◎日本データ通信協会、メール相談者2名の個人情報を第三者に誤送信
国家試験「電気通信主任技術者試験」などを実施する日本データ通信協会(東京都豊島区)は2月27日、同協会に電子メールで相談を寄せた2名の個人情報を、誤送信により第三者に配信し漏えいさせたと発表した。発表によると、同月20日の午後3時37分と午後3時43分に、協会に電子メールで相談を寄せた2名の相談者へ電子メールで回答した際、BCC欄に協会職員を指定して送信するところ、職員と同姓の人に誤って指定して送信してしまい、2名の個人情報が漏えいするところとなった。同月26日、誤送信先から指摘があり、漏えい事故を認識した。漏えいした情報内容は、氏名、住所、携帯電話番号等の情報で、クレジットカード番号や銀行口座番号は含まれていない。同協会は、誤送信先に対し、直ちにお詫びと当該電子メールの削除を依頼し、情報が漏えいした2名には説明と謝罪を行った。同協会は今後、このような事態が生じないよう、厳重かつ適正な管理を徹底していくとしている。
・リリース[PDFファイル](日本データ通信協会)
http://www.dekyo.or.jp/suishin/data/top/090227apology.pdf
◎ 中津川市の国保坂下病院、車上荒しで患者情報99名分含む私有PC盗難
岐阜県中津川市は2月26日、国民健康保険坂下病院(同市)において、医療技術職員が自宅駐車場に駐車していた自家用車が荒らされ、患者99名の個人情報が入ったパソコンを盗まれたと発表した。市によると、2月26日午前6時頃、車の窓ガラスが割られていることに同職員が気付き、同6時30分頃に交番へ連絡して被害届を提出した。パソコンには、同病院で摂食機能療法の対象となっている患者56名の氏名、年齢、病名、現病歴などと、言語療法の対象となっている43名の氏名、現在の症状などが保存されていた。同病院では、業務での個人パソコン使用を禁止していたが、同職員は病院内で処理しきれない報告書を自宅で作成していたという。市では同日、関係者に電話で経過を説明し、謝罪。翌27日から、各家庭を訪問して謝罪した。また、同26日に情報セキュリティ委員会を開催し、対応方法や対策を確認。全職員に事件の内容を報告し、情報管理の厳正化を図るよう周知した。同病院では今後、事態に至った要因を調査し、再発防止のため職員の教育と指導を徹底していくという。
・リリース[PDFファイル](中津川市)
http://www.city.nakatsugawa.gifu.jp/press/wp-content/uploads/2009/02/2009-0226.pdf
◎ 大阪府、業務委託先で印影や電話番号など個人情報含む業務資料盗難
大阪府は2月25日、業務委託先で印影や電話番号など個人情報含む業務資料が盗まれたと発表した。発表によると、同24日、業務委託先である株式会社かんこう(大阪市城東区)から、業務資料が盗難にあったとの報告を受けた。委託業務の内容は、建築基準法に基づく指定道路図および指定道路の調書を作成する業務で、同社の下請け作業員が同23日に調査を行った後、業務資料を鞄に入れ車内に残したまま、自宅近くのコインパーキングに24日午前1時30分頃に駐車した。同日正午頃にドアが壊され鞄が盗まれていることに気付き、最寄りの警察署に盗難届を出した。盗まれた資料中の「建築計画概要書」には、過去の印影18件(個人17件、法人1件)、電話番号8件(個人6件、法人2件)が含まれていた。府と同社は、印影および電話番号が記載された26件の個人と法人に対し、事情説明の連絡をしている。また、府から同社に対し、業務資料の保管管理を徹底するよう指示した。さらに府は、業務の一部を府の承諾を得ずに第三者に委任していたことについて、業務委託契約条項に抵触するため対応を検討するとしている。
・リリース(大阪府)
http://www.pref.osaka.jp/fumin/html/21412.html
◎キムラユニティー、社員宅に泥棒が侵入、個人情報500名分を含む業務用PC盗難
・個人情報を含む業務用パソコンの盗難事故について(キムラユニティー)
http://eir.eol.co.jp/EIR/View.aspx?cat=tdnet&sid=686412
物流サービスなどのキムラユニティー(名古屋市中区)は2月25日、社員の自宅に泥棒が侵入し、個人情報500名分を含む業務用PCが盗まれたと発表した。発表によると、盗難があったのは同21日で、当該社員が翌週の業務出張のため、会社の承認を受けて自宅に持ち帰っていた業務用パソコンが、個人の所有物と一緒に盗難にあった。当該パソコンには、取引先の情報及び関係者リスト100名分、同社の従業者リスト400名分が格納されていた。本件の発生直後に警察に連絡したが、まだ盗難品は発見されていない。当該パソコンにはセキュリティー対策が施されており、情報漏えいの可能性は低いという。現在まで第三者による盗難情報の不正使用は確認されていない。
同社は今後、リストに情報があった取引先関係者、同社従業者に対してお詫びと今後の対応の説明を行う。また、警察の協力を得ながら、盗難物の捜査と不正使用発生時の対応をするとともに、個人情報保護及び情報セキュリティー管理の再徹底と全社的な再点検を行い、再発防止に努めていくとしている。
・リリース(キムラユニティー)
http://eir.eol.co.jp/EIR/View.aspx?cat=tdnet&sid=686412
◎ ベルーナ、佐川急便が配送伝票267件紛失
通信販売のベルーナ(本社:埼玉県上尾市)は25日、商品発送を委託した佐川急便が配送伝票267点を紛失したと発表した。伝票には顧客の氏名、住所、電話番号、会員番号、購入商品名が記載されていた。発表によると、配送伝票は先月28日に同社から委託先に受け渡し、その後、商品の製造元へと渡っており、その過程のいずれかの時点で紛失したという。配送伝票は本来ならば、委託先が製造元から商品を受け取って貼付し発送することになっていた。これまでのところ、不正使用などの報告はなく、商品は再度伝票を発行し発送を終えているという。同社は、該当者に電話で経緯などを説明しており、今後は委託先の管理・監督を含めた再発防止に努めるとしている。
・リリース[PDFファイル](ベルーナ)
http://www.belluna.co.jp/pdf/20090225sagawaowabiJ.pdf
◎ オフィステイクワン、Winnyのウイルス感染で業務情報流出
医学関連学会の事務局代行業務などを行うオフィステイクワン(名古屋市東区)は25日、同社社員の私有パソコンから個人情報を含む学会情報や企業情報がファイル共有ソフトWinny(ウィニー)を通じて流出したと発表した。発表によると、流出したのは過去に同社が運営をサポートした一部の学会の主催者や関係企業、案内状を送付するために収集した大学や病院、企業の住所や氏名、電話番号、メールアドレスなど。ほかに、主催者や企業とやりとりした業務連絡メールや学会運営に関する情報なども含まれており、詳細がわかり次第ホームページで公表するとしている。当該社員は社内規定に反して業務情報を持ち帰り、Winnyがインストールされた自宅のパソコンに保存して作業を行っていたといい、今月1日頃にウイルスに感染し、私的な文書とともに当該データが流出。23日に発覚した。同社では、該当者に対し個別に文書で謝罪するとしており、今後は私有パソコンの業務利用の禁止やデータ持ち出しの制限強化などを再徹底し、再発防止に努めるとしている
・リリース(オフィステイクワン)
http://www.cs-oto.com/
◎ 船井総合研究所、顧客情報1万1093件を含むパソコンなど紛失
経営コンサルティングの船井総合研究所(本社:大阪市北区)は24日、同社社員が個人情報を含む業務用ノートパソコンと顧客名簿を紛失したと発表した。発表によると、パソコンには顧客リスト1万1093件が含まれ、顧客名簿にはセミナーに参加した顧客8名の個人情報が記載されていた。個人情報の内容は、社名、住所、部署名、役職名、個人名、電話番号など。今月17日深夜、当該社員が帰宅途中に渋谷区の飲食店に立ち寄り、店を出る際にこれらを入れたバッグを紛失していることに気づいた。周辺を捜索したが見つからず、警察署に遺失物届を提出するとともに、当該パソコンから社内のネットワークにログインできないよう対処した。同社では、該当者に文書で経緯を説明して謝罪。今後は再発防止に向けて、社員教育と顧客情報管理の徹底するとしている。
・リリース[PDFファイル](船井総合研究所)
http://www.funaisoken.co.jp/ir/pdf/090224_news.pdf
◎ 東京海上日動火災保険、海外旅行保険の契約者情報123名分を紛失
東京海上日動火災保険(本店:東京都千代田区)は24日、海外旅行保険の契約者123名分の保険金請求書類を紛失したと発表した。発表によると、紛失したのは昨年3月から11月に中国で治療を受け、保険の支払いが完了した契約者の保険契約証の写しと保険金請求書、診断書、治療費請求明細などで、氏名、住所、電話番号、治療日や治療内容などが記載されていた。中国の委託先が昨年12月24日、同社に書類を発送するために運送会社に預けた後に紛失。先月21日に運送会社から委託先に連絡があり、今月12日に同社に報告が入った。23日まで同社が現地調査を行ったが発見には至らなかった。同社は該当者に対し個別に事情を説明して謝罪。今後は管理徹底を図り再発防止に努めるとしている。
・リリース[PDFファイル](東京海上日動火災保険)
http://www.tokiomarine-nichido.co.jp/j0201/pdf/090224.pdf
◎ザメディアジョン、フリーペーパー読者へのメール誤送信でメルアド176件流出
タウン情報誌を発行するザメディアジョン(本社:広島市西区)は2月24日、フリーペーパー読者へのメール誤送信でメルアド176件が流出したと発表した。発表によると、2月23日午後3時頃、同社が発行するフリーペーパー「まるごと 安佐南&安佐北」の読者に対し、アンケート調査の依頼を電子メールにて行った際、176名分の送信先メールアドレスをBCCとせずにCCとし、他の受信者に見える形で送信してしまった。同日午後5時30分頃、メール受信者から問合わせがあって発覚。ただちに該当者全員に、メールでお詫びと当該メール削除を依頼した。同社は今後、複数メールアドレスへの送信時の対応を改めて規定し、再発防止に努めるとしている。
・リリース(ザメディアジョン)
http://www.mediasion.co.jp/pdf/090224_p-apologize_marugoto.pdf
◎インタースペース、育児支援サイトで他の会員のページを誤表示~メールアドレス流出
アフィリエイト事業などを行うインタースペース(東京都新宿区)は2月24日、運営する育児支援サイトで他の会員のページが誤表示され、会員のメールアドレスが流出したと発表した。発表によると、携帯電話向けサイト「ママスタジアム」で、同月15日に実施したシステムリニューアルの作業終了後、ページ内のリンクをクリックした時に本来移動するべきリンク先とは異なるページへ遷移してしまう誤作動が発生。一部会員がマイページにログインした際、他会員のマイページが誤表示され、メールアドレスが閲覧できる状態となった。この不具合は15日午後6時から発生していたが、掲示板の投稿や会員からのメールで発覚。同社は17日午前10時にマイページを閲覧できないようログイン機能を停止した。 不具合が発生した期間中、ページが誤表示された回数は最大で255回あった。調査の結果、原因は同サイトのサーチ機能へ海外から不正な検索要求が大量に行われ、システムの誤作動を招いていたことが確認された。現在はアクセス元を特定して遮断している。流出した一部メールアドレスの不正利用に関する連絡は現時点ではない。同社は現在、ログイン機能復旧に向けてプログラムの検証と安全確認に取組んでいる。
・リリース(インタースペース)
http://www.interspace.ne.jp/press/press/090224.html