◎幸手市、682名分の個人情報を含む水道検針データ等紛失
埼玉県幸手市は5日、水道料金徴収事務を委託している日本ウォーターテックスの水道メーター検針員が、682名分の個人情報を含む水道検針データ等を盗まれたと発表した。市によると、4日午前11時45分から正午ごろにかけて、検針員が路地にバイクを止めて検針作業をしていたところ、バイクと、前かごに入れておいたバッグを盗まれた。バッグには、顧客の住所、氏名、顧客番号が記載された検針簿682名分、公共施設や事業所分の持ち帰り用検針票30枚と、検針員用身分証明書1枚が入っており、直ちに幸手警察署幸手駅前交番に盗難届を提出したという。市では、該当する顧客を訪問して謝罪した。また今後、委託先に対して個人情報保護の重要性を再認識させ、再発防止策を徹底するとしている。
・リリース[PDFファイル](幸手市)
http://www.city.satte.lg.jp/ka/suidou-bu/suidou/oshirase/kenshin-date.pdf
◎キッズステーション、応募者への発表メール誤送信で615名分のアドレス流出
こども向け専門チャンネルのキッズステーション(東京都千代田区)は5日、オーディションの結果を発表するメールの誤送信で、応募者615名分のメールアドレスが流出したと発表した。発表によると、4日夕刻、同社の担当者が「よゐこと一緒に番組もりあげ隊!募集!」 オーディションにエントリーした応募者(615宛先)に結果発表を知らせるメールを一斉送信した際、メルアドが他の受信者に見える形で送信してしまった。同日夜、同社は該当者に報告とお詫びをし、該当メールの削除を依頼した。今後はこのような事態が生じないよう、厳重かつ適正な管理を徹底するとしている。
・リリース(キッズステーション)
http://www.kids-station.com/rni9hp0000001lzs.html
◎JALホテルズ、14万5052名分の個人情報が外部から閲覧可能に
JALホテルズ(本社:東京都品川区)は5日、顧客14万5052名分の名前とメールアドレスのリストが約2か月間、ネット上で閲覧可能な状態になっていたことを明らかにした。同社がメール送信を委託していた広告会社インプレッション(東京都中央区)が、アクセス権を適切に設定せずにリストを内部作業用のサイトに置いていたことが原因。JALホテルズによると、今回の事態は4日、リストに名前があった顧客からの指摘で判明。リストには、9月24日付で発送したキャンペーンメールの送付先となっていた顧客の名前とメールアドレスが掲載されていた。リストが閲覧可能な状態になっていたのは10月10日から12月4日までの期間。リストに住所や電話番号などの情報は含まれておらず、流出した情報が悪用されたという報告は受けていないという。JALホテルズは、本件の原因は委託先会社の人為的なミスだが、適切な再発防止措置を講じ、顧客の個人情報を厳格に管理していくとしている。
・リリース(JALホテルズ)
http://www.jalhotels.com/jp/company/information081205.html
◎芝浦工業大学柏高校、ひったくりで54名分の答案紛失
芝浦工業大学柏高等学校(千葉県柏市)は5日、同校の講師が帰宅中、後期中間試験の答案54枚が入った鞄を盗まれたと発表した。同校によると3日夜、帰宅途中の数学講師が自宅付近でバイクによるひったくりにあい、高等学校2年生「数学B」(理系)の答案54枚が入った鞄を盗まれた。直ちに警察に被害届を出したが、5日の時点で答案は見つかっていないという。同校では、答案の自宅での採点を認めているが、答案用紙等の管理、取り扱いについては日ごろより十分に注意するよう指導していたという。同校では6日、「数学B」の再試験を行った。
・リリース[PDFファイル](芝浦工業大学柏高等学校)
http://www.ka.shibaura-it.ac.jp/touan.pdf
◎早稲田大学、セクハラ相談の内容や個人情報719件が流出
早稲田大学(東京都新宿区)のハラスメント相談の内容や個人情報がファイル共有ソフトを介してインターネット上に流出していたことが明らかになった。同学が4日に発表した資料によると、流出した情報は同学の「ハラスメント防止委員会」に、1999年4月~2007年5月の間に寄せられた相談内容のリストで、719件分の相談内容が記載されていた。これらの情報の取扱いを許可されていた嘱託職員が、今年7月、個人情報の持ち出しは禁止されているにもかかわらず、整理作業のために当該情報を自宅に持ち帰った。この作業中のデータが流出している。11月14日頃に、ウイルスに感染したパソコンからファイル共有ソフトを介して流出したとみられる。流出情報には「セクハラ」「ストーカー」「アカハラ(アカデミック・ハラスメント)」などの相談について、相談年月日、相談者の氏名、性別、所属や、相手の氏名、性別、所属などの個人情報が記載されていた。流出した情報は相談内容をリスト化したもので、実際にセクハラなどがあったかどうかの事実関係は不明。
・リリース(早稲田大学)
http://www.waseda.jp/jp/news08/081204.html
◎JR東海、保存期限満了前のカード売上票3万枚を紛失
JR東海(本社:名古屋市中村区)は4日、クレジットカード売上票の保存状況を点検した結果、保存期限満了前のカード売上票3万枚の紛失が判明したと発表した。今年6月27日に発表した掛川駅におけるクレジットカードを利用時の売上票(駅控)紛失を受けて、同社の全駅における売上票の保存状況を点検したところ、一部の駅で保存期限満了前に他の帳票類等とともに誤廃棄処分されたとみられるものが確認された。誤廃棄されたとみられる売上票の数(推計)は、藤枝駅1万7800枚、 四日市駅7200枚、西岐阜駅5500枚、蒲原駅1100枚など、10駅で3万4818枚にのぼる。売上票に記載されている顧客情報は、氏名(署名)、カード会社略称、カード番号(2005年10月1日以降のものは下3桁が×××表示)、有効期限(2005年10月1日以降のものは非表示)、取引金額、取引内容、取引日。いずれの駅でも売上票を保存する倉庫等が盗難にあった形跡はなく、処分対象とした帳票類はすべて確実に処分されているため、記載されていた情報が漏えいする可能性は極めて低いという。これまでに当該情報が不正利用されたとの事実は確認されていない。同社は顧客からの問合せに対応する窓口を公開した。また、再発防止のため、個人情報の管理等について厳正な取り扱いを指導徹底していく。
・リリース(JR東海)
http://jr-central.co.jp/news/release/nws000221.html
◎静岡県立総合病院、治験者112名分以上の個人情報含むUSBメモリ紛失
静岡県は4日、県立総合病院(静岡市葵区)で治験者112名分以上の個人情報含むUSBメモリーを紛失したと発表した。発表によると、11月28日、治験管理室の委託職員がUSBメモリーが保管場所にないことに気づき、室内や自宅を探したが見つからず、同日中に治験管理室職員に報告した。その後ゴミ処理機内のごみを探したが見つからず、1日に紛失が確定。紛失したUSBメモリーには、2008年度分の治験参加者112人分の情報が記録されているほか、2002年度以降の参加者の記録保存も推測されるが、詳細は確認できていないという。記録されていた情報は、治験参加者氏名、患者番号、治験薬名、治験依頼企業名、負担軽減費の金額、振込口座の金融機関名、口座番号等。治験参加者への負担軽減費(協力金)支払いのために必要な口座情報等の事務的情報で、疾患に関する診療情報は含まれていない。同院は1日、警察に遺失届を提出するとともに、金融機関22社に口座に不審な動きがないか注意喚起の依頼を行った。また2日に、当該の112名に対し経過説明と謝罪の文書を発送した。同院は今後、原則としてUSBメモリーの使用を禁止し、やむをえず使用する場合は暗号機能付きUSBメモリーを使い、使用の都度情報を消去するなどの対策をとる。さらに院内研修を行うなど個人情報保護を徹底する。
・リリース(静岡県)
http://www2.pref.shizuoka.jp/all/kisha08.nsf/c3db48f94231df2e4925714700049a4e/1aeb1f8abfdab631492575120037af2d?OpenDocument
◎三重労働局、個人情報を含む文書2名分を入れ違え誤送付
三重労働局(三重県津市)は3日、労働基準部労災補償課において、被災労働者2名の健康管理手帳を入れ違えて送付し、個人情報が漏えいしたと発表した。同局によると、労災補償課では11月19日、被災労働者2名に対し労災保険のアフターケアに係る健康管理手帳を送付したが、その際、誤って両者の分を入れ違えて送付したという。手帳には、氏名、生年月日、被災年月日、療養期間、被災時の所属事業場等の個人情報が記載されている。11月20日、該当者の親族から電話連絡があり事態が判明。両者に謝罪して手帳を回収し、正しい手帳を渡したという。再発防止に向け、三重労働局では、全労働基準監督署と全公共職業安定所に対し、保有個人情報の適正な管理を徹底するよう指示した。また、労災補償課では、全課員に対し本件の説明を行った上、健康管理手帳の送付にあたっては、複数職員による確認の徹底を図るよう指示を行ったという。
・リリース[PDFファイル](三重労働局)
http://www.mie.plb.go.jp/info/info173.pdf
◎すみしん不動産、2度の車上荒しで74名分の個人情報を記載した手帳を紛失
すみしん不動産(本社:東京都中央区)は1日、同社社員が2度にわたって車上荒しにあい、顧客65名分と取引先会社の社員9名分の個人情報を記載した手帳を紛失したと発表した。発表によると、11月16日と19日に当該社員が車上荒しにあい、その際に個人情報を記載した手帳を紛失した。同社は事件発生後、直ちに警察に届け出たが、現在のところ、16日の事件で紛失した手帳は発見されたが、19日の事件で紛失した手帳は発見には至っていない。また、顧客の情報が流出や不正使用された事実は確認されていないという。紛失した手帳には顧客65名分と取引先会社社員9名分の氏名、住所、電話番号の個人情報が記載されていた。同社は該当する顧客と取引先社員に対して謝罪と経緯の説明を行った。また、今回の事態について謝罪するとともに、今後は社員教育を再徹底し、個人情報の保護と再発防止に努めるという。
・リリース(すみしん不動産)
http://www.sumishin-re.co.jp/news/081201.html