◎ 茅ヶ崎市立小、教諭が2008年に紛失した児童の個人情報ばら撒かれる
神奈川県茅ヶ崎市は2010年12月31日、市立浜之郷小学校および、秋田県内の小学校の児童の個人情報を含む文書が、同12月30日と31日に浜之郷小のポストや、市内の住宅3件のポストから見つかったと発表した。市によると、見つかった文書は、浜之郷小の女性教諭が2008年5月に校内で紛失した、USBメモリー内のデータを印刷したもの。具体的には、2008年に同教諭が担任していた浜之郷小の児童29名(当時4年生)の情報を含む学級名簿と、同教諭が2007年に勤務していた秋田県内の小学校の児童35名の情報を含む学級名簿1クラス分で、2枚1セットの状態で見つかった。これらの名簿には、児童の氏名、生年月日、保護者名、住所、電話番号、緊急時連絡先などが含まれている。この件に関連し、2010年8月にも、上記と同じ浜之郷小の学級名簿と、秋田県内の当該小学校に通う児童1名の行動記録を印刷したものが、計19枚、路上で発見されている。同市は、今後の事故防止、二次被害防止に向けて学校体制を徹底し、関係機関とも連携しながら被害防止に向けた努力をするとしている。
・浜之郷小学校における個人情報の流出に係る文書の発見について(茅ヶ崎市)
http://www.city.chigasaki.kanagawa.jp/koho/780/016907.html
・浜之郷小学校における個人情報の流出に係る文書の発見について[PDF](茅ヶ崎市)
http://www.city.chigasaki.kanagawa.jp/dbps_data/_material_/localhost/020kikaku/070hishokouhou/kisha/h22/101231hamanogou.pdf
◎ブルーヘアー、案内メール誤送信で顧客の氏名とメルアド152件流出
化粧品のショッピングサイト「Raresoap Bi-Gi」を運営するブルーヘアー(札幌市西区)は2010年12月29日、メールの誤送信で顧客152名の氏名とメールアドレスが流出したと発表した。発表によると、2010年12月28日午後5時43分、顧客向けの案内メールを配信した時に、誤って顧客の名前とメールアドレスがわかる形で送信してしまった。顧客からのメールで発覚した。同社は配信先の顧客へ謝罪と削除のお願いを送った。また、関係各社へ事故の報告、対応窓口の報告をした。同社は今後、原因の詳細究明、個人情報漏えい防止策の決定と実行、顧客へのお詫びと報告を行い、個人情報保護法に基づき主務大臣に対する報告を行う。万全を期すために弁護士の指導のもとに対処するとしている。
・お客様情報、誤配信の経緯とお詫び(ブルーヘアー)
http://www.raresoap.com/wp/?p=141
◎ 大阪市、市税事務所職員が納税者1名の個人情報を外部に漏えい
大阪市は2010年12月28日、京橋市税事務所の事務職員が、業務システムを不正に検索し、納税者1名の個人情報を取得して外部に漏えいさせたと発表した。市の発表および報道によると、事務職員は市内の飲食店経営者に依頼され、当該飲食店に以前勤務していた女性の個人情報を不正取得して経営者に教えていた。この事実を知った当該女性から同月6日に申し出があり、業務システムにおける検索記録を調査した結果、当該女性の情報が2010年10月25日に事務職員により検索されていたことが判明した。事務職員から事情を聴取したところ、10月中旬に経営者が把握していた当該女性の住所、氏名、生年月日をメモし、このメモを基に10月25日、執務時間中に業務システムを使って当該女性の個人情報を確認。同日にその結果を経営者に伝えたことを認めた。漏えいした個人情報は、当該女性の住所、氏名、生年月日、勤務先情報。市税事務所は当該女性に連絡とお詫びをし、了解を得た。市税事務所はこれまで、職員に対し個人情報保護に関する研修を実施するとともに、業務システムの不正な検索をチェックする機能の追加などにより、不正検索等の防止に努めてきたが、悪意ある職員に対し十分に機能しなかったと反省。再度、全所員に対し業務目的以外のデータ閲覧禁止、および絶対に個人情報を漏えいしてはならないことを徹底し、再発防止に努めるとしている。
・大阪市京橋市税事務所における個人情報の漏洩について(大阪市)
http://www.city.osaka.lg.jp/zaisei/page/0000106919.html
◎ 宮崎銀行、顧客の個人情報約4600件含む伝票綴り1か月分を紛失
宮崎銀行(本店:宮崎県宮崎市)は2010年12月27日、顧客情報の紛失(誤廃棄)があったことを明らかにした。同行は伝票綴りの保存期間を10年と定め、月別に専用箱に封入の上台帳にて管理しているが、大島支店の2004年12月分の伝票綴りの保管箱が見当たらないことが判明。伝票綴りの内容は、支払・入金伝票、振込・公金納付の依頼書、支払済の小切手などで、伝票数は約4600件。記録されている主な情報は、顧客の氏名、住所、生年月日、口座番号、届印の印影、金額等取引データ。内部調査によると、不正に持ち出された形跡は認められず、また廃棄済みと記録された同支店の今期廃棄対象保管箱が残留していたことから、2010年8月に実施した廃棄作業時に誤廃棄した可能性が高いという。外部への情報流出の可能性は極めて低く、これまでに関連する照会や不正請求等、外部流出が疑われる事象は発生していない。同行は改めて管理体制の見直しや役職員の意識向上を図り、再発防止に取組んでいくとしている。
・お客さま情報の紛失(誤廃棄)について[PDF](宮崎銀行)
http://www.miyagin.co.jp/pdf/0873_pdf_data.pdf
◎ ブックオフ、川崎市とさいたま市の2店舗で「出張買取受付表」63件を紛失
中古書店「BOOKOFF」を展開するブックオフコーポレーション(本社:相模原市南区)は
2010年12月27日、2店舗において顧客情報を記載した「出張買取受付表」の紛失があったと発表した。 発表によると、川崎港町店(神奈川県川崎市)では、2010年11月13日から12月12日までの間に57件分、大宮ステラタウン店(さいたま市北区)では2010年12月13日から同29日までの間に6件分の出張買取受付表を紛失した。紛失した出張買取受付表には、顧客の氏名、住所、電話番号等が記載されていた。同社は該当顧客に個別に連絡し、お詫びと状況報告をしている。また、個人情報が記載された文書管理と環境整備を徹底し、再発防止に努めるとしている。
・お客様情報の紛失に関するお詫びとお知らせ(ブックオフコーポレーション)
http://www.bookoff.co.jp/news/?action=news&news_id=744
◎ 東日本銀行、3万4804件の顧客データ含む内部管理資料を紛失
東日本銀行(本店:東京都中央区)は2010年12月27日、顧客情報が記載されたコムフィッシュ(フィルムネガ状の内部管理資料)を紛失したと発表した。発表によると、同行は顧客情報管理体制の点検の一環として、全店で顧客情報が記載されたコムフィッシュの保管状況を調査した。その結果、支店18か店でコムフィッシュ49枚の紛失が判明した。紛失したコムフィッシュには、個人データ3万1666件、法人データ3138件、計3万4804件のデータが含まれている。顧客情報の内容は、住所、氏名、口座番号、預金残高など。内部調査の結果、誤廃棄した可能性が高く、外部への情報漏えいの懸念は極めて低いという。外部からの問合わせや不正要求等、問題となる事象は発生していない。同行は、再発防止に向けて管理体制の見直しに着手した。
・お客さま情報の紛失について[PDF](東日本銀行)
http://www.higashi-nipponbank.co.jp/whatsnew/data/osirase20101227.pdf
◎ 大阪厚生信用金庫、顧客情報581件を含む本人確認記録書等を紛失
大阪厚生信用金庫(本店:大阪市中央区)は2010年12月27日、針中野支店(大阪市東住吉区)、守口支店(守口市)の2店で、顧客の本人確認記録書および付帯資料である本人確認資料の写しを紛失したと発表した。発表によると、針中野支店では251名分、守口支店では330名分の当該資料を紛失していることが、2010年12月16日に判明した。本人確認記録書は同金庫で作成、本人確認資料の写しは顧客から受領したもので、2008年4月から同9月までの期間に各営業店から本部事務部に送付され、本店書庫に保管していた。2010年3月から同6月にかけて本店書庫内の不要書類の処分を行った際、誤廃棄(焼却)処分した可能性が高いという。外部への流出の可能性は極めて低く、これまでに顧客情報が不正に利用されたという連絡や問合せ等はない。同金庫は監督官庁への報告を行った。顧客に対しては、個別に文書を郵送しお知らせを行っている。同金庫は、再発防止に向け、不要文書の処分にかかるチェック態勢の強化を図るとしている。
お客様情報の紛失について[PDF](大阪厚生信用金庫)
http://www.co-sei.co.jp/inform/pdf/owabi221227.pdf
◎ パナホーム北関東、車上荒しで建売住宅購入に関する書類1件を盗難紛失
パナホームの販売・設計・施工等を行うパナホーム北関東(本社:栃木県宇都宮市)は2010年12月27日、顧客情報の漏えいがあったことを発表した。発表によると、同年12月23日夜から24日朝にかけ、同社社員が伊勢崎市内の駐車場で車上荒しにあい、車両トランク内の鞄の中に入れていた書類を盗まれた。書類は建売住宅購入に関するもので、顧客1名の氏名、住所、電話番号などが記載されていた。警察へ届出た後、盗難場所周辺の捜索を行ったが、発見に至っていない。盗難発覚後、該当顧客にお詫びと事情説明をし、関係省庁に報告を行った。現在のところ、紛失した個人情報が不正に使用された形跡は確認されていない。同社は今後、個人情報の取扱いに万全を期すよう取組んでいくとしている。
・お客様個人情報漏洩に関するお詫びとご報告[PDF](パナホーム北関東)
http://www.panahome-tg.co.jp/20101227.pdf
◎ 大阪市、総務局と病院局、保健福祉センターが個人情報漏えい各1件を公表
大阪市は2010年12月27日、3件の個人情報漏えい事故を発表した。総務局が発表した1件は、市職員共済組合の年金請求書添付書類の返送を誤り、1人の戸籍謄本記載内容(本籍地、戸籍筆頭者、生年月日、性別、父母の氏名など)、および住民票記載の内容(住所、氏名、性別、生年月日、前住所など)が漏えいした。病院局が発表した1件は、大阪市立総合医療センターで患者1名の検査結果報告書を誤交付し、患者名、性別、採取日時、依頼科、検査項目、検査結果などが漏えいした。大阪市港区保健福祉センターが発表した1件は、2011年1月分の生活保護費を別人に誤って支給し、世帯主の氏名、生活保護支給額が漏えいした。総務局は今後、二重チェックと「個人情報の重要性及び取り扱いを慎重かつ丁寧に行う」ことを周知徹底する。病院局は、患者へ個人情報を含む文書を交付する際は、すべての文書の氏名欄を読み上げ、患者の氏名と一致することを確認してから交付することを医療現場に徹底する。大阪市港区保健福祉センターは保護費支給の際に複数職員によるチェックを行うよう徹底し、再発防止に取組むとしている。
・大阪市職員共済組合における年金請求書添付書類の返送誤りについて(大阪市)
http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/somu/0000106650.html
・大阪市立総合医療センターにおける個人情報の漏えいについて(大阪市)
http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/87/0000106590.html
・大阪市港区保健福祉センターにおける個人情報の流出について(大阪市)
http://www.city.osaka.lg.jp/minato/page/0000106541.html
◎ 琉球銀行、顧客情報含む文書等を誤廃棄、約1万9000件
琉球銀行(本店:沖縄県那覇市)は2010年12月27日、10店舗において、顧客情報が含まれている文書等を誤廃棄した可能性が高いと発表した。2010年10月から11月にかけて全店で一斉点検を行った結果、発覚した。同行によると、誤廃棄した可能性があるのは、支払い済みの手形や小切手等を記録したマイクロフィルム、ATM取引の内容を記録したCD-R、解約済帳票類など、35種類の資料。資料は2004年3月から2009年3月までのもので、個人顧客1万8900件、法人顧客30件の取引について、取引日、取引店番号、口座番号、取引金額等の情報が含まれている。CD-Rは、暗号化されているという。同行では再発防止に向け、文書等を閲覧する際は担当者と役席者が開封と閲覧を行い、利用後に収納を確認する、保管期限経過文書の廃棄作業時は、担当者と役席者が廃棄文書の内容を確認し、報告する等の対策をとるとしている。
・お客さま情報記載文書の誤廃棄等について(琉球銀行)
http://www.ryugin.co.jp/news/2010/1227_1.htm
◎ JAいび川、個人情報含む文書を別人に配達
いび川農業協同組合(岐阜県揖斐川町)は2010年12月27日、顧客1名の「定期貯金満期案内」を同姓同名の別人に誤配達したと発表した。同JAによると、2010年11月、配布担当者が住所の確認不足により誤配達した。同文書には、顧客の氏名、住所、定期預金の金額と満期日が記載されている。同JAでは、対象者を訪問して謝罪した。また、該当支店で、個人情報を含む書類の配布について、住所と名前を十分に確認するよう注意喚起を実施。さらに管理者会議で事案発生報告を行い、個人情報の取扱いについて徹底を図った。今後は、個人情報の管理や取り扱いに万全を期していくという。
・個人情報漏えい等に関するお詫びとお知らせ(PDF)(いび川農業協同組合)
http://www.jaibigawa.or.jp/topics/101227_01.pdf
◎京美、新装開店の案内メール誤送信で顧客の氏名とメルアド775件流出
化粧品のショッピングサイト「ビューティワールド」を運営する京美(東京都荒川区)は2010年12月27日、メールの誤送信で顧客の氏名とメールアドレスが漏えいしたと発表した。発表によると、2010年12月24日午後2時40分頃、Webサイトのリニューアルオープンを知らせするメールを顧客に送信した。このとき、誤って宛先欄に顧客の氏名(個人名または団体名)とメールアドレスを入力して送信してしまった。送信先は、同社を利用したことがある、または問い合わせをしたことがある顧客775件。氏名とメールアドレス以外の情報は漏えいしていない。同社は同日午後3時15分に誤送信先の顧客に当該メールの破棄を依頼するメールを送信し、午後5時13分には同社と同社代表取締役名で、状況説明とお詫びのメールを送信した。同社は今後、顧客へのメール送信時のチェック体制を強化し、オペレータ1名の他、総括的な確認作業を行う管理者を1名配置し、二重のチェック体制を敷く。また社員教育を徹底し、再発防止に全社をあげて取り組むとしている。
・個人情報漏えいに関するお詫びとご報告(京美)
http://www.btyw.jp/1227.html