◎ 千葉県野田市、車上荒らしで176名分の個人情報を記載した書類盗難
千葉県野田市の都市整備課の職員が先月16日、車上荒らしにあい、地権者176名の氏名や地番などの個人情報が記載された書類入りのバッグが盗まれた問題で、根本崇市長はホームページと広報7月15日号に謝罪文を掲載した。同課では、警察に被害届を出すとともに、該当者に事情を説明。先月23日までに全員に謝罪を済ませたという。同市では、昨年5月、社会福祉課の窓口に来所した相談者に渡したメモの裏面に、4世帯分の世帯主氏名と住所が記載されていたことが発覚。9月には社会福祉課の職員が車上荒らしにあい、生活保護世帯119名分の名簿が盗難と、昨年から3度目の漏えいであり、市では、繰り返される不祥事に対して、個人情報保護に対する職員の意識を変えるための対策を至急講じ、再発防止に努めるとしている。
・個人情報漏えいに対するお詫び(野田市)
http://www.city.noda.chiba.jp/osirase/jouhourouei.html
◎ 福祉医療機構、他人の書類を同封し誤送付
独立行政法人福祉医療機構(本部:東京都港区)は23日、顧客情報が記載された書類を同封し、誤送付したと発表した。 発表によると、今月18日、昨年度の決算事業報告書の提出を依頼する文書を送付する際に、発送を委託した業者がひとつの封筒に10件分を誤封入してしまい、他の顧客9件分を同封した状態で発送してしまった。22日に送付先からの連絡で判明し、翌日までに送付先と誤封入書類に記載されていた顧客全てに経過説明と謝罪を行った。同機構は、委託先での封入書類の数量管理徹底を図るなどの対策を講じ、再発防止に努めるとしている。
・お客様情報にかかる誤封入について(お詫びとお知らせ)[PDF](福祉医療機構)
http://www.wam.go.jp/wam/info_kikaku20100623.pdf
◎ 岩手労働局、労災保険給付の請求者1311名分の個人情報を含むHDD紛失
岩手労働局は23日、盛岡労働基準監督署で1311名分の個人情報を含む外付けハードディスク(HDD)を紛失したと発表した。発表によると、紛失したHDDには2005年4月から今年6月までに同署が受けた、労災保険給付の請求に関するデータが記録されており、1311名分の氏名、年齢、住所、電話番号、傷病名、保険給付内容などが含まれていた。
今月8日朝、同署の職員が所定の収納場所から当該HDDがなくなっていることに気付き、署内を捜索したが見つからなかった。収納場所は施錠されておらず、紛失したHDDには情報漏えい防止のためのパスワードも設定されていなかった。同局は23日、該当者に事情説明のための文書を送付。今後も引き続き、紛失したHDDの捜索を行うとともに、原因の究明と必要な対応を図るとしている。また、当面の再発防止対策として、パスワードを設定しないHDDの使用禁止と、収納場所への施錠の徹底を挙げている。
・盛岡労働基準監督署における個人情報を記録した外付けハードディスクの紛失について[PDF](岩手労働局)
http://www.iwate-roudou.go.jp/date/topics/20100623_001.pdf
◎ NHK札幌放送局、5名分の個人情報を含む帳票紛失
NHK札幌放送局は23日、受信契約などを委託している地域スタッフが今月21日、契約・収納業務に使用している帳票5名分を札幌市中央区で紛失したと発表した。紛失した帳票には、顧客の名前や住所、電話番号などが記載されており、うち1名分には口座番号も記載されていた。同局では、該当者宅を個別に訪問し事情説明と謝罪を行っており、今後は地域スタッフの指導を再徹底し、再発防止に努めるとしている。
・個人情報を含んだ帳票の紛失について(NHK札幌放送局)
http://www.nhk.or.jp/sapporo/info/apology0623.html
・個人情報を含んだ帳票の紛失について(NHK)
http://www.nhk.or.jp/privacy/oshirase100623.html
◎ TOKYO FM、メール誤送信で顧客のメールアドレスなど699件流出
エフエム東京(本社:東京都千代田区)と、同局が開催する「夢の第九コンサートin日本武道館」の事務局は6月23日、同事務局が誤って、メール受信者全員のメールアドレスと一部受信者の氏名が見える状態で顧客にメールを送信したと発表した。発表によると、メールを送信したのは6月18日午前11時27分。同コンサートに先行エントリーをしたがチケットを未購入の顧客699名あてに案内メールを送ったところ、メールアドレスを「TO」に入力したため、メール受信者全員のメールアドレスと、3名分の氏名がメールに表示される形で送信された。事務局では受信者からの指摘で同日、事態を把握。メール受信者に対し謝罪のメールを送信し、当該メールの削除を依頼した。同社は、再発防止のためスタッフ教育を徹底するとしている。
・電子メール誤送信に伴うメールアドレス等の流出に関するご報告とお詫び(夢の第九コンサート事務局/TOKYO FM)
http://www.tfm.co.jp/daiku/info20100623.html
◎群馬大学、工学研究科教員が学生らの個人情報4588名分含むHDDを紛失
群馬大学(群馬県前橋市)は6月23日、大学院工学研究科の教員が個人情報を記録したハードディスク(HDD)を紛失したと発表した。発表によると、当該教員が最後にHDDを使用したのは6月8日午後3時過ぎで、その2日後の10日午後3時頃に紛失に気付いた。この間、自宅から遠隔地への出張、および同学での授業があり、自宅とキャンパス間を移動している。紛失に気付いた後は、利用交通機関や訪問先などに照会するとともに、警察に届出をしたが見つかっていない。同大は6月17日に当該教員より事態の報告を受け、ただちに大学本部および工学研究科にそれぞれ「危機対策本部」を立ち上げ、事実関係の把握と今後の対応策について検討した。当該本部の調査によると、紛失したHDDにはのべ4588名分の個人情報が記録されていた。情報の内容は、2004年10月以降の電子メールデータ60名分(氏名、所属、メールアドレス)、2001年度から2009年度分の工学部入試関係データのべ1365名分(氏名、受験番号、出身校名、調査書成績、得点、判定結果、住所、電話番号について各年度の一部の情報)、2001年度から2009年度分の工学部教務関係データのべ2768名分(氏名、学籍番号、学科名、成績、単位数、住所、電話番号、学科の集合写真、就職情報、インフルエンザ感染情報について各年度の一部の情報)、2004年度から2009年度分の大学院工学研究科入試関係データのべ147名分(氏名、受験番号について各年度の一部の情報)、2007年度から2009年度分の大学院工学研究科教務関係データのべ248名分(氏名、学籍番号、専攻名、年齢、性別、住所、電話番号、就職情報、教員個人情報 について各年度の一部の情報)。同大は学長名で教職員に「個人情報管理の徹底について」を通達し、適正な個人情報管理の徹底について注意を喚起した。また、該当者へは説明と謝罪を行うなど誠意をもって対応するとともに、再発防止に万全を期すとしている。
・個人情報が入ったパソコン用外付けハードディスクの紛失について[PDF](群馬大学)
http://www.gunma-u.ac.jp/sb/img/img16_22.6.23.pdf
◎ jig.jpの「jigブラウザ」、顧客情報1680名分が他者から閲覧可能な状態に
携帯電話でPCサイトを閲覧できるフルブラウザアプリ「jigブラウザ」を提供しているjig.jp(本社・東京都新宿区)は6月15日、同ブラウザにおいて1680名分の顧客情報が他の顧客から閲覧できる状態だったと発表した。また6月23日、この問題についての調査結果を公表した。同社によると、不具合が発覚したのは6月14日。3月24日から6月15日午後9時までの間、顧客がjigブラウザ登録時に登録した氏名、都道府県名、電話番号、性別、年齢、メールアドレス1680名分が特定の他の顧客から閲覧できる状態となっていた。顧客の識別に利用してるiモードIDにおいて、大文字と小文字の区別が正常に行われていなかったことが原因。実際に情報を閲覧された可能性がある顧客は2名だという。該当する顧客には通知済み。また、不具合はすでに解消されている。同社は、管理体制を強化して再発防止に努めるとしている。
・不具合に対する調査結果に関して(jig.jp)
http://br.jig.jp/pc/info.html?month=201006
・お客様情報が閲覧可能な状態となる不具合について(jig.jp)
http://br.jig.jp/pc/info.html?month=201006#info_1098
◎さいたま市、年金受給者1823名の個人情報を記録したMOを紛失
さいたま市は6月22日、年金受給権者データが記録された光磁気ディスク(MO)を紛失したと発表した。発表によると、6月16日午前、埼玉県国民健康保険団体連合会から当該MOが返却されていないという連絡を受け、所在を調べた。5月13日に浦和区の国民健康保険課から大宮区の情報政策課へ持ち込まれ、翌14日にデータ処理されたことが確認されたが、それ以降の所在が不明だった。情報政策課から国民健康保険課へ返却したことも、国民健康保険課が受領したことも確認できないまま関係箇所を捜索したが見つからず、紛失したと判断した。現在も全庁をあげて捜索継続中であるという。当該MOには、年金受給権者データ1823名分が含まれている。データの内容は対象者の住所、氏名、生年月日、性別等で、年金受給額や口座情報などは含まれていない。現在までのところ、当該個人情報が外部に流出した事実は確認されていない。当該データのコピーが保存されていて対象者を特定できることから、対象者にはお詫び状を送付し、誠意をもって陳謝するとしている。市は今後、個人情報の授受、利用、管理の徹底を図り、再発防止と市民の安心安全の確保に努めていく。
・個人情報の紛失について(お詫び)(さいたま市)
http://www.city.saitama.jp/www/contents/1277190033042/index.html
・市長コメント(さいたま市)
http://www.city.saitama.jp/www/contents/1277190033042/files/11000.pdf
◎JR西日本、個人情報を記録したUSBメモリーを半年以上前に一時紛失
JR西日本(大阪市北区)は6月22日、個人情報を記録したUSBメモリーを半年以上前に1日だけ紛失していたことを明らかにした。同社の発表によると、昨年10~11月頃に、広島駅に勤務する社員が広島駅構内を移動中に、業務用資料を入力していた私物のUSBメモリーを紛失した。これを拾得した顧客が翌日、当該社員に記録媒体を届けた。この事実を同社は今年6月21日に把握し、当該USBメモリーのデータ内容を確認したところ、業務用資料の一部に個人情報385名分が含まれていることがわかった。情報内容は氏名、住所、電話番号など。同社は6月22日より、該当する顧客に対して今回の事実の報告とお詫びをしている。また再発防止に向け、法令の主旨および規程を遵守した個人情報の厳正な取り扱いを徹底していくとしている。
・個人情報などを記録した媒体の一時紛失(JR西日本)
http://www.westjr.co.jp/news/newslist/article/1174864_799.html
◎郵便事業、東海支社の名古屋中支店で書留郵便201通を紛失
郵便事業会社の東海支社は6月22日、名古屋中支店(名古屋市中区)で書留郵便物201通を紛失したと発表した。発表によると、紛失したのは顧客から預かった一般書留郵便物2通、簡易書留郵便物199通。同支店の社員が6月18日午後4時15分から同5時頃、郵便物等の集荷作業を行っているときに紛失が発生した。同社は警察に盗難被害届と遺失物届を提出した。また、当該社員については、事実関係を調査した上で対処するとしている。
・郵便事業株式会社名古屋中支店における書留郵便物の紛失[PDF](郵便事業)
http://www.post.japanpost.jp/about/houdou/press/2010/toka_0622_01_b1.pdf
◎川村学園女子大、文化学部教員が学生の個人情報202名分を含むHDDを紛失
川村学園女子大学(千葉県我孫子市)は6月22日、学生の個人情報を記録したハードディスク(HDD)等を紛失したと発表した。発表によると、同大の人間文化学部観光文化学科の教員が6月17日、帰宅途中の駅のホームでHDDが入ったバッグを紛失した。ハードディスクには当該教員の担当科目を履修した学生の個人情報が記録されていた。情報内容は、観光文化学科学生、卒業生の電話番号、メールアドレス29人分。2009年度の成績表89人分、2010年度の出席簿84人分。同大はただちに部局長会を開いて対応を行った。電話番号、メールアドレスが記録されていた学生・卒業生に対しては、不審な連絡等があった場合の対応方法について知らせた。成績が記録されていた学生に対しては謝罪と今後の対策について連絡をした。また、学内教職員に対し、個人情報の取り扱いを徹底するよう通達した。現在のところ、紛失した個人情報の第三者への流出は確認されていない。同大は今後。再発防止に取り組むとしている。
・学生の個人情報を記録したハードディスク等の紛失について[PDF](川村学園女子大学)
http://www.kgwu.ac.jp/220620_lost.pdf
◎ベーシック、情報サイト「フルマーケくん」で顧客情報が閲覧可能に
SEO対策事業等を展開するベーシック(東京都千代田区)は6月21日、2010年3月に運営譲渡を受けて運営している情報サイト「フルマーケくん」 において、顧客情報がネットから閲覧可能だったことを発表。翌22日には、閲覧された可能性のある顧客を特定したと発表した。発表によると、6月15日、管理画面ログイン時に特定の操作をすると、他ユーザーの管理画面が表示されることが、顧客からの連絡で判明した。同日午後7時30分から12時の間に対応を行い、不具合を修正した。閲覧された可能性のある顧客は、同サービス開始時の2007年8月23日から2010年6月15日の期間に、「フルマーケくん」の管理画面にログインした顧客。閲覧された可能性のある顧客情報は、ユーザーID、パスワード、顧客氏名、メールアドレス、郵便番号/住所。登録した顧客については電話番号、携帯電話番号、クレジットカード情報も閲覧された可能性がある。現在までの調査の結果、クレジットカードの不正利用による顧客への金銭的被害は確認されていない。同社は22日までに該当する可能性のある顧客を特定し、書面またはメールで連絡している。また、問い合わせ窓口を設置して対応にあたっている。同社は再発防止策を講じ、顧客の信頼回復に全力で取り組むとしている。
・個人情報の閲覧可能性に関するお詫びとご報告(ベーシック)
http://www.full-marke.com/announce1.html
・閲覧された可能性のある顧客特定のお知らせ(ベーシック)
http://www.full-marke.com/announce2.html
◎野村リビングサポート、顧客18名の個人情報を記載した書類を紛失
マンションの総合管理を行う野村リビングサポート(本社:東京都新宿区)は6月21日、同社の顧客であるマンション居住者の個人情報を記載した書類を含むバッグを紛失したと発表した。発表によると、同社職員が6月12日、通勤途上において紛失したもので、当該書類には計18名の顧客のマンション名、住戸番号、氏名が記載されていた。当該顧客には連絡をとり、事情説明とお詫びをしている。現時点では紛失した個人情報が不正使用された事実は確認されていない。
・個人情報の紛失に関するお詫びとお知らせ[PDF](野村リビングサポート)
http://www.nomura-ls.co.jp/news_r/imgs/news_2010.06.21.pdf