◎鹿児島大学病院、患者90名分の個人情報含むUSBメモリー紛失
鹿児島大学病院(鹿児島市)は9月22日、患者90名分の個人情報を含むUSBメモリーを紛失したと発表した。同院の発表および報道等によると、紛失したのは同院に勤務する看護師が個人的に所有していたUSBメモリーで、9月12日に紛失に気づき、病院に届け出た。USBメモリーには、患者90名の氏名、病名、身長、体重などの個人情報が記録されていた。看護師は匿名化された患者の電データを病院に申請してUSBメモリーに保存し、自分で患者名などを書き加え、看護研究に使用していたという。同院は該当患者に事情説明と謝罪を行っている。現在のところ当該個人情報の不正使用等の事実は確認されていない。同院は今後、個人情報管理の徹底に努めていくとしている。
・患者さんの個人情報の紛失について(鹿児島大学病院)
http://com4.kufm.kagoshima-u.ac.jp/news/news.php?eid=00105
◎東大の事業所内保育園、委託先スタッフが園児情報含むUSBメモリー紛失
東京大学(本部:東京都文京区)は9月22日、同大本郷キャンパスの事業所内保育園(けやき保育園)で、園児の個人情報を含むUSBメモリーの紛失事故があったことを明らかにした。同大が保育園業務を委託しているポピンズ(東京都渋谷区)も同日、紛失について公表した。発表によると、同大にポピンズから9月16日、保育園業務管理等に使用していたUSBメモリー4本を紛失した旨の報告があった。同社スタッフが自宅に持ち帰っていたところ、12日に紛失に気付き、自宅や通勤経路、保育園内を捜索したが発見できなかった。紛失したUSBメモリーには、2011年度の1歳児7名分の氏名、生年月日、写真データ等が記録されていた。保育園の施設長は園を利用する全保護者に対し、紛失の報告とお詫びをした。現時点では、当該個人情報の不正使用などの事実は確認されていない。同大は再発防止のため、ポピンズに対し個人情報を厳重に管理するよう指導した。また、他の事業所内保育園業務委託先に対しても同様に注意を喚起した。ポピンズは再発防止に向けて全社員に対する指導と研修を行い、今後もいっそうの努力を続けるとしている。
・USBメモリの紛失について(東京大学)
http://www.u-tokyo.ac.jp/public/public01_230922_j.html
・個人情報紛失のお詫びと再発防止に向けて[PDF](ポピンズ)
https://www.poppins.co.jp/pdf_file/file_data/20110922_01.pdf
◎宇治市立小学校、全校児童295名の個人情報含むUSBメモリー紛失
京都府宇治市は9月22日、市立西大久保小学校において、児童の個人情報が記録されたUSBメモリーを同校内で紛失したと発表した。発表によると、同校ではUSBメモリーを収納ケースへ入れて、校長室内の施錠した保管庫に保管しているが、9月15日、1年2組の担任が同クラス用のUSBメモリーを使おうとして、同メモリーの紛失に気付いた。メモリーには、1年2組児童22名の氏名、1学期の成績、行動一覧表、所見一覧などのほか、全校児童295名の氏名、学年、学級を含む名簿が保存されている。紛失以前、最後にUSBメモリーを使用したのは7月19日で、以降、9月15日まで保管庫の鍵は開けていないという。メモリーには、パスワードがかけられている。同校では1年2組の児童宅を訪問して保護者に謝罪するとともに、全校の保護者を対象とした説明会も行った。今後は再発防止のため、USBメモリーを収納ケースに整頓して保管することとし、収納時毎に全数揃っているかどうかの確認も行うという。また、USBメモリの管理マニュアルの整備も行う。
・個人情報の入ったUSBメモリの紛失について(お詫び)(宇治市)
http://www.city.uji.kyoto.jp/emergencyinfo/0000000014.html
◎NHKさいたま放送局、放送受信料の帳票1枚を紛失
NHKは9月22日、さいたま放送局川越営業センター(埼玉県川越市)管内で放送受信料の契約、収納業務を委託している個人事業者が、顧客の氏名、住所、電話番号が記載された放送受信料の帳票1枚を紛失したと発表した。発表によると、9月17日、埼玉県富士見市において帳票を紛失していることが判明した。対象の顧客には直接会って、謝罪と説明を行ったという。NHKは、再発防止のため、指導を徹底するとしている。
・個人情報を含んだ帳票の紛失について(さいたま放送局)(NHK)
http://www.nhk.or.jp/privacy/oshirase110922.html
・個人情報を含んだ帳票の紛失について(NHKさいたま放送局)
http://www.nhk.or.jp/saitama/info/110922.html
◎国立がん研究センター、個人情報含む書類を一般ごみとして廃棄
国立がん研究センター(東京都中央区)は9月21日、個人情報を含む書類をシュレッダーで処理せず、一般ごみと一緒に廃棄する事例が発生したことを明らかにした。発表によると、学生実習生が個人情報を含む書類を一般ごみとして廃棄したことがわかり、直ちに対処した。調査の結果、該当するごみは、幸い廃棄の途中で散逸することなく、廃棄・焼却されていることを確認した。個人情報の漏えいはなかったという。同センターは、学生実習生の指導を行う担当者の監督責任は重いとし、個人情報保護について職員教育の再徹底を行うとともに、再発防止に向けた取り組みを行う。具体的には、個人情報を扱う部署に個人情報保護担当者を配置し、個人情報の管理・処理状況について、日々確認を行う。個人情報を含む書類をシュレッダーで裁断処理する方法について、センター全体で手順を統一する。また、現場の個人情報保護担当者は、部等の個人情報保護管理者に、処理状況について定期的に報告するとともに、処理方法について新人や研修者等に指導を行う。これらの取組みを通じて、個人情報の管理を適切に実施する体制を整え、万全の対策を講じていくとしている。
・お詫びとご報告[PDF](国立がん研究センター)
http://www.ncc.go.jp/jp/information/pdf/20110921.pdf
◎静岡県、県職員採用試験の受験申込書7名分を紛失
静岡県は9月21日、同25日に実施予定の県職員採用試験の受験申込書を紛失したことを発表した。発表によると、15日に受験希望者から、受験申込書を郵送したが受験票が届いていない旨の電話連絡があった。受験申込書が郵送された全ての封筒を確認したところ、8月17日に書留等で郵送された7件について受付処理がなされておらず、当該受験申込書が紛失していることが判明した。受験申込書には、申込者の氏名、生年月日、住所、学歴、免許等が記載されている。執務室・作業室内を捜索したが、紛失した受験申込書は発見できなかった。8月末に試験関係文書を焼却処分した際に紛れ込み、誤って焼却したものと考えられるという。当該の受験希望者7名に対しては、16日に状況説明と謝罪を行い、受験票を送付した。県は今後、受験申込書の管理強化を図るなど試験事務の再点検を行い、再発防止に努めていくとしている。
・県職員採用試験の受験申込書の紛失(静岡県)
http://www2.pref.shizuoka.jp/all/kisha11.nsf/c3db48f94231df2e4925714700049a4e/d23554856843b08a4925791100080d2a?OpenDocument
◎大阪府、保険医療機関の個別指導時に個人情報含む書類を誤返却
大阪府は9月20日、保険医療機関(歯科)を対象とする新規個別指導で、他の保険医療機関(歯科)の個人情報を含む書類を誤って渡してしまったと発表した。発表によると、9月15日、福祉部国民健康保険課と近畿厚生局指導監査課が合同で、A・B・C3か所の保険医療機関の個別指導を行った。個別指導が終了しA保険医療機関から提出のあった書類を同医療機関に返却する際、府と近畿厚生局が作成した別の書類を、府担当者が誤って渡し、持ち帰らせた。当該書類には、B・C保険医療機関の受診患者に関する個人情報が24件、記載されていた。情報内容は、4名については氏名、医療費の額、治療内容、20名については氏名、生年月日、被保険者記号番号。同日午後5時50分頃 A保険医療機関からの連絡を受けた近畿厚生局から大阪府に連絡があり、書類を誤って持ち帰らせたことが判明。午後6時45分頃、A保険医療機関に出向いて謝罪のうえ書類を回収した。A保険医療機関は当該書類を複写等していないことを確認している。府は今後、個人情報を含む書類の受け渡しについては、複数の担当者でチェックをすることや、 指導・監査に使用する書類については複数の保険医療機関の情報が混在する資料を作成しないことを徹底する。
・個人情報を含む書類の誤返却について(大阪府)
http://www.pref.osaka.jp/hodo/index.php?site=fumin&pageId=8246
◎パナソニック コンシューマーマーケティング、委託先の誤封入で顧客情報2名漏えい
パナソニックブランド家電の卸販売等を行うパナソニック コンシューマーマーケティング(大阪市北区)は9月20日、物流業務の業務委託先で、商品発送時の書類誤封入が発生し、顧客2名の個人情報が相互開示される事故が起きたと発表した。発表によると、事故が発生したのは9月1日。顧客2名に送付する納品明細書(顧客氏名を記載)を相互に入れ間違えたため、それぞれの個人情報が相互に開示される事態となった。流出した情報は顧客の氏名が記載された納品明細書2名分。同社は該当顧客に事故の報告とお詫びをし、関係省庁への報告も行った。同社は今後、再発防止に真摯に取り組むとしている。
・個人情報漏えいのお詫びとご報告(パナソニック コンシューマーマーケティング)
http://ec-club.panasonic.jp/mall/open/news/20110920.html
◎烏山城カントリークラブ、メール誤送信で顧客のメルアド流出
ゴルフ場経営の烏山城カントリークラブ(栃木県那須烏山市)は9月19日、Web会員へ案内メールを送付した際に操作を誤り、顧客のメールアドレスが流出したと発表した。
発表によると、19日午後4時以降に「大会案内のお知らせ」を配信した際、宛先をTO欄に記入したため、一部配信メールに多数の他の宛先が見える状態で配信された。メールアドレス以外の情報漏えいはない。同社は今後、案内情報に関する配信は必ずチェックシートに基いて複数担当による準備完了確認を行う、配信要請と実施部門が連絡を取り合い準備時間を踏まえた配信計画を立てるなど、再発防止を徹底するとしている。
・WEB会員様へのメール配信に関するお詫び(烏山城カントリークラブ)
http://karasuyamajo.com/info/2011/09/-web.html