◎シャトレーゼ、フランチャイズ店で顧客情報含む書類118名分盗難
菓子製造販売のシャトレーゼ(本社:山梨県甲府市)は5月8日、フランチャイズ店「シャトレーゼ工場直売店 大阪狭山店」において、118名分の「シャトレーゼクラブ入会申込書」が盗まれたと発表した。同社によると、5月8日未明に何者かが店舗に侵入し、キャビネットの鍵を破壊。中に保管してあった入会申込書と現金が盗まれた。申込書は、同店で4月28日から5月7日の間にシャトレーゼクラブに入会した顧客118名のもので、氏名、性別、生年月日、住所、電話番号、メールアドレス、家族に関する状況が記載してある。個人情報の不正使用等の事実は確認されていない。上記の118名については、入会申込書の原紙が盗まれたため特定することができず、店頭に掲示を行って告知しているという。同社は、個人情報の取り扱いを再点検し、本部および店舗全体での再発防止に努めるとしている。
・盗難による個人情報紛失のお詫びとお知らせ[PDF](シャトレーゼ)
http://www.chateraise.co.jp/event/20120508/news20120508.pdf
◎ゆうちょ銀行、顧客の映像10万件含むATM防犯カメラ用SDカード紛失
ゆうちょ銀行(本社:東京都千代田区)は5月8日、同行鹿児島店(鹿児島県鹿児島市)において、ATM利用者の映像を記録した防犯カメラ用SDカード1個を紛失したと発表した。同社によると、紛失したSDカードには、熊本支店山形屋デパート内出張所(鹿児島県鹿児島市)における、2011年9月中旬から12月26日までの映像が記録されている。約10万名分の映像が含まれているが、口座の記号番号や暗証番号など、取引に関する情報は記録されていない。内部調査の結果から、カードは店内で紛失したとみられている。また、記録された情報は暗号化されており、外部への情報漏洩の懸念は極めて低いという。同社は、顧客情報の管理を強化し、再発防止に努めるとしている。
・お客さま情報の紛失について(ゆうちょ銀行)
http://www.jp-bank.japanpost.jp/aboutus/press/2012/abt_prs_id000817.html
◎壱番屋、フランチャイズ店で顧客情報3000件含むノートパソコン盗難
カレーのチェーン店「カレーハウスCoCo壱番屋」を運営する壱番屋(本社:愛知県一宮市)は5月8日、フランチャイズ店の北習志野駅前店(千葉県船橋市)において、顧客の個人情報約3000件が入ったノートパソコンを盗まれたと発表した。同社によると、5月7日未明に、現金とともに盗まれた。パソコンには、同店の宅配サービスを利用した顧客約3000名の氏名、住所、電話番号が保存されている。パソコンにはパスワードが設定されているという。同社は同日、所轄の警察署に盗難届を提出した。顧客の情報が悪用された事実は確認されていない。同社は、フランチャイズ店を含めた店舗のセキュリティ対策に留意し、個人情報管理の強化と徹底に取り組んでいくとしている。
・お客様個人情報の盗難事故について[PDF](壱番屋)
http://www.ichibanya.co.jp/comp/ir/release/pdf/240508.pdf
◎大阪市梅田市税事務所、土地家屋の評価証明書に別人を共有者として登録
大阪市は5月8日、梅田市税事務所で1件の個人情報の漏えい事故があったと発表した。発表によると、1日、同事務所に固定資産(土地・家屋)所有者であるA氏の親族から、「B氏の相続財産管理人から入手した2012年度の評価証明書(土地・家屋)の共有者にB氏が記載されている」との申し出があり、調査の結果、本来の共有者であるC氏の持分を誤ってB氏として登録処理を行っていたことが判明した。1997年当時の課税情報のシステム化の際に、C氏と共通の情報をもつB氏を誤って共有者として登録し、その内容を十分に確認しなかったことが原因という。漏えいした個人情報は、氏名、土地・家屋の所在、家屋番号、価格等。同事務所は今後、所有権移転の入力時における確認を十分に行うことを徹底していくとしている。
・大阪市梅田市税事務所における個人情報の漏えいについて(大阪市)
http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/zaisei/0000167767.html
◎大阪市、3件の個人情報漏えいを発表(城東区/阿倍野区/平野区)
大阪市は5月8日、3件の個人情報漏えい事故を発表した。1件は城東区役所窓口サービス課で国民健康保険料納付書を誤交付した。4月13日昼頃、担当者が国民健康保険システム端末によりA氏の収納状況を確認した後、別の担当者が同一の端末でB氏の保険料納付書を出力する操作をした。この時システム操作を誤って直前のA氏の情報を呼出し、確認を怠ったままB氏に交付してしまった。B氏が保険料を納付しようとしたところ、A氏の納付書であることに気づき、5月2日に連絡して誤交付が判明した。もう1件は、阿倍野区役所窓口サービス課で誤って同姓同名の別人の戸籍附票を交付した。5月2日午後1時頃、A氏が来庁して以前に交付された戸籍附票が別人のものであると申出、調べたところB氏の戸籍附票を交付していたことが判明した。戸籍附票の発行は、戸籍システムで該当区を指定してから氏名等の検索をしているが、今回は他区の検索を行った前作業に引き続き氏名で検索し、A氏と同姓同名のB氏を誤って選択し、発行後チェックでも見落としていた。同票にはB氏の本籍、3名分の住所と氏名、住所を定めた年月日が記載されていた。もう1件は、平野区役所加美出張所で印鑑登録証明書を誤交付した。5月7日にA氏が来庁して同証明書を2通交付申請したが、時間がかかっているとの申し出があり調べたところ、A氏に交付すべき書類を誤ってB氏に交付していたことが判明した。番号札の確認や本人確認を怠ったために発生した。同日中にB氏と連絡を取り、交付書類を回収。A氏の自宅を訪問し、経過説明とお詫びをし、了承を得た。漏えいした個人情報は、氏名・住所・生年月日・性別・印鑑登録番号・印鑑登録年月日・印影。
・窓口サービス課(保険年金)における国民健康保険料納付書の誤交付について(大阪市)
http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/joto/0000168142.html
・窓口サービス課(戸籍)における戸籍附票の誤交付について(大阪市)
http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/abeno/0000167816.html
・平野区役所加美出張所における印鑑登録証明書の誤交付について(大阪市)
http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/hirano/0000168103.html
◎高島屋、泉北店で311名分の個人情報含む伝票控え183枚を紛失
百貨店の高島屋(本社:大阪市中央区)は5月7日、泉北店(堺市南区)1階の食料品・菓子売り場において、311名分の個人情報が含まれる「配送伝票センター控え」183枚を紛失したと発表した。同社によると、5月4日、菓子売場で管理していた、菓子売場、進物売場、味百選売場、花売り場の4月28日から5月3日までの同控えを紛失していることが判明した。控えには、顧客の氏名、住所、電話番号、商品名、商品価格が記載されている。同社は、該当の顧客311名に事案内容の説明と謝罪を行っている。また、経済産業省へ事態を報告し、所轄警察署に遺失届を提出した。同社は今後、管理体制の強化に努め、再発防止を徹底するとしている。
・高島屋泉北店「配送伝票センター控え」紛失について[PDF](高島屋)
http://www.takashimaya.co.jp/corp/info/topics/pdf/201205/120507.pdf
◎長崎大学病院、患者情報103名分含む外付けHDD紛失
長崎大学病院(長崎県長崎市)は5月7日、患者情報103名分を含む外付けハードディスク(以下、HDD)を紛失したと発表した。同病院によると、2011年12月、同院に勤務する医師(40代)が院内で引越しをする際、パソコンなどをダンボール箱に梱包して運搬。引越し後に荷物を整理する中で当該HDDが見当たらないことに気付き、2012年3月4日まで身の回り等を探したが、見つからなかったため、3月5日に病院へ報告した。HDDには、2007年4月から2010年9月までの入院患者のうち103名のID番号、病名、診療科名、氏名、年齢、性別、検査データが含まれている。データには氏名と、一部に年齢が入っているが、IDとカルテを照合しなければ患者を特定することはできないという。不正使用などの事実は確認されていない。患者103名のうち53名は死亡しているため、同病院では患者50名に対し、5月1日に文書で経過を説明して謝罪した。同病院は、全職員に対し、個人情報紛失の際の速やかな報告、パソコンへのパスワード設定など、セキュリティ強化の指示を文書で周知したほか、セキュリティ機能のついていない持ち出し可能な媒体について、原則使用を禁止するなどの対策を行った。
・患者情報の紛失について[PDF](長崎大学病院)
http://www.mh.nagasaki-u.ac.jp/topics/pdf/2012/2012050701.pdf
◎大阪市、2件の個人情報漏えいを発表(西淀川区/北消防署)
大阪市は5月2日と7日、各1件の個人情報漏えい事故を公表した。2日発表の1件は、西淀川区役所保健福祉課で、「失そう・迷い込みねこ及びその他動物届出処理票」のFAXを誤送信したもの。4月27日にA氏から同課に失そう猫の届出があり、同日、届出内容を記載した「届出処理票」を動物管理センターにFAX送信したつもりが、5月1日にB氏から、自宅に「届出処理票」がFAX送信されている旨の連絡があり、誤送信が判明した。同処理票には、A氏の姓、住所、連絡先(自宅)、飼育動物の飼養状況が記載されていた。同課は1日中に、A氏とB氏に電話で経過説明とお詫びをした。同課は今後、関係機関へのFAX送信については、短縮ダイヤルを設定して使用する。また、送信の際は必ず複数の職員で確認を行い、送信後に送信先への電話確認を行うことにより、情報漏えい防止の徹底を図る。7日発表の1件は、大阪市北消防署で出場指令書を紛失したもの。6日午後4時32分に火災出場の指令を受けた北消防署梅田出張所の救助隊員が、消防署の受付で印刷された出場指令書を受け取り北消防署から淀川区内の災害現場へ向けて出場した。午後5時過ぎ、活動を終えて帰署のため走行中にダッシュボード上に置いていた出場指令書が強風で車外へ飛び出した。すぐに付近一帯を捜索したが、発見できなかった。淀川警察署へ遺失届を提出したが、今も発見されていない。同指令書には住所、通報者名、性別、電話番号が記載されており、同署は該当者に説明とお詫びをした。同署は再発防止のため、全職員を対象に個人情報を含む文書の取扱いについて研修を実施する。
・西淀川区役所保健福祉課における個人情報の漏えいについて(大阪市)
http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/nishiyodogawa/0000167628.html
・大阪市北消防署における出場指令書の紛失について(大阪市)
http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/shobo/0000167843.html