◎東京都、金融部金融課で債権の連帯保証人の個人情報を含む書類紛失
東京都は9月30日付で、産業労働局の金融部金融課で、個人情報を記載した書類の紛失があったと発表した。発表によると、9月29日午後、「世界都市博覧会中止に伴う特別対策緊急融資に係る譲渡債権」を管理する同課の事務担当者2名が、この債権の連帯保証人を訪問中に、「連絡票」2枚と、宛名を記した封筒2通を紛失した。連絡票は、債務者等を訪問して留守の場合、都の担当者への連絡を依頼するために郵便受け等に投入する文書で、紛失した連絡票2枚・封筒2通には、連帯保証人2名の氏名と住所、債権の内容や債権額が記載されていた。担当者は1人の債権者宅を訪問後、もう1人の債権者宅を訪問する途中、連絡票の入った封筒2通を入れたクリヤホルダーを手に持って移動しており、気づいたらホルダーの中から封筒2通がなくなっていたという。警察に遺失届を提出しているが、発見に至っていない。現時点では、紛失による二次被害の情報は入っていない。都は、金融部の全職員を緊急招集し、個人情報の管理の徹底を指示した。また今後、部内における個人情報の保管方法、やむを得ず外部に持ち出す場合の対応等について、再度周知徹底を図るとしている。
・金融部金融課における個人情報を含む書類の紛失について(東京都)
http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2010/10/20ka1400.htm
◎静岡県立高、教諭自宅で、生徒の個人情報を含むUSBメモリ盗難
静岡県は9月29日、県立高校で生徒の個人情報紛失があったと発表した。発表によると、県立大井川高校の教諭の自宅で、9月25日から26日にかけ、金品盗難の被害があった。その中に、生徒の個人情報を保存したUSBメモリが含まれていた。26日午後、警察に盗難届けを提出し、現場検証が行われた。当該USBメモリには、同教諭が今年度の授業を担当する2学年生徒138名分の小テストの得点と、3学年生徒37人分の課題の提出状況などが保存されていた。28日に全校生徒に対し校長から事情説明と謝罪が行われ、保護者には謝罪文が配布された。現段階で警察から犯人逮捕やUSBメモリ発見等の情報は寄せられていない。県教育委員会は、個人情報の管理体制を再点検し、文書や電磁的記録媒体などの管理に万全を期すよう、県立学校長および小中学校長に対し指導を徹底していくとしている。
・生徒の個人情報の紛失(静岡県)
http://www2.pref.shizuoka.jp/all/kisha10.nsf/0a56a1dc2f442efc492568bf000cee57/c32eadd97173868e492577ad00047497?OpenDocument
◎アビリタの家具通販サイト、不正アクセスでカード情報1063件が流出
家具通販サイト「リグナ」を運営するアビリタ(本社:東京都港区)は9月29日、リグナのサーバーが不正アクセスを受け、顧客のカード情報1063件が流出したと発表した。発表によると、流出した情報はカード番号、カードの名義、有効期限とメールアドレス。7月26日から同29日にかけて韓国と日本のIPアドレスから不正アクセスがあり、データベース上のクレジットカード情報を盗みとられた。該当する顧客にはメールで通知したという。同サイトではクレジットカードでの利用受付を一時停止している。流出が確認された顧客については、各クレジット会社と協調して対応するとしている。
・不正アクセスに伴うカード情報流出についてのご報告とお詫び(アビリタ)
http://www.abirita.com/2010/09/post_80.html
◎福井大学、工学研究科卒業生の個人情報がホームページで閲覧可能に
福井大学(福井県福井市)は9月29日、工学研究科で卒業生の個人情報流出があったと発表した。発表によると、同大の工学部生物化学工学科・生物応用化学科の卒業生(1998年度~2009年度)の個人情報がインターネットで閲覧できる状態となっていた。個人情報の内容は、卒業年、氏名、自宅住所、自宅電話番号。報道等によると、同大職員がOB会開催準備のため学生に手伝ってもらう目的で、9月10日、研究室ホームページに卒業生の名簿を掲載した。外部からはアクセスできないようにしていたが、検索エンジンで卒業生の名前を入力すると一覧表示が現れ、閲覧できる状態だった。26日に匿名メールでこのことが知らされ、同大は翌27日に事態を把握、名簿を削除した。同大は再発防止対策を講じている。また今後、流出情報が悪用される懸念もあるとして、問合わせ先を明記し、卒業生に注意を呼び掛けている。
・工学研究科で卒業生の個人情報流出が判明しました。[PDF](福井大学)
http://www.eng.u-fukui.ac.jp/pdf/HPcaution.pdf
◎大阪市、浪速区で37世帯分の国勢調査世帯一覧表を紛失
大阪府と大阪市は9月29日、大阪市浪速区で国勢調査員が37世帯分の国勢調査世帯一覧表を紛失したことを明らかにした。発表によると、9月24日午前中、調査員が担当調査区内の世帯(37世帯)に調査票を配布し、帰宅後に配布世帯について調査関係書類の記載を行った。さらに午後7時頃から調査票の配布(7世帯)を行い、午後8時頃帰宅した。翌25日午前中、国勢調査関係書類の整理を行っていたところ、調査世帯一覧がないことに気づいた。同一覧には、調査票を配布した37世帯の世帯主氏名と、一部住所等が記載されていた。当該調査員は前日に調査活動を行った地域や自宅を探したが発見できず、同月27日午前11時頃、浪速区役所へ報告し、同日午後に警察署へ遺失物届を提出した。該当世帯については職員が事情説明とお詫びをしている。市は、各区に対し調査関係書類の厳重な管理を行うよう注意喚起を行った。
・平成22年国勢調査にかかる調査関係書類の紛失について(大阪市)
http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/keikakuchosei/0000095725.html
・平成22年国勢調査にかかる調査関係書類の紛失について(大阪府)
http://www.pref.osaka.jp/hodo/index.php?site=fumin&pageId=4974
◎モビリティランド、通販サイトで顧客の個人情報が閲覧可能に
モータースポーツ施設の鈴鹿サーキットランドとツインリンクもてぎを運営するモビリティランド(本社:三重県鈴鹿市)は9月28日、同社のオンラインショッピングサイト「MOBILITY STATION」において、顧客の購入履歴が他の顧客から閲覧できる状態だったと発表した。該当者は61名。同社によると、閲覧可能だったのは顧客のメールアドレス、購入履歴と、顧客および商品届け先の住所、氏名、電話番号。会員メニューの購入履歴照会画面で自分の購入履歴を照会後、URLに任意の申し込み番号を入れ込むと、他顧客の情報が閲覧できる状態となっていた。<br>
・お客様情報の取扱いに関するお詫びとご報告(モビリティランド)
http://www.mobilityland.co.jp/onlineshop/20100928/
◎明和地所、分譲説明会参加者に出席者名簿を誤配布、個人情報50名分が流出
不動産の売買、仲介、賃貸等を行う明和地所(東京都渋谷区)は9月28日、説明会参加者に出席者名簿が誤って配布され個人情報が流出したと発表した。発表によると、同社は9月10日から12日にかけて、分譲予定物件の計画説明会を開催した。その説明会の議事録を、同社は業務委託先のアプリーレ(横浜市神奈川区)に委託した。アプリーレは議事録を作成後、9月21日に該当者へ配布したが、その議事録に説明会出席者の名簿が誤って添付されていた。当該名簿には、3名の氏名、住所、電話番号、16名の氏名、マンション名、部屋番号、31名の苗字、マンション名、部屋番号が記載されていた。同社は議事録配布当日に気づき、配布住戸に対して事情説明とお詫びの文書を配布するとともに、出席者名簿回収の協力を依頼した。できる限り個別に事情説明とお詫びをし、名簿回収に努めているという。現在まで、個人情報に基づく被害は確認されていないが、万一被害が出た場合は同社が責任をもって対応する。また今後、再発防止に向けて業務委託先への指導を徹底していくとしている。
・弊社業務委託先による個人情報の不適切な扱いに関するご報告とお詫び[PDF](明和地所)
http://www.meiwajisyo.co.jp/ir/pdf/news/2010-09-28.pdf
◎岡崎市立図書館、システム委託先のミスで利用者情報流出
愛知県岡崎市は9月28日、市立中央図書館から利用者情報が流出したことを明らかにした。市の発表によると、27日にシステム管理業者から報告があり、利用者情報の一部流出が判明した。岡崎市と同じシステムを利用している自治体の図書館システムに、同市の図書館利用者情報の一部が混入していること、また、利用者情報の一部がインターネット経由で取得されていたことがわかった。流出した情報は、督促電話連絡データ159名分(2005年6月末現在)、予約取置本リスト4名分(2005年6月末現在)。記載されている個人情報は、氏名、年齢、電話番号、書名、貸出日、その他図書館管理に必要とされる情報。報道等によると、この図書館システムを開発・販売したのは三菱電機インフォメーションシステムズ(MDIS、本社:東京都港区)で、同システムの保守・管理は千代田興産(本社:福岡市中央区)が行っている。情報流出は両社のミスによるものだった。他の自治体の図書館システム上に混入していたデータは9月26日現在、業者がすべて削除している。インターネット経由で取得された情報については、専門機関と相談しながら、拡散しないような対応を業者が行うという。市は、該当者163名に対し、説明とお詫びの文書を送る準備を進めている。
・図書館利用者情報の流出がありました。(岡崎市)
http://www.city.okazaki.aichi.jp/appli/06/wp06_view.asp?hdnBangou=9621
・弊社図書館システムにおける個人情報の混入及び流出について(三菱電機インフォメーションシステムズ)
http://www.mdis.co.jp/news/press/2010/0928.html
・子会社の個人情報漏洩について(三菱電機)
http://www.mitsubishielectric.co.jp/oshirase/20100928
◎大阪府吹田市、国勢調査票を配布中、風にあおられ10世帯分の一覧表を紛失
大阪府吹田市で国勢調査の世帯一覧表の紛失があったことがわかった。大阪府が9月27日に発表したところによると、9月25日午後12時30分頃、調査員が同市にて国勢調査票を配布中、強風にあおられ、五月が丘の集合住宅6階から4枚の調査世帯一覧を飛ばされた。探して2枚を回収したが、残り2枚が見つからなかった。連絡を受けた国勢調査実施本部担当職員が同日午後、当該調査員と共に周辺を探したが発見できなかった。調査員は警察へ紛失届けを提出した。紛失した調査世帯一覧2枚のうち1枚は白紙で、もう1枚には10世帯の名字など個人情報が記載されていた。市は26日と27日、該当の10世帯を訪問し、在宅の8世帯に経緯説明とお詫びをし、かたり調査(偽の調査員が本物の調査員と偽って訪問等を行うこと)に注意するよう伝えた。不在の2世帯へは経緯説明とお詫びの手紙を投函した。府は9月27日、調査関係書類の保管および取り扱いについて、調査員に対して改めて注意喚起を行うよう、府内全市町村に通知した。
・平成22年国勢調査にかかる調査関係書類の盗難等について(大阪府)
http://www.pref.osaka.jp/hodo/index.php?site=fumin&pageId=4957
◎大阪市、生野区で26世帯分の国勢調査世帯一覧表盗難
大阪市は9月27日、生野区で26世帯分の国勢調査世帯一覧表が盗まれたと発表した。発表によると、9月24日午前9時20分頃、国勢調査員が調査関係書類を勤務先の車に入れたまま仕事に従事し、車に戻ったところ、調査関係書類が紛失していた。荷物の搬出入をするため、車には施錠していなかった。調査員は同日中に警察署へ盗難届けを提出した。調査関係書類は、調査員が当日配布予定で勤務先に持ってきたもので、配布前の調査票(未記入)11枚の他に、配布済みの世帯名(名字)26世帯が記入された調査世帯一覧があった。当該世帯には事情説明とお詫びした。市は各区役所を通じ、国勢調査員の指導監督を徹底するとともに、注意喚起を行った。
・平成22年国勢調査にかかる調査関係書類の盗難について(大阪市)
http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/keikakuchosei/0000094828.html
◎北海道セキスイハイム、車上荒しで顧客の個人情報が入った鞄が盗難
積水化学工業の100%出資会社でユニット住宅の販売等を行う北海道セキスイハイム(本社:札幌市北区)は9月27日、同社社員が車上荒らしにあい、顧客の個人情報が入った鞄が盗まれたと発表した。発表によると、盗難があったのは9月17日で、鞄には8件の個人情報が入っていた。同日中に警察当局に届け出たが、24日現在、盗難物は発見されていない。流出した情報が不正に使用された事実は報告されていない。該当顧客には、個別に訪問し、お詫びと事情説明をした。同社は再発防止策を講じ、信頼回復に全力で取り組むとしている。
・個人情報流出に関するお詫び (北海道セキスイハイム)
http://www.hokkaido-heim.com/news/details.php?id=399&detail=5
◎ユニットコム、不正アクセスを受け通販サイト2店の顧客情報25万件が流出
MCJ(埼玉本社:埼玉県北葛飾郡)の100%子会社でパソコンおよびパソコンパーツの企画・製造・販売を行うユニットコム(大阪市浪速区)は9月27日、同社が運営する通販サイトが不正アクセスを受け、パソコン販売店「Faith」と「TWOTOP」の通販サイトの顧客情報が流出したと発表した。発表によると、流出した可能性があるのは、「フェイスインターネットショップ」で2008年6月26日~2010年8月17日の間にカード決済で商品を購入した顧客7万4048人分のクレジットカード番号と有効期限。「ツートップインターネットショップ」で1999年6月29日~2008年9月10日の間に会員登録した顧客18万74人分のIDとログインパスワード。その他の個人情報と、同社が運営する「パソコン工房」の顧客情報については、流出は確認されていないという。今月13日、クレジットカード会社からカード不正使用の照会を受けて調査したところ、フェイスインターネットショップのサーバーに不正アクセスの痕跡があり、同店の顧客情報と同サーバーに移管して保守作業を行っていたツートップインターネットショップの顧客情報が流出した可能性があることが判明。不正アクセスは、同サーバーのデータベースの脆弱性を悪用したもので、7日~13日深夜にかけて30万回以上の攻撃が行われたという。同社では、不正アクセスの痕跡が見つかった15日に、フェイスインターネットショップのカード決済と、ツートップインターネットショップのログイン機能を停止。27日に問い合わせ窓口を設置し、該当者に事情を伝える書面やメールの送付を開始した。
・「フェイスインターネットショップ」「ツートップインターネットショップ」への不正アクセス発生のご報告とお詫び(ユニットコム)
http://www.unitcom.co.jp/info_0927/
・当社子会社における不正アクセスによるお客様情報流出に関するお詫びとお知らせ[PDF](MCJ)
http://www.mcj.jp/ir/irnews/2010/pdf/0927_01.pdf
◎ライフプラザパートナーズ、顧客の個人情報含むノートPCが盗難
生命保険募集業務等を行うライフプラザパートナーズ(本店営業部:東京都渋谷区)は9月24日、顧客の個人情報が入ったノートパソコンが盗難にあったと発表した。発表によると、9月11日、同社東京FA営業部所属の営業社員の不注意により盗まれたという。所轄警察署へ届出を行うとともに各方面を捜索したが、発見できていない。盗難パソコンには、保険会社より提供された契約管理ソフトに登録された顧客情報297名分と、名刺管理(住所録)ソフトに登録された顧客情報431名分が記録されていた。前者297名分の情報内容は、氏名、住所、電話番号、生年月日、契約内容等で、アリコ、AIGエジソン生命保険、ソニー生命保険、エース損害保険の顧客が含まれる。また一部顧客については、複数の保険会社に重複登録されている。後者の431名分の情報内容は、氏名、住所、電話番号等で、保険会社との関連を示す情報は含まれていない。一部顧客については、前者の契約管理ソフトと重複して登録されている。当該パソコンにはパスワード設定措置が講じられている。また発覚後、当該パソコンを用いて同社への不正アクセス等ができない対策もとられた。現在までに顧客の情報が流出・悪用された事実はない。該当顧客には書面で事故の説明とお詫びをし、問合わせ窓口等の案内をしている。同社は本件事故者に対し適正な処分を行うとともに、改めて社員教育を徹底し再発防止に努めるとしている。
・お客様情報が保存された弊社社員パソコンの盗難について[PDF](ライフプラザパートナーズ)
http://www.lp-partners.co.jp/image/preses_100924.pdf
◎立教大学、経営学部学生の個人情報を含むパソコンが山手線内で盗難
立教大学(東京都豊島区)は9月24日、経営学部の学生の個人情報が記録されている可能性があるパソコンが盗まれたと発表した。発表によると、同大の教員が9月1日、山手線内でパソコンを盗まれた。警察へ盗難届を提出し、JRに協力を依頼してパソコンを探したが現在まで発見できていない。パソコン内には、2009年度、2010年度に同大の国際経営学科の英語の授業を履修した学生の学生番号、氏名、TOEFLの点数等の情報が入っていた可能性がある。当該パソコンにはパスワードが設定されている。9月23日現在、これらのデータが他に流用されている痕跡はない。該当する学生には、状況説明とお詫びの文書を送付した。同大は早急に再発防止策の徹底をはかり、再発防止に努めていくとしている。
・個人情報の取扱不手際についてのお詫び(立教大学)
http://www.rikkyo.ac.jp/news/2010/09/7674/