◎スカイネットアジア航空、マイレージクラブ会員の登録情報が閲覧可能に
スカイネットアジア航空(本社:宮崎県宮崎市)は7月11日、同社のマイレージサービスシステム「ソラシドスマイルクラブ」において、携帯電話からのログインを認証するプログラムに不具合があったため、会員の登録情報が第三者から閲覧可能だったと発表した。同社によると、同月4日、顧客から、モバイル検索Webサイトで「スカイネット 大分」と入力したところ他人の登録情報が表示されたとの連絡があったため、調査を実施。その結果、携帯電話の検索サイトから同社関連のページにアクセスし、特定の条件を満たした場合に、先にログインしていた会員の登録情報が表示される不具合があったことが判明した。マイレージシステムがスタートした2010年10月1日から今年7月6日までの間、氏名、年齢、住所、電話番号、職業、ログインパスワード、メールアドレス、クレジットカード番号と有効期限などが閲覧可能な状態だったという。同社の7月13日の発表によると、前日12日の時点では最大で80名について情報が閲覧された可能性を否定できないものの、報告があったのはこれまでに1件のみだった。
<スカイネットアジア航空のリリース>
・ソラシド スマイルクラブ会員様の個人情報について(進捗状況のご報告)
http://www.skynetasia.co.jp/info/2011/07/info110711-1.html
・ソラシド スマイルクラブ会員様の個人情報に関するお詫びとお知らせ
http://www.skynetasia.co.jp/info/2011/07/info110711-0.html
◎NTT西日本鳥取支店、顧客情報が含まれた書類1件をFAXで誤送信
西日本電信電話鳥取支店(鳥取県鳥取市)は7月11日、業務委託先のNTT西日本-中国(本社:広島市中区)において、顧客の情報が記載された書類1件を誤った送信先にFAX送信したと発表した。誤送信した書類には、契約者名、携帯電話番号、設置場所等の情報が含まれていた。当該顧客には説明と謝罪を行ったという。同社は再発防止のため、委託先での顧客情報管理に関する指導を徹底するとしている。
・お客様情報のFAX誤送信に関するお詫びとお知らせ[PDF](NTT西日本鳥取支店)
http://www.ntt-west.co.jp/tottori/release/20110711.pdf
◎福岡市の税務職員が徴税吏員証を紛失
福岡市は7月11日、同市南区役所市民部固定資産税課の職員(54歳)が、徴税吏員証を紛失したと発表した。市によると、職員は7月8日午後4時頃に同市南区で現地調査を行ったが、現地までおよび現地周辺での自転車での移動中、または現地での写真撮影の際に、徴税吏員証を紛失したとみられる。職員は同日午後6時30分頃まで周辺を捜索したが、同証を発見できず、同日午後7時頃に県警南警察署に遺失届を提出。9日と10日にも、同課の職員5名で捜索を行ったが同証は見つからなかった。市では、21日に広報で当該徴税吏員証を無効とする旨の公告を行う予定。また、各区等の税務所管の責任者に対し11日、同証の管理を徹底するように指導する旨の通知を行った。11日の時点で、同証を悪用した被害や情報は確認されていないという。
・徴税吏員証の紛失について(福岡市)
http://www.city.fukuoka.lg.jp/zaisei/zeisei/life/riinsyou-hunsitu_2.html
・徴税吏員証の紛失について[PDF](福岡市)
http://www.city.fukuoka.lg.jp/data/open/cnt/3/28655/1/chouzeiriin.pdf
◎藤田保健衛生大学病院、患者22名の個人情報を含むUSBメモリー紛失
藤田保健衛生大学病院(愛知県豊明市)は7月11日、個人情報を含むUSBメモリーを紛失したと発表した。発表によると、7月8日午後7時~8時頃、同院の皮膚科の医師が患者22名のデータを個人所有のUSBメモリーに取り込み、約2時間後に紛失した。データの内容は、22名の氏名(漢字・カタカナ)、診察券番号、病名、および3名の臨床写真(顔写真なし/うち1名は22名と重複)。同日から10日まで病院内を捜索したが、発見に至らなかった。現在のところ、個人情報紛失に伴う被害は確認されていない。同院は引き続き捜査を行うとともに、11日に関係官庁へ報告した。また、該当患者には書面にてお詫びをした。同院は今後、教職員全員に個人情報の取り扱いについて繰り返し指導を徹底し、再発防止に努めるとしている。
・個人情報入り USB メモリの紛失について[PDF](お詫び)
http://pathy.fujita-hu.ac.jp/HOSPITAL1/common/pdf/privacy_110711.pdf
◎大阪市東住吉区役所、情報公開文書に個人情報
大阪市は7月8日、東住吉区役所が4月5日に公開した公文書に個人情報が記載されたままとなっていたと発表した。市によると、4月5日に情報公開請求に基づき部分公開した「平成21年度各連合振興町会に配分した大阪市地域振興交付金の振込金受取書(写し)」を、7月6日に別の人へ情報提供したが、その際、個人宅の住所が記載されたままとなっていると指摘があった。区では住所が記載されていた市民に謝罪した。また、情報を公開した人に連絡をとり、正当な文書を送付して、誤りの文書については近日中に必ず返却するとの確約を得た。7月6日に情報を提供した人とは連絡がとれず、まだ文書を回収できていないが、引き続き連絡をとる努力を続けるという。市は、情報公開や情報提供等における非公開情報の徹底について、全職員に対し指導を徹底するとしている。
・東住吉区役所市民協働課における情報公開文書の個人情報流出について(大阪市)
http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/higashisumiyoshi/0000133187.html
◎杉並区社会福祉協議会、149名分の情報含むボランティア名簿紛失
杉並区社会福祉協議会(東京都杉並区)は7月8日、5月29日に開催した南相馬市支援チャリティーバザーの会場において、バザーに協力したボランティアの名簿を紛失したと発表した。同会によると、名簿には、同会杉並ボランティア・地域福祉推進センターで受付したボランティア149名の名前、住所、電話番号が記載されていた。同会は、個人情報を含む情報管理の重要性を認識し、情報管理の徹底および再発防止に努めていくとしている。
・個人情報紛失に関するお詫び(杉並区社会福祉協議会)
http://www.sugisyakyo.com/cgi-bin/detail.cgi?dnum=201
◎ 大阪市、2つの市税事務所で各1件、事務処理ミスにより個人情報流出
大阪市は7月6日と8日、2つの市税事務所で発生した個人情報流出事故について発表した。6日の発表は船場法人市税事務所の流出で、2011年度分の「市民税・府民税特別徴収税額決定・変更通知書」納税義務者用および特別徴収義務者用を1名分、誤った内容で送付した。6月29日に所内の点検により判明したもので、昨年度の通知書でも同じ誤りがあったという。同市のシステムでは給与支払報告書と基本調査簿の突合をカナ氏名と生年月日によって行っており、同一のカナ氏名、生年月日の別人と誤突合した。昨年、同様の事例が発生したことから、市では、今年度から新たにチェックリストによる点検を行っている。8日の発表は梅田市税事務所の流出で、1名に対し、同一敷地内の別棟で同一部屋番号の別人の物件の評価証明書を発行した。証明書を交付したのは7月5日で、同日、交付を受けた人から連絡があり、事態が判明した。証明書には、住所、氏名、土地と家屋の所在、家屋番号、税額等が記載されている。証明書の交付申請書に記載された家屋番号に該当がなかったため、受付担当者が申請書添付資料などにより検索を行い、誤った情報を申請書に追記したうえ、誤った証明書を作成したという。市では、職員が申請書に追記を行った場合、添付資料を確認した後に証明書を発行するよう徹底するという。
・大阪市船場法人市税事務所における個人情報の流出について(大阪市)
http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/zaisei/0000132945.html
・大阪市梅田市税事務所における個人情報の流出について(大阪市)
http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/zaisei/0000132952.html
◎古本市場、個人情報を含むポイントカード申込書43名分を紛失
古書店チェーン「古本市場」を運営するテイツー(本社:岡山市北区)は7月7日、古本市場伊丹店(兵庫県伊丹市)において、同チェーンのポイントカード「ふる1カード」申し込み時に記入する「ふる1かーど入会申込書」を43名分紛失したと発表した。同社によると、紛失したのは、今年6月21日から同25日の間に申し込みをした43名分の申込書。氏名、住所、生年月日、性別、電話番号、FAX番号、メールアドレスが記入されている。7日の時点で、第三者が当該情報を入手した事実は確認されていないという。同社は、当該顧客には適切な対応をとるとしている。また、再発防止のため。顧客情報の管理について指導を強化し、顧客情報の保護に努めていくという。
・お客様情報紛失について[PDF](テイツー)
http://www.tay2.co.jp/archives/pdf/press/2012/press_20110707.pdf
◎日興アセットマネジメント、イベント参加申込者の情報が閲覧可能に
投資信託を扱う日興アセットマネジメント(本社:東京都港区)は7月6日、同社が8月に予定しているイベント「夏休み親子お金研究室」の参加申込フォームにシステム上の不具合があり、申込者の個人情報が一定期間、ホームページ上で閲覧可能になっていたと発表した。同社によると、閲覧可能となっていたのは、6月29日から7月6日までの間に同社ホームページで参加申し込みを行った顧客の氏名、住所、年齢、電話番号、メールアドレス等で、最大8組16名分。7月1日の午前9時50分頃から6日の午前9時20分頃までの間、閲覧可能だった。6日の時点では、当該情報が不正に利用されたという報告はないという。同社は、システムの強化を図るなどして再発防止に取り組むとしている。
・「夏休み親子お金研究室」お申込フォームにおけるシステムの不具合について[PDF](日興アセットマネジメント)
http://www.nikkoam.com/files/lists/news/20110706_01.pdf