◎ 遠鉄百貨店、不正アクセス受け通販サイトからクレジットカード情報流出
遠鉄百貨店(浜松市中区)は12月3日、同社の通販サイトが不正アクセスを受け、顧客情報が流出したと発表した。発表によると、流出したのは2005年6月~2010年7月の間に同社の「お中元インターネットショッピングサイト」「お歳暮インターネットショッピングサイト」「おせち料理インターネットご注文承りサイト」で商品を注文した顧客2079名分の氏名、住所、電話番号、メールアドレスと、顧客が利用したクレジットカード3018枚分のカード番号、有効期限、名義、発行会社。このほか、商品の届け先に指定されていた5479名分の住所と氏名、電話番号も流出している。10月8日以降、クレジットカード会社などからカードの不正使用の問い合わせが複数あり調査したところ、11月4日に不正アクセスが判明。9日から常設のショッピングサイトなどを順次閉鎖した。今月1日に流出した顧客の特定が完了し、同社は警察署に相談するとともに、該当者への連絡を開始した。同社は、10月下旬以降のクレジットカード利用明細に心当たりのない請求が含まれていないかを確認し、含まれていた場合にはクレジットカード会社まで連絡するよう注意を呼びかけている。
・インターネットショッピングをご利用いただいたお客様の個人情報データ流出について(遠鉄百貨店)
http://www.endepa.com/osirase/apology.html
◎ 森ビルエステートサービス、顧客の個人情報含む書類盗難
不動産売買等の森ビルエステートサービス(東京都港区)は12月3日、同社の社員が盗難にあい、顧客と取引先担当者の個人情報が記載された書類を鞄ごと盗まれたと発表した。同社によると、11月27日午後11時15分頃から翌0時20分頃の間に、東京メトロ銀座駅構内において、書類の入った鞄を盗まれた。直後に所轄の警察署に届け出たが、鞄と書類は見つかってない。書類には、顧客と取引先担当者の氏名、電話番号、社名が記載されていた。同社では、該当者に状況を報告して謝罪した。個人情報の不正使用は確認されていないという。同社は、個人情報に関する対策を強化し、再発防止に万全を期するとしている。
・盗難による個人情報流出に関するご報告とお詫び(森ビルエステートサービス)
http://www.ehills.co.jp/rp/dfw/EHILLS/estate/information.php
◎小野樫山簡易郵便局、侵入により顧客情報6万6100件を含む窓口端末機が盗難
郵便局社近畿支社とゆうちょ銀行(東京都千代田区)は12月3日、小野樫山簡易郵便局(兵庫県小野市)が何者かに侵入され、現金の入っていたオートキャッシャー(紙幣硬貨入出金機)と、それにつながる窓口端末機が盗難にあったと発表した。発表によると、侵入は11月25日午後5時30分から翌26日午前8時20分までの間に発生した。盗まれた窓口端末機と窓口端末機に装てんされているジャーナル(DVD)には、顧客情報6万6200件が記録されている。情報内容は、顧客氏名、住所、生年月日、口座の記号番号、取引金額、印影。窓口端末機には2006年11月8日~2010年11月25日の取引情報、窓口端末機のジャーナルDVDには2009年10月27日~2010年11月25日の取引情報(窓口端末機に記録されている同期間の情報と同一)が記録されている。これらの情報は暗号化されているため、外部に漏えいする可能性は極めて低いという。これまでに関係すると考えられる照会や不正要求などは発生していない。同社は盗難物の捜査には最大限の協力をしていくとしている。
・小野樫山簡易郵便局への局舎侵入事件によるお客さま情報の盗難について[PDF](郵便局社近畿支社/ゆうちょ銀行)
http://www.jp-network.japanpost.jp/notification/pressrelease/2010/document/3001_09_05_910120301.pdf
◎ 三菱UFJ信託銀行、姫路支店でローン顧客3名の情報が流出
三菱UFJ信託銀行(本店:東京都千代田区)は12月2日、同行姫路支店(兵庫県姫路市)において、顧客3名の情報が外部に流出したと発表した。同行によると、姫路支店に11月12日、顧客情報を含む同社の社内情報が流出しているとの情報が寄せられたため、現在、調査を行っているという。流出した情報の範囲や流出経緯等は調査中だが、これまでに、同支店とアパートローンの取引をしている個人顧客3名の「保有物件一覧表」が流出したことが判明している。同行では、該当顧客に説明と謝罪を行っており、同支店の他のアパートローン利用者にも連絡をとっているという。同行では、この件について対策本部を設置。所轄の警察にも相談の上、調査を進めている。これまでに顧客からの問い合わせや苦情は生じていないという。
・姫路支店アパートローンのお客さま情報の流出について[PDF](三菱UFJ信託銀行)
http://www.tr.mufg.jp/ippan/release/pdf_mutb/101202_1.pdf
◎ 北海道電力、個人情報を含む書類15枚を紛失
北海道電力(本店:札幌市中央区)は12月2日、同社が業務を委託しているグループ会社の作業員が、札幌市中央区内で電気メーターに関する作業を行った際、顧客の個人情報を記載した書類15枚、15名分を紛失したと発表した。同社によると、紛失した書類には顧客の住所、氏名、電気料金の内訳等が記載されている。これまで作業箇所近辺等を捜索してきたが、書類はまだ発見できていないという。同社では、該当する顧客に事情説明と謝罪を行っている。また、再発防止に向け管理を徹底するとしている。
・個人情報が記載された書類の紛失について(北海道電力)
http://www.hepco.co.jp/info/2010/1187341_1424.html
◎ 岸和田市立幼稚園、車上荒らしで園児32名の情報含むノート盗難
大阪府岸和田市は12月1日、市立修斉幼稚園(同市)の女性教諭(30歳)の車が荒らされ、園児の情報が記載されたノートを鞄ごと盗まれたと発表した。発表によると、教諭は11月26日午後5時頃、自分の子どもを迎えに市内の保育所に行き、駐車場に15分間車を駐車。その間に運転席の窓ガラスを割られ、中にあった鞄を盗まれた。鞄には、同幼稚園の園児32名の氏名、住所、電話番号、緊急連絡先が書かれたノートや、幼稚園の鍵などが入っていた。教諭は、直ちに岸和田警察署へ盗難届を提出した。岸和田市では、今後、職員に対して個人情報の適切な管理の徹底を図るとしている。
・個人情報の入ったカバンの盗難に係わるお詫びとお知らせ(岸和田市)
http://www.city.kishiwada.osaka.jp/soshiki/3/20101201bag.html
◎ 宇治市立小学校、児童192名の成績等含むUSBメモリーを紛失
岐阜県宇治市は12月1日、市立北槇島小学校(同市)において、同校に勤務する非常勤講師が、児童の個人情報を含むUSBメモリーを紛失したと発表した。発表によると、講師は11月26日の4時間目に、同メモリーを接続したパソコンを使って教室で授業を実施。授業終了後に当該パソコンを持って職員室に戻ったところ、接続していたUSBメモリー2本がなくなっていることに気づいた。教室に戻って児童に聞くなどして探したが見つからず、校内や学校周辺からも見つからなかったという。USBメモリーには、3年生から5年生までの児童192名について、氏名と2学期の理科テストの点数が保存されていた。同校では、該当児童の家庭を訪問し、保護者に経過を説明して謝罪。全校の保護者を対象にした説明会も行った。今後は、個人情報を厳重に管理し、校内であっても手元から離さないように細心の注意を払うとしている。また、個人情報とその他の文書を混在して1つの媒体に保存しないよう徹底するという。
・個人情報の入ったUSBメモリの紛失について(お詫び)(宇治市)
http://www.city.uji.kyoto.jp/emergencyinfo/0000000002.html
◎ 大阪市此花区保健福祉センター、個人情報記載の相談受付票1件を紛失
大阪市は12月1日、此花区保健福祉センターにおいて、児童相談に来訪した人の個人情報が記載された相談・通告受付票と相談記録の原本1件を紛失したと発表した。発表によると、同センターで10月25日、該当者の相談・通告受付票と相談記録を整理していた際、一部が原本でないことに気づいた。原本には該当者の氏名、性別、年齢、住所、電話番号、相談内容、家族構成が記載されている。発覚後、他の相談ファイルや庁内をくまなく点検したが発見に至らなかった。相談記録をコピーした際は、使用後必ずシュレッダーで破棄するように徹底しているため、誤って廃棄した可能性が高いという。同センター福祉担当課長が12月1日に該当者の自宅を訪問。お詫びと事実経過を説明し、了解を得た。同センターは個人情報の管理と取扱いに対する認識が徹底されていなかったとし、全職員が基本に戻り、公文書の重要性と取扱いの注意事項を認識し、管理の徹底に取組んでいくとしている。
・此花区保健福祉センター福祉担当における個人情報を記入した相談・通告受付票の紛失について(大阪市)
http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/konohana/0000103717.html