◎パナソニック補聴器、250名分の個人情報含む業務用携帯電話を紛失
パナソニック補聴器(横浜市都筑区)は8月11日、同社社員が、取引先の担当者181名分の連絡先や、同社従業員69名分の連絡先を含む業務用携帯電話を紛失したと発表した。同社によると、紛失した携帯電話には、取引先の法人名、店舗名、店舗電話番号、担当者の名字、一部の業務用携帯電話番号および、同社従業員の氏名と業務用携帯電話番号が含まれている。紛失発覚後、当該携帯電話には直ちに遠隔ロックを講じ、当該電話は使用できない状態となっているという。これまでに、この電話の中のデータが不正に利用された事実は確認されていない。該当者にはすでに連絡と謝罪を行ったほか、関係省庁にも事態を報告している。同社は、個人情報管理と情報セキュリティの強化を行い、再発防止に努めるという。
・個人情報漏洩のお詫びとご連絡(パナソニック補聴器)
http://panasonic.co.jp/phi/info_110811.html
◎山陰合同銀行、再委託先社員が顧客データ165万7131件を無断持ち出し
山陰合同銀行(本店:島根県松江市)は8月11日、システム保守委託先が業務を再委託した会社の社員が、同行の顧客情報165万7131先分を無断で持ち出したと発表した。同行によると、7月20日から21日にかけて、再委託先の担当社員が同行事務センターでシステムの保守作業を行った際に、許可無く持ち込んだUSBメモリーへ、顧客情報を含むデータをコピーして持ち出した。持ち出された顧客情報は、個人顧客152万5478先と法人顧客13万1653先の名前、住所、生年月日、電話番号、取引内容など。委託先の監視センターで異常を知らせるアラートが表示されたため、委託先および再委託先で調査を行った結果、持ち出しが判明した。当該社員は、自社内でプログラム障害の対応作業を行うためにデータを持ち出したとし、外部へは流出させていないと述べているという。これまでに、顧客情報が再委託先以外の外部に流出したという形跡はない。同行は再発防止のため、外部委託業者の保守を受ける場合には、同行職員が常時作業に立会うこととした。また、再委託先の監督を徹底するとともに、システム、データへのアクセスや媒体利用に対してより厳正な運用ルールを導入の上、内部管理体制の充実を図るという。
・外部委託先社員によるお客様情報の無断持ち出しに関するお詫びとご説明[PDF](山陰合同銀行)
http://www.gogin.co.jp/about/press2011/topi11-053.pdf
◎大阪府箕面市、個人情報が記載された高齢者カードを一時紛失
大阪府は8月11日、箕面市で、民生委員・児童委員が個人情報が記載された高齢者カードを一時的に紛失したと発表した。発表によると、8月8日午前11時50分頃、市内集合住宅の管理者から箕面市に、高齢者名30名分を記載したカードを拾得したとの連絡があった。同市職員が回収し事実を確認したところ、7日午後7時頃、高齢者宅を訪問していた民生委員・児童委員が一時紛失していたことが判明した。紛失したカードに記載された内容は、65歳以上の独居高齢者30人分の個人情報(住所、氏名、性別、生年月日、年齢)で、うち5人分については、緊急連絡先等も記載されている。市は該当の30名にお詫びと事情説明、注意喚起を行うとともに、民生委員児童委員協議会に改めて文書で通知して注意喚起を行い、再発防止の徹底を図る。府は府内全市町村に対して文書による注意喚起を行うとともに、9月に開催される民生委員会長連絡会や、今後開催する研修の場等において再発防止を徹底する。
・【福祉部】民生委員・児童委員活動における資料の一時紛失について(大阪府)
http://www.pref.osaka.jp/hodo/index.php?site=fumin&pageId=7833
◎国交省関東地方整備局 江戸川河川事務所、個人情報含む携帯電話等を紛失
国土交通省関東地方整備局 江戸川河川事務所(千葉県野田市)は8月11日、安全管理体制の緊急連絡表および、職場貸与の携帯電話を紛失したと発表した。同事務所によると、8月9日午前0時頃、電車内でこれらが入ったバッグを紛失した。同事務所では、綾瀬警察署綾瀬駅西口交番へ遺失届を提出。該当者には報告と謝罪を行った。同事務所では再発防止のため、行政機関の保有する個人情報の保護に関する法律の趣旨に則り、厳重かつ適正に管理を徹底するとしている。
・個人情報の遺失に関するお詫びと報告について(国土交通省関東地方整備局 江戸川河川事務所)
http://www.ktr.mlit.go.jp/kisha/edogawa_00000028.html
◎呉工業高等専門学校、学生43名の試験結果等含むUSBメモリー紛失
呉工業高等専門学校(広島県呉市)は8月10日、同校環境都市工学科1年生43名の前期試験結果などが含まれたUSBメモリーを、校内で紛失したと発表した。同校によると、8月4日午後、同校の教員が、同校の演習室で当該USBメモリーを使用して授業を実施。同日午後6時頃にUSBメモリーが未回収であることに気付き、演習室に行ったがメモリーは見当たらなかった。その後、複数の教職員で探したが、メモリーは見つからなかったという。メモリーには、学生の氏名、学籍番号と、今年度前期「情報処理I」中間試験および期末試験の採点集計結果、答案用紙、成績集計表と、同期に提出された課題回答が43名分含まれていた。同校では、該当する学生に謝罪と状況の説明を行ったほか、全学年の保護者に対し、謝罪と状況説明の文書を送付した。同校は、全教職員に対し個人情報保護の重要性を再認識させ、個人情報の取扱いに関する規程等の遵守および適切な管理について周知徹底を図るとしている。
・個人情報が含まれたUSBメモリの紛失について(呉工業高等専門学校)
http://www.kure-nct.ac.jp/annai/2011/annai20110810.html
◎北大生協、学生2449名の個人情報含むUSBメモリー紛失
北海道大学生活協同組合(北海道札幌市)は8月10日、学生2449名の個人情報が記録されたUSBメモリーを紛失したと発表した。同生協によると、8月9日午後3時15分頃、理事会室の職員が学内巡回中に、手提げ袋からUSBメモリーを落として紛失した。複数の職員で経路を探したが、メモリーは見つかっていないという。メモリーには、2011年4月に入学した組合員2449名の氏名、生年月日、組合員番号、学籍番号が保存されている。同生協では、個人情報を含むUSBメモリーの職場外への持ち出しを禁じているほか、個人情報を含むファイルやUSBメモリーではセキュリティによる保護を行うこととしていたが、これらが徹底されていなかったという。同生協は、再発防止に向けて、個人情報管理体制の見直しと職員教育を実施するとしている。
・情報が記録されたUSBメモリ紛失に関するお詫びとお知らせ[PDF](北海道大学生活協同組合)
http://www.hokudai.seikyou.ne.jp/pdf/2011081101.pdf
◎総合研究大学院大学、奨学金申請等に関する個人情報が一時、Webで閲覧可能に
総合研究大学院大学(神奈川県三浦郡)は8月10日、Webサイトに掲載していた高エネルギー加速器科学研究科の会議資料中に記載されていた個人情報が一時、ネットで閲覧可能になっていたと発表した。発表によると、アップロード場所を誤り、検索エンジンに拾われたことが原因だという。会議資料中に記載されていた個人情報は、入学料や授業料の免除、奨学金申請や奨学金支給期間延長、留学生の合否判定などに関するデータ、国費留学生推薦者一覧や学術交流会招聘者申請関連データなど。掲載されていた期間はデータによって異なり、2010年12月7日~2011年2月8日、2月9日~28日、4月6日~5月16日、6月13日~24日と4つの期間に分かれる。また、部外者からのアクセス件数も、期間によって、4件、1件、2件、46件とまちまちだ。現在はファイルは削除しており、現時点で流出情報が不正使用された事実は確認されていない。個人情報が記載されていた学生、修了生、2011年度入学志願者には、内容説明とお詫びの文書を送付した。同大は再発防止策として、資料ファイルへのパスワードの設定を徹底する。また今後は、学内の個人情報保護委員会等で対応策を検討し、個人情報管理体制の強化を図るとしている。
・個人情報流出に係わるお詫びとご報告について(総合研究大学院大学)
http://www.soken.ac.jp/news_all/1983.html
◎大阪市、生活保護法医療券の誤交付など3件の個人情報流出を公表
大阪市は8月10日、3件の個人情報流失事故を発表した。1件は、平野区役所窓口サービス課(保険年金)で、国民健康保険料口座振替処理の誤入力による1名分の個人情報流出があった。1件は、淀川区役所保健福祉課(生活支援)で、生活保護法医療券の誤交付による1名分の個人情報流出があった。もう1件は、住吉区役所総務課と環境局総務部総務課(広報グループ)との間の伝達において、個人情報1件が記載された「市民の声処理カード」が紛失した。平野区役所の紛失は8月8日に判明したもので、流出した個人情報は預金口座の金融機関・支店名、預金種目、口座番号、口座名義人。原因は、書類記入時に被保険者証番号を誤記入したこと、入力時と通知書発送時に世帯主名の確認を怠ったこと。今後、システム入力時に市民から提出される口座振替依頼書に新たにチェック欄を設け、被保険者証番号・氏名・住所等の内容を確認するとともに、発送文書についても口座振替依頼書と照合する。淀川区役所の紛失は8月8日に判明したもので、流出した個人情報は生活保護法医療券に記載された氏名、生年月日、性別。原因は医療券作成時の端末機の誤操作と交付時の確認もれで、今後は検索を複数項目によって実施することを徹底し、書類作成と交付を別の職員が行い複数人でチェックする。住吉区役所の紛失は6月28日に判明したもので、紛失した個人情報は氏名(申出者の姓)とメールアドレス。今後は伝達処理において、発出と収受時に複数担当者で点検を行うなど、確認を徹底する。また、「市民の声データベースシステム」で処理カードが未収受となっている場合は、送付状況等について速やかな確認の徹底に努める。
・淀川区役所保健福祉課(生活支援)における「生活保護法医療券」の誤交付について(大阪市)
http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/yodogawa/0000136385.html
・平野区役所窓口サービス課(保険年金)における個人情報の流出について(大阪市)
http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/hirano/0000136609.html
・「市民の声処理カード」の紛失について(大阪市)
http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/kankyo/0000136465.html
◎大阪市立中学校、生徒182名の成績などを含むUSBメモリー紛失
大阪市は8月10日、市立墨江丘中学校(同市住吉区)の20歳代の教員が、生徒182名の成績などが含まれるUSBメモリーを紛失したと発表した。市によると、教員は7月26日にUSBメモリーがないことに気付き、校内や自宅を捜し、通勤経路の駅への問い合わせも行ったがメモリーは見つからず、8月3日に警察署に遺失物届を提出したという。メモリーには、3年生182名の当該教諭担当教科の1学期の成績が含まれていたほか、担任学級の生徒36名の1学期の出欠等の記録も含まれていた。USBメモリーやファイルにパスワードは設定されていなかった。同校では、3年生の保護者を対象に説明会を開いて謝罪する。市教育委員会では、再発防止のため当該校に対し、USBメモリーの管理に関する校内規定を点検し、管理を徹底するよう指導する。各校に対しても、個人情報の含まれるUSBメモリーの取り扱いについて周知徹底を図るという。
・大阪市立墨江丘中学校における個人情報を含むUSBメモリーの紛失について(大阪市)
http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/kyoiku/0000136616.html
◎東北労働金庫、書き損じ通帳や証書20件を紛失
東北労働金庫(本店:仙台市青葉区)は8月10日、同庫新庄支店(山形県新庄市)において、書き損じた預金通帳や定期預金証書など計20件を紛失していたと発表した。発表によると、紛失したのは、新規発行や繰越の際に氏名を誤るなどした書き損じの預金通帳5件、預金証書14件、預金契約の証1件で、2009年度のもの。6月3日に同庫の内部監査で紛失が判明した。調査の結果、これらは誤廃棄した可能性が高いという。紛失した通帳や証書類は、磁気テープの破断処理や金額の消去が行われているため、万一店頭に持ち込まれても支払いは行われない。同庫は、再発防止のため事務の堅確化に努めるとしている。
・書き損じ通帳・証書の誤廃棄について[PDF](東北労働金庫)
http://www.tohoku-rokin.or.jp/whats_new/pdf/wn0000150.pdf
◎滋賀銀行、取引記録12万4900件を含むATMジャーナル紛失
滋賀銀行(本店:滋賀県大津市)は8月10日、同行錦織支店(同市)において、ATMの取引内容を記録したジャーナル(利用記録紙)を紛失したと発表した。同行によると、紛失したのは2008年度分のジャーナルで、顧客の氏名(カナ表記)、科目、口座番号、取引金額と取引後の残高等の情報が12万4900件含まれている。紛失は、内部点検により判明した。内部調査の結果から同行では、ジャーナルは誤廃棄した可能性が高く、不正持ち出しの可能性は極めて低いとしている。この件に起因すると思われる顧客からの問い合わせや不正請求など、問題となる事象は生じていない。同行は、文書管理の厳正化など、顧客情報の管理を徹底するという。
・お客さま情報書類の紛失について(滋賀銀行)
http://www.shigagin.com/news/topix/607