◎ NHK高知放送局、メールの誤送信でアドレス89件流出
NHK高知放送局は6月30日、メールの誤送信でアドレス89件が流出したと発表した。発表によると、6月29日、大雨や台風などの悪天候の際に放送する休校情報の連絡手段などについてのメールを、県内の教育委員会や学校関係者89名に送信した際、誤ってあて先全員のメールアドレスが表示された状態で送信してしまった。翌30日に誤送信が判明し、同局は誤送信先に経緯を説明して謝罪。誤送信メールの削除を依頼した。同局では、再発防止に向け、個人情報の取り扱いについて一層注意するとしている。
・メール送信時の誤操作について (NHK高知放送局)
http://www.nhk.or.jp/kochi/station_info/document.html
・メール送信時の誤操作について(NHK)
http://www.nhk.or.jp/privacy/oshirase100630.html
◎ 昭和大学、大学病院の患者情報65名分を含むメモリー紛失
昭和大学は6月30日、同大医学部学生が患者情報を記録したUSBメモリーを紛失したと発表した。発表によると、紛失したメモリーには昭和大学病院(東京都品川区)と昭和大学藤が丘病院(横浜市青葉区)を受診した患者65名分の名前と入院中の病歴、画像が含まれていた。6月25日夕方、昭和大学藤が丘病院で行った臨床実習で使用後、所在が分からなくなっている。同大では28日に事態を把握し、監督官庁などに報告。該当者には、お詫び状を送付するといい、今後は全学生と病院職員に対し個人情報の取扱に関する注意を再度徹底し、再発防止に努めるとしている。
・個人情報の紛失について(昭和大学)
http://www.showa-u.ac.jp/355.html
・個人情報の紛失について(昭和大学病院)
http://hosp.showa-u.ac.jp/SUH/notice_20100701.html
◎ リクルート、資料請求・会員登録ハガキ45通を紛失
リクルート(本社:東京都千代田区)は29日、同社進学情報誌の資料請求ハガキと会員登録ハガキの一部を紛失したと発表した。発表によると、紛失したのは今月11日から15日までの間に同社に到着したハガキのうちの45通。22日に同社から担当部署宛に宅配業者のセキュア便で送付。その後の配送途中に所在が分からなくなった。同社では引き続き宅配業者との調査を行っているが、対象者が特定できず、資料の発送や会員登録が滞っている。資料請求後3週間経っても資料が届かない人や今月10日前後に会員登録ハガキを送った人は、ハガキが紛失しているおそれがあり、心当たりのある人は「リクルート進学ホットライン」に問い合わせるよう呼び掛けている。
・弊社進学情報誌をご利用された皆様へ 資料請求・会員登録ハガキ紛失に関するお詫びとご報告(リクルート)
https://www.recruit.jp:80/info/info20100629
◎ 広島県立呉工業高等学校、生徒のテスト結果などを記載した指導手帳を紛失
広島県教育委員会は28日、県立呉工業高校の教諭が、テストの点数などを記録した指導手帳を紛失したと発表した。発表によると、今月23日、教諭が2時限目の授業を終えて手帳を職員室に持ち帰り、4時限目の授業に向かう際に紛失に気づいた。手帳には、教諭が教える2と3年の生徒151名のテストの点数や出欠状況、授業中の指名の記録が記されていた。同校は、保護者に事情を説明して謝罪。今後は文書の適正管理を徹底するとしている。・県立高等学校における指導手帳の紛失[PDF](広島県)
http://www.pref.hiroshima.lg.jp/www/contents/1241141074664/files/220628kurebunnsyo.pdf
◎有楽土地住宅販売、売主を識別できる販売図面を「指定流通機構」に誤登録
不動産業の有楽土地住宅販売(本社:東京都中央区)は6月28日、物件の売主の個人情報を識別できる販売図面を「指定流通機構」に誤登録したと発表した。指定流通機構(国土交通大臣が指定した不動産流通機構)は、宅建業者が媒介依頼を受けた物件を一定期間登録し、幅広く相手を検索できる仕組み。発表によると、同社の社員が物件の売主の意思を十分に確認しないまま、6月14日、当該建物の外観写真の載った物件情報(販売図面)を、指定流通機構に掲載してしまった。同図面は売主を識別できるものだった。同社は該当顧客に対し、直接会って事実の報告とお詫びをした。所轄官庁である国土交通省へも報告した。同社は万一、顧客に被害等が発生したときは、真摯に対応するとしている。また、誤掲載の原因は担当者の説明不足と確認不足が原因であるとして、本件を社内に周知徹底し、個人情報に対する従業員の意識向上に努めるとしている。
・お客様各位[PDF](有楽土地住宅販売)
http://www.yuraku.jp/contents/privacy/reins100628.pdf
◎ 東京都板橋区、子育て事業の参加者937名の個人情報入りメモリー紛失
東京都板橋区と東京家政大学は25日、同区が同大に委託している地域子育て支援拠点事業「森のサロン」の参加者名簿が記録されたUSBメモリーを紛失したと発表した。発表によると、「森のサロン」のスタッフが同大キャンパス内で今月10日に紛失したという。紛失したメモリーには、参加者937名の氏名、住所、電話番号、子供の名前と生年月日などが含まれていた。すでに関係者に対して事情説明を行っており、今後は個人情報の管理と業務指導を徹底し、再発防止に努めるとしてる。
・「森のサロン」における個人情報の紛失についてお詫びいたします(板橋区)
http://www.city.itabashi.tokyo.jp/c_oshirase/028/028956.html
・個人情報の紛失について(東京家政大学)
http://www.tokyo-kasei.ac.jp/hulip/kosodate/kosodate01.html
◎ 秋田銀行、4支店で融資関係書類310件を紛失
秋田銀行(本店:秋田県秋田市)は24日、秋田市役所支店と泉支店、割山支店、卸町支店で、計310件の保管書類を紛失したと発表した。発表によると、紛失したのは融資稟議書や融資申込書などのの融資関係書類で、顧客の氏名、住所、勤務先、返済口座番号などが記載されていた。同行では、個人や企業への貸付金利の一部誤りがあったことが判明したため、今年4月、返済済みの顧客についても適用金利に誤りがないか一斉調査を行った。今回の紛失は、その過程で判明したもので、内部調査の結果、行内で誤って焼却・廃棄した可能性が高いという。書類紛失先には、適用金利の調査の対象となった顧客136名が含まれるが、調査の結果、これら顧客の金利に誤りはなかったという。同行は今後、文書の保存と廃棄のルールを徹底し、再発防止に努めるとしている。
・「一部貸出金の適用金利の相違」に関する調査結果と対応状況、ならびにお客様情報の紛失について(秋田銀行)
http://www.akita-bank.co.jp/annai/news/22062401.html