◎大阪府建設指導室、開発許可申請者約300名分の個人情報を含むPC紛失
大阪府建設指導室は11月28日、開発許可に関する資料を保存していた職員用パソコン1台を紛失したと発表した。発表によると、同室職員が退庁時にパソコンを机の上に置いたまま帰宅したところ、翌日の11月28日朝、出勤した際にパソコンが紛失していることに気づいた。電源、LANコード、マウスは残存していたという。執務室内などを捜索したが発見には至らなかった。午前9時半過ぎに警察に連絡し、午前10時半頃より警察による捜査が開始された。大阪府では、退庁時にはパソコンを机上に放置せず、ロッカーや引き出しなどに保管するよう規定していた。紛失したパソコンには、開発許可に関する資料(開発許可書案、作業用資料、検査済公告案、現場写真など)が保存されており、開発許可申請のあった申請者約300名分の住所、氏名などの個人情報が含まれていた。今後は、該当する申請者に対して、できるだけ早く今回の事態について説明するという。また「職員用端末機等管理運用要領」規定に基づいて、職員用パソコンの管理を徹底するという。
・リリース(大阪府建設指導室)
http://www.pref.osaka.jp/fumin/html/20689.html
◎JCエンターモーションの個人情報流出により携帯SNSサイト「はぴも」終了
携帯サイト運営などを行うJC(東京都港区)は11月28日、運営していた携帯SNSサイト「はぴも」を終了した。10月末に、「はぴも」会員の個人情報がシステム管理委託先のエンターモーション(東京都目黒区)から流出したことにより、会員に多大な迷惑をかけ、不信感を与えてしまったことがサービス終了の理由だという。エンターモーションからは、「はぴも」のほか「@もちこ」「懸賞なびモバイル」「シネマ倶楽部モバイル」など最大6サイトのユーザー情報23万2970件が流出したおそれがあり、調査が続けられている。JCによると、エンターモーションから情報が流出したことにより、10月28日から「はぴも」会員に迷惑メールが届くようになった。メールに掲載されていたサイトに登録をしてしまった場合、11月17日頃には複数のドメインから1日に30通の迷惑メールが届く状況になっていたという。同社では、迷惑メールのドメインを拒否登録するよう会員に呼びかけたり、迷惑メール送信業者に情報の削除を依頼するなどしてきたが、検討の結果、今後、「はぴも」会員に同サービスを安心して利用してもらうことは困難だと判断し、サービス終了を決めたという。
・リリース[PDFファイル](JC)
http://mcjc.jp/images/nr002.pdf
・リリース(エンターモーション)
http://www.entermotion.jp/news/20081201.html
◎愛知銀行、顧客の個人情報8650件を記載した伝票綴りを紛失
愛知銀行(本店:愛知県名古屋市)は11月27日、顧客の個人情報8650件を記載した伝票綴りを紛失したと発表した。紛失があったのは同行の当行浄心支店で、今年10月に資料作成のため書庫内の伝票を確認した際、2004年11月の20営業日分の伝票綴りが不在であることが判明した。同行は取引件数を約8650件と推定している。伝票綴りに記載されていた主な顧客情報は、氏名、口座番号、取引金額など。不在の発覚後、ただちに捜索したが、現在まで発見に至っていない。内部調査の結果、紛失した伝票綴りは誤って溶解処分した可能性が高く、外部への情報漏えいの懸念は極めて低いという。これまで本件に関する外部から問合わせや不正要求等問題となる事象は生じていない。同行は専用の問合せ窓口を設置した。また、再発防止に向け、管理態勢の見直しや行員の意識向上を図り、顧客情報の管理強化等に努めていくとしている。
・リリース[PDFファイル](愛知銀行)
http://www.aichibank.co.jp/menu/news_pdf/news20081127.pdf
◎千葉県健康福祉指導課、21世紀成年者縦断調査の対象者7名分の個人情報紛失
千葉県健康福祉指導課は11月27日、厚生労働省から委託を受けて実施している第7回21世紀成年者縦断調査の対象者7名分の個人情報を記載した名簿と地区要図を紛失したと発表した。発表によると、統計調査員が調査対象者の名簿と地区要図を封筒に入れて自宅玄関に置いていたところ、11月20日午前中、所轄の健康福祉センターに持参するため確認した際に紛失していることに気づいた。同居の家族に所在を確認すると、調査票を回収し終えていたのでその他のものは不要と思い、他の可燃ごみと一緒にごみ袋に入れて、自宅前の指定場所に11月10日か14日の朝に置いたことが判明した。指定場所に置かれた可燃ごみは、当日業者に回収され焼却炉に搬送されている。紛失した書類には、第7回21世紀成年者縦断調査の対象者7名分の氏名、性別、生年月、住所、配偶者の有無の個人情報が記載されていた。同課は当該調査員に対し、個人情報の取り扱いについて厳重に注意した。また、11月26日に当該調査員と健康福祉センター職員が対象者宅を戸別訪問し、事情説明と謝罪を行った。今後は再発防止に向けて、健康福祉センターを通じて現在任命中の各調査員に対し、個人情報の含まれる資料の保管について徹底するとともに、同センターおよび福祉事務所に対し、各種調査における個人情報の保管について、各調査員への周知徹底を図るようにするという。
・リリース(千葉県健康福祉指導課)
http://www.pref.chiba.lg.jp/syozoku/c_syafuku/21seiki.html
◎神奈川県三浦市立中学校、生徒のべ950名の個人情報入りメモリー紛失
神奈川県三浦市教育委員会は26日、市立中学校の40代の女性教諭が生徒のべ950名の個人情報を記録したUSBメモリーを紛失したと発表した。市教委によると、紛失したメモリーには教諭が担当する教科の2004~2007年度と今年度前期の1~3学年の成績約750名分。2004~2007年度に担任した生徒の通知表の所見約120名分。今年度の入学生の給食費振込口座や名義人名、生徒名、口座番号一覧約100名分が記録されていた。今月19日、教諭は校内のパソコンで当該メモリーを使用後、ペンケースに入れて保管し内会議に出席。翌20日、出勤した際に保管場所にメモリーがないことに気付き校内を探したが発見できず、同日夕方管理職に報告。21日に全職員で探したが見つからなかったという。メモリーやファイルには、パスワードなどのの設定はしていなかった。同校では27日、保護者会を開いて事情を説明し謝罪。市教委は、市内学校でのUSBメモリーなどの個人情報の取扱いについて管理の徹底を図るとしている。
・リリース(三浦市)
http://www.city.miura.kanagawa.jp/hisho/press/2008/1126.html
◎ 第四銀行、顧客情報1万7386件分を含むマイクロフィルム紛失
第四銀行(新潟市中央区)は26日、1万7386件分の顧客情報を記録したマイクロフィルムを紛失したと発表した。紛失したマイクロフィルムには、顧客のカナ氏名と口座番号、取引日や金額などの取引内容が記載されていた。同行では、各支店などで保管していたマイクロフィルムを本部で集中保管する作業を進めていたところ、のべ16部支店で一部が紛失していることが判明した。同行は、保存期限を間違え行内で誤って廃棄した可能性が高いと見ており、今後は顧客情報の管理を徹底し再発防止に取り組むとしている。
・リリース(第四銀行)
http://www.daishi-bank.co.jp/detail.php?id=1582
◎ 広島東洋カープ、案内メールの誤送信で583名の個人情報流出
プロ野球球団の広島東洋カープ(広島市中区)は25日、今月22日からホームページで受け付けていた中学3年生までのファンクラブ「ジュニアカープ」の募集で入金案内メールを誤送付し、応募者583名の個人情報が流出したと発表した。球団によると、22日にホームページで受付を開始した当初は自動返信対応の申込フォームを使用し入金案内メールを返信していた。ところが、アクセスが集中して機能しない状況になったため、同日、自動返信を行わない申込フォームに変更した。翌23日、変更後のフォームで申し込んだ応募者に入金案内メールを送付する作業を行った際に、メールアドレスとその他の情報がずれていたことに気付かず送信してしまったため、583名分の返信に別の応募者の住所、名前、生年月日、電話番号が記載されてしまった。球団は誤送信先に謝罪するとともに誤送信メールの削除を依頼。今後は個人情報の取扱の意識向上を図るとしている。
・リリース(広島東洋カープ)
http://www.carp.co.jp/fanclub/index_j.html
◎横浜市の地域ケアプラザ、2名分のサービス提供票を無関係の個人宅へFAX誤送信
横浜市は11月25日、鴨志田地域ケアプラザ(横浜市青葉区/指定管理者:社会福祉法人ふじ寿か会)で2名分の「サービス提供票」を無関係の個人宅へ誤ってFAXしたと発表した。サービス提供票とは、ケアプランに基づいてサービス事業者から提供するサービスの計画を記載した書類で、氏名、被保険者番号、生年月日、性別、介護度、利用するサービス内容が記載されていた。FAXの誤送信があったのは11月5日で、同ケアプラザから、2名分のサービス提供票を福祉用具事業所にFAXで送付すべきところ、誤って個人宅に送付していた。11月25日正午頃に誤送信されたFAXを受けた個人から連絡があり、判明した。同日中に所長が当該個人宅を訪問して謝罪とサービス提供票の回収を行い、さらに情報が流出した2名の自宅を訪問し、経過説明と謝罪をした。同ケアプラザでは今回の事故を踏まえ、職員全員に再度研修を行い、FAX送信時のダブルチェックを徹底するとしている。また、青葉区役所は区内の全地域ケアプラザに今回の情報を伝え、個人情報の適正な取扱いについて再度指導を徹底する。
・リリース(横浜市)
http://www.city.yokohama.jp/me/aoba/houdou/index2008_60.html
◎デンソーウェーブ、案内メール誤送信で、会員メルアド600名分が流出
産業用ロボットの開発等を行うデンソーウェーブ(本社:東京都港区)は11月25日、会員に向けた案内メールを誤送信し、600名分のメールアドレスが流出したと発表した。発表によると、同月20日、同社の会員サイト「産業用ロボット FAメンバーサイト」の登録会員に、「会員サイトリニューアルのご案内」メールを送付した際、メルアドをBCCで指定すべきところ、誤って宛先に指定し、メルアドを表示した状態で送信してしまった。同社は誤送信の対象となった全員に報告とお詫びをし、当該メールの削除を依頼した。同社は改めて管理方法を見直し、再発防止に向けて厳重かつ適正な管理を徹底するとしている。
・リリース(デンソーウェーブ)
http://www.denso-wave.com/entry/ja/2008/11/post_75.html
◎ 良品計画、お知らせメールを「CC」で送りアドレス43件流出
無印良品の良品計画(東京都豊島区)は22日、メールの誤送信で顧客の氏名とメールアドレス43件が流出したと発表した。同社によると21日夕方、熊本県菊陽町に17日オープンした同社のモデルハウス「無印良品の家 熊本店」でイベント情報をメール送信する際、本来ならば「BCC」欄に指定すべき送付先を誤って「CC」欄に指定してしまったため、43名全員の送付先が表示された状態で送られてしまった。同日、受信者からの指摘で分かり、同社は誤送信先全員に1件ずつ謝罪のメールを送信。今後は、メール送信前に複数で確認するなど再確認を徹底し、再発防止に努めるとしている。
・リリース(良品計画)
http://ryohin-keikaku.jp/news/2008_1122.html
◎中日信用金庫、顧客情報35万件含むATM利用明細表を紛失
中日信用金庫(本店:名古屋市北区)は11月21日、顧客情報35万件含むATM利用明細表を紛失したと発表した。発表によると、紛失した資料はATMの利用内容を記録するATM利用明細表(ロール状の紙)。預金口座からの引出しに必要な暗証番号情報は記載されていない。内部調査の結果、紛失資料の大部分にあたる34万8316件は、保存期限前に機密書類として誤廃棄した可能性が高い。また、発見されていない1511件についても、同様に誤って廃棄処分した可能性が高く、外部に漏えいした可能性は極めて低いとしている。機密書類の廃棄は、セキュリティが完備された専門業者に委託し、解読不可処理をした後、再資源化処理しているという。同庫は今後、内部資料の保管管理を厳格化し、資料廃棄時の確認を徹底するなど、再発防止に取り組んでいくとしている。
・リリース[PDFファイル](中日信用金庫)
http://www.shinkin.co.jp/chunichi/topix/tppdf/atm_meisai_hunshitsu.pdf
◎ 東京ガス、車上荒らしで29世帯分の顧客上を含む携帯端末など盗難
東京ガス(本社:東京都港区)は21日、ガス温水システムの修理・点検業務を委託している子会社のキャプティ・ライブリック(東京都世田谷区)の作業用車両が車上荒らしにあい、顧客情報の入った業務用携帯端末と点検作業票、領収書綴りが盗まれたと発表した。同社によると19日午後、訪問先で検作業を行うために作業員が横浜市青葉区の路上に車を止めていたところ、施錠した車の窓ガラスが割られ助手席の下に置いていた手提げ袋がなくなっていた。手提げ袋には、7世帯分の住所、氏名、電話番号などが記録された携帯端末、1世帯分の点検作業票、21世帯分の領収書綴りと機器修理代金15万円が入っていた。
翌20日午後、被害現場付近の路上で手提げ袋が拾われ、点検作業票と領収書綴りは回収できたが、携帯端末と現金は発見されていない。携帯端末のデータは暗号化され3種類の暗証番号でロックされているという。同社は、該当者に個別に連絡し事情を説明して謝罪。今後は委託先と連携して再発防止に努めるとしている。
・リリース(東京ガス)
http://www.tokyo-gas.co.jp/important/20081121-01.html
◎ 京都府、イベント参加者114名分の登録者票を一般ごみに
京都府は21日、就業支援施設「京都ジョブパーク」(京都市南区、京都テルサ内)で開いたイベントの参加者114名分の登録者票を誤って一般ごみとして出し焼却処分したと発表した。府によると、誤って処分したのは今月16日に行った就職活動に役立つ知識やノウハウを学ぶ学生や若年求職者向けのイベント「就活まつり」で参加者から回収した登録者票の一部。参加者の住所や氏名、電話番号、生年月日などが記載されており、本来ならばシュレッダーで処理する必要があったが、イベント当日夜、参加者の集計後に受講整理券などと一緒にごみとして搬出してしまったという。府は該当者に対し個別に連絡して事情を説明し謝罪。今後は個人情報の保管管理と適切な廃棄処理の徹底を図り、再発防止に努めるとしている。
・リリース(京都府)
http://www.pref.kyoto.jp/jobpark/1227173285531.html
◎ サン・ライフ、Winnyのウイルス感染で顧客情報流出~最大12000名分
冠婚葬祭業のサン・ライフ(神奈川県平塚市)は21日、同社社員の私有パソコンがウイルスに感染し、顧客情報など191名分がファイル共有ソフトWinny(ウィニー)を介してインターネット上に流出したと発表した。同社によると、現時点で流出が確認されているのは同社や同社子会社が保有する個人情報191件。氏名や住所のほか1件には電話番号が含まれており、同社は該当者に対し個別に連絡して、事情の説明と謝罪を行っている。同社社員がこれらデータを持ち出し自宅のパソコンで作業を行っていたところ、ウイルスに感染しWinnyを介して流出。今月16日夜、ネット掲示板で流出が指摘され、翌日、社員が書き込みに気付いて発覚した。社員のパソコンには、顧客名簿など計1万2000名分の個人情報が保存されており、それらも流出した可能性があるとみて、同社は調査を進めている。
・リリース[PDFファイル](サン・ライフ)
http://www.sunlife.jp/news/pdf/20081121.pdf