◎ 兵庫医科大学病院と中外製薬、10名分の患者情報が車両ごと盗難
兵庫医科大学病院(兵庫県西宮市)と中外製薬(本社:東京都中央区)は23日、中外製薬の医薬情報担当者の営業車両が盗難に遭い、車内に置いてあった患者10名分の特定使用成績調査票を盗まれたと発表した。同院などによると、盗まれたのは同院が同社に提出した薬の副作用を調べるための調査票で、患者の生年月日、年齢、性別、血液検査データ、副作用問診票、担当医の氏名などが記載されていた。患者の氏名の記載はなく個人が特定できないようになっていたが、同院医師が患者の氏名、生年月日、年齢、性別を記載したシールを添付したまま、担当者に調査票を渡していた。先月26日、担当者が調査票を車内に放置したまま尼崎市内の駐車場に駐車。29日に車両盗難を発見し警察署に盗難届を届出していた。今月6日になって調査票にシールが貼られていたことに気づき、同社から同院に報告。14日に該当者が判明し、事情の説明と謝罪を行った。同院では、個人を識別できる情報の学外・院外持ち出し禁止を再徹底し、資料などを持ち出す際には患者の氏名などが匿名化されているかどうかを、担当医と担当者で二重にチェックを行うとしている。
・リリース(兵庫医科大学病院)
http://www.hosp.hyo-med.ac.jp/news_detail.php?uid=news8d257f8d3ad5e3c1a32c8ada87956095
・リリース(中外製薬)
http://www.chugai-pharm.co.jp/generalPortal/pages/detailTypeHeader.jsp?documentId=doc_12742&lang=ja
◎ 仙台市、別人の医療保険料変更通知書が混入し誤送付
仙台市は23日、青葉区宮城総合支所保健福祉課が今月19日に発送した後期高齢者医療保険料変更通知書27通のうち3通に、別人の通知書を混入して送付したと発表した。通知書には住所、氏名、所得額、保険料額などが記載されていた。市によると、今月21日と22日に、通知書を送付した被保険者から「他人の通知書が混入している」との届出が1件ずつあった。担当者が点検したところ、発送すべき通知書の数より実際の発送数が3通少ないことに気づき、届出のあった2件のほかもう1件の誤送付があることが判明した。市は該当者に対し事情を説明して謝罪。封入・発送作業の際に通知書の数と実際の発送数の確認が不十分であったとして、今後は文書発送時の手順の遵守を徹底しチェックを強化するとしている。
・リリース[PDFファイル](仙台市)
http://www.city.sendai.jp/soumu/kouhou/houdou/09/0123gosoufu.pdf
◎ 北河内ケーブルネット、顧客情報118名分を記載したリストを紛失
北河内ケーブルネット(本社:大阪府四条畷市)は1月23日、顧客情報118名分を記載したリストを紛失したと発表した。発表によると、前日の22日午後3時40分頃、同社社員が個人情報を記載しリストを大阪府守口市藤田町付近で紛失した。当該リストには、顧客118名分の氏名、住所、電話番号が記載されていた。最寄りの守口警察署に遺失届けを提出したが、現在まで発見されていない。同社は顧客の問合わせ窓口となる電話番号を公開した。同社はこれまで社内の情報セキュリティ強化を図ってきたが、再発防止のため社員教育のあり方を見直すとともに、本件の原因究明に取り組んでいくとしている。
・リリース[PDFファイル](北河内ケーブルネット)
http://www.jcomwest.jp/cwk/news/img/090123.pdf
◎雇用・能力開発機構、個人情報2件を記載した助成金支給申請書類を紛失
独立行政法人雇用・能力開発機構茨城センター(茨城県水戸市)は1月23日、個人情報2件を記載した助成金支給申請書類を紛失したと発表した。発表によると、昨年12月24日、建設教育訓練助成金を申請した事業所(A社)から照会を受けた。調査したところ、A社から書留郵便で支給申請書類を受理しているが未処理のままで、支給申請書類の所在が不明であることが判明した。紛失した申請書には、A社の事業所名、代表者氏名、所在地、電話番号、代表者印影、雇用保険適用事業所番号等とともに、2名分の個人情報(窓口担当者氏名、訓練受講者の氏名、生年月日、住所、電話番号等)が記載されていた。同機構は該当者に個別に謝罪した。また今後、二度と同じ過ちを繰り返さないよう管理体制の徹底を図り、再発防止に努めていくとしている。
・リリース[PDF](雇用・能力開発機構茨城センター)
http://www.ehdo.go.jp/ibaraki/pdf/oshirase20090123.pdf
◎ 広島ガス、顧客3名の個人情報を含む領収書綴り紛失
広島ガス(本社:広島市南区)は23日、顧客サービスを委託している販売店「広島ガス呉ショップ」(広島県呉市)で顧客情報を記載した領収書綴りを紛失したと発表した。同社によると、呉ショップの担当者が今月13日夕方、営業活動中に持ち歩いていた領収書綴りがなくなっていることに気づいた。2日間にわたり探索したが見つからず、警察署に遺失届を提出するとともに同社に報告した。紛失した領収書綴りは1冊50枚綴りで、控えに顧客3名分の氏名、住所、領収日、領収金額、件名が記載されていた。呉ショップでは、該当者宅を個別に訪問し事情を説明して謝罪。全社員に対し個人情報の管理徹底を指導した。領収書綴りには未使用の領収書が残っており、同社は現金・領収書の授受に際し社員は必ずIDカード(身分証明証)を提示するので、確認するよう注意を呼びかけている。
・リリース(広島ガス)
http://www.hiroshima-gas.co.jp/com/w_new/info/2009/0123.htm
◎NTTComチェオ、不正アクセスで「お仕事情報配信」登録者メルアド4984件流出
NTTコミュニケーションズの100%子会社で、IT教育・研修サービスやIT人材供給などを行っているエヌ・ティ・ティ・コム チェオ(本社:東京都港区)は21日、同社が運営する求人情報配信サービス「お仕事情報配信」サイトに外部から不正アクセスを受け、登録者のメールアドレスとパスワード4984件が流出したと発表した。「お仕事情報配信」の登録申し込みページには、「新規登録」「登録情報変更」「パスワード変更」の3つの記入フォームが用意されているが、このうち「パスワード変更」のプログラムに対し、昨年12月23日から今年の1月12日にかけて、特定のIPアドレスからアクセスが集中していることが判明。調査の結果、プログラムの脆弱性を突いた不正アクセスがあったことを、19日に確認した。この不正アクセスにより、2003年4月1日から2009年1月12日までに登録されたメールアドレス4984件、登録用パスワード4749件が流出した可能性がある。現時点では、それ以外の登録情報(氏名、住所、電話番号など)の流出は確認されていない。同社は19日のうちに、不正アクセス制御に必要なシステム修正を完了した。「お仕事情報配信」の運用は一時停止とし、該当する登録者に対し個別に連絡し、お詫びと事情説明をしている。また、今後このような事態が発生しないよう、情報セキュリティの改善を強化していくとしている。
・リリース(エヌ・ティ・ティ・コム チェオ)
http://www.nttcheo.com/press/2009/0121.html
◎兵庫県立大生協、組合員1316名分の個人情報を含む業務用PC紛失
兵庫県立大学生活協同組合(兵庫県姫路市)は20日、組合員等の個人情報1316名分を保存したパソコンを紛失したと発表した。同組合の職員が4日、帰宅途中に業務用パソコンを入れた鞄の紛失に気づいた。当該パソコンには、生協でパソコンを購入した学生364名の名簿、英語能力検定試験の受験者954名の成績、教職員ら140名分のメールアドレスなどが含まれていた。同組合は、該当する組合員に対してお詫びと説明の文書を送るとともに、問合せ窓口を設置した。同組合は今後、このような事故が起こらないよう、全職員に対し個人情報の安全確保について徹底を図っていくとしている。
・リリース(兵庫県立大生協)
http://www.ukb.coop/hyogo-w/west/newslook/news_details.php?news_no=8226
◎ 札幌市生涯学習センター、HPの講座申込で別の申込者情報を誤表示
札幌市生涯学習総合センターちえりあ(札幌市西区)を管理運営する札幌市生涯学習振興財団は20日、同センターが主催する講座をホームページ(HP)上から申込んだ際に、他の申込者の画面が誤表示される不具合が発生し、最大15名分の個人情報が漏えいしたと発表した。同財団によると、特設サイト「ご近所先生企画講座会場別講座一覧」を公開した先月24日から今月14日までの間、同ページをを経由した「申込最終確認ページ」から最大13名分、自分の登録内容を閲覧できる「マイページ」から最大2名分の氏名や住所、電話番号などの申込情報が漏えいした可能性がある。今月14日、市民からの連絡を受けて発覚し、同日中に関係サイトを閉鎖。調査を進めているが15名は特定できておらず、当該期間中に申込を行った96名全員に事情説明と謝罪を行っている。同財団では、今後も引き続き原因追及の調査を行うとともに、HPの運営・管理方法の見直しや全ページの設定を再確認するなどのチェック体制の強化を図り再発防止に努めるとしている。
・リリース[PDFファイル](札幌市生涯学習振興財団)
http://chieria.slp.or.jp/20090120.pdf
◎関西アーバン銀行、守口支店で顧客情報を記載した伝票綴り1冊を紛失
関西アーバン銀行(本店:大阪市中央区)は19日、守口支店で顧客情報を記載した伝票綴り1冊を紛失したと発表した。同行は各支店で保管している伝票類を本部で集中保管することとして移送作業を進めているが、その作業過程で今回の紛失が判明した。紛失したものは、守口支店の2001年2月15日分の伝票綴り1冊で、顧客の氏名、住所、生年月日、印影、口座番号ほか取引データ等が記載されていた。同行は、伝票綴りの保存期間を10年と定め、月別に専用箱に封入し保管している。調査の結果、本件伝票綴りを2001年2月分の保管箱から調査等のため取り出し、再度戻すときに誤って保管期限を経過した書類等に混入し、そのまま廃棄した可能性が極めて高いという。現在のところ、本件に関して顧客情報が不正に利用されたとの連絡や問合せなどは発生していない。現存情報から顧客を特定することができないため、通知に代えて本件を公表するとともに、本件に関する顧客専用の問合わせ窓口を設置した。また、再発防止に向け、厳正な文書管理等に取り組んでいくとしている。
・リリース[PDFファイル](関西アーバン銀行)
http://www.kansaiurban.co.jp/company/detail_pdf/20090119.pdf
◎JAバンク広島、顧客情報6名分を含む振込入金関係帳票を紛失
広島県信用農業協同組合連合会(広島市中区)は1月19日、顧客情報6名分を含む振込入金関係帳票を紛失したと発表した。発表によると、紛失したのは、昨年7月15日分の為替センタ処理不能明細表が6名分。これまで外部からの問合せや外部流出を推測させるような事象は確認されておらず、誤って廃棄した可能性が高いという。同社は関係各所と協議のうえ、顧客情報の管理について強化・徹底を図り、再発防止に努めていくとしている。
・リリース(JAバンク広島)
http://www.jabankhiroshima.or.jp/information/inf17.html
◎郵便物171通を放棄、郵便事業社の期間雇用社員を逮捕
静岡県警菊川署は19日、配達すべき郵便物を竹やぶに捨てたとして、郵便事業会社掛川支店浜岡集配センターの期間雇用社員の男(25歳)を郵便法違反(郵便物の放棄)容疑で逮捕した。同署の調べでは、男は昨年9月24日頃、御前崎市内の竹やぶに同市宛ての郵便物の一部171通を捨てた疑い。昨年12月、捨てられた郵便物を発見した住人から同署に通報があり発覚した。同社東海支社は、事実関係を確認し厳正に対処するとしている。同社では、昨年12月にも郵便物101通を捨てた元期間雇用社員が逮捕されたほか、年金特別便4万5000通を含む12万通入りのコンテナが大阪梅田駅に2か月以上放置されていたり、川越西支店で540通が1週間放置されるなどの不祥事が相次いでいる。
・リリース[PDFファイル](郵便事業)
http://www.post.japanpost.jp/about/houdou/press/2009/toka_0119_01_b1.pdf
◎鹿児島銀行、顧客7万6155名分の個人情報を記載した書類を誤廃棄
鹿児島銀行(本店:鹿児島県鹿児島市)は19日、顧客7万6155名分の個人情報を記載した書類を誤廃棄したと発表した。誤廃棄が判明したのは最終の取引が昭和53年以前で、現時点で30年以上取引のない口座の印鑑票。一部の営業店で書類の点検を行った際、当該資料の一部を誤廃棄していることが判明した。その後、全店調査を実施したところ58店で誤廃棄していたことが判明した。同行では、文書を廃棄する際、溶解処理、シュレッダーでの細断処理、焼却処理を行っており、外部に情報が流出した可能性は低いという。また現在のところ、顧客情報が不正使用されたという連絡や問い合わせはない。誤って廃棄された印鑑票には、顧客7万6155名分の氏名、住所、口座番号、生年月日、印影などの個人情報が記載されていた。同行は、本件に関する顧客専用の問い合わせ窓口を設置し対応にあたる。なお、本件に関して同行から顧客に対し、電話などで口座番号や暗証番号を聞くことはないとして注意喚起している。同行は全従業員に対して顧客情報の厳格な管理と取り扱いを再度徹底し、再発防止に取り組む。
・リリース(鹿児島銀行)
http://www.kagin.co.jp/001_info/001_200/20090119.html