◎舞鶴市、国民健康保険料の滞納金明細書の誤送付が17件発生
京都府舞鶴市は5月31日、国民健康保険料滞納者に対する差押予告通知を送付した際、17件において誤って別人の「滞納金明細書」を同封して送っていたと発表した。市によると、誤送付したのは5月18日。5月21日、通知を受け取った人から電話連絡があり、誤送付が判明した。滞納金明細書には、被保険者住所、氏名、通知書番号、未納金額、督促料、延滞金額が記載されている。誤送付した17件のうち1件は、受取人不明で市に返送されてきた。市では回収と謝罪のため該当者を訪問し、16件のうち12件分の明細書は回収したが、4件分は訪問時、すでに破棄されていたという。市によると、文書封入の際は複数の職員で二重に確認を行うことが原則となっているが、チェックの徹底が図られていなかった。市は、再発防止のため、事務管理体制の再点検と見直しを徹底し、作業マニュアルを整備するなどの対策をとるとしている。
・国民健康保険料差押予告通知の内容誤りについて(舞鶴市)
http://www.city.maizuru.kyoto.jp/modules/topics/index.php?content_id=58
◎岡山県、委託先の宅地建物取引業協会が宅地建物取引主任者証1枚を紛失
岡山県は5月30日、宅地建物取引主任者証(以下、主任者証)の交付事務を委託している社団法人岡山県宅地建物取引業協会が、主任者証1枚を紛失したと発表した。発表によると、同協会は記載事項の変更手続きのために申請者から預かっていた主任者証を紛失した。同日、県に紛失した旨の報告があった。紛失した主任者証には、顔写真、氏名、生年月日、住所、登録番号等が記載されていた。同協会は所轄警察署に主任者証の紛失を届け出す。当該甲請者には、県と協会から状況報告とお詫びをし、早急に新たな主任者証を再発行する。県は同協会に対し、再発防止計画の提出を求めるとしている。
・宅地建物取引主任者証の紛失について[PDF](岡山県)
http://www.pref.okayama.jp/uploaded/attachment/135988.pdf
◎目黒信用金庫、集金作業中に預金通帳や帳票102先分を入れた収納袋盗難
目黒信用金庫(本店:東京都目黒区)は5月30日、鵜の木支店(東京都大田区)の職員が集金作業中に、集金鞄内の通帳収納袋や現金を盗まれたと発表した。同金庫によると、通帳収納袋には、預金通帳13冊、支払伝票1冊、使用済みの預かり票綴り1冊、回収済みの預かり票47枚、小切手4枚、手形1枚が入っており、顧客102先の氏名と口座番号が含まれている。鞄を盗まれたのは5月1日午前11時30分頃。直ちに警察に被害届を提出したが、盗まれたものは見つかっていない。盗まれた通帳や手形については不正支払防止の措置を講じてある。顧客の個人情報について問い合わせ等はなく、不正利用の事実も確認されていない。同金庫は、職員の営業活動中の安全管理について徹底を図るとともに、顧客情報の厳正な管理を徹底し、再発防止に努めるとしている。
・お客様情報等の盗難について[PDF](目黒信用金庫)
http://www.shinkin.co.jp/meguro/kokuchi/owabi-kojinjouhou.pdf
◎レアジョブ、不正アクセスを受け英会話受講生約11万人の個人情報流出の恐れ
オンライン英会話サービス事業のレアジョブ(東京都渋谷区)は5月29日、同社のWebサイトが不正アクセスを受けて顧客の個人情報が流出した可能性について、外部調査機関による調査結果を発表した。発表によると、5月10日午前3時頃、同社のWebサイトに外部(アメリカのIPアドレス経由)から不正アクセスを受けた形跡があることが、同日午後3時頃に確認された。この時点では、同社データベースへ侵入した形跡は確認されなかった。その後の調査で、新たに今年2月20日、22日、3月30日にも不正アクセスを受けた形跡が発見され、2月22日の不正アクセスの際にはエジプトのIPアドレス経由で攻撃ファイルが埋め込まれ、個人情報データベースに対して攻撃が可能な状況となっていたことがわかった。流出の可能性があるのは、同社のオンライン英会話サービス開始以降に無料会員および有料会員登録をした全生徒、約11万人の個人情報。情報内容は氏名、生年月日、登録メールアドレス、レッスン受講履歴など。カード情報や銀行口座情報等は流出の可能性はない。その後さらに外部調査機関による調査を続けたが、個人情報流出の可能性は否定できないものの、実際に持ち出された形跡は確認できなかった。本件に関連しての被害は確認されていない。同社は再発防止策として、システム上における脆弱性への対応、外部調査機関によるシステムのセキュリティ診断、情報セキュリティポリシーの策定、リスクマネジメント組織の新設、社内における個人情報管理基準の徹底を実施した。今後は、情報セキュリティ強化の取り組みを継続的に実行していくとしている。
・不正アクセスに関連する事案の調査結果と再発防止策のご報告(レアジョブ)
http://www.rarejob.com/20120529.php
・お客様の個人情報流出の可能性に関するお知らせ(レアジョブ)
http://www.rarejob.com/rj/20120513.php
◎山形県スポーツ振興21世紀協会、メールをTOで送りメルアド54件流出
山形県スポーツ振興21世紀協会(山形県天童市)は5月28日、メールをBCCで送るべきところ誤ってTOで送り、メールアドレス54件が流出したと発表した。同協会によると、5月25日午後5時58分、「モンテディオ山形サッカースクール」の当選者100名のうち54名に対し、当選通知のメールをTOで送信した。該当者には、謝罪のメールを送って当該メールの削除を依頼するとともに、電話でも謝罪した。同協会は、個人情報の取り扱いに注意を払い、再発防止に全力で取り組むとしている。
・アイジー工業株式会社ご協賛モンテディオ山形サッカースクール当選者様へのメールアドレス流出のお詫びとご報告(山形県スポーツ振興21世紀協会)
http://www.montedio.or.jp/info/clubinfo/20120528-03.html
◎細田工務店、顧客3名の情報含む資料をFAXで誤送信
住宅施工、分譲の細田工務店(本社:東京都杉並区)は5月28日、顧客3名の個人情報が記載された資料をFAXで誤送信したと発表した。同社によると、5月1日午前10時頃、顧客3名の氏名、住所、電話番号等が記載された資料を第三者に送信した。同日午前11時頃に誤送信先からの指摘で事態が発覚。この際、当該資料は破棄したと報告されたという。該当の顧客には、経緯を説明して謝罪した。顧客情報の不正使用に関する連絡はない。同社は、再発防止のため、個人情報保護の強化を図るとしている。
・FAX誤送信に関するお詫びとご報告(細田工務店)
http://www.hosoda.co.jp/info/info_other/5837.html
◎宇治市、委託先のメール誤送信でメールアドレス618件と氏名845件が流出
宇治市は5月28日、また、同市から病児保育事業を委託されている宇治病院(同市)は同29日、メール送信時のミスにより、病児保育事業のメール配信サービスに登録していた保護者618名のメールアドレスと、登録児童845名の氏名が流出したと発表した。発表によると、宇治病院が5月22日、同事業の利用手続き変更に関するメールを送信する際に、BCCで送るべきところ送信方法を誤り、メールアドレスや氏名が表示される状態で送った。宇治病院では当日の夕方に該当者にメールを送って謝罪し、当該メールの削除を依頼した。宇治市では翌23日に利用者からの問い合わせで事態を把握し、調査を行ったところ、漏えいした個人情報について宇治病院の把握が不十分で、謝罪メールの説明も不十分だったことが判明。このため、5月27日にあらためて宇治病院から文書を送り、謝罪の上、当該メールの削除を依頼した。宇治病院では、メール配信サービスを取りやめ、登録されていたメールアドレスや、不要となった情報を消去することとした。また、再発防止のため、個人情報保護委員会を再編、増員し、原因の徹底究明を進めて必要な措置を講じるという。宇治市は、委託業務内容の再チェックを行い、個人情報の厳正な管理について徹底を図り、再発防止に取り組むとしている。
・事業委託先における個人情報の漏えいについて(お詫び)(宇治市)
http://www.city.uji.kyoto.jp/0000009960.html
・メール配信サービスにおける個人情報の漏えいに関するお詫びとご報告(宇治病院)
http://www.uji-hosp.or.jp/topics/2012/4/
◎ファミリーマート、公共料金等の払込票控え584件分を紛失
コンビニエンスストア事業のファミリーマート(本社:東京都豊島区)は5月28日、公共料金などの払込票の控え584件分を紛失したと発表した。同社によると、紛失したのは児玉新町店(埼玉県本庄市)で扱った払込票の控えで、5月22日の午前10時頃から23日の午前10時頃にかけて受付けた払込票の「本部控」12社64件分と、同15日の9時頃から22日の午前10時頃にかけて受付けた払込票の「店舗控」29社520件分。払込票の種類によって、氏名、住所、車両登録番号、税額、料金等が記載されている。配送ドライバーが5月23日午後1時48分、払込票等を入れた施錠済みの専用バッグを同店舗から回収。同午後5時30分頃に最終店舗での納品が終了し、専用バッグを確認したところ、同店舗のバッグがなくなっていた。車両、店舗近隣、配送ルート周辺等を捜索しているが、バッグは見つかっていない。該当個人情報が悪用された事実は確認されていない。同社は、再発防止に向け、料金収納業務における払込票の管理体制を点検し、個人情報の適正な取扱いを徹底していくとしている。この件に関しては、東京電力、群馬県、埼玉県、本庄市、美里町がそれぞれリリースを公開している。
・料金収納払込票紛失に関するお詫びとご報告(ファミリーマート)
http://www.family.co.jp/company/news_releases/2012/120528_02.html
・電気料金等払込取扱票の紛失について(東京電力)
http://www.tepco.co.jp/privacy/osirase/12052901-j.html
・【5月30日】株式会社ファミリーマート店舗における自動車税納付書の紛失について(税務課)(群馬県)
http://www.pref.gunma.jp/houdou/a4400010.html
・株式会社ファミリーマート店舗における自動車税領収済通知書等の紛失について―自動車税領収済通知書・納付書92件(84人分)―(埼玉県)
http://www.pref.saitama.lg.jp/news/page/news120530-11.html
・株式会社ファミリーマート店舗における市税及び水道料金納付済通知書等の紛失について(本庄市)
http://www.city.honjo.lg.jp/CMS/topics/osirase/syuuno120531.html
・町税領収済通知書等の紛失に関するお詫びとご報告について(美里町)
http://town.saitama-misato.lg.jp/topics_n/?p=2576
◎トヨタホーム近畿、メール送信時のミスで顧客5名の氏名とメールアドレス流出
住宅メーカーのトヨタホーム近畿(本社:大阪市市区)は5月28日、メール送信時の操作ミスにより、顧客5名の氏名とメールアドレスが流出したと発表した。同社によると、同社社員が5月26日に「モデルハウスイベント情報」のメールを顧客5名へ送信した際、操作ミスにより全員の氏名とメールアドレスが表示された状態で送られた。該当の顧客には、当該社員が経過を報告して謝罪した。事態は国土交通省にも報告済み。二次被害は確認されていない。同社は、当該社員の不注意が事故の原因だとし、今後、複数のメールアドレスに一斉送信する場合は、複数の社員によりBCCでの送信を確認するよう徹底するとしている。また、再発防止に向け、顧客情報の取扱いについて全社員に周知徹底するという。
・メール誤送信によるお客様情報の漏洩事故について[PDF](トヨタホーム近畿)
http://toyotahome-kinki.jp/pdf/owabi0529.pdf