◎都の重症心身障害者利用施設、利用者25名分の個人情報含むUSBメモリ盗難
東京都福祉保健局は10月16日、重症心身障害者の通所事業やリハビリ、外来診療を行う「北療育医療センター城南分園」(東京都大田区)に勤務する女性職員が職場からの帰宅途中に自宅もヨリ駅付近でひったくりにあい、同園利用者25人分の個人情報が入ったUSBメモリー1個を奪われたと発表した。同局によると、10月14日午後7時40分ごろ、女性職員がUSBメモリーの入ったバッグを自転車の前かごにおいて帰宅する途中、後方から来たバイクにバッグをひったくられたという。USBは職員の私物で、利用者25名分の氏名や年齢が書かれた送迎バス運行表、利用者家族向けおたより、利用者個別支援計画書など計6種類の書類が入っていた。警察に被害届を出したが、USBは発見されていない。
・北療育医療センター城南分園における個人情報を含む資料の紛失について(東京都)
http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2009/10/20jag700.htm
◎パナソニック、行事出席者一覧をメールで社外に誤送信
パナソニック(本社:大阪府門真市)は10月16日、同社が開催する行事に参加予定の89人分の個人情報が記載された一覧表を、誤って社外の広報関係取引先などにメール送信したと発表した。誤送信が起こったのは9月14日で、開催準備の資料として社内の関係者に送信した際、担当者が宛先の設定操作を誤り、社外の広報関係取引先や同社のOBなど16人、社内の従業員6人に送信されたという。誤送信されたリストには、氏名、会社名、役職が記載されていた。誤送信の判明後、同社では送信先に連絡して謝罪し、誤送信メールの削除を依頼。また、リストに記載された出席者に対し謝罪を行った。これまでのところ、漏洩した情報の不正利用などは確認されていないという。同社は再発防止並びにセキュリティ強化に全力を尽くすとしている。
・個人情報保護漏洩に関するお詫びとご報告2009年10月16日(パナソニック)
http://panasonic.co.jp/info/091016.html
◎ヤマハミュージック中四国、2519人の顧客情報入りUSBメモリー紛失
ヤマハ(本社:静岡県浜松市)とその子会社で音楽教室や楽器販売を行っているヤマハミュージック中四国(本社:広島市中区)は10月16日、同社岡山店(岡山市北区)で顧客の個人情報が入ったUSBメモリーを紛失したと発表した。発表によると、10月10日、店内で社員が当該USBメモリーを装着したままパソコン作業や接客などの業務を行っていたが、夕刻になってUSBメモリーが紛失していることに気付いたという。社員は自分でバックに収納したと思ったが、同夜さらに翌朝も探したが発見できなかったため、11日朝に遺失物届けを提出し、14日夜に盗難の可能性大と判断して盗難届けを提出した。紛失したUSBメモリーには、顧客の住所、氏名、生年月日、電話番号など個人情報2519件分が入っていた。また、このうち179件分には、番号や有効期限などのクレジットカード情報も含まれている。なお、現時点では情報の不正使用等の事実は確認されていないという。当該顧客へのお詫びと説明を行うと同時に、問い合わせ専用窓口(電話:ヤマハミュージック中四国本社/082-244-3768、岡山店/086-224-5339)を設けて対応に当たっている。
・お客様情報の紛失に関するお詫びとお知らせ[PDF](ヤマハ)
http://www.yamaha.co.jp/pdf/cor/ir/rep/correct2009-19.pdf
・お客様情報の紛失に関するお詫びとお知らせ(ヤマハミュージック中四国)
http://www.yamaha-chushikoku.jp/topics/20091010.html
◎横浜市、精神障害者保健福祉手帳の再認定申請で診断書が所在不明に
横浜市の健康福祉局こころの健康相談センターと緑区福祉保健センター高齢・障害支援課は16日、精神障害者保健福祉手帳の再認定申請で提出された書類のうち、診断書が所在不明になったことを明らかにした。8月4日に同市緑区福祉保健センター高齢・障害支援課が、精神障害者保健福祉手帳の再認定申請書と診断書を受理し、書類審査を担当するこころの健康相談センターに送付した。ところが、診断書の記載事項に一部不備があったため、同相談センターから同課に返送された。8月14日に記載事項の不備部分を修正した診断書を、同課から同相談センターへと再送付した。いずれも庁内メールを用いたという。所在不明が判明したのはに入ってから。9日になって同相談センター側が診断書の未受理に気付き、同課に問い合わせた。双方で確認した結果、13日に診断書が所在不明であることがわかったという。同日から15日まで、双方の当該課はもちろん庁内メールが経由する全ての関係課で診断書を捜したが発見できなかった。所在不明の原因については現時点では特定されていない。診断書には、住所、氏名、さらに病名や生活能力の状態などの個人情報が記載されていたが、庁内メールを利用していたので外部流出の可能性は低いとしている。横浜市は申請者に謝罪と事情説明を行う一方、今後は未受理書類のチェックや書類送受信の確認を徹底するという。
・精神障害者保健福祉手帳の再認定申請に伴う診断書の所在不明について[PDF](横浜市)
http://www.city.yokohama.jp/ne/news/press/200910/20091016-025-8927.html
◎富士電機システムズ、社員がマレーシアで個人情報含む携帯電話を紛失
産業プラントや発電プラント等を提供する富士電機システムズ(東京都品川区)は16日、同社社員が個人情報を含む携帯電話を紛失したと発表した。発表によると、紛失事故は今年8月17日、マレーシアのベナン市で発生した。携帯電話のアドレス帳には、関係者の氏名、電話番号、メールアドレス、会社名が保存されていた。紛失した情報の確認に努めたが、すべての個人情報を特定することはできなかった。紛失が発覚した時点で、情報漏えい防止のため、遠隔操作によるロックを設定した。同社は特定できた該当者については、郵送などの方法で報告とお詫びをしている。また、今後このような事故が発生しないよう、全社をあげて情報管理に努めるとしている。
・個人情報が登録された携帯電話の紛失について[PDF](富士電機システムズ)
http://www.fesys.co.jp/topics/pdf/topics_20091016_0817.pdf
◎関西アーバン銀行、顧客の個人情報を記載した伝票を紛失
関西アーバン銀行(大阪市中央区)は15日、大阪、京都、兵庫の3府県の計10支店で、顧客の個人情報が記載された伝票類を紛失したと発表した。紛失したのは1999年1月4日から2005年8月25日までの間に、茨田支店(旧関西銀行桑才支店)など計10支店で保管していた入出金や振り込みなどの伝票つづり計33冊だ。同行はこれまで保存期間10年として各支店で伝票類を保管していたが、安全管理のために本部で集中保管することになり、9月中にその集中作業を終えた。その過程で、紛失が判明したという。33冊の当該伝票類には顧客の氏名、住所、生年月日、届出印、口座番号ほか取引データなどが記載されているが、何人分にあたるかは不明。同行では、当該伝票を取り出して戻す際に、誤って保存期限の過ぎた書類として廃棄された可能性が高いと見ている。現在まで情報流出や不正利用は発生していないという。同行では当該伝票に記載されていた顧客を特定できないため、この件に関する専用問い合わせ窓口を設けて対応する。
・お客さま情報の紛失について[PDF](関西アーバン銀行)
http://www.kansaiurban.co.jp/company/detail_pdf/20091015.pdf
◎名古屋ステーション開発、クレジットカード売上票16枚を盗難紛失
名古屋駅構内の店舗や飲食店エリアを運営する名古屋ステーション開発(名古屋市中村区)は15日、クレジットカード売上票16枚が盗難にあったと発表した。発表によると、9日午後11時30分頃、JR名古屋駅構内の同社施設に入居するイタリアンレストラン「MACCARONI(マカロニ)」において、売上金等の詐取被害が発生した。その中に、同日販売分の16枚のクレジット売上票が含まれていた。売上伝票には、顧客の署名、利用カード会社の略称、下3桁が不表示のカード番号、取引金額が記載されている。同社は警察に被害届を提出するとともに、各カード会社に連絡して対応を要請した。同社は今後、再発防止のため防犯体制の強化に取り組んでいくとしている。
・クレジットカード売上票の盗難について[PDF](名古屋ステーション開発)
http://www.nsk-eki.com/pc/img/doc_20091016.pdf
◎高島屋、自社クレジット控えを焼却場に運搬途中で落下させ一時紛失
百貨店の高島屋(本社:大阪市中央区)は10月14日、焼却場に運ぶ途中で自社クレジット控えの一部を一時紛失させていたことを明らかにした。タカシマヤカードを利用した顧客の領収書控えのうち保管期限が過ぎたものを処分するために、9日、トラックで焼却場に運んだが、その途中で一部が落下したと推察される。10日、落下物を拾った人から高島屋に連絡があり、落下による一時紛失事故が判明、ただちに落下物が回収された。当該の自社クレジット控えは、2002年4月に新宿店(東京都渋谷区)食品売り場でタカシマヤカードを利用した顧客の領収書控え1冊、351件分。控えには、顧客の名前とカード番号、購入商品名などが記載されていた。一時的に外部の目に触れる状態にあったが、情報の流出や悪用は確認されていない。同社は再発防止に徹底的に取り組むとして、専用電話を用意し顧客からの問い合わせに対応している。
・自社クレジット控え(2002年3月~8月分)の落下事故について[PDF](高島屋)
http://www.takashimaya.co.jp/corp/info/topics/pdf/200910/091014.pdf
◎ニューズ・ツー・ユー、メール誤送信で364名分のメルアド流出
ニュースリリースのポータルサイトを運営するニューズ・ツー・ユー(東京都千代田区)は13日、メール送信の操作を誤って、364名のメールアドレスを含む個人情報が流出したと発表した。発表によると、12日午後7時17分、顧客にイベント案内メールを配信する際、BCCで送信すべきところを、TO欄にメールアドレスを入力して送信してしまった。午後7時38分に事実を確認し、誤配信した宛先全員にお詫びのメールを送った。翌13日の午前11時45分、誤配信先全員に誤配信メールの削除を依頼。封書でも発生経過と再発防止策について連絡した。また、問合わせ用の連絡窓口を用意した。現在まで、この件によると思われるメールアドレスの不正使用や露呈などの事実は確認されていない。同社は今後、メール配信の際は複数担当者による最終確認を徹底する。また、個人情報を扱う際の業務フローの見直しや社員教育を行い、再発防止に努めるとしている。
・電子メール誤配信に関するお詫び(ニューズ・ツー・ユー)
http://www.news2u.net/releases/13654
◎大阪市旭区、メール誤送信で区民モニター登録者94名のメルアド流出
大阪市旭区は13日、区民モニター登録者94名のメールアドレスが流出したと発表した。発表によると、9日午後9時18分、区民モニターとしてメール登録した94名に対し、第1回旭区区民モニター報告書をメール送信した。その際、本来BCC欄に入力すべきところを誤ってTO欄に入力して送信したため、94件の区民モニターのメールアドレスが他の受信者に見える形になってしまった。流出した情報は、区民モニター登録者のメールアドレス94件のみ。受信者3名から指摘されて気づき、区は94名の登録者に13日午前11時54分、お詫びと誤送信したメールの削除のお願いのメールを送信した。区は今後、このようなことが起きないよう、メール送信時は担当者のみならず、メールシステム運用管理者である課長級管理者の承認の際にも再度確認をして送信するなど、厳正に対処していくとしている。
・旭区役所での個人情報の流出について(大阪市旭区)
http://www.city.osaka.lg.jp/asahi/page/0000055113.html
◎大阪府、SDカード紛失による個人情報流出で職員を処分
大阪府は13日、福祉部障がい福祉室における個人情報漏えいについての調査結果と職員の処分を発表した。発表によると8月24日、匿名の差出人から郵送されたSDカードを確認したところ、重度障がい者介護手当の受給者台帳4521名分、重度障がい者特例支援事業の受給者台帳371名分、障がい者ケアマネジメント関係研修受講者・講師6132名分の個人情報を含むデータが入っていたという。個人情報漏えいが判明して以降、再発防止のために原因究明調査に取り組んだ結果、地域生活支援課の担当職員が2006年から2007年にかけてバックアップデータとしてSDカードに情報を保存したが、2008年の人事異動による転勤後も引き続き所有しているうちにいつの間にか紛失していたという経緯が明らかになった。大阪府では個人情報の持ち出しを禁止しており、この職員がSDカードにデータを保存していたことも、カードを紛失したことも、ほかの職員は知らなかったという。当該職員は「減給10分の1、1月」、また監督責任を問われた職員1名が「訓告」、2名が「厳重注意」の処分を受けた。個人情報漏えいが判明した8月から大阪府が設置した相談窓口には、10月12日までに294件の相談が寄せられたが、現在までこれに起因する被害報告はないという。なお、大阪府は再発防止策として今月9日より、職員の端末機からUSBメモリをはじめとする記憶媒体への書き込みを禁止するシステム措置を開始した。
・個人情報等の漏洩事案の調査結果等について(大阪府)
http://www.pref.osaka.jp/hodo/index.php?site=fumin&pageId=1871
◎栃木県、肝炎ウイルス検査申込FAX番号誤記により個人情報流出
栃木県健康増進課は9日、肝炎ウイルス検査の申し込み先である県北健康福祉センターのファクス番号を誤記載し、申込者の個人情報が流出したと発表した。誤記載が発生したのは、県ホームページに掲載していたダウンロード用「肝炎ウイルス検査申込書」。8日午後2時30分ごろ県北健康福祉センターにFAXで申し込んだ利用者から催促の電話があり、同センターで確認を行ったところ誤記載が判明。利用者には事情説明と個人情報流出の謝罪を行い、すみやかに検査受診券を発行した。報告を受けた健康増進課が調査した結果、同日16時頃、県北だけではなく県東健康福祉センターのFAX番号も誤記載されており、しかも2008年3月末から誤った番号を掲載していたことが判明したという。県東健康福祉センターの誤記番号は使用されていない回線だったが、県北健康福祉センターの誤記番号は個人住宅でFAX専用回線として使用されていた。県はダウンロード用申込書の誤記を修正し、誤った番号の所有者に対しては謝罪すると同時に誤記による申し込み書類の回収を行うとしている。これまでのところFAXによる申し込みは極めて少ないというが、これを機に県のホームページやパンフレットに掲載された電話番号やファックス番号の総点検を実施するという。
・県ホームページへのファクシミリ番号誤掲載による個人情報流出について(栃木県)
http://www.pref.tochigi.lg.jp/menu/press/p_21d/d191400_00000787.html
◎カールツァイスメディテック、個人情報50件を含むノ―トPCを置き忘れ紛失
ドイツ系企業のカールツァイスジャパングループ(東京本社:東京都新宿区)は9日、グループ会社で医療機器の輸入販売などを営むカールツァイスメディテック(東京都新宿区)の従業員が個人情報を含むノートパソコンを紛失したと発表した。発表によると、2日正午頃 当該従業員が公共交通機関を利用し下車した際に、カバンを車内に置き忘れた。カバンの中には個人情報が入ったノートパソコンが入っていた。ただちに公共交通機関と警察へ届出た。その後も継続して遺失物の捜索を行っているが、現時点では発見されていない。当該パソコンには、グループウエアのバックアップデータとして、メールおよびメールアドレス簿などが含まれており、従業員を除く約50件の個人に関する氏名、連絡先、所属部署などが閲覧されるおそれがある。ただし、当該パソコンおよび当該グループウエアの起動には、パスワード入力が必要であるため、閲覧被害の可能性は低いという。同社は該当アカウントから社内ネットワークへ接続できないよう措置している。現時点で本件にかかわる個人情報の不正利用の被害は確認されていない。同社は引き続き遺失物の捜索を行うとともに、グループ会社とともに個人情報保護管理に努めていくとしている。
・個人情報保護に関するご報告(カールツァイスジャパングループ)
http://www.zeiss.co.jp/4125681C00486015/allBySubject/FBA8C8A9BBEAB1184925764A0018757B
◎きらやか銀行、投稿メールの内容と個人情報を漏えい
山形県の第二地銀・きらやか銀行(本店:山形市)は9日、同行のホームページに投稿したメールとその送信者の個人情報を漏えいしたことを明らかにした。被害にあったのは福島県内の男性。被害男性は7月末、同行の顧客である山形市内の同業者に対する批判と融資の再考を促す内容のメールを書き、これに自分の氏名、住所、電話番号、メールアドレスを記入し、同行のホームページに設けられた「お問い合わせ」フォームから送信した。当該ページには「お客様の個人情報は、ご意見やご質問に対する当行からの回答を目的として利用し、他の目的では利用しません」と明記されているにもかかわらず、支店の担当者が内容調査のため当該業者を訪ねた際、求めに応じて個人情報が記入された投稿メールを印字した紙を見せたという。6日、被害男性からの問合わせで漏えいが発覚し、同行は男性に謝罪し、漏えいの概要について監督官庁へ連絡した。また、同行は今後このようなことがないよう、行員教育を含めた個人情報管理を徹底し、再発防止と信頼回復に全力を尽くすとしている。
・お客さま情報の漏洩について[PDF](きらやか銀行)
http://www.kirayaka.co.jp/info/pdf/09100901.pdf
◎NHK上野営業センター、受信料徴収の携帯端末を紛失
NHKは7日、東京都内の個人委託事業者が放送受信料の契約・収納業務に使用している携帯端末を紛失したと発表した。発表によると、NHK上野営業センターの委託先が、4日午後2時30分ごろ顧客情報を記録した端末を紛失した。警察に遺失物届けを提出するとともに、紛失したと思われる場所の周辺を探したが、現在までに発見できていない。なお、NHKは携帯端末には複数のセキュリティ対策を実施していることから、第三者へ個人情報が漏えいする危険性はないとしている。
・携帯端末の紛失について(NHK上野営業センター)
http://www.nhk.or.jp/privacy/oshirase091007.html