◎日本システム開発、顧客情報を含む社用携帯電話を一時紛失
ソフトウェア開発を行う日本システム開発(本社:東京都新宿区)は9月3日、社用携帯電話を一時紛失したと発表した。発表によると、同社従業員が8月30日、顧客情報を登録した会社貸与の携帯電話を紛失した。同日のうちに所轄警察署ならびに当該従業員が紛失時に利用していた電車運営会社へ紛失届を提出した。携帯電話には12件の顧客情報(名前、電話番号、メールアドレス)が含まれていた。携帯電話は常時ロック設定が行われており、あわせて遠隔ロックを行うことで漏えい被害を軽減する対策を実施した。その後9月3日、紛失した携帯電話は拾得物として回収された。現在まで、個人情報に基づく被害は確認されていない。同社は該当顧客に個別に連絡し、お詫びと事情説明をしている。同社は今後、個人情報管理を徹底し、再発防止に努めていくとしている。
・社用携帯電話の紛失に関するご報告とお詫び[PDF](日本システム開発)
http://www.nsk.co.jp/I001.pdf
◎フクダ電子、患者1067名分の氏名を記録した情報記録媒体を紛失
医用電子機器の開発・製造・販売等を行うフクダ電子(本店:東京都文京区)は9月02日、個人情報を含んだ情報記録媒体を紛失したと発表した。発表によると、同日午後2時、同社の子会社であるフクダライフテック常葉(本社:千葉市中央区)の従業員から、情報記録媒体であるハンディターミナル1台が見当たらないという報告を受けた。同子会社の社内外を捜索した結果、紛失していることが確認された。同媒体には、1067名分の患者の氏名が記録されていた。氏名以外の患者の連絡先や病名等を関連付ける情報は含まれていない。同媒体にはパスワ ードがかかっている。同社は、同日午後5時47分に警察へ届け出を行った。現時点において、個人情報の不正利用等の被害は確認されていない。患者が受診している医療機関に対しては、同子会社から経緯とお詫びの対応を行うとしている。同社は、患者の個人情報が特定できないハンディターミナルの開発が終了し、運用開始の準備を進めているところだったという。
・個人情報を含んだ情報記録媒体の紛失に関するお知らせ[PDF](フクダ電子)
http://www.fukuda.co.jp/press/2010/pdf/100902.pdf
◎大阪市、証明書誤交付で請求者と同姓同名の人とその家族の個人情報漏えい
大阪市は9月2日、西成区役所で証明書の誤交付による個人情報流出があったと発表した。発表によると、今年5月19日、同区役所の住民情報担当に「届書記載事項証明書(出生届の写し)」を請求したA氏対し、同姓同名のB氏の証明書を交付していたことが、8月30日にA氏からの連絡で発覚した。証明書に記載されていたB氏の氏名、性別、生年月日、出生場所、国籍、住所、父母の氏名、父母の国籍、父母の生年月日が流出したことが明らかになった。区はA氏にお詫びをし、誤発行した証明書を回収。同区にはA氏の出生届がないため、保管されていない旨の証明書を発行した。B氏には、8月31日午後、電話によりお詫びと経過説明をし、了解を得た。区は誤発行の原因は、証明書の作成および交付の際に、請求書に書かれたA氏の情報と証明書の情報を十分照合しなかったことにあるとし、今後は請求書内容と証明書内容を確実に照合・確認できるよう、窓口受付時に「受付」「作成」「点検」「交付」欄を設けた『連絡票』を置き、複数の職員によるチェックを徹底するとしている。
・西成区役所住民情報担当における届書記載事項証明書(出生届の写し)の誤交付について(大阪市)
http://www.city.osaka.lg.jp/nishinari/page/0000093067.html
◎さが美、アピタ名古屋南店で最大1134名分の顧客リスト盗難
呉服専門店などを全国展開する「さが美」(本社:横浜市港南区)は9月2日、出店先のアピタ名古屋南店(名古屋市南区)の館内で8月30日、顧客リストなどが入ったバッグを盗まれたと発表した。発表によると、すぬまれたバッグに入っていた顧客リストには、さが美名古屋南店の顧客のうち最大1134件分の氏名、生年月日、性別、住所、電話番号、郵便番号が記載されていた。同社では、31日に警察署に盗難届を提出したが、これまでのところ見つかっていない。該当者には、同社からお詫びの書簡を送付するという。同社は今後、顧客リストなどの個人情報を記載した帳票類の運用管理ルールを再徹底するなどして、再発防止に努めるとしている。
・個人情報の盗難に関するお詫びとお知らせ[PDF](さが美)
http://www.sgm.co.jp/web_info/event/news_pdf_files/155.pdf
◎ さくら観光、不正アクセス受けカード情報を含む顧客情報17万件流出のおそれ
さくら観光(本社:福島県白河市)は9月1日、同社が運営する高速バスのインターネット予約サイトが外部から不正アクセスを受け、顧客情報が流出した可能性があると発表した。発表によると、流出した可能性があるのは、2005年10月11日~今年6月30日に同社旧システムで会員登録をした21万6509件のうちの16万9595件。名前、フリガナ、ログインIDとパスワード、メールアドレス、口座情報(銀行名、支店名、口座番号、種別、名義)が流出しており、うち5万2088件にはクレジットカード情報(番号、有効期限)も含まれる。
先月16日にクレジットカード会社から、同社のシステムを利用した複数の顧客カードが不正に使われた疑いがあるとの指摘を受け調査したところ、韓国からの不正アクセスにより顧客情報が流出した可能性が高いことがわかった。調査は現在も続いており、同社は新しい事実が判明次第、順次報告するとしている。
・さくら観光
http://www.489.fm/
・お客様各位[PDF](さくら観光)
http://www.489.fm/20100901.pdf
◎大阪市立今市中学校、生徒451名の成績などを記載した記録簿紛失
大阪市教育委員会は9月1日、市立今市中学校の教諭が、生徒の成績などを記載した「教務必携」(いわゆる「えん魔帳」)を紛失したと発表した。発表によると、紛失した記録簿には、教諭が担任するクラス38名の生徒名、保護者名、住所、電話番号と、全校生徒451名分の担当教科の平常点(提出物や授業態度などを評価した点数)、1学期期末テストの結果441名分が記載されていた。当該教諭は、7月29日に使用した後、職員室の鍵のかかる引き出しに保管したと記憶しているが、8月10日に引き出しを開けたところ見当たらないことに気付いた。職員室や教室などを捜索したが発見できず、8月27日に警察署に盗難届けを提出した。同校は1日、全校集会で報告し、3日には保護者向けの説明会を開く予定。市教委は、各校に対して、個人情報保護の更なる意識の向上と管理の徹底を改めて指導するとしている。
・今市中学校における個人情報を含む「教務必携」の紛失について(大阪市)
http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/kyoiku/0000092781.html
◎ 埼玉県立浦和特別支援学校、児童らの個人情報紛失
埼玉県教育委員会は9月1日、県立浦和特別支援学校(さいたま市緑区)の教諭が、児童や教職員の個人情報を含む手帳などを紛失したと発表した。発表によると、紛失したのは教諭が受け持っている児童4名と教員3名の氏名と電話番号を記載した連絡網、学校教職員約100名分の連絡網、児童6名の指導の様子を記したメモ、教材作成用に撮った児童のスナップ写真数枚を含むデジタルカメラとUSBメモリ。8月24日午前9時過ぎ、当該教諭が原動機付自転車で出勤途中、これらを入れて荷台にくくりつけていたバッグが無くなっていたという。同校では、ただちに対象児童の保護者に電話で事情を説明し謝罪するとともに、不審な電話があった場合は学校に連絡するよう依頼。8月25日には、全保護者に各担任から電話で経緯を説明し、1日には改めて文書を配布した。県教委は今後、校長会議などを通じて全県立学校に対し、個人情報の管理を徹底するよう指示するとしている。
・児童及び教職員の個人情報の紛失について(埼玉県)
http://prosv.pref.saitama.lg.jp/scripts/news/news.cgi?mode=ref&yy=2010&mm=9&seq=9
◎静岡県立静岡商業高等学校、生徒578名分の成績データ入りメモリー紛失
静岡県教育委員会は9月1日、県立静岡商業高等学校の教諭が、生徒の成績データなどが入ったUSBメモリーを紛失したと発表した。発表によると、紛失したメモリーには、教諭が2007~2010年度に担当した授業8科目の生徒のべ578人分の成績、担当した部活動の106名分の部員名簿、2008年度に担任したクラス37名分の進路関係データと連絡網などが記録されていた。この教諭は8月6日午後4時半頃、職員室の職員共有パソコンでこのメモリーを使用し、メモリーを差し込んだまま出張。9日午後1時頃に職員室のパソコンを確認したところ、メモリーが無くなっていた。同校は今月1日の全校集会で生徒に状況を説明して謝罪するとともに、卒業生と保護者に文書を発送した。県教委では今後、各学校長に対して個人情報を含む文書などの管理体制の再点検を指示するとともに、情報管理に関する職員の意識改革を進めるよう指導を徹底するとしている。
・生徒の個人情報の紛失(静岡県)
http://www2.pref.shizuoka.jp/all/kisha10.nsf/c3db48f94231df2e4925714700049a4e/a8e511151298921d49257791002574d4?OpenDocument
◎京都中央信用金庫、通帳など722名の顧客情報を含む鞄を盗難紛失
京都中央信用金庫(本店:京都市下京区)は9月1日、顧客の通帳や顧客情報を含むハンディ端末機が盗難被害にあったことを明らかにし、3日にその調査結果を発表した。発表によると、9月1日午後2時30分頃、同庫泉涌寺支店の渉外担当職員が、渉外活動中に業務用鞄をひったくられた。同日に警察へ被害届を提出したが、まだ犯人は検挙されず、当該鞄は発見されていない。鞄には、顧客の普通預金通帳3冊、定期預金証書2枚、推進資料、定期性預金満期管理表、 顧客情報を記録したハンディ端末機が入っていた。これらには722名の顧客情報(氏名、住所、電話番号、生年月日、預金金額、口座番号等)が含まれている。ハンディ端末機には23名の顧客情報が記録されているが、機内の情報は安全のため暗号化されており、解読される可能性は極めて低いという。同庫は該当顧客に、個別にお詫びと連絡をしている。現在まで、顧客情報が不正利用されたという連絡等はない。同庫は管理体制の強化および職員教育の徹底により、再発防止に全力をあげて取り組むとしている。
・お客さまの通帳・証書 および お客さま情報の盗難について(京都中央信用金庫)
http://www.chushin.co.jp/news/20100903.htm