◎長野銀行、顧客情報約300名分が記載された営業用資料ファイルを一時紛失
長野銀行(本店:長野県松本市)は9月4日、顧客情報が記載された営業用資料ファイル1冊を一時紛失したことを明らかにした。発表によると、8月31日、同行白馬支店の営業係職員が営業活動中に、顧客情報が記載された資料がないことに気づいた。警察に遺失物の届出を行うとともに、訪問先・訪問経路、支店内部等を調査したが発見できず、9月1日に紛失事実を公表した。紛失した営業用資料ファイルには、約300名の顧客情報が記載されていた。同資料は行外持出禁止だったが、同職員が無断で持ち出していた。9月4日に警察から当該資料が発見されたとの連絡があり、資料を回収した。現時点では情報の不正使用などの事実は確認されていない。同行は再発防止に向けて顧客情報の管理強化、信頼回復に努めていくとしている。
・お客さま情報発見のお知らせ[PDF](長野銀行)
http://www.naganobank.co.jp/other/pdf/ip31_20110904.pdf
・お客さま情報の紛失について[PDF](長野銀行)
http://www.naganobank.co.jp/other/pdf/ip31_20110901.pdf
◎愛知県厚生農協組合連合会安城更生病院、患者情報3022名分含むパソコン盗難
愛知県厚生農業協同組合連合会安城更生病院(愛知県安城市)は9月3日、患者の個人情報を含むパソコンが盗難にあったと発表した。発表によると、8月26日、同院の職員が個人的に所有しているパソコンが盗まれた。このパソコンには、医学研究の目的で利用するために、同院で管理している患者情報3022名分が含まれていた。情報内容は、2006年1月から2011年5月までに同院外科で手術を受けた患者の氏名、性別、年齢、病歴、診断名、術式、術日。住所や電話番号は入っていない。パソコンを起動するにはパスワード入力が必要で、通常の操作ではデータを取り出せないようになっている。該当患者には文書を送付してお詫びしている。同院は今後、再発防止に向けて職員への周知徹底をはかっていくとしている。
・個人情報盗難に関わるお詫び[PDF](愛知県厚生農協組合連合会安城更生病院)
http://www.kosei.anjo.aichi.jp/top/uploads/content/compliance.pdf
◎神戸大学大学院工学研究科、2年分189名の入試成績が漏えい
神戸大学(神戸市灘区)は9月2日、大学院工学研究科の入学試験成績が漏えいしたと発表した。発表によると、同科応用化学専攻の教員が8月5日、学生研究室で大学院入学試験成績表を発見した。本来、学生が持っているはずがないものであるため、同8日に当該専攻内に調査委員会を設置し、学生へのヒアリングなど調査を行った結果、成績情報の漏えいが判明した。漏えいしていたのは、2009年8月に実施された2010年度の大学院入学試験の成績(A)、および2010年8月に実施された2011年度大学院入学試験の成績(B)で、Aについては83人分の氏名、受験番号、各科目の成績、順位等が、Bについては106人分の受験番号、各科目の成績が含まれている。Aの漏えいの経緯は、2009年9月に、同科応用化学専攻の教員が2010年度大学院入学試験成績表をパソコンで作成し、印字に不具合のある成績表を机上に残し、研究室の施錠をしないで別室に移動した。この成績表を目にした学生がコピーを取り、それを友人に貸し出すなどして専攻内に出回った。Bの漏えいについては、2010年11月、工学部学生数名が保管庫を解錠して2011年度大学院入学試験成績表を持ち出してコピーを取り、エクセルにより一覧表を作成し当該学生間で共有した。同大は、成績情報は廃棄されたもの以外、回収した。漏えいした成績情報は当該入試の合否判定後に漏えいしたもので、合否結果には影響はなかった。同大は、情報漏えいがあった受験生に対しては文書により事情説明とお詫びを伝える。また、不適切な管理を行った教員および情報を持ち出した学生の処分については、検討中としている。同大は今後、学内教職員に、成績情報管理の徹底、個人情報の適切な管理について周知するなど再発防止策を講じていく。
・神戸大学大学院工学研究科における個人情報の漏えいについて[PDF](神戸大学)
http://www.kobe-u.ac.jp/info/topics/pdf/t2011_09_02_01-1.pdf
◎バリュープロモーション、メルマガ誤送信で96名のメルアド流出
メディカル支援事業を行うバリュープロモーション(東京都品川区)は9月2日、運営するwebサイト「MediPress腎移植」のメールマガジンの送信を誤り、一部会員のメールアドレスが流出したと発表した。発表によると、9月2日午後4時35分に同メルマガを送信する際、CC欄にメールアドレスを記載して送信したため、96名のメール受信者全員にメールアドレスが公開される事態となった。メールアドレス以外の個人情報は流出していない。同日午後5時43分、該当会員にお詫びと報告のメールを送った。同社は今後、運用してきた個人情報保護規程等に従って個人情報の取り扱いに関する教育を徹底し、再発防止に努める。
・MediPress腎移植メールマガジン 誤送信に関するお詫びとご報告(バリュープロモーション)
http://medipress.jp/help/info
◎NHK、札幌放送局新札幌営業センターと京都放送局で個人情報漏えい
NHK(東京都渋谷区)は9月2日、2件の個人情報紛失を発表した。1件は8月25日、札幌放送局新札幌営業センターの居室内で、放送受信料の口座振替利用届1枚を紛失していることが判明したもの。紛失した帳票には、顧客の氏名、住所、電話番号、口座番号が記載されている。調査を実施したが発見には至らず、誤廃棄したものとみられるという。警察へ紛失届を提出し、該当顧客には直接会ってお詫びと説明をした。もう1件は8月26日、京都放送局の収納業務を委託している個人事業者が、放送受信料の契約・収納業務に使用している携帯端末の盗難被害にあったもので、警察に盗難届けを提出するとともに周辺の調査を実施したが、回収に至っていない。携帯端末には様々なセキュリティ保護をかけており、万が一第三者の手に渡っても、個人情報が漏えいする危険性はないという。NHKは今後、このような事態が発生しないよう、指導を徹底するとしている。
・個人情報を含んだ帳票の紛失について(札幌放送局)
http://www.nhk.or.jp/privacy/oshirase110902-2.html
・携帯端末の盗難被害について(京都放送局)
http://www.nhk.or.jp/privacy/oshirase110902.html
◎北海道森町、保育施設3か所で児童と保護者の個人情報を保存したパソコン盗難
北海道森町は9月1日、町内の保育施設3か所で、児童と保護者の個人情報が保存されたノートパソコンが窃盗被害にあったと発表した。発表によると、8月29日の夜から31日の午前8時までの間に、鷲ノ木保育所、森保育所、駒ヶ岳保育園の3施設で、保育所備品等の窃盗被害が発生し、ノートパソコンも盗難にあった。当該パソコンには、児童および保護者の住所・氏名・電話番号が記録されていた。被害発覚後、ただちに警察署に通報し、盗難届を提出した。当該パソコンには、パスワードがないとデータを開くことができないように設定されている。保護者には、被害の概要を知らせする文書を配布した。同町は今後、施設管理や個人情報の保護と情報セキュリティ対策を強化してくとしている。
・ 個人情報を含むノートパソコン盗難に係るお詫びとご報告(北海道森町)
http://www.town.hokkaido-mori.lg.jp/topics/post_103.html
◎東京都足立区、徴収嘱託員が巡回中に特別区民税関連の個人情報5名分紛失
東京都足立区は9月1日、特別区民税関連の個人情報を紛失したと発表した。発表によると、紛失は同日、納税課徴収推進係に属する公金徴収嘱託員が自転車で巡回中に発生した。徴収用携帯端末の特別区民税に関係する情報をハードコピーした帳票を、5名分紛失した。担当者は該当の5名を個別に訪問し、説明とお詫びをした。区は今後、個人情報の慎重な取り扱いについて、すべての徴収嘱託員に再度周知徹底し、再発防止に努めるとしている。
・特別区民税に係る個人情報紛失のお詫び(足立区)
http://www.city.adachi.tokyo.jp/020/d02100021.html
◎ぷれいす東京、ニュースレターのモバイル版を誤送信し29名分のメアド流出
HIV感染不安の電話相談など支援活動を行っている特定非営利活動法人の「ぷれいす東京」は9月1日、ニュースレターの送信を誤って、メールアドレスが流出したと発表した。発表によると、同法人は、ニュースレターのモバイル版の配信用アドレスリストのうち、過去に送信エラーとなったことのある携帯アドレス29名分を別管理していた。8月8日午後8時39分、この29名宛てに全員のアドレスが見える形でメールを送信してしまった。うち15名については不着だったため、14名に自分自身を含めて29名分の携帯メールアドレスが流失したことになる。それ以外の個人情報の流出はない。同8日午後10時30分、利用者からのメールで事実を確認し、該当者宛てに「お詫びと削除依頼」のメールを送信した。12日にはニュースレターをメール配信している全員に説明とお詫びのメールを送信した。同法人は、今回のミスは人為的ミスとチェック体制の不備が主な原因として、今後はミスを未然に防ぐメール送信ソフトの導入、送信前の二重チェックを行い、再発防止に努めていくとしている。
・NEST NEWS LETTER配信時の個人情報一部流出に関する報告とお詫び(ぷれいす東京)
http://www.ptokyo.com/topics/apology.php
◎土屋ホーム、車上荒らしで施主1名の個人情報を含む設計図書等を盗難紛失
注文住宅の設計施工等を行う土屋ホーム(札幌市北区)は9月1日、同社の設計社員が、顧客情報が記載された設計図書等を含む手提げバックを車上荒らしにより盗まれたと発表した。発表によると、8月30日午後7時頃、江別市内の飲食店の敷地内駐車場に自家用車を駐車し、午後8時頃に退店するまでの間、施錠された車内に置いた手提げバッグを盗まれた。バッグには、施主の個人情報を含む設計図書と施工状況記録用冊子1件が入っていた。設計図書には施主の氏名・見取り図・間取り図が、施工状況記録用冊子には工事進捗状況の記録と氏名・住所・家族構成が記載されていた。電話番号等は記載されていない。同日、警察に盗難届を提出しているが、9月1日現在発見に至っていない。同社は該当顧客にお詫びと説明を行っている。また、再発防止策として、駐車時における車内への重要物の放置禁止、常時携帯等の指導を徹底していくとしている。
・お詫びとお知らせ(お客様個人情報の盗難について)[PDF](土屋ホーム)
http://www.tsuchiyahome.jp/sub/overview/pdf/110902privacy.pdf