◎新潟県労働金庫、10部店で保存資料1万4800件を紛失
新潟県労働金庫(本店:新潟市中央区)は24日、本店営業部や東新潟支店など計10の部店で保存書類の一部を紛失したと発表した。発表によると、紛失したのは、顧客の名前や住所、電話番号、口座番号などが記載された各種書類。本店営業部では、2008年度の財形貯蓄の喪失届と、1997年~2008年の発見届約300件。東新潟支店ほか7店舗では、1991年~1995年度の住所や印鑑の変更届約1万1千件。新潟南支店では、2000年度の為替関係書類や税の納付関係書類など約3500件。いずれも、保存期間が終了した書類に混入し、誤って廃棄したとみられ、不正利用などの報告はないという。同金庫は、顧客情報の厳格な取扱いを徹底し、再発防止に取り組むとしている。
・お客さま情報の紛失について[PDF](新潟県労働金庫)
http://www.niigata-rokin.or.jp/oshirase/open/annex/18_Picture2.pdf
◎ 大阪市水道局、水道メーター取替票の紛失と盗難を公表~発表資料で二重の流出
大阪市水道局は24日、水道メーター取替票の紛失と盗難を発表した。発表によると、20日午後、委託先の職員が平野区で取替作業中に、取替票5件を紛失。23日朝方には、別の委託先職員が西成区で取替作業中に、停車中の車両から取替票22件を盗まれた。取替票には、顧客の住所、氏名、業種、電話番号、メータ位置、調定番号、水栓番号が記載されており、水道工事センターの職員が該当者宅を訪問し、事情説明と謝罪を行っている。同局は、24日14時に当該事故についての報道発表資料を取替票の見本とともにホームページに掲載した。取替票の見本は、記入済みの実物をスキャナで取り込んだもので、担当者は住所や氏名、電話番号などが見えないように白く塗りつぶしてPDFファイル化したつもりだった。ところが、実際には元の画像の上に不透明の白い図形を重ねただけだったため、元画像のコピーなどの操作で、隠した部分が見えてしまう状態だった。同日、市民からの指摘で判明し、18時に元画像そのものを塗りつぶしたPDFファイルに差し替えた。差し替えるまでの閲覧数は、市職員を除く30件だったという。同局は、委託業者や関係職員に対し、日常の職務に当たる際には細心の注意をもってあたるよう指導を徹底するなどし、再発防止に努めるとしている。
・「検定満期メータ取替票」の紛失について(大阪市)
http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/suido/0000074174.html
・報道発表資料による個人情報の流出について(大阪市)
http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/suido/0000074249.html
◎ 三菱電機、不正アクセス受け顧客情報流出のおそれ
三菱電機(本社:東京都千代田)は23日、同社産業メカトロニクスウェブサイト「DIAX-NET」と「MELLASER-NET」が不正アクセスを受け、同サイトに会員登録している顧客らの登録情報が流出した可能性があると発表した。流出した可能性がある登録情報は、放電加工機関連のDIAX会員4223件、一般会員3955件、同社関係者ら889件。レーザ加工機関連のMELLASER会員1336件、一般会員479件、同社当社関係者ら502件の計1万1384件。登録情報には、氏名、会社名、部署名、会社の住所、電話番号、FAX番号、メールアドレス、会員IDとパスワードなどが含まれる。今月8日、「DIAX-NET」トップページでシステムトラブルがあり調査したところ、サイトの改ざんとデータベース上の会員情報にアクセスを試みた形跡があることが判明した。同サイトは9日から停止しており、再開のめどは立っていない。同社では、該当者に順次、個別に連絡をとって事情説明を進めており、今後は再発防止に向けたセキュリティー強化に取り組むとしている。
・三菱電機産業メカトロニクスウェブサイトへの不正アクセスの発生について(三菱電機)
http://www.mitsubishielectric.co.jp/oshirase/20100323/
◎ 在メキシコ日本大使館、不正アクセス受け個人情報流出のおそれ
在メキシコ日本大使館は23日、インターネットに接続されている内部のネットワーク(LAN)に対する不正アクセスが確認されたと発表した。一部個人情報が流出した可能性があり、同大使館は対象者に個別に連絡をとって事情を知らせるとともに、外務本省と連携し、外部専門家を交えて必要な確認と対策を講じたという。同大使館は、今後とも不正アクセスの防止などに万全を期していくとしている。
・在メキシコ大使館におけるインターネットに接続されたLANシステムに対する不正アクセス(在メキシコ日本国大使館)
http://www.mx.emb-japan.go.jp/internet.html
・在メキシコ大使館におけるインターネットに接続されたLANシステムに対する不正アクセス(外務省)
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/22/3/0324_01.html
◎ 千葉県、「県民の日」行事で収録した子どもらのビデオと登録申込書を紛失
千葉県は23日、1999年の「県民の日」のイベントとして実施した子どもたちの撮影ビデオと登録申込書を紛失したと発表した。発表によると、紛失したのは、同年6月12、13日の2日間、幕張メッセを会場とした「県民の日」の中央行事のイベントとして実施した「ビデオカプセル21ぼくの夢・あなたの未来」(タイムカプセルのビデオ版)で収録したビデオと、ビデオカプセルの登録申込書。ビデオには、来場した小学生以下の子どもたちがスタッフの質問に答えて、将来の夢や千葉の好きなところなどを語る様子が収録されていた。参加者にはビデオカプセル登録証(子どもの氏名、住所、将来の夢に対する質問の答え等を記載)を渡し、子どもが20歳になったときに県に請求すれば、ビデオを受け取ることができると説明。ビデオは2025年まで保管するとしていた。2日間の実施で定員は120名だったが、収録者数は不明という。ビデオ収録参加者の親から、子どもが20歳になったのでビデオを取りに行きたいという電話が入り、紛失が発覚した。このイベントは委託事業として実施され、委託者は県民の日実行委員会(会長:千葉県知事)、受託事業者は株式会社日本コンベンションセンター(現・株式会社幕張メッセ)。県庁内の書庫、受託事業者、ビデオを収録した業者の事務所や倉庫を探したが、所在が確認できなかった。県は県のホームページにビデオとビデオカプセル登録申込書が紛失したことを掲載し、県民にお詫びをした。県は今後、このようなことが二度と起こらないよう事務管理を徹底していくとしている。
・県民の日行事で収録したビデオ及び登録申込書の紛失(千葉県)
http://www.pref.chiba.lg.jp/syozoku/b_kenmin/kenminnohi/videocapsule/index.html
◎ 国土交通省九州地方整備局、Winnyのウイルス感染で文書など流出
国土交通省九州地方整備局は23日、同局の事務所職員の私有パソコンから個人情報を含む行政事務情報が流出したと発表した。発表によると、情報が流出したのは職員が自宅で使用している私有パソコンで、職員はパソコンにファイル共有ソフトのWinny(ウィニー)をインストールして使用していた。当該パソコンのウイルス感染に伴い、Winnyを介して私的ファイルと共に行政事務情報がネットワークに流出した。この行政情報に、当該職員が2001年から2007年の間に業務で関係した人たちの個人情報が含まれていた。企業担当者の氏名91名分、企業担当者2名の顔写真、同事務所が排水機場の操作を委託していた個人2名の氏名、住所、電話番号、年齢。同整備局では、該当者・企業に対するお詫びと説明を行っている。これまで、同整備局は職員に対し、行政事務情報の自宅持ち帰りの原則禁止等を周知してきたが、今回の事態を踏まえ、全職員に対して個人パソコン内のWinnyの確認、およびウィルスチェックと駆除を実施している。また今後、国土交通省情報セキュリティポリシーを徹底し、再発防止に万全を期すとしている。
・職員の個人パソコンからのファイル共有ソフトWinnyによる情報の流出について[PDF](国土交通省九州地方整備局)
http://www.qsr.mlit.go.jp/n-kisyahappyou/h21/100323/index2.pdf
◎ カレーハウスCoCo壱番屋、パット稲毛店で4400名分の顧客情報入りメモリー盗難
カレー店をフランチャイズ展開する壱番屋(愛知県一宮市)は23日、同社のフランチャイズ店であるカレーハウスCoCo壱番屋パット稲毛店(千葉県千葉市)において、顧客の個人情報が入ったUSBメモリが盗難にあったと発表した。発表によると、21日未明、同店において金庫が盗まれた。金庫には、同店の宅配顧客約4400名の氏名、住所、電話番号の個人情報が記録されたUSBメモリが保管されていた。所管の警察署に盗難届けを提出したが、発見に至っていない。現時点において、当該個人情報が悪用されたという事実は確認されていない。同社は今後、フランチャイズ店を含めた店舗のセキュリティ対策に留意し、個人情報管理の強化・徹底に取り組んでいくとしている。
・お客様個人情報の盗難事故について[PDF](壱番屋)
http://www.ichibanya.co.jp/comp/ir/release/pdf/220323.pdf
◎ 東京都北療育医療センター、利用者30名を撮影したデジカメのメモリー紛失
東京都は23日、心身障害児・者に対する総合的な医療と療育を行う北療育医療センター(東京都北区)において、利用者30名を撮影したデジタルカメラ(以下デジカメ)のメモリーを紛失したと発表した。発表によると、16日午前10時45分頃、職員がセンターのデイルーム内で利用者の日中活動の様子をデジカメで撮影後、ロッカー上に置忘れた。同日午後7時頃、準夜勤勤務の病棟看護師が当該デジカメを見つけ、ナースステーション内の保管場所に保管した。その際、メモリカードの有無については確認していなかった。18日午後9時30分、別の看護師がデジカメを使おうとして、メモリカードの紛失に気づいた。院内を捜索したが発見に至っていない。メモリカードには、今年2月3日から3月16日までの利用者の日中活動の様子を撮影した画像109枚が記録されていた。うち個人が識別できる画像は96枚、30名分である。画像内に名前等の個人特定情報は記録されていない。パソコンに保存されていたバックアップ画像から紛失画像の内容や枚数、利用者名の確認作業を行い、該当する利用者の保護者に電話および文書で連絡した。都は、福祉保健局の全所属を対象に、職場で使用できるデジカメ等個人情報を処理するための機器等の適正管理について再度周知徹底するとしている。
・北療育医療センターにおける個人情報を含む資料の紛失について(東京都福祉保健局)
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/hodo/pressshougai100323/index.html
◎ トリニティアーツ、メルマガの誤送信でメールアドレス流出
雑貨と衣服を扱うショップを運営するトリニティアーツ(東京都中央区)は23日、顧客へのメールマガジン送付時に宛先の設定を誤り、メールアドレスが漏えいしたと発表した。発表によると、メルマガを配信した21日、宛先をBCC 欄にするべきところ、誤って宛先欄にメールアドレスを記載し、一斉送信してしまった。事故発生後、同社は緊急事態対策会議を設置した。メールアドレスが漏えいした顧客には経緯報告とお詫びの連絡をし、当該メールを受信した人にはお詫びと当該メールの削除の依頼をした。また、全社員に対して個人情報保護方針を周知徹底するとともに再発防止教育を実施し、再発防止に全力をあげていくとしている。
・メールアドレス漏洩に関するお詫びとお知らせ[PDF](トリニティアーツ)
http://www.studio-clip.co.jp/pdf/100323.pdf