◎ハウス・デポ・パートナーズ、顧客1名の個人情報含む書類を紛失
住宅ローンを扱うハウス・デポ・パートナーズ(東京都中央区)は1月11日、顧客情報が記載された書類を紛失したと発表した。同社によると、2011年11月29日に顧客から、口座振替に関する変更手続きを依頼したが変更が行われていないとの連絡があり、調査を実施した。その結果、口座名義の変更手続き依頼書を受領したが、変更処理が行われておらず、かつ、提出された書類を紛失していることが判明した。紛失したのは預金口座の振替依頼書と戸籍抄本で、顧客の氏名、住所、電話番号、口座番号、本籍、生年月日などの情報が記載されている。同社は、他の書類を廃棄する際にこれらの書類が混入し、誤廃棄した可能性が高いとみており、顧客情報が外部へ流出した懸念は低いとしている。該当の顧客にはすでに書面で事情を説明し謝罪した。同社は、全職員に注意喚起を行うとともに、点検活動等を通じて再発防止に努めるとしている。
・お客様の個人情報が記載された書類の紛失について[PDF](ハウス・デポ・パートナーズ)
http://www.housedepot-p.co.jp/files/hd-20120113_apology.pdf
◎静岡市立保育園、園児を撮影した写真約300枚を含むSDカード紛失
静岡市は1月11日、市立清水駒越保育園で、保育園児の生活の様子などを撮影した個人情報を含むSDカードを紛失したと発表した。発表によると、2011年11月8日、保育士が10月20日に撮影した乳児クラスの生活の様子や行事の写真を確認しようとしたところ、約300枚を撮影保存したSDカードが見当たらなかった。SDカードは、10月20日、保育園の裏山で保育士が園児を撮影する際、データが一杯になったSDカードをカメラから抜き、別のSDカードをカメラに入れて写真を撮った。抜いたSDカードは、カードケースにしまい、カメラと共にカメラケースにしまった。このカメラケースは保育士が園に戻った後、乳児保育室ロッカー上のカゴに置いた。当日午後、他の保育士がこれらを事務室前廊下の鉄庫にしまった。11月8日にSDカードがないことに気づいた後、職員全員で保育園内を捜したが見つからなかった。12月26日、保護者に紛失の経緯説明とお詫びの文書を配付した。園は今後の対応として、カメラ、SDカード保管庫について、朝に解錠し終業時に施錠していたものを、使用時のみ解錠するように見直した。また、情報資産持ち出し記録簿への記入を徹底し、個人情報の持ち出し戻しの際は記録簿に記入する職員と別の職員が確認を行うようにした。さらに、市は1月5日に開催した園長会において、個人情報の取扱いについて強く注意を促した。
・個人情報の漏えいについてのお詫び{PDF}(静岡市)
http://www.city.shizuoka.jp/000121578.pdf
◎東京都台東区、イベント案内メール誤送信で登録者104名のメルアド等流出
東京都台東区は1月11日、区立環境ふれあい館で登録者にイベント案内をメール送信する際に、宛先指定を誤り、他の登録者の個人情報が流出したと発表した。発表によると、4日に同館で実施予定の事業案内を「きっずインタープリター」の登録者にメール送信する際、登録者104人の氏名とメールアドレスを他の登録者に表示する形で送信してしまった。7日に登録者から指摘があり、誤送信が判明した。区は8日に該当者にお詫びと当該電子メールの削除を依頼した。区は今後、再発防止に向け、メール送信時には複数の職員で確認することとし、担当職員への再研修の実施及び指導管理を強化する。
・メールアドレスの誤送信について(東京都台東区)
http://www.city.taito.lg.jp/index/kurashi/kankyo/himawari/mailgosousinnnituite.html
◎静岡市、委託先職員が介護保険関連のサービス提供票3名分を誤送付
静岡市は1月10日、小鹿豊田地域包括支援センターの運営を委託している静岡県済生会の職員が介護保険に関する書類を誤送付し、要支援者のサービス提供票に記載された個人情報3件が漏えいしたと発表した。発表によると、2011年12月26日午前9時、サービス事業所から「届いた郵便物を開封したところ、他の事業所宛てのサービス提供票が封入されていた」と支援センターに連絡があり、書類の誤送付が判明した。同提供表には、3名分の氏名、生年月日、被保険者番号、介護度が記載されていた。同日午前中に支援センター職員がサービス事業所を訪問し、謝罪のうえ書類を回収。本来の届け先であるサービス事業所を訪問して手渡した。個人情報が流出した3名についても訪問して経緯説明と謝罪をし、了解を得た。市は委託している全ての地域包括支援センターに、今回の事故原因と防止対策の通知文を出し指導する。具体的には、目視ではなく、2人で復唱するなど確認を徹底すること、サービス事業者名は略さず正式名を登録するなど。
・個人情報の漏えいについてのお詫び[PDF](静岡市)
http://www.city.shizuoka.jp/000121422.pdf
◎札幌丸井三越、ショッピングサイトのシステム不具合で顧客情報が閲覧可能に
百貨店の札幌丸井三越(札幌市中央区)は1月7日、ショッピングサイト「丸井今井ウェブショップ」で、システム上の不具合により、顧客情報1件が漏えいしたと発表した。発表によると、2011年12月13日、顧客から「丸井今井ウェブショップに検索サイトよりアクセスした際、他の顧客の登録情報が表示された」との連絡を受け、誤表示の事実が判明した。調査の結果、2つの条件が重なった場合に、他の顧客情報が誤表示される可能性があることがわかった。1つは当該サイトにログインした顧客がショッピングを終了する際、ログアウトしないで画面を終了すること。もう1つは他の顧客がインターネットの検索サイトを経由して当該サイトにアクセスすることだ。顧客情報が閲覧された可能性がある期間は、2005年10月31日から2011年12月13日で、閲覧可能性がある情報内容は、氏名、住所、電話番号、メールアドレス、ログインID、任意入力の生年月日、性別。届け先(氏名・住所・電話番号)、注文履歴。クレジットカード番号等の信用情報は一切含まれていない。現在までのところ、顧客情報が不正に利用された事実は確認されていない。同社は、第三者に顧客情報を閲覧された可能性を否定できない会員に対し、個別に書面によるお詫びと報告をした。主務官庁へも届出を行った。当該サイトについては、セキュリティの確認とシステム変更を行っており、万全な体制を構築した段階でサービスを再開するとしている。
・顧客情報に関するお詫びとお知らせ[PDF](札幌丸井三越)
http://www.marui-imai.jp/file/20120107.pdf
◎大阪市、平野区役所で住民票誤交付により個人情報1件が流出
大阪市は1月6日、平野区役所窓口サービス課(住民情報)で、住民票の誤交付による個人情報の流出事故が1件あったと発表した。発表によると、1月4日に同課窓口に住民票の写しを請求するため来庁したA氏に誤って別人のB氏の住民票を交付したことが、1月5日午前にA氏からの連絡で判明した。原因は、作成時と交付時の確認を怠ったためで、同課はB氏の住民票を回収し、正しい住民票をA氏に渡した。B氏には、同日午後に自宅を訪問し、経過説明とお詫びをした。流出した個人情報は、住所、氏名、生年月日、性別、続柄、世帯主名、前住所、異動年月日など。同課は、交付に際して複数担当者による2重チェックが行われるように手順を見直し、再発防止に取り組むとしている。
・平野区役所窓口サービス課における住民票の誤交付について(大阪市)
http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/hirano/0000151988.html
◎近鉄百貨店、顧客の個人情報を記載した「承り票」18名分を紛失
近鉄百貨店(本店:大阪市阿倍野区)は1月6日、四日市店(三重県四日市)で「承り票」18名分を紛失したことが1月3日に判明したと発表した。発表によると、当該承り票は、四日市店の5階催会場で1月2日に単価5万円の福袋を販売した際、購入顧客に記入してもらったもので、氏名、住所、電話番号が記載されている。紛失が判明した後、鋭意調査を続けているが、現時点で発見に至っていないという。同社は今後、管理体制の強化に努め、再発防止の徹底に取り組んでいくとしている。
・弊社四日市店における個人情報紛失に関するお詫び(近鉄百貨店)
http://www.d-kintetsu.co.jp/store/promo/yokkaichi_info/index.html