◎新潟市消防局、防火講習会の受講者最大185名分の個人情報含むノートPC紛失
新潟市消防局(新潟市中央区)は1月29日、最大185名分の個人情報を含むノート型パソコンを紛失したと発表した。発表によると、当該パソコンは同23日に新潟市北区で開催された防火管理者資格付与講習会で使用し、同24日に担当職員が消防局地下倉庫に一時保管した。しかし、同26日朝に紛失が確認され、消防局庁舎内を探索したが、現在まで発見されていない。当該パソコンには、2007年度に9回開催した防火管理者資格付与講習会のいずれかの会期のうち、1回分の受講者名簿(26名~185名分)が消去されずに残っていた可能性があるという。個人情報の内容は、氏名、勤務先事業所名、生年月日。同局は同28日に警察署へ届け出、同29日に該当者に謝罪文書を送付した。今後、このようなことがないよう庁舎と情報の厳重かつ適正な管理について職員に徹底し、再発防止に努めていくとしている。
・リリース(新潟市)
http://www.city.niigata.jp/info/shobo/pasokon.html
◎ 東京都立墨東病院、Winnyのウイルス感染で患者情報など640名分流出
東京都病院経営本部は29日、都立墨東病院(東京都墨田区)の男性職員の私有パソコンから、同院の患者271名を含む640名分の個人情報がインターネット上に流出したと発表した。発表によると、流出したのは患者の氏名、年齢、性別、疾患名など271名分と、職員の氏名、住所、電話番号64名分、委託職員の氏名、会社名291名分、その他14名分の氏名とメールアドレス。男性職員は昨年7月、同院の看護職員が所有するUSBメモリの破損データの修復を依頼され、患者情報が入ったデータを自宅のパソコンに移し作業を行た。その後、男性職員はデータを削除しないまま12月30日にウイルスに感染し、インストールされていたファイル共有ソフトWinny(ウィニー)を介して、患者情報や自身が保存していた職員情報などが流出した。今月25日に外部からの指摘を受けて発覚した。墨東病院では、該当者に連絡して謝罪を行っている。病院経営本部は、個人情報の職場外への持ち出し禁止、持ち出す場合の匿名化などを再度周知徹底するとともに、自宅などのパソコンについてもファイル交換ソフトの使用を禁止するとしている。
・リリース(東京都)
http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2009/01/20j1t600.htm
・リリース(東京都立墨東病院)
http://bokutoh-hp.metro.tokyo.jp/2009/01/post-7.html
◎ おちゃのこネットのネットショップで他人の購入履歴が閲覧可能に
ネットショップ開業サービスを提供する「おちゃのこネット」(神戸市東灘区)は1月29日、同社のサービスを利用するネットショップで、他の購入者の購入履歴が閲覧できる状態だったと発表した。同社によると、ショップの「マイページ」にログインし購入履歴のURLを改変すると、本人以外の購入履歴も表示できる状態になっていた。閲覧可能だったのは購入履歴情報(購入商品名・数量・購入金額)、購入者情報(名前、郵便番号、住所、電話番号、メールアドレス)、支払方法、送り主・届け先情報、届け日、アンケートなどで、カード情報などの信用情報は含まれない。同日午後1時45分に同社のサービスを利用するショップのオーナーから連絡を受けて発覚。同社は午後2時45までにプログラムを修正した。同社は、プログラム規模の拡大に品質チェック体制が追いつかずミスを引き起こしたとし、今後は機械的なチェック体制を取り入れてミスが起こりにくい環境を作り、サービス品質向上に取り組むとしている。
・リリース(おちゃのこネット)
http://www.ocnk.net/faq/
・リリース(コンタクトBLOG)
http://www.contact.co.jp/blog/index.php?/archives/1116-unknown.html
◎ オンラインゲーム「フローレンシア」、不正アクセス受けアカウントデータ3856件流出
NETTS(東京都新宿区)が運営するオンラインゲーム「フローレンシア」が海外から不正アクセスを受け、アカウントデータ3856件が漏えいしていたことがわかった。1月28日の発表によると、2007年12月29日から2008年1月4日に会員登録されたアカウント3856件について、ID、パスワード、性別、メールアドレス、生年月日が漏えい。ゲーム内通貨やアイテム、キャラクター消失の被害が84件発生した。1月12日にユーザーから複数の被害報告があり、調査を行ったところ、海外から接続された特定のアカウントに通貨やアイテムが移動されていたことがわかったという。同社はこのアカウントを停止するとともに、システムの脆弱性を調査して、対策を実施。1月16日、該当期間に会員登録をしたユーザーへパスワードの変更を依頼した。また、被害連絡があったアカウントについて消失分を復旧したほか、データが漏えいした全アカウントを対象に、補償のためのアイテムを配布した。同社は今後、脆弱性を排除するための保安調査を持続的に行い、不正アクセスに対するモニタリングを継続するとしている。
・リリース(フローレンシア)
http://www.florensia.jp/news/boardView.asp?BoardID=1&ArticleID=1460
◎横浜市都筑区、個人情報1万4125件分を記載した保険料関係書類を紛失
横浜市都筑区保険年金課は1月27日、個人情報1万4125件分が記載された「国民健康保険及び介護保険料原符」と「地区担当員督励(とくれい)算入書類」を紛失したと発表した。発表によると、1月26日午後4時30分頃、同課職員が当該文書が所在不明になっていることを発見し、上司に報告。同日と翌27日に捜索を行ったが発見できなかった。紛失したのは、2005年度と2006年度分の「国民健康保険原符」1万1900件と「介護保険原符」1350件、および2005年4月から2008年2月までの「地区担当員督励(とくれい)算入書類」875件。当該文書には、保険料納付世帯の住所、世帯主氏名、被保険者証番号、納付保険料額が記載されていた。これらの文書を地下倉庫に搬入した際、廃棄文書の保管場所に置いてしまったため、廃棄処分した可能性が高いという。同課は再発防止策として、職員研修を行うほか、文書の適正管理の徹底、および文書の廃棄には複数職員でリストを照合するなどの対策を行う。
・リリース(横浜市都筑区保険年金課)
http://www.city.yokohama.jp/me/tsuzuki/hodo/h20/090127hokennenkin.html
◎ 浜松医科大学、24名分の患者情報入りメモリー紛失
浜松医科大学(浜松市東区)は27日、患者24名分の個人情報を含むUSBメモリーを紛失したと発表した。同大によると、同大附属病院に勤務する男性医師が専門医の資格取得の準備のため、同院で担当した患者3名と非常勤で勤務する県西部浜松医療センターで担当した患者21名の情報をメモリーに保存。今月17日になくなっていることに気づき、22日に同大に報告した。紛失したメモリーには患者の氏名、生年月日、性別、病名、手術・処置、入院中の経過などが記録されていたが、USBメモリーのロックやファイルのパスワードはかけていなかったという。同大は、該当者に個別に連絡し事情を説明して謝罪。再発防止に向けて全職員に文書で注意喚起するとともに、職場単位での再点検を行うとしている。・リリース[PDFファイル](浜松医科大学)
http://www.hama-med.ac.jp/university/PDF/usb.pdf
◎ セキスイハイム中四国、車上荒らしで顧客情報4名分を記載した図面盗難
住宅施工、販売のセキスイハイム中四国(本社:岡山県岡山市)は1月26日、同社岡山支社(同市)工事部において、車上荒らしにより、顧客情報を記載した図面を紛失したと発表した。同社によると、図面の紛失が発覚したのは1月8日。社員が同6日夜に帰宅後、自宅アパートの駐車場に車をとめておいたところ、8日朝7時半頃に、車の窓ガラスが割られて図面がなくなっていることに気づいた。紛失したのは建物引渡済みの4件の図面で、顧客4名の氏名と、町名までの住所が記載されている。すでに警察へ届け出済みだが、図面はまだ発見されていないという。同社では、該当する顧客に紛失した情報の内容を通知し、謝罪した。また、監督官庁の国土交通省にも報告したという。同社は、今後、再発防止に努めていくとしている。
・リリース[PDFファイル](セキスイハイム中四国)
http://www.816c.jp/z_profile/090126.pdf
◎ カレーハウスCoCo壱番屋、3000名の顧客情報を含むパソコン盗難
「カレーハウスCoCo壱番屋」を展開する壱番屋(本社:愛知県一宮)は26日、名古屋市中区のフランチャイズ店「中川区かの里国一店」でパソコン1台が盗まれたと発表した。同社によると、パソコンには宅配の顧客約3000名の氏名、住所、電話番号が記録されていたがパスワードが設定されており、これまでのところ顧客情報の悪用は報告されていないという。26日早朝、店内が荒らされパソコンがなくなっているのを発見し、同日、所管の警察署に盗難届けを提出した。同社は、フランチャイズ店を含めた店舗のセキュリティ対策に一層留意し、個人情報管理の強化・徹底に取り組むとしている。
・リリース[PDFファイル](壱番屋)
http://www.ichibanya.co.jp/comp/ir/release/pdf/210126.pdf
◎ 山梨中央銀行、4支店で599名分の保存書類2264件紛失
山梨中央銀行(山梨県甲府市)は26日、4支店で599名分の氏名や住所、口座番号、取引金額などが記載された保存書類2264件を紛失したと発表した。紛失したのは、同行が日本銀行の代理店業務として行っている税金の納付や還付金の受け渡しに使う証票で、2年または10年間保存することになっていた。昨年10月、身延支店の内部監査で紛失が発覚。全店を調査したところ、他の3支店での紛失が判明した。同行は、期限が過ぎた他の証票と一緒に誤って溶解、焼却、裁断処理した可能性が高く、外部への情報漏えいの可能性は低いと説明。今後は顧客情報の管理の強化や取扱いの厳正化を再度徹底するとしている。
・リリース[PDFファイル](山梨中央銀行)
http://www.yamanashibank.co.jp/data_file/store_file/temp_1232959293664.pdf
◎ 同志社大学、800名分の入学志願者名簿を紛失
同志社大学は26日、新町キャンパス(京都市上京区)で17、18両日実施された大学入試センター試験で、同大を会場に指定した志願者約800名の名簿を紛失したと発表した。名簿には、受験番号、氏名、性別、生年月日、高等学校名、電話番号などが記載されていた。同大によると、名簿は昨年大学入試センターから送付され、段ボール箱1箱に入れて同大入試センターの施設で保管。今月8日午後に、なくなっていることに気づいた。当日昼頃に廃棄物の回収があり、その際に名簿の入った段ボール箱を十分に確認しないまま業者に引き渡し、焼却処分された可能性が高いという。名簿は大学入試センターから再交付を受け、試験は2日間とも滞りなく実施。追試の終了を待って事態を公表しするとともに、受験者全員に謝罪文を送付した。同大では「入試関係文書の取扱事務改善検討委員会」を学内に設置し、再発防止に向けて管理体制の見直しに取り組むとしている。
・リリース(同志社大学)
http://www.doshisha.ac.jp/news/index.php?i=3111