◎堺市立保育所、児童190名の個人情報など含むUSBメモリー紛失
堺市は10月24日、市立保育所の女性職員(36歳)が、児童や職員の情報を含むUSBメモリーを紛失したと発表した。市によると、職員は10月20日、児童を引率して公園を訪れた際に同メモリーをポーチごと紛失した。同日午前11時15分頃に紛失に気付き、すぐに探したがメモリーは見つからず、公園管理事務所と北堺警察署に遺失物届を提出したという。メモリーに含まれていたのは、2009年度から2011年度に当該保育所に在籍した児童190名の氏名と、そのうち158名の生年月日、配慮が必要な児童の情報23名分、保育料に関する情報1名分、および2010年度と2011年度の職員名40名分。職員は、自宅学習用にと、年度当初にデータをメモリーにコピーして持ち出していた。市では該当の保護者に説明と謝罪を行った。また、全市立保育所の個人情報管理状況について点検、調査し、USBメモリの適正な取扱いや保管を含め、個人情報の適正管理の徹底を図った。
・堺市立保育所児童の個人情報の入ったUSBメモリの紛失について[PDF](堺市)
http://www.city.sakai.lg.jp/city/info/_koho/pub1110/1024_02.pdf
◎東京北社会保険病院、患者225名の情報含む医師のノートパソコン盗難
東京北社会保険病院(東京都北区)は10月24日、患者225名の情報を含む医師の私物ノートパソコンが院内で盗まれたと発表した。同病院によると、同病院循環器内科の医師が10月11日に出勤したところ、医師室内に置いてあったノートパソコンがなくなっていた。パソコンには、患者225名の氏名、年齢、性別、病院ID、血液検査結果データが保存されていた。当該パソコンを起動するにはIDとパスワードが必要だという。ノートパソコンが置いてあった医師室は施錠されていたが、連休中の10月9日から11日朝の間に盗まれたとみられている。同病院では、警察および東京都に届け出を行い、患者には文書で謝罪を行っている。また、医師室周辺に監視カメラを設置したほか、個人情報保護研修会の開催、パスワード管理の徹底、情報暗号化の推進等の対策を行い、再発防止に努めるとしている。
・患者さまの個人情報を含むパソコンの盗難について(東京北社会保険病院)
http://www.tokyokita-jadecom.jp/topics/index.cgi?m=d&id=195
◎ミディアム、メールを「TO」で送りメルアド950件が流出
雑誌「Body+」を編集するミディアム(本社:東京都新宿区)は10月24日、メールを「TO」で送り、950件のメールアドレスが流出したと発表した。同社によると、ボディプラス編集部において、10月22日午後4時、ボディプラスメールマガジンの登録者950名に雑誌発売とイベントに関する案内メールを送った際、「BCC」で送るべきところ、誤って「TO」で送信した。対象者には同日午後4時35分に謝罪のメールを送り、当該メールの削除を依頼した。同社は管理の甘さから今回の事態に至ったとし、再発防止に向け、個人情報の取り扱いと業務プロセスの改善、管理を徹底するとしている。
・メールアドレスご送信のご報告とお詫び(ミディアム)
http://bodyplus-net.com/1112_10_24
◎高鍋信用金庫、顧客情報含む書類1件を誤送付
高鍋信用金庫(本店:宮崎県高鍋町)は10月21日、顧客情報が記録された「しんきん経営者年金(給付金・諸変更)請求書」1件を誤って別の送付先に送ったと発表した。同金庫によると、顧客の氏名、住所、生年月日、口座番号が記載された同書類を、誤って別の宛名の封筒に封入して送付した。誤送付先からの連絡で事態が判明し、同金庫では、誤送付先と正当な送付先に事情を説明して謝罪した。この件に関する被害や二次被害はなく、将来的にも情報が外部に漏えいする可能性はないという。同金庫は、封入時の取り扱いの厳正化を図り、再発を防止するとしている。また、情報管理体制の再構築および職員の啓発教育も行うという。
・個人情報漏えい等のお詫び[PDF](高鍋信用金庫)
http://www.takanabe-shinkin.jp/owabi1021.pdf
◎がん研究会有明病院、車上荒らしで患者129名の情報含むパソコン等盗難
がん研究会有明病院(東京都江東区)は10月21日、同病院の医師が車を荒らされ、患者情報の入ったパソコンやUSBメモリーを盗まれたと発表した。同病院によると、10月20日、文京区の駐車場に停めてあった車の窓ガラスが割られ、ノートパソコンやUSBメモリーの入った鞄を盗まれた。ノートパソコンには、患者119名の登録番号、氏名、生年月日、手術日、病名、術式等の情報が、またUSBメモリーには、患者10名の氏名、生年月日、病名が含まれている。パソコンにはパスワードロックがかけられている。該当の患者には、すでに文書で謝罪と事情説明を行った。所管の東京都福祉保健局ならびに厚生労働省関東信越厚生局にも報告済み。同病院は、患者の個人情報の適切な取扱いについて、取り組みを強化するとしている。
・患者様情報を含むパソコン等の盗難について[PDF](がん研究会有明病院)
http://www.jfcr.or.jp/up_pdf/20111021220650_f.pd
◎沖縄ガス、取引先の電話番号等を含む業務用携帯電話1台を紛失
沖縄ガス(本社:沖縄県那覇市)は10月21日、同社従業員が会社貸与の業務用携帯電話1台を紛失したと発表した。発表によると、10月18日、午後8時15分頃、同従業員が本社構内から自宅に帰る際、バイクの後方荷台(ボックス)用の固定台の上に携帯電話を置いたまま運転してしまい、走行途中に落下し紛失したとみられる。携帯電話には、取引先の顧客の社名、個人名、電話番号204件、同社従業員の個人名、電話番号64件、同社関連会社および協力会社の社名、電話番号103件、同業他社の従業員名、電話番号12件が記録されていた。同従業員は翌19日午前9時30分に西武門交番所へ遺失物届けを提出した。同日午前10時頃、遠隔ロック操作(データ消去機能)を試みたが、当該電話機に電源が入っていないため、データを消去できなかった。当該電話機には暗証番号によるロックは設定されていなかった。同日午前11時頃、携帯会社へ携帯電話の紛失および電話使用停止の連絡をした。現在、情報漏えいによる被害の申し出はない。同社は全従業員に対して本件について周知し、意識の徹底を図った。また、携帯電話の電話帳に登録した個人データを容易に検索・確認できないよう暗証番号によりロックすることを再徹底する。
・会社貸与携帯電話の紛失について[PDF](沖縄ガス)
http://www.okinawagas.co.jp/tools_images/loss_a_portablephone.pdf
◎NHK神戸放送局阪神営業センター、顧客のカード番号を記載した帳票1枚を紛失
NHKは10月20日、神戸放送局阪神営業センター(神戸市中央区)で放送受信料の帳票を紛失する事故があったと発表した。発表によると、10月7日、同センターの居室内で放送受信料の帳票1枚を紛失していることが判明した。紛失した帳票には、顧客の氏名、住所、電話番号、クレジットカード番号が記載されていた。居室内や周辺の調査を実施したが、これまでのところ発見には至っていない。誤って廃棄したものと思われるという。該当顧客には、お詫びと説明をした。NHKは、再発防止のため、指導を徹底し個人情報の取り扱いにいっそう注意していくとしている。
・個人情報を含んだ帳票の紛失について(NHK神戸放送局)
http://www.nhk.or.jp/kobe/oshirase/owabi20111020.html
◎JA北海道厚生連、車上荒らしで顧客情報983件含む端末機やリスト盗難
医療事業等を行う北海道厚生農業協同組合連合会(札幌市中央区)は10月20日、同会の配置薬推進員が車を荒らされ、顧客情報983件を含む端末機やリストを盗まれたと発表した。同会によると、10月14日午後2時30分頃、北海道岩見沢市内の駐車場において、駐車中の車の鍵を壊され、車内にあった鞄を盗まれた。鞄には、業務用携帯端末機、配置先リスト、売上金、領収書などが入っていた。端末機とリストに含まれていたのは、岩見沢市幌向地区と栗沢地区の顧客983件に関する情報で、氏名、住所、電話番号のほか、現在の薬品配置先724件については預金口座番号も含まれている。被害等の報告は入っていない。該当者には報告と謝罪の文書を送り、関係機関と関係省庁への報告も行う。同会は、配置先の個人情報の取扱いを厳格に行うとともに、管理指導体制を強化するとしている。
・盗難事故発生による個人情報の紛失について(お詫び)(JA北海道厚生連)
http://dou-kouseiren.com/topics/vt1bv700000047gs.html
◎産経デジタル、メールを「TO」で送りメルアド100件流出
ニュースサイトの運営等を行う産経デジタル(東京都千代田区)は10月20日、システム障害に関する通知メールを顧客に送る際、100名に対し誤って他の顧客のメールアドレスが表示された状態で送信したと発表した。同社によると、10月20日午後7時12分頃、同社の電子新聞サービス「産経NetView」のシステム障害に関するメールを顧客に送った際、「BCC」で送るべきところ、誤って「TO」で送信した。直後に事態を把握し、同日午後9時頃から該当者に謝罪のメールを送り、該当メールの削除を依頼したという。同社は再発防止のため、作業手順の見直しを行うとともに、個人情報保護に関する教育を徹底するとしている。
・メール誤送信のご報告とお詫び[PDF](産経デジタル)
http://www.sankei-digital.co.jp/news/pdf/20111020_press.pdf