◎ 多摩市、同報メールを「TO」で送り市政メールモニター登録者51名のアドレス流出
東京都多摩市は20日、電子メールの操作を誤り多摩市政メールモニターの登録者51名のメールアドレスが流出したと発表した。市によると、今月17日午後、広報広聴課の職員が登録者にメールを送る際、本来ならば「BCC」欄に指定すべきアドレスを誤って「TO」欄に指定し送信してしまったため、送付先全員のアドレスが表示された形で送られてしまった。受信者の指摘で判明し、同日、事情の説明と謝罪のメールを送るとともに、誤送信メールの削除を依頼した。多摩市政メールモニターは、市政に関する市民の評価や意向を把握するために先月から募集していた登録者による市政に関するアンケート調査で、この日が初めてのメール送信だった。市は今後、市民へのメール送信は「BCC」を原則とするなど、電子メール取扱いの基準を徹底するとしている。
・リリース(多摩市)
http://www.city.tama.lg.jp/johokokai/johohogo/006962.html
◎神奈川県の生徒情報11万人分流出続報~日本IBMがShare放流者特定へ
神奈川県立高校の2006年度の全生徒約11万人の個人情報がファイル共有ソフトのWinny(ウィニー)を介して流出したおそれがある問題で、その後Share(シェア)のネットワーク上で約2000件分の流出が確認されていたが、日本IBM(本社:東京都港区)は20日、Share放流者を特定する重要情報を得たと発表、刑事告訴も検討するとしている。流出したおそれがある11万人の生徒情報は、日本IBMが県教育委員会から受託していた授業料徴収システムに関連する資料の一部で、同社の業務委託先の社員が所有していたパソコンに当該データが残存しており、このパソコンがWinnyを介してウイルス感染したことが判明していた。しかし、Winnyネットワーク上では流出情報が確認できず、その後Shareネットワーク上で約2000件の情報流出が見つかった。Winnyから情報を入手した第三者がShare上に公開したとみて、同社は追跡調査を続けていたが、今回の経過発表で同社は、Share上へ情報公開を図ったとみられる人物の特定に結びつく重要情報を入手したことを明らかにした。該当するインターネットサービスプロバイダーに協力を要請していくという。また、Share上への情報公開行為は、刑事事件化も視野に入れ、神奈川県警との協議を開始したという。
・リリース(日本IBM)
http://www-06.ibm.com/jp/news/2008/11/2001.html
◎ TOKAI、LPガス配送カードなどが車両ごと盗難
LPガスのTOKAI(本社:静岡市葵区)は19日、同社茨城支店(茨城県小美玉市)でLPガス配送用業務車両が盗まれた発表した。車中には、顧客52名の住所、氏名を記載した「LPガス容器配送カード」と、67名の住所、氏名、電話番号を記載した「ガス漏れ警報器交換予定表」が積まれたままになっていた。同社によると、業務車両は同支店に隣接する駐車場に駐車しており、今月14日(金)から17日(月)の早朝にかけて盗難にあったという。同社は該当者に対して個別に連絡し、事情を説明して謝罪。今後は、作業帳票の業務用車両への積み下ろし管理を毎日行うようにし、再発防止に努めるとしている。
・リリース[PDFファイル](TOKAI)
http://tokai.jp/Wnews/201119release.pdf
◎ 大阪信用金庫、顧客110名分の伝票綴を紛失
大阪信用金庫(本店:大阪市天王寺区)は19日、上福島支店(大阪市福島区)で110名分の顧客情報を記載した伝票綴1冊を紛失したと発表した。同金庫によると、先月15~17日に同支店の検査を行ったところ、今年3月28日付の伝票綴1冊の紛失が判明した。伝票綴には、個人61名を含む110名分の名前や住所、生年月日、電話番号、口座番号、取引内容などが記載されていた。内部調査の結果、不正に持ち出された形跡はなく、使用済コピー用紙を廃棄する際に誤って回収袋に混入し、そのまま裁断された可能性が高いという。
同金庫は再発防止に努めるとしており、同支店以外についても伝票綴の保管状況を点検しているという。
・リリース(大阪信用金庫)
http://www.osaka-shinkin.co.jp/about/news/news201119.html
◎有楽土地、個人情報を含むノートPCが再委託先社員の上海の自宅で盗難
不動産業の有楽土地(本社:東京都中央区)は11月17日、業務を委託した会社の再委託先で、同社内部の管理資料が入ったノートパソコンが盗難にあったと発表した。発表によると、盗難があったのは10月25日。同社事務管理システムの開発業務委託先が業務を再委託している「レジェンドアプリケーションズ・チャイナ」社員の中国(上海)の自宅で、同社の情報が入ったノートパソコンが盗まれた。ただちに現地警察に被害届を出し、現場確認を行ったが、現時点で発見に至っていない。パソコンに入っていた情報の内容は、同社が賃貸する家具付マンション「コンフォート」の個人情報17件を含む契約者情報(部屋番号、契約者名、月額賃料等)、同社が実施する転貸ビル事業の個人情報5件を含むオーナー情報(ビル名称、所有者名、敷金等)。当該パソコンには高度な2種類のセキュリティ対策が講じられており、情報漏えいの可能性は極めて低いという。同社は、該当顧客全員に個別に連絡し、お詫びと事態報告をしている。また、所管官庁である国土交通省へ事件内容を報告した。同社は今後、業務委託先の情報管理体制の改善指導と、定期的監視を再徹底し、再発防止に努めるとしている。
・リリース[PDFファイル](有楽土地)
http://www.yuraku.co.jp/privacy/pdf/jyoho.pdf
http://www.yuraku.co.jp/
◎三井住友銀行、1万2083件分の顧客情報を含む書類を紛失
三井住友銀行(本店:東京都千代田区)は17日、1万2,083件分の顧客情報を含む預金印鑑届と外国為替勘定元帳を紛失したと発表した。発表によると、同行が預金印鑑届などの顧客情報が含まれる資料の保管状況の調査を行ったところ、386支店において1万360件分の預金印鑑届が、8支店において1,723件の外国為替勘定元帳が紛失していることが判明した。内部調査の結果、紛失した書類は保管期限を過ぎた書類に混入するなどして行内で誤って廃棄された可能性が高く、不正に持ち出された形跡は認められないという。紛失した預金印鑑届には、顧客の氏名、住所、電話番号、口座番号、届印の印影などの個人情報が記載されていた。また、紛失した外国為替勘定元帳は2001年12月以前の一部期間のもので、顧客の氏名、口座番号、入出金明細などの個人情報が記載されていた。同行は該当する顧客に対して書面で案内するという。また、今回の事態を重く受け止め、再発防止に向けて顧客情報の管理を再度徹底するという。
・リリース(三井住友銀行)
http://www.smbc.co.jp/news/j600389_01.html
◎コザ信用金庫、個人情報480名分を記載した「満期管理表」等が盗難
コザ信用金庫(沖縄県沖縄市)は17日、個人情報480名分を記載した「定期預金担当者別満期管理表」および「定期積金担当者別満期明細表」が盗難にあったと発表した。発表によると、盗難があったのは12日午後3時20分頃で、同庫十字路支店の渉外担当職員が駐車中の車の鍵を壊され、顧客データ等の入った鞄が盗まれた。同庫は所轄警察署に盗難届を提出するとともに、盗難現場周辺の捜索を行っているが、今のところ発見に至っていない。現時点で顧客情報の不正使用等の事実は確認されていない。顧客情報の内容は、住所、氏名、電話番号、預金残高等。同庫は今後、顧客情報管理の徹底と管理態勢の構築に取組み、再発防止に取組むとしている。
・顧客情報データ等の盗難について[PDFファイル](コザ信用金庫)
http://www.kozashinkin.co.jp/documents/owabi_20081117.pdf