◎京都銀行、3支店で顧客情報を含む書類計504枚を紛失
京都銀行(本店:京都市下京区)は8月9日、顧客情報の取扱状況について7月に全店で一斉点検を行ったところ、3つの支店で、503先分の個人情報を含む書類計504枚を紛失していたことが判明したと発表した。同行によると、西舞鶴支店(京都府舞鶴市)では、2006年8月から12月分の「舞鶴市(京都府)公金納入書・納付書」の控え1冊(約500枚)を紛失。また、「京都府病院事業収納書」の控えを、出町支店(京都市上京区)では2007年5月分と7月分、瀬田支店(滋賀県大津市)では2007年1月分と3月分、それぞれ紛失していた。これらには、顧客名、住所、納入金額が含まれている。内部調査の結果、書類は誤廃棄した可能性が高く、外部へ情報が流出する懸念は極めて低いという。同行では再発防止に向け、管理体制の強化を図るとしている。
・お客さま情報の紛失について[PDF](京都銀行)
http://www.kyotobank.co.jp/news/data/20110809_584.pdf
◎良品計画、顧客情報を含むクレジット本部控え58枚を紛失
「無印良品」を展開する良品計画(東京都豊島区)は8月9日、無印良品キャナルシティ博多(福岡市博多区)において、クレジットカードを利用した際に発生するクレジット本部控えのうち、7月20日分の所在が不明になっていると発表した。同社によると、紛失が発覚したのは7月24日。所在不明となっている控えは58枚で、顧客の署名、購入商品名、金額、カード会社、カード番号の一部、支払区分や購入日等が記録されている。同社は、個人情報が記載された文書の管理と環境整備を徹底し、再発防止に努めるとしている。
・「クレジット本部控」の紛失に関するお詫びとお知らせ(良品計画)
http://ryohin-keikaku.jp/news/2011_0809.html
◎肥銀コンピュータサービス、顧客情報522名分を含むFD紛失
肥後銀行(本店:熊本県熊本市)と、同行グループ会社の肥銀コンピュータサービス(同市)は8月9日、肥銀コンピュータサービスにおいて、顧客情報522名分が記録された「口座振替用フロッピーディスク(FD)」を紛失したと発表した。発表によると、FDには、契約者氏名、引落口座氏名、口座番号が522名分含まれている。FDは、肥後銀行の窓口で受け付け、銀行行内便で肥銀コンピュータサービスへ送付されたもので、送付または受入の過程で紛失したという。同社は内部調査の結果から、FDが他の書類に混入するなどして誤廃棄された可能性が高いとし、外部への情報流出の可能性は極めて低いとみている。この件に関して、顧客情報が不正に利用されたとの連絡や問い合わせは発生していない。2社は、情報管理の強化および誤廃棄の再発防止に徹底して取り組むとしている。
・お客さま情報の紛失について[PDF](肥銀コンピュータサービス)
http://www.higincs.co.jp/%E3%81%8A%E5%AE%A2%E6%A7%98%E3%81%AE%E6%83%85%E5%A0%B1%E7%B4%9B%E5%A4%B1%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6.pdf
・弊行グループ会社におけるお客様情報の紛失について(肥後銀行)
http://www.higobank.co.jp/home/news/11080901.html
◎中津川市、メールをTOで送信し、47名分の氏名とメルアド流出
岐阜県中津川市は8月9日、同市工業振興課で実施している「大学生等の地元就職サポートバンク」の登録者のうち、2012年3月卒業予定の47名にメールを送信した際、誤って氏名とメールアドレスが他の受信者に見える状態で送ったと発表した。市によると、8月9日、「宛先(TO)」欄にアドレスを記入して当該メールを送信。送信直後に担当者が事態に気付いた。市では全送信者にメールで謝罪し、あわせて当該メールの削除を依頼した。市は再発防止のため、メールの一斉送信時には複数の職員で確認することとしたほか、メール送信についての教育を徹底するとしている。
・メールの誤送信について(中津川市)
http://www.city.nakatsugawa.gifu.jp/press/?p=4139
◎東海大学、学生1万1197名の試験結果を含むCD紛失
東海大学(本部:東京都渋谷区)は8月8日、湘南キャンパス(神奈川県平塚市)内の教員研究室において、「2011年度春学期 英語コミュニケーション科目統一期末試験」の結果1万1197名分を含むCDを紛失したと発表した。同大学によると、CDを紛失したのは7月27日。CDには、湘南キャンパス、伊勢原キャンパス、清水キャンパスの1年次生、2年次生、再履修学生計1万1197名の試験結果が保存されている。住所、電話番号等の情報は含まれていないという。同大学では、8月4日に平塚警察署に遺失物届を提出し、文部科学省に紛失の経緯を報告。同6日、該当する学生と保護者に謝罪と事情説明のための文書を郵送した。この件にかかわる不正使用や被害は確認されていないという。同大学では再発防止策として、成績関係資料の管理の徹底、情報機器や各種記録媒体の管理の徹底、暗号化等の情報保護措置の策定などを行うという。
・英語統一期末試験結果分析用CD-ROMの紛失について(報告とお詫び)(東海大学)
http://www.u-tokai.ac.jp/TKDCMS/News/Detail.aspx?code=news&id=4604
◎阿波銀行、2万3500先分の顧客情報を含むMO紛失
阿波銀行(本店:徳島県徳島市)は8月8日、同行徳島集中センターにおいて、顧客の手形や小切手の情報を画像として保存したMOを紛失したと発表した。同行によると、紛失したMOには、2008年2月から2009年3月までの手形や小切手の画像48万5807件が保存されており、これらには顧客の氏名、住所、手形や小切手の額面金額などの情報が推定で2万3500先分、延べで85万9000件含まれている。同行は、MOは誤廃棄した可能性が極めて高いとし、顧客の情報が外部に流出した可能性は低いとみている。また、この件について調査を行った際、すでに保存期限が過ぎた1999年度のマイクロフィルムの紛失も判明したという。マイクロフィルムに記録されていた情報の件数は不明。こちらも誤廃棄の可能性が高く、同行では外部流出の懸念は低いとみている。同行は再発防止のため、廃棄時における文書の再確認を徹底するとともに、保存期限、保存方法の見直しに取り組むという。
・お客さま情報の紛失(誤廃棄)について(阿波銀行)
http://www.awabank.co.jp/news.php?s=6&b=20&i=653
◎雇用・能力開発機構千葉センター、入所者950名分の名簿の写しを紛失
雇用・能力開発機構千葉センター 君津職業能力開発促進センター(千葉県君津市)は8月8日、950名分の情報を含む「入所生名簿の写し」を紛失したと発表した。同センターによると、7月4日に担当者が同写しを使用し、その後、机に保管。同7日、写しが机の中にないことが判明した。紛失したのは、2007年度~2010年度の入所生888名分の名簿の写しと、2011年度の金属加工課とCAD/機械加工課の入所生計62名分の名簿の写し。訓練科名、氏名、生年月日、年齢、性別、郵便番号、住所、電話番号、就職先事業所名が記載されている。紛失した個人情報が第三者に悪用されたなどの事実は確認されていない。同センターでは、訓練受講中の人には7月14日に直接、訓練終了者には同29日に書面で、状況を説明して謝罪した。同センターでは再発防止のため、個人情報が記載された書類やデータの取り扱いに充分に注意を払い、作業手順の遵守と確認を徹底するとしている。また、今後、当該書類を施錠できる書棚に保管するという。
・入所者名簿(個人情報)の紛失について[PDF](雇用・能力開発機構千葉センター君津職業能力開発促進センター)
http://www.ehdo.go.jp/chiba/cnt-kimitsu/image/osirase.pdf