◎ケーアンドビー、メルマガ誤配信で顧客241名分のメルアド流出
米菓を製造販売するケーアンドビー(新潟県新潟市)は3月20日、メールマガジンの誤配信で顧客241名分のメールアドレスが流出したと発表した。発表によると、3月20日午前8時30分、同社のメルマガ「新潟せんべい王国・大王こんがりーからのお知らせ★3月号」を顧客に送信した際、本来はBCC欄に入力するべきところ、TO欄に入力して送信してしまった。当該メールの受信者からの連絡で知るところとなった。流出したのはメルマガ会員の顧客241名のメールアドレスのみで、同社は当該顧客に報告とお詫びをし、当該メールの削除を依頼するメールを送った。同社は今後、メルマガ配信業務、個人情報を取り扱う業務の見直しと改善を行い、個人情報保護に関する社員教育を徹底し、再発防止に努めるとしている。
・電子メール誤配信に関するお詫び(ケーアンドビー)
http://senbei-oukoku.jp/?page_id=1995
◎宮城県多賀城市、委託先が土地に関する個人情報4万7764件含むHDD紛失
宮城県多賀城市は20日、情報処理を委託しているパスコ東北事業部(仙台市宮城野区)が市の土地に関する個人情報を記録したポータブルハードディスク(HDD)を紛失したと発表した。発表によると、紛失したHDDには、多賀城市内の全ての土地(4万7764件)に関する所在地番、所有者の氏名、住所の情報が記録されていた。専用ソフトがなければデータを見ることはできない。現在までのところ悪用の事実は確認されていない。パスコ本社(東京都目黒区)が21日に発表したところによれば、同社社員が17日、福島県柳津町からの受託業務で使用していたHDD1台を、同町のサーバー室に置き忘れ紛失した。このHDDに、同社が受託している複数の自治体の土地・家屋の個人情報(住所、所有者の氏名等)が20万1414件含まれていた。同社は19日に多賀城市を含む関係自治体に報告し、警察に紛失届を出した。これらの土地情報は法務局で誰でも閲覧可能な情報ではあるが、多賀城市は個人情報取扱基準を示し、同社に厳格な取り扱いを求めていた。にもかかわらずこのような事故が起きたことから、市は同社に対し厳重注意するとともに、さらなる調査と報告を求めている。同社は、事故調査本部を立ち上げ、関係省庁の指導のもと、HDDの所在、記録されていた情報の詳細などについて究明に取り組んでいるとしている。
・土地に関する個人情報が記録されたポータブルハードディスクの紛失について(宮城県多賀城市)
http://www.city.tagajo.miyagi.jp/zyuumin/sizei/zy-si-kotei.html
・受託業務で使用していたポータブルハードディスクについて[PDF](パスコ)
http://www.pasco.co.jp/profile/ir/message/pdf/other_10032101.pdf
◎シーズクリエイト、メール誤配信で顧客678名分の氏名とメルアド流出
不動産業のシーズクリエイト(東京都渋谷区)は3月19日、メール誤送信で顧客の氏名とメールアドレスが流出したと発表した。発表によると、3月16日午後8時14分、678人の宛先にメールを一斉送信した際、作業者が誤ってBCC欄にメールアドレスを入力すべきところ、宛先欄に入力したため、氏名とメールアドレスが他の受信者に見える形でのメール配信となってしまった。その他の個人情報は漏えいしていない。同社は3月18日、該当顧客に対し、お詫びと報告およびメール削除のお願いをメールにて配信した。また、翌19日に監督官庁である国土交通省に本件を報告した。同社は今後、個人情報緊急対策本部を社内に設置し、安全対策の検討及び関連業務の監査を行い、再発防止に努める。
・メール誤配信によるお客様情報流出についてのお詫びとご報告[PDF](シーズクリエイト)
http://www.cscreate.co.jp/201003mail.pdf
◎カワセコンピュータサプライ、取引先など90名を登録した携帯電話紛失
情報処理サービス等のカワセコンピュータサプライ(大阪本社:大阪市中央区)は18日、同社社員が携帯電話を紛失したと発表した。発表によると、紛失したのは15日午後5時頃。当該携帯電話には、取引先および同社社員の個人情報が約90件(氏名、電話番号、一部メールアドレス)が登録されていた。紛失判明後、事業所内および営業社員の行動経路を捜索するとともに、該当携帯電話の利用停止の手続きを行い、所轄警察署への遺失届を提出した。現在のところ発見には至っていないが、現在までのところ第三者の不正利用等の被害は確認されていない。同社は今後、厳正・適正な管理を徹底し、再発防止に努めていくとしている。
・社員による携帯電話の紛失に関するご報告とお詫び[PDF](カワセコンピュータサプライ)
http://www.kc-s.co.jp/release/20100318.pdf
◎ホリプロ元契約社員がアメブロに不正アクセス、芸能人約450人分の個人情報漏えい
大手芸能事務所のホリプロ(本社:東京都目黒区)は17日、元契約社員(30歳)の不正アクセスにより、ブログサービス「アメブロ」を利用している芸能人約450名の個人情報漏えいがあったと発表した。元契約社員は不正アクセス禁止法違反容疑で13日に警視庁に逮捕された。発表によると、元契約社員は同社所属の芸能人4人のIDとパスワードを無断使用し、昨年12月31日午後6時50分から7時にかけて、インターネット関連会社サイバーエージェント(東京都渋谷区)が運営するアメブロのサーバーに不正アクセス。藤本美貴さんのブログに「お年玉」と題した画像を貼付け、1月1日午前1時1分1秒に出現するように設定した。これをクリックすると、同サービスを利用していた芸能人約450人分のIDやパスワードなど個人情報が記載されたエクセルファイルを閲覧してダウンロードできる仕掛けになっていた。翌1月1日未明、この不正アクセスによる情報流出を確認したサイバーエージェントは、正午までに流出したパスワードを変更するなど対応策を実施するとともに、渋谷警察署に被害を届け出た。流出した個人情報ファイルはサイバーエージェントの内部文書で、同社社員が容疑者に誤ってメール送信したものだったという。ホリプロによると、2月下旬に警視庁から同社に連絡が入った。同社は捜査に協力し、今月10日付で容疑者を懲戒解雇処分とした。
・当社元契約社員による不祥事について[PDF](ホリプロ)
http://ir.horipro.co.jp/news/files/hp0317.pdf
◎福島大附属中、修学旅行中に旅行業者添乗員が生徒と引率者の名簿を紛失
福島大学附属中学(福島県福島市)は17日、中学2年の修学旅行で、生徒と引率者の名簿を旅行業者の添乗員が紛失したと発表した。発表によると、9日から12日に行われた広島・京都への修学旅行の2日目にあたる10日午後に、京都市内で添乗員が、個人情報を含む業務用資料を紛失していることに気づいた。資料には、生徒4クラス162名分の名簿(住所、電話番号は記載されていない)、および引率者11名分の携帯電話番号が記載されていた。新幹線の車中もしくは京都駅に到着してから貸切バスに乗車するまでの間に紛失した可能性があり、ただちに京都駅および東京駅の忘れ物預かり所に捜索を要請した。11日夜までに発見できなかったため紛失と判断し、管轄の京都市五条警察署に紛失届を提出。保護者へは16日午後7時から附属中学校において説明会を実施し、報告とお詫びをした。同校は今後、個人情報の取り扱いについて厳重かつ適正な管理を徹底するよう旅行業者に強く要請する。また、学校としても再発防止について検討していくとしている。
・個人情報の紛失に関するお詫びと報告について[PDF](福島大学附属中学)
http://www.fukushima-u.ac.jp/new/1-top/topics/H21/100317meibo.pdf
◎武蔵野市、「市税滞納者名寄台帳」全142冊中のうち3冊を紛失
武蔵野市は17日、「市税滞納者名寄台帳」全142冊中のうち3冊の紛失が今月1日に判明したと発表した。この台帳は、市税の滞納整理を行うために必要とされる事項を記録しているもので、A5判のバインダーに綴られている。
発表によると、記載されている個人情報は、滞納者49名(法人含む)の住所、氏名、滞納状況、催告書等の送付状況、その他滞納整理に必要とされる事項。市は紛失した台帳3冊の捜索を続けるとともに、盗難の可能性もあることから武蔵野警察署へ盗難届を10日に提出した。現在のところ、庁舎外への持ち出しや個人情報が流出したという事実は確認されていない。市は、警察の捜査と並行して引き続き捜索を行うとともに、原因を究明して再発防止策の徹底を図り、信頼回復に全力を尽くすとしている。
・市税滞納者名寄台帳の紛失について(武蔵野市)
http://www.city.musashino.lg.jp/cms/news/00/01/35/00013580.html