◎ 宮崎銀行、顧客情報含む書類2110枚を紛失
宮崎銀行(本店:宮崎県宮崎市)は9月10日、顧客口座の管理等のために内部で使用する情報を記録した「情報コード管理票」を2110枚紛失したと発表した。同行によると、2010年4月末現在の同票について内部調査を行ったところ、同行92店舗において、法人顧客分426枚、個人顧客分1684枚の紛失が判明した。同票には、顧客の氏名、口座番号、情報コード登録番号が記録されている。同票は外部に持ち出して使用するものではなく、不正に持ち出された形跡も認められないことから、同行では同管理票を行内で誤廃棄した可能性が高いとみている。同行は、再発防止のため管理体制を見直し、役職員の意識向上を図って、顧客情報の管理強化に取り組むという。
・お客様情報の紛失について[PDF](宮崎銀行)
http://www.miyagin.co.jp/pdf/0850_pdf_data.pdf
◎ 新潟市水道局、水道利用者の個人情報含む督促作業票6件分を紛失
新潟市水道局(新潟市中央区)は9月10日、6件分の個人情報を含む督促作業票6枚を紛失したと発表した。同局によると、同局中央事業所の料金課職員が、外出作業中の9日午後4時45分頃、同市東区幸栄で紛失した可能性が高いという。同書類には、水道利用者の氏名、住所、電話番号、未納料金、停水日と解除日、滞納指導履歴等が記載されていた。同局では該当者に謝罪と説明を行っている。また今後、個人情報を含む書類の管理を徹底し、個人情報の保護に万全を期すとしている。
・個人情報の紛失について[PDF](新潟市水道局)
http://www.city.niigata.jp/info/suido/somu/ima/pdf/jyouhou.pdf
◎UR都市機構、書類誤送付とメール誤送信により顧客情報が漏えい
都市再生業務に取り組む独立行政法人であるUR都市機構(本社:横浜市中区)は9月9日、書類の誤送付、およびメール誤送信による個人情報漏えいそれぞれ1件について明らかにした。発表によると、書類の誤送付は同機構西日本支社の分譲管理・収納センターで発生した。同センター職員が8月27日、家賃等の一時払いを申し込んだ顧客に対し、誤って別の顧客の個人情報を含む書類(3枚・1名分)を送付してしまった。送付翌日、送付先顧客から連絡を受け、誤送付が判明。誤送付された書類には、顧客の氏名、住所(団地名、住戸番号)、家賃等が記載されていた。該当顧客には事実経緯を説明してお詫びをした。また、誤送付先の顧客には直接訪問して経緯説明とお詫びのうえ、誤送付した文書を回収した。メール誤送信は、同機構のホームページの送信フォームを使って顧客が送ってきた問合せ・意見等に対し、担当職員が9月2日、顧客の個人情報(宛先としてメール本文に記載した顧客の氏名)を含む回答メールを別の顧客に送信してしまったもの。送信済みのメールを確認して誤送信を知るところとなった。該当顧客には事実経緯を説明の上、お詫びをした。誤送信先顧客にも経緯説明とお詫びをし、当該メールの削除について了承を得た。同機構は今後、個人情報が記載された文書の取扱いについて徹底し、再発防止に努めるとしている。
・お客さまの個人情報が記載された文書の誤送付について[PDF](UR都市機構)
http://www.ur-net.go.jp/west/kojinjoho_100909.pdf
・お客さまへの回答メールの誤送信について[PDF](UR都市機構)
http://www.ur-net.go.jp/info/kojinjouhou20100902.pdf
◎武蔵野市、市税滞納者15名の個人情報を記載した名寄台帳を紛失
東京都武蔵野市は9月9日、市税滞納者の名寄台帳を紛失したと発表した。発表によると、9月3日、A5判バインダーに綴られている市税滞納者台帳全139冊のうち1冊が紛失していることが判明した。 当該台帳には、滞納者15名(法人含む)の住所、氏名、滞納状況、催告書等の送付状況、その他滞納整理に必要とされる事項が記載されていた。現在のところ、庁舎外への持ち出しや個人情報が流出した事実は確認されていない。市は、盗難の可能性もあることから武蔵野警察署へ盗難届を提出した。 該当者に対しては謝罪と説明を行っている。市では今年3月にも同じ名寄台帳の紛失事件が発生している。市は今後、組織を挙げて厳しく対策に取り組んでいくとしている。
・市税滞納者名寄台帳の紛失について(武蔵野市)
http://www.city.musashino.lg.jp/cms/news/00/01/49/00014989.html
◎大阪市、介護認定審査のための「主治医意見書」1件を紛失
大阪市は9月9日、天王寺区保健福祉センターにおいて個人情報1件を記載した書類を紛失したと発表した。発表によると、同センター福祉サービスの担当者が、8月12日午後5時ごろ、執務室机上から介護認定審査のための「主治医意見書」を紛失していることに気づいた。探したが現在まで見つかっていない。当該書類には、申請者の氏名、生年月日(年齢)、住所、電話番号、心身の状態に関する意見などが記載されていた。該当者には9月9日午前8時半に会って経過説明とお詫びをし了解を得たという。市は今後、個人情報の厳重な管理について、担当ごとの始業時のミーティングや定期的な会議の場を通じて注意喚起を行い、再発防止に取り組んでいくとしている。
・天王寺区保健福祉センターにおける(介護)認定調査関係書類の紛失について(大阪市)
http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/tennoji/0000093819.html
◎外為どっとコム、メール誤送信で顧客のメルアド81件流出
外国為替保証金取引事業を行う外為どっとコム(東京都港区)は9月9日、顧客のメールアドレスが流出したと発表した。発表によると、9月6日午後、同社から複数の顧客宛てにメールを送信した際、送信先メールアドレスを誤ってTO欄に列記。他の受信者から閲覧できる状態で送ってしまった。同日中に送信先顧客から指摘を受けて発覚した。流出したのは顧客のメールアドレス81件で、それ以外の情報は流出していない。現時点で当該メールアドレスの不正使用は確認されていない。同社は発生当日付けで該当顧客宛てに、報告とお詫び、および当該メールの削除を要請するメールを送信した。同社は今後、宛先メールアドレスが1件以外表示されない電子メール配信ツールの使用徹底など対策を強化して再発防止を図り、信頼回復に努めるとしている。
・顧客メールアドレスの流出に関するご報告とお詫び[PDF](外為どっとコム)
http://www.gaitame.com/img/pdf/100909.pdf
◎東京ガス、車上荒らしで顧客情報41件分を記載した書類盗難
東京ガス(本社:東京都港区)は9月8日、顧客情報が記載された書類が盗難被害にあったと発表した。発表によると、同社の販売店である東京ガスライフバル荒川(本社:東京都荒川区)が、顧客宅の機器設置工事を発注している発注先作業員の車両が車上荒らしにあい、顧客の住所、顧客名、設置されている機器等の顧客情報が記載された書類(台帳)が盗まれた。台帳には41件分(荒川区39件、文京区1件、台東区1件)の顧客情報が記載されていた。作業員は、9月6日午前10時から荒川区の作業現場近くの路上に駐車し、車両後部のドアをあけた状態で作業を行っており、同日午後4時頃に作業を終えて車両に戻ったところ、当該書類を入れた鞄がなくなっていることに気づいた。所管の交番に盗難の被害を届け、周辺を探したが、発見に至っていない。これまでに紛失した顧客情報が外部に流出し、利用された事実は確認されていない。東京ガスライフバル荒川は、該当顧客全員に個別に連絡して事情説明とお詫びをしている。同社は、オール東京ガスグループである販売店とも連携して再発防止に努めていくとしている。
・お客さま情報が記載された書類の盗難被害について(東京ガス)
http://www.tokyo-gas.co.jp/important/20100908-01.html
◎ワンダーカフェ茨城総和店、プログラムミスで顧客のメルアド594件流出
インターネットカフェ事業などを展開するワンダーコーポレーション (茨城県つくば市)は9月8日、同社が運営するワンダーカフェ茨城総和店(茨城県古川市)において、顧客のメールアドレスが流出したと発表した。発表によると、9月6日午後2時52分から、イベント情報を案内するメールを顧客あてに送信した際、他の顧客のメールアドレスが見える状態で送信されてしまった。登録解除に関するプログラムに不具合が生じていたため修正をしたところ、修正作業の不手際により、他の顧客のメールアドレスが文末に表示されて送られてしまったという。流出は594件のメールアドレスのみで、その他の情報はない。送信した顧客には、お詫びと受信メールの削除を依頼している。現在までのところ、メールアドレスが不正使用された事実は確認されていない。同社は個人情報保護の教育を再徹底し、再発防止に努めるとしている。
・メールアドレス流出について[PDF](ワンダーコーポレーション )
http://www.wonder.jp/souwa/img/owabi.pdf
◎飯盛霊園組合、約8万件の利用者情報が事務所荒らしで盗難流出
大阪府守口市、門真市、大東市、四條畷市の広域行政として設立された飯盛霊園組合(大阪府四條畷市)は9月7日、盗難により飯盛霊園組合の使用者情報が流出したと発表した。発表によると、9月6日の夜半、飯盛斎場が事務所荒らしの被害にあい、施錠ロッカーがこじ開けられて、同組合の使用者情報(バックアップデータ)が盗まれた。四條畷警察署に被害届を提出したが、まだ解決には至っていない。流出した情報の内容は、霊園の現使用者に関する情報が約2万400件、埋蔵済故人情報が約3万7400件(故人の死亡時の住所等)
、火葬許可証の写しが約2万2500件。同組合は保管情報の管理強化に全力を挙げて取り組み、信頼回復に努めるとしている。
・盗難による使用者情報の流出のお詫びとご報告[PDF](飯盛霊園組合)
http://iimorireienkumiai.shijonawate.osaka.jp/up/owabi220908.pdf