◎ 静岡市の大里高松地域包括支援センター、利用者の個人情報1件をFAX誤送信
静岡市は5月16日、運営する大里高松地域包括支援センターの利用者1名の個人情報がFAX誤送信により漏えいしたと発表した。発表によると4月26日、市が同センターの運営を委託している社会福祉法人天竜厚生会(静岡県浜松市)の職員が、70か所の事業所にサービス提供票をFAX送信した際、利用者1名分のサービス提供票を別の事業所に誤送信した。当該書類には、利用者の氏名、生年月日、被保険者番号、介護度が記載されていた。翌27日、FAXを受け取った事業所より他の事業所の書類が送信されている旨の連絡があり、事態が判明。翌28日、同センターから市へ今回の事態について報告があった。同センターの管理者は誤送信先の事業所に謝罪し、誤送信した書類の回収を求めたが、すでにシュレッダー処理されていた。当該職員は該当する利用者宅を訪問して謝罪し、了解を得た。市は、今後委託しているすべての地域包括支援センターに対して介護サービスの提供票の誤送付がないよう手順を確認するとともに、個人情報の取り扱い研修会を委託先の事務職も含めて実施するとしている。
・個人情報の漏えいについてのお詫び[PDF](静岡市)
http://www.city.shizuoka.jp/000110139.pdf
◎平塚信用金庫、顧客情報を含む鞄が営業活動中に盗難、5日後に発見
平塚信用金庫(本店:神奈川県平塚市)は5月16日に集金鞄が盗難されたこと、同23日に当該鞄が発見されたことを発表した。発表によると、5月12日午前11時30分頃、同庫須賀支店の営業担当職員が、営業活動中に集金鞄の盗難にあった。鞄には、顧客から預かった集金現金、預金通帳、預金証書、顧客の個人情報が記載された預かり書などが入っていた。これらの書類に記載されている顧客情報は、顧客氏名、住所、電話番号など。盗難鞄は5月17日午前11時35分頃、平塚市内で発見された。鞄に収納していた現金は発見されなかったが、個人情報が記載された書類の多くは発見された。記載されていた個人情報については、外部からの問い合わせはなく、情報の不正利用等の事実も確認されていない。該当顧客については個別に訪問して事情説明を行っている。同庫は今後、盗難防止体制の強化を図り、再発防止に取組むとしている。
・須賀支店で発生した集金鞄の盗難に関するお詫びとお願いについて[PDF](平塚信用金庫)
http://www.shinkin.co.jp/hiratuka/individual/information/documents/230516tounan.pdf
・須賀支店で発生した盗難された集金鞄の発見について[PDF](平塚信用金庫)
http://www.shinkin.co.jp/hiratuka/individual/information/documents/23.05.18kbhakken.pdf
◎ スクエニの欧州子会社、不正アクセスで2万5350名分の個人情報流出
ゲームソフト大手のスクウェア・エニックス・ホールディングス(本社:東京都渋谷区)は5月14日、欧州子会社のSQUARE ENIX LTD.(SEL、本社:英ロンドン)が管理・運営する複数のウェブサイトへ外部から不正アクセスがあり、同サイトで採用選考に応募した人の履歴書350名分と、新商品に関する情報サービスに登録している顧客のメールアドレス2万5000名分が漏えいしたと発表した。同社とSELでは、応急措置を実施して漏えいの拡大を防止した上で、漏えいの原因や経路などについて調査を行っているという。発表の時点では、上記以外の個人情報の漏えいは、SELその他の同社子会社においては発生していない。同社は、子会社における業務のチェックと改善に向けた指導を徹底し、再発防止に取り組んで行くとしている。
・子会社における個人情報漏洩について(スクウェア・エニックス・ホールディングス)
http://www.square-enix.com/jpn/news/2011/html/b5a4197d73f8d0220bab95b9bb021a4a.html
◎仁愛会、老人保健施設利用者の送迎記録簿を車の屋根に置いて走行し一時紛失
社会医療法人の仁愛会(沖縄県浦添市)は5月13日、管理する介護老人保健施設アルカディア通所リハビリテーションの利用者の個人情報が記載された送迎運行記録簿を一時紛失したと発表した。発表によると、10日、利用者を自宅に送迎する際、同記録簿を車の屋根に置いたまま走行し、紛失した。同記録簿には利用者の順路票のほかに、住所、氏名、電話番号などの個人情報が記載されていた。同所に帰った後、紛失に気づきスタッフ全員で送迎順路を捜索したが発見できず、浦添警察署に紛失届を提出した。13日になって、同記録簿が近隣の店に届けられていることが判明した。届けられた経緯から、情報流出はなかったと確認したという。同法人は今後、送迎時に同記録簿の現物確認を徹底する。また、当該書類から連絡先を消去し、個人情報管理を徹底していくとしている。
・個人情報紛失に関するお詫びと今後の対策について(社会医療法人仁愛会)
http://www.jin-aikai.com/page/others/116/0/index.html
◎ 大阪市、2つの市税事務所で個人情報が流出
大阪市は5月12日、2つの市税事務所において個人情報が流出したと発表した。弁天町市税事務所(同市港区)では、1名分の課税証明書を別人宛ての封筒に入れて誤送付した。10日に双方から、「別人の証明書が同封されていた」「証明書が同封されていなかった」との指摘を受け、事態が判明。課税証明書には、住所、氏名、税額等が記載されている。同事務所では、同日中に両者へ謝罪し、誤送付した証明書を回収して、正しく配布した。今後は、送付時の確認作業に細心の注意を払い、再発防止に努めるという。あべの西南市税事務所(同市阿倍野区)では、2011年度分と2010年度分の固定資産税・都市計画税の納税通知書を、土地の前所有者である法人に誤って送付していた。9日に当該法人から指摘を受けたという。納税通知書には、土地の所在、住宅区分、一体評価、地目、当該年度価格や、課税標準額、相当税額などが記載されている。当該法人が土地を売却したのは2009年1月だが、納税義務者の変更が行われておらず、2010年度分の両税は、同法人により納税済みだったという。同事務所では、誤送付した通知書を回収し、納付済みの2010年度分の税金を還付する。また本来の納税義務者にも、説明と謝罪を行うために連絡をとっているという。同事務所では、所有権移転等に係る事務処理について、事務処理マニュアルの徹底と全体の進捗管理に万全を期すとしている。
・大阪市市税事務所における個人情報の流出について(大阪市)
http://www.city.osaka.lg.jp/zaisei/page/0000124756.html
◎ スカパーJSAT、顧客に別人の情報を記載した書類を送付
有料多チャンネル放送および衛星通信事業を行うスカパーJSAT(本社:東京都港区)は5月12日、顧客に対し、別の顧客の個人情報が記載された書類を送付したと発表した。同社によると、4月24日、同社カスタマーセンターにおいて、既契約者から追加の申込みを受けた際、誤って別の顧客の情報を検索してその情報を基に契約手続きを実施。その結果、別人の情報が記載された契約手続きの完了通知書が、当該申込者に送付された。書類には、別人の契約情報のうち、銀行名、下四桁をマスキングした口座番号、口座名義人(カナ氏名)が記載されていた。カスタマーセンターの業務は、同社関連会社のスカパー・カスタマーリレーションズ(本社:横浜市保土ヶ谷区)が受託して行っているという。スカパーJSATでは、再発防止のため、個人情報保護とセキュリティポリシーに関する取り組みを強化し、カスタマーセンターにおける指導と研修も強化するとしている。
・個人情報漏えいに関するお詫びとお知らせ[PDF](スカパーJSAT)
http://www.skyperfectv.co.jp/sptv/oshirase/pdf/110511_01.pdf
◎ 静岡市葵区、旅券更新申込者2名に旧旅券を取り違えて渡す
静岡市は5月11日、同市葵区役所において、旅券更新の申請者に対し、別人の旧旅券を渡す事故が発生したと発表した。市によると、5月2日にA氏が戸籍住民課旅券申請窓口を訪れ、2月1日に旅券の更新をした際に返却された旧旅券が、別人(B氏)のものだったと申し出た。旅券には、氏名、住所、電話番号、国籍、本籍(県名)、性別、生年月日、氏名、顔写真、渡航情報や、緊急連絡先の氏名、続柄、住所、電話番号が記載されている。同課では、A氏に謝罪して、B氏の旧旅券を回収。同日、B氏宅を訪問し、事態を説明して謝罪の上、A氏の旧旅券を回収した。また5月9日、A氏とB氏に本人の旧旅券を返却した。同課では、申請書を受理した職員が、他の人の書類と交わらないよう一連の作業として処理を行い、確認後に返却するように徹底させたという。また、事務処理マニュアルを見直して、事故の再発防止に努めるとしている。
・個人情報の紛失についてのお詫び[PDF](静岡市)
http://www.city.shizuoka.jp/000110050.pdf
◎ ナナクリエイト、顧客情報6件がオンラインショップで閲覧可能に
コンピューターラベルの製造、販売等を行うナナクリエイト(本社:愛媛県松山市)は5月11日、同社が運営するオンラインショップにおいて、2月25日から4月18日までの間、ログインをせずに商品を購入した顧客6名の住所、個人名、電話番号、社名、部署名、メールアドレスが閲覧可能となっていたと発表した。また、顧客1名の情報が、注文に対する自動返信メール5通に含まれていたという。同社によると、同ショップでは本来、ログインしないと商品を購入できないが、システムエラーのため、当該期間には、顧客がログインをしていなくても注文できる状態となっていた。これに、エラー表示の誤認による誤操作が重なったことが事態の原因だという。当該情報をショップで閲覧できたのは、ログインを行わずに「発送先選択BOX」を開いた人のみで、同社では、当該5名以外の第三者が情報を閲覧した可能性は低いとみている。事態は4月18日、顧客からの連絡で判明した。該当する顧客には、状況を説明し、謝罪したという。また、指定機関の中四国プライバシーマーク審査センター(PMACS)への報告も行った。同社では、ログインした状態でないと注文ができないようにページを修整し、システムの変更も行った。また、ショップのシステムを営業本部の社員全員に理解させ、操作には十分な注意を払うよう教育するとしている。
・個人情報漏えいのお詫びとご報告について(ナナクリエイト)
http://www.nana.co.jp/privacy_jiko.html
◎ 大阪市、高齢者世帯105世帯分の情報含む名簿を一時紛失
大阪市は5月10日、同市浪速区役所保健福祉課において、高齢者世帯訪問調査員が生活保護受給世帯宅を訪問した際に、担当地域の高齢者世帯生活保護受給者名簿105世帯分を一時的に紛失したと発表した。市によると6日、浪速区内の民生委員から、自宅近くで名簿を拾い同委員宅へ届けてきた人がいるとの連絡があり、事態が判明。同日、同課の職員が民生委員宅を訪問して名簿を回収した。名簿には、ケース番号、世帯主名、住所、電話番号が記載されていた。名簿は、調査員が6日に訪問を行った際に落としたとみられている。同課は今後、生活保護世帯宅を訪問する際の個人情報持ち出しは必要最小限とするとともに、持ち出し書類を外勤命令簿に明記し、当該個人情報はファイルに綴じて、収納かばんとひも等で連結するなどの対策を行うとしている。
・浪速区役所保健福祉課(生活支援)における訪問先での個人情報の一時的な紛失について(大阪市)
http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/naniwa/0000124327.html
◎ 大阪市水道局、水道使用量のお知らせを2軒に入れ違えて投函
大阪市水道局は5月10日、水道メーター検針時に発行する「水道使用量等のお知らせ」2件を誤投函したと発表した。同業務は、水道局の委託を受けてジェネッツ(本社:東京都港区)が行っている。発表によると、6日にA氏から水道局お客様センターへ、隣のB氏宅のお知らせ票が自宅のポストに投函されていたと連絡があり、事態が判明。水道メーター検針員が6日にA氏宅周辺の検針を行った際、A氏宅とB氏宅のお知らせ票を入れ違えて投函していたことがわかった。お知らせ票には、利用者の氏名、使用水量、請求予定金額等が記載されている。検針員は、水栓番号シールの確認や指差し呼称など、お知らせ票を投函する際に行わなければならない事項を怠っていた。水道局では、指差し呼称を全検針員へ習慣づける措置を、早急に講じさせるとしている。また、委託業者のルール遵守状況を抜き打ちでチェックし、再発防止の徹底に向けて指導、監督するという。
・水道局田辺営業所における「水道使用量等のお知らせ」の誤投函について(大阪市)
http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/suido/0000124316.html