◎ 福祉医療機構、個人情報含む書類1件を誤送付
福祉の増進と医療の普及向上を目的とする独立行政法人福祉医療機構(本部:東京都港区)は2月10日、顧客の個人情報が記載された書類1件を誤送付したと発表した。同機構によると、顧客から依頼のあった文書を2日に送付したが、その際、同姓同名の別の顧客の情報を誤って封入。書類を受け取った顧客から4日に連絡があり、誤送付が判明した。同機構では、同日、該当する顧客に経過を説明して謝罪した。誤送付した書類の二次流出は発生していないという。同機構では、封入書類の管理の徹底を図るなどして再発防止に努めるという。
・お客さま情報の誤送付について【お詫びとお知らせ】[PDF](福祉医療機構)
http://hp.wam.go.jp/Portals/0/docs/koukai/pdf/20110210_info.pdf
◎ ビームス、メールをTOで送り、顧客67名のアドレスが流出
衣料品等製造販売のビームス(本社:東京都新宿区)は2月10日、同社が運営するショップ「トーキョー カルチャート by ビームス」(東京都渋谷区)において、顧客のメールアドレス67件が流出したと発表した。同社によると、1月31日、店舗用カスタマーカードに登録をした顧客67名にイベント開催を知らせるメールを送った際、BCCで送るべきところをTOで送った。同店では送信直後に事態に気付き、該当する顧客へ謝罪のメールを送信。併せて当該メールの削除を依頼した。ビームスの本部でも事実関係の調査を終えた10日、該当する顧客へ事故報告と謝罪のメールを送り、当該メールの削除を依頼した。メールアドレス以外の個人情報は流出していない。同社では再発防止のため、店舗用カスタマーカードの管理運用体制の見直しを行うという。また、同社全店舗において、電子メールの操作や各種システムの操作について、基本手順を実施するよう徹底を図るとしている。
・お客様情報の流出に関するご報告とお詫び(ビームス)
http://www.beams.co.jp/about/important/post-111.html
◎ 東京都交通局、都営バス営業所で個人情報含む書類2名分を紛失
東京都交通局(本社:東京都新宿区)は2月10日、江戸川自動車営業所(東京都江戸川区)において、顧客の個人情報が記載された書類2名分、2枚を紛失したと発表した。発表によると、同営業所には1月12日、バス共通カードの払戻しと、都営バス回数乗車券の払戻しの請求にそれぞれ1名ずつが訪れ、払戻請求書に個人情報を記入して提出。払戻しは同日、実施された。同14日に所長が書類の決裁を行い、書類を保管していたところ、2月2日になって当該書類の紛失が発覚したという。払戻請求書には、顧客の住所、氏名、払戻理由、券種、金額と、1枚には電話番号も書かれていた。同局は再発防止のため、個人情報を含む書類のファイル保管について、複数人によるチェックを徹底するとしている。
・都営バス営業所における個人情報を含む資料の紛失について(東京都交通局)
http://www.kotsu.metro.tokyo.jp/newsevent/news/bus/2011/bus_a_201102101_h.html
◎ 瀧野川信用金庫、顧客情報を含むCD2枚を紛失
瀧野川信用金庫(本店:東京都北区)は2月10日、顧客情報が記録されたCD2枚を紛失したと発表した。同金庫によると、紛失したCDは本部で保管されていたもので、2009年5月に取引があり同信金の口座を持っていた顧客の一部、10万7687先の氏名、生年月日、住所、電話番号等と、同月に同信金で為替取引を行った顧客2万620先の氏名、金額、取引金融機関名、口座番号等が記録されている。2010年12月22日、本部でCDの保管管理を行っている部署が紛失に気付いたという。同信金では、内部調査の結果から、CDを本部内で誤って廃棄した可能性が高いとみている。また、CDにはセキュリティ対策が取られており、紛失について外部からの問い合わせはないことから、外部への漏えいの可能性は極めて低いとしている。同信金では、再発防止のため、セキュリティ対策の徹底を図るという。
・お客様情報が記録されたCD-ROMの紛失について[PDF](瀧野川信用金庫)
http://www.shinkin.co.jp/takishin/cdrom_20110210.pdf
◎長野県JAバンク、顧客情報7065件を含む書類を紛失
長野県信用農業協同組合連合会(長野県長野市)は2月10日、顧客情報が記載された書類の一部を紛失したと発表した。発表によると、同会が保存対象としている文書等の点検作業を実施したところ、為替受発信明細表、および住宅公庫資金償還月次表控の一部が紛失していたことがわかった。為替受発信明細表は、為替取引における依頼人・受取人名、口座番号、取引金額等を記載したもので、旧北信支店(2008年6月廃止店舗)で2008年4 月~6 月に取扱った65件。住宅公庫資金償還月次表控は、借入れがあった顧客情報(氏名、住所、償還元利金、借入残高等)を記載した約7000件。本店で、1975~1982年に5300件、1992~1996年に約1700件取り扱ったものだ。内部調査の結果、過去の文書廃棄作業において誤って廃棄した可能性が高く、外部への
情報流失の懸念は極めて低いという。
これまでに本件に関する個人情報が不正利用されたとの連絡や問い合わせ等は発生していない。同会は再発防止に向けて管理の見直しを図り、顧客情報の保護について強化・徹底に努めていく。
・お客様情報の紛失について(長野県信用農業協同組合連合会)
http://shinren.typepad.jp/info/2011/02/
◎鳥取県教育委員会、誤送信により協議会委員27名のメールアドレス流出
鳥取県教育委員会は2月10日、家庭・地域教育課が事務局をしているケータイ・インターネット教育啓発推進協議会において、誤送信によるメールアドレスの流出があったと発表した。発表によると、同協議会は2月9日午後5時3分、各委員に意見を聞くために、同協議会委員27人に宛てて、啓発チラシ案を送信した。この際、BCC欄に入れるべきメールアドレスを、TO欄に入れて送信したため、すべてのメールアドレスが他の受信者に見える状態となってしまった。協議会委員は、学識経験者や青少年育成団体、携帯電話事業者、プロバイダー、マスコミなど。担当者が送信した直後気付き、ただちに送信した各委員に対し、お詫びと削除依頼をメールにて行った。電話によるお詫びも各委員に対して行い、了解を得た。これまで、メールは、担当者がアドレス帳からコピーしてBCC欄に貼り付け送信していたが、啓発チラシの原稿提出が迫っており、急いでいたため、誤ってしまったという。同協議会は今後、個人情報の管理について徹底を図るとしている。
・メール誤送信で協議会外部委員のアドレスを流出(鳥取県)
http://db.pref.tottori.jp/pressrelease2.nsf/webview/D1C65DFD780FF9CF492578330004D72B?OpenDocument
◎ルチア、不正アクセス受けてカード情報2197件含む個人情報が流出
育毛サロンや育毛剤のWebショップを運営するルチア(名古屋市中村区)は1月31日、同社のWebサイトが不正アクセスを受け、クレジットカード情報を含む個人情報が流出したと発表した。また2月9日、この件に関する二次報告を公開した。発表によると、同社サイトが2010年9月27日から28日にかけ、海外からSQLインジェクション攻撃を受けていたことがわかった。第三者機関も交えて調査を行った結果、2004年8月8日~2010年9月28日に同社の公式ホームページからクレジットカード決済で注文をした顧客について、カード情報2197件が流出したことが判明。ほかにも、2006年9月12日~2010年9月28日に同ホームページを通じ注文、資料請求、または問い合わせを行った顧客について、氏名367件、住所3560件、電話番号3265件、メールアドレス4273件、ログインパスワード3374件などが流出している。同社は情報流出の可能性のある顧客に対し、個別にメールまたはダイレクトメール、電話にて連絡を行っている。情報流出の可能性があるクレジットカード情報については、クレジットカード会社と情報を共有し、顧客に迷惑をかけないように対応するという。・不正アクセスによる個人情報流出に関する二次報告(ルチア)
http://www.lucia-jp.com/news/apology2.html
・不正アクセスによる情報流出のお詫びとご報告(ルチア)
http://www.lucia-jp.com/news/apology1.html
◎ ハナ信用組合、書類誤送付で180先分の顧客情報が漏えい
ハナ信用組合(本店:東京都渋谷区)は2月7日、同組合埼玉支店(さいたま市大宮区)において、顧客180件の個人情報が漏えいしたと発表した。同組合によると、1月26日に定期性預金の満期案内186通を180箇所へ郵送した際、本来同組合で保管すべき「信組控」を切り離さずに発送してしまった。同控えには、顧客の住所、氏名、口座番号、満期日などの情報が記載されている。漏えいが判明したのは、1月27日。同組合では、対象の顧客を訪問するなどして、事実の報告と謝罪を行っている。公表の時点で、被害等は発生していないという。同組合では再発防止のため、個人情報が記載された書類等を郵送する際は、封入した者以外の役席者が再点検するよう徹底するとしている。
・お客さま情報の漏えいについて[PDF](ハナ信用組合)
http://www.hanashinkumi.com/pdf/saitama.pdf
◎ ニワンゴ、メールをTOで送り35名分のアドレスが流出
動画共有サイト「ニコニコ動画」を運営するニワンゴ(東京都渋谷区)は2月8日、同サイトで提供しているサービス「ニコニコ生放送」に関し、利用者35名のメールアドレスが流出したことを発表した。発表によると、同社では7日、ニコニコ生放送のイベント「ナマケット」の当選者に当選通知メールを送ったが、BCCで送るべきところ、誤ってTOで送信。そのため、他の当選者のメールアドレスが見える状態となった。該当者にはメールで連絡したという。同社は、一斉メール専用のツールを用いる等の再発防止策を行うとしている。
・お詫びとお知らせ(ニコニコ動画)
http://info.nicovideo.jp/namaket/information.html
◎日本通運、取引先など個人情報1300名分がネット上に流出
物流大手の日本通運(本社:東京都港区)は2月8日、個人情報約1300名分を含む業務情報がインターネット上に流出したと発表した。発表によると、同社の個人情報がネット上へ流出していると2月2日に外部機関から通報があり、調査を行った結果、同社大竹支店(広島県大竹市)の従業員のパソコンから情報が流出していたことが判明した。この従業員は2009年5月に業務情報を自宅に持ち帰り、個人所有のパソコンに保管。同月、この情報がネットワーク上に流出したという。流出した情報には、取引先顧客約1000名と、同社従業員約300名の個人情報が含まれていた。同社は、同支店と取引のあった顧客に対し、不審な電話や郵便物などによる勧誘に注意してほしいと呼びかけている。流出対象者には、順次連絡をとるという。同社は、再発防止のため、個人情報の含まれるファイルの暗号化の徹底、個人情報の無許可持ち出し禁止の徹底などの対策を実施するとしている。
・当社従業員の個人所有パソコンからの個人情報の流出について(日本通運)
http://www.nittsu.co.jp/info/20110208.html
◎日本たばこ産業、日本通運の流出事故で子会社の顧客情報399件が流出
日本通運の個人情報流出事件に関連して、日本たばこ産業(JT)も2月8日、同社の子会社で、たばこ商品の流通や卸売等を行うTSネットワーク(東京都台東区)の顧客情報399件が流出したことを明らかにした。JTによると、流出したのは、TSネットワークがたばこ配送業務を委託した際に日通大竹支店へ提供したたばこ販売店情報の一部で、氏名と電話番号を含んでいる。該当するたばこ店には、TSネットワークから報告と謝罪を行っているという。
・弊社子会社の業務委託先における情報の流出について(日本たばこ産業)
http://www.jti.co.jp/corporate/outline/jt/index.html
◎ NTT西日本の2支店でFAX誤送信が発生、京都支店1件、名古屋支店2件
西日本電信電話(NTT西日本、本社:大阪市中央区)の京都支店(京都市中京区)と名古屋支店(名古屋市中区)はそれぞれ2月8日、顧客の情報が記載された書類を誤った宛先にFAX送信したと発表した。京都支店では、業務委託先のNTT西日本‐みやこ(京都市中京区)が、顧客の電話番号と回線収容ビル名が書かれた書類を誤送信する事故が1件発生。名古屋支店では、業務委託先のNTT西日本‐東海(名古屋市中区)が、契約者名、電話番号、回線収容ビル名が書かれた書類を誤送信する事故が2件発生した。3件とも、書類に顧客の口座情報は含まれていないという。両支店では、再発防止のため、委託先での顧客情報管理に関する指導を徹底するとしている。
・お客様情報のFAX誤送信に関するお詫びとお知らせ[PDF](西日本電信電話京都支店
http://www.ntt-west.co.jp/kyoto/pickupnews/110208_owabi.pdf
・お客様情報のFAX誤送信に関するお詫びとお知らせ[PDF](西日本電子電話名古屋支店)
http://www.ntt-west.co.jp/nagoya/newsrelease/2011/20110208.pdf