり、試験の合否に影響を及ぼす情報は記載されていないという。同会は個人情報の管理を徹底し、再発防止に努めるとしている。
・リリース[PDFファイル](千葉県社会福祉協議会)
http://www.chibakenshakyo.com/12keamane/pdf/keamane_owabi.pdf