◎大阪メトロサービス、コインロッカー利用顧客の個人情報を記載した書類紛失
大阪市営交通の各種乗車券類の発売やコインロッカー、自動写真撮影機の運営などを行う大阪メトロサービス(本社:大阪市西区)は8月16日、コインロッカー利用顧客の個人情報を記載した書類を紛失したと発表した。発表によると、8月10日、同社従業員が大阪市営地下鉄御堂筋線難波駅構内で、コインロッカー利用顧客の個人情報を記載した「在中品明細書」と「領収書控」が入った作業用の鞄を紛失した。在中品明細書は、鍵紛失などの際に顧客が記入するもので、40件分の顧客氏名、住所、電話番号、運転免許証等が記載されている。領収書控は、本人確認後、荷物を渡す顧客からロッカー料金等を収受した際に発行するもので、5件程度の氏名もしくは会社名が記載されている。現在のところ、当該鞄は発見されていない。紛失した個人情報は現在のところ悪用されたという報告は受けていない。顧客の特定はできていないことから、同社はフリーダイヤルを設置して顧客対応を図っている。同社は、個人情報の保護に万全を期すよう社員に周知徹底し、再発防止と信頼回復に全力を挙げる。
・コインロッカーご利用のお客さまの個人情報流出について(大阪メトロサービス)
http://osaka-metro.co.jp/Sabisu/owabi.html
◎セディナ、元委託先が顧客情報最大15万8248人分を不正に持ち出し売却
カード事業のセディナ(本社:名古屋市中区)は8月16日、同社の顧客情報最大15万8248人分が不正に持ち出され、売却された可能性が高いと発表した。発表によると、顧客情報を持ち出し売却したのは、同社が過去に保険代理店事務に関わる委託をしていた関係者で、同社とは2009年10月時点で、委託契約を解除している。流出した情報は、OMCカード会員である顧客情報のうち、氏名、生年月日、性別、住所、電話番号、郵便番号。カード番号、暗証番号等のカード情報は含まれていない。これまでに顧客情報の不正使用などの事実は確認されていない。事実経緯については現在調査中で、新たな事実が判明した場合は、同社ホームページ等で知らせる。同社は今後、安全管理体制の強化に取組み、再発防止策を徹底し、信頼回復に全力を尽くすとしている。
・お客様情報の不正売却について(セディナ)
http://www.cedyna.co.jp/info/20110816.html
◎テレビ朝日、エキストラ募集メール誤送信で 834人のメルアド流出
テレビ朝日(本社:東京都港区)は8月15日、エキストラ募集のメール誤送信で、エキストラ関係者834人のメールアドレスが流出したと発表した。発表によると、ドラマ「陽はまた昇る」(テレビ朝日系列 木曜午後9時放送)を共同制作するメディアミックス・ジャパン社 (以下、MMJ)が、エキストラの募集、管理を担当していた。同日午前2時過ぎ、MMJ担当者がエキストラ募集のメール連絡をした際、誤って全員のメールアドレスをCC 欄に貼り付けて送付してしまった。送付先は、エキストラの事前登録者や、過去にエキストラ募集に応じた人834人で、メールアドレス情報以外の情報が見られることはない。同社はメール送信の対象者834人全員に個別に連絡をとり、お詫びと、送信したメールの削除をお願いしている。これまでのところ、メールアドレスを悪用されたなどの被害を受けたという連絡は入っていない。同社は今後、MMJとともに情報管理の徹底を図って再発防止に努める。
・メールアドレスの不適切な取り扱いについて(テレビ朝日)
http://company.tv-asahi.co.jp/contents/press/0207/data/110815-SunAlsoRises-LeakagePersonalInfo.pdf
◎アメリカンホーム保険、代理店が不正取得した顧客情報3718件を第三者へ売却
アメリカンホーム保険(東京都墨田区)は8月15日、同社と過去に取引のあった保険代理店、アイエーパートナーズとインフォリッジが保有していた顧客情報が不正に取得され、第三者に売却されていたと発表した。同社によると、該当するのは、2006年6月から2009年10月の間に、2社を通じて同社の医療保険や傷害保険を申し込んだ顧客の情報で、3718件。契約者と被保険者の氏名、住所、電話番号、性別、生年月日、保険料、契約商品名と、当該2社が取得した既契約情報や傷病歴が含まれている。対象となる顧客には書面で連絡するという。これまでに、本件に伴って同社の顧客に直接の被害が発生した事実は認められていない。同社は、今回の不正売却、不正使用に関わった関係者に対し、刑事手続きを含めたあらゆる措置を講ずる予定だとしている。アイエーパートナーズは2009年5月31日、インフォリッジは2009年10月31日に、同社の代理店業務を終了している。
・お客様情報の流出について(アメリカンホーム保険)
http://www.americanhome.co.jp/news/20110815.html
◎工房、高速バス予約者の個人情報1万4006件含むCDが配送途上に紛失
高速バス予約システム「発車オ~ライネット」を運営する工房(本社:埼玉県川口市)は8月12日、高速バス乗車予約者のデータ1万4006件を含むCDが、同システムを利用するバス事業者への配送途上に紛失したと発表した。同社によると、当該CDは8月2日に発送したもので、配送委託先の佐川急便(本社:京都市南区)から、同4日に紛失の連絡を受けたという。CDには、関東~東北間の路線や空港連絡バス計9路線について、7月出発便の予約者(キャンセル分も含む)のデータ1万4006件が保存されていた。データの内容は、予約者名(カナ)、電話番号、性別。顧客情報の不正使用等の事実は確認されていないという。同社は今後、CDの暗号化を行い、紛失に備えるとしている。この件については、バス事業者10社もリリースを公開している。
・お客様情報の紛失にかかるお詫び(工房)
http://www.khobho.co.jp/201108.html
・弊社高速バス・空港連絡バス7月出発便をご予約されたお客さまへ[PDF](国際興業)
http://5931bus.com/kosoku/20110812.pdf
・【お詫び】お客さま情報の紛失に関するお詫びとご報告[PDF](西武バス)
http://www.seibubus.co.jp/whatsNew/news20110812/20110812.pdf
・弊社高速バス「大宮~成田空港線」7月出発便をご予約されたお客さまへ[PDF](京成バス)
http://www.keiseibus.co.jp/info/wp-content/uploads/2011/08/37e31dce05d84751a1ea2bde08431e261.pdf
・【お知らせ】高速バス「ドリーム盛岡号」の7月出発便をご予約されたお客さまへ(ジェイアールバス東北)
http://www.jrbustohoku.co.jp/topics/?TID=192
・【お知らせ】弊社高速バス「ドリーム盛岡号」の7月出発便をご予約されたお客さまへ(ジェイアールバス関東)
http://www.jrbuskanto.co.jp/topics/post_205.html
・弊社高速バス7月出発便をご予約されたお客様へ[PDF](庄内交通)
http://www.shonaikotsu.jp/img/top/20110812.pdf
・弊社高速バス「大宮~成田空港線」7月出発便をご予約されたお客さまへ[PDF](東武バスウエスト)
http://www.tobu-bus.com/pc/images/data/20110815132100.pdf
・弊社バス「大宮~羽田空港線」の7月出発便をご予約されたお客様へ[PDF](東京空港交通)
http://www.limousinebus.co.jp/news/110815.pdf
・【お知らせ】夜行高速バス「ジュピター号」の7月出発便をご予約、ご利用されたお客様へ(秋北バス)
http://www.oodate.or.jp/shuhoku/bus/html/bus/osirase-yoyakujouhoufunsitu.html
・弊社夜行高速乗合バス「シリウス号」7月出発便をご予約されたお客さまへ[PDF](十和田観光電鉄)
http://www.toutetsu.co.jp/img/20110817koubou.pdf
◎システムオリジン、顧客情報含む動画が外部から閲覧可能に
ソフトウェア開発を行うシステムオリジン(本社:静岡市清水区)は8月13日、動画共有サービス「ユーストリーム」を利用して同社社員に公開していた研修会や勉強会等の動画8本が、設定ミスにより外部からもアクセス可能となっていたと発表した。動画には、顧客や取引先企業の情報が含まれていた。同社によると、動画は3月3日から7月25日に撮影したもの。事態が判明したのは8月1日で、当該期間に外部から12件のアクセスがあった。同社は再発防止のため、セキュリティ体制を強化し、情報システムの総点検と再整備を行うとしている。
・情報流出についてのお詫びとお知らせ(システムオリジン)
http://www.system-origin.jp/company/release/2011091302/
◎群馬県国民健康保険団体連合会、柔道整復施術療養費支給申請書2枚を紛失
群馬県国民健康保険団体連合会(群馬県前橋市)は8月12日、柔道整復施術療養費支給申請書を紛失したと発表した。発表によると、今年5月施術分の柔道整復施術療養費支給申請書2枚を紛失した。該当の被保険者、柔道整復師および保険者には、お詫びと本件に関する経緯の説明をし、関係機関にも報告を行った。内部調査の結果、誤って廃棄・焼却した可能性が高く、外部への情報の漏えい懸念は低いという。今後は改めて管理・指導を徹底するなど、安全管理体制を強化し信頼回復に取り組むとしている。
・柔道整復施術療養費支給申請書の紛失とお詫びについて[PDF](群馬県国民健康保険団体連合会)
http://www.gunmakokuho.or.jp/owabi.pdf
◎高松公共職業安定所、個人情報含む書類を誤送付
香川労働局(香川県高松市)は8月12日、高松公共職業安定所(同市)において、雇用保険被保険者資格取得等確認通知書(以下、確認通知書)1名分を誤送付したと発表した。提出代行者の社会保険労務士に送付するところ、誤って別の社会保険労務士に送付した。発表によると、誤送付したのは7月12日。同15日、誤送付先からの指摘で事態が判明した。確認通知書には、氏名、性別、生年月日、被保険者番号、事業所名、資格取得年月日等が記載されている。両労務士の氏名に類似するところがあったため、誤りに気付かず送付したという。同所では両労務士に謝罪し、経過を説明した。また本来の送り先である労務士から、この事案については該当者と該当事業所から了承を得た旨の連絡を受けたという。同所は職員に対し、個人情報管理および基本動作の徹底について指示した。香川労働局では、非常勤職員を含む全職員が、個人情報漏えい防止について自主点検を実施した。また各所長に対し、個人情報管理の取り組みの再徹底を指示したという。
・高松公共職業安定所における個人情報の漏えいについて(香川労働局)
http://kagawa-roudoukyoku.jsite.mhlw.go.jp/news_topics/topics/2011/_83736.html
◎アフラック、代理店が不正取得した顧客情報1万2902件を第三者へ売却
アメリカンファミリー生命保険(アフラック、本社:東京都新宿区)は8月12日、同社が2009年9月まで保険販売を委託していた代理店アイエーパートナーズ(2009年9月にインフォリッジ社に合併吸収)において、顧客情報が不正に取得され、第三者に売却された可能性が高いと発表した。発表によると、同社は他社からの情報提供により事態を把握した。同社が名簿販売業者からデータを入手して分析した結果、不正売却された顧客情報は1万2902件で、契約者と被保険者の氏名、自宅住所と電話番号、生年月日、年齢、性別、契約者の勤務先名と電話番号、保険料、契約プランに関する情報等が含まれている。一部については、当該代理店が独自に取得した既契約情報や、既往症、健康状態に関する内容も含まれているという。同社は、該当する顧客には書面で事態を説明し、万一被害が発生した際の連絡先等も案内するとしている。アイエーパートナーズは2009年9月4日にインフォリッジへの合併吸収により、同社の代理店業務を終了している。インフォリッジは2010年2月23日、同社の代理店業務を終了している。
・お客様情報の不正売却について[PDF](アメリカンファミリー生命保険)
http://www.aflac.co.jp/news_pdf/20110812.pdf
◎大阪市、弁天町市税事務所と水道局粉浜営業所で各1件の個人情報流出
大阪市は2件の個人情報流出事故を発表した。1件(8月11日発表)は弁天町市税事務所が市・府民税(普通徴収)の差押え予告を別人に送付したもの。発表によると、5月13日に納税者A氏あてに送付した差押え予告(納付書付き)が7月29日に返戻されたため、調査のうえ、8月5日に転居先と思われる住所へ送付したところ、8月9日、送付先のB氏の家族から「送られてきた書類は別人のもの」である旨の連絡があった。たしかに別人であることが確認されたため訪問のうえ謝罪して書類を回収した。A氏は現在のところ所在不明で連絡が取れていない。流出した個人情報はA氏の住所、氏名、税目、税額、延滞金額等。A氏とB氏は氏名の読み方が同じで漢字表記が一字異なっていた。返戻があった文書は、税務事務システムで、氏名・生年月日・台帳番号により本人確認を行うが、今回は氏名だけで検索し、生年月日を見誤ったため、別人B氏の住所をA氏の送付先と思い込んで送付してしまった。今後は、氏名・生年月日や台帳番号を必ず入力したうえで検索を行うことを徹底する。もう1件(8月12日発表)は、水道局粉浜営業所で水道料金等の「催告書」を誤投函したもの。発表によると、8月10日午後3時30分頃に顧客宅を訪問し、水道料金等の催告書を投函したところ、翌11日午後3時15分頃、別の顧客の催告書が投函されていたとの電話連絡があった。誤投函先の顧客宅を訪問してお詫びと事情説明を行い、催告書を回収した。催告書に記載されていた内容は顧客氏名、使用場所、水栓番号、調定番号、水道料金等。水栓番号等の確認を怠ったため、同一地番内の同一姓の顧客に誤投函したもので、今後は投函時の照合確認だけでなく、ルール再徹底を毎朝のミーティング等で行い、必ずルールを確認してから業務に取り組むとしている。
・大阪市弁天町市税事務所における個人情報の流出について(大阪市)
http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/zaisei/0000136669.html
・水道局粉浜営業所における水道料金等の「催告書」の誤投函について(大阪市)
http://www.city.osaka.lg.jp/suido/page/0000137069.html