◎沖縄銀行、顧客情報を記載した印鑑票157万5966件を61店で誤廃棄
沖縄銀行は(沖縄県那覇市)6月29日、顧客情報が記載された印鑑票を紛失したと発表した。発表によると、同行の一部の営業店で印鑑票の紛失が判明したことを受け、同票の保管状況の調査を全店で実施したところ、61店で1396件の紛失が判明した。点検調査資料の全体数は157万5966件で、紛失数はその0.08%にあたる。同票には、氏名、住所、生年月日、電話番号、口座番号、陰影、勤務先等の顧客情報が記載されている。預金等の残高や暗証番号は一切記載されていない。内部調査の結果、長年の事務取り扱いにおいて誤廃棄した可能性が高く、外部へ流出した可能性は極めて低いという。同行は該当顧客に対し、紛失の経緯等を通知しお詫びする。また今後、顧客情報の厳正な管理を徹底し、再発防止に取り組むとしている。
・印鑑票の誤廃棄について[PDF](沖縄銀行)
http://www.okinawa-bank.co.jp/oshirase/news/2012/pdf/240629gohaiki.pdf
◎ナスラック、個人情報1661件含むUSBメモリー紛失
住宅設備メーカーのナスラック(本社:名古屋市中区)は6月29日、社員が帰宅途中に、顧客情報の入ったUSBメモリーを鞄ごと紛失したと発表した。同社によると、5月18日午後5時頃、名古屋市中区で紛失した。USBメモリーには、同社の株主である東建コーポレーション(本社:名古屋市中区)の社員情報418件と、愛知県、岐阜県、三重県の建設会社の代表者氏名および住所1243件が登録されていた。この紛失による二次被害の連絡は入っていない。この件について同社は、国土交通省に届け出を行った。同社は今後、顧客情報の取り扱いについて適切な運用を徹底するほか、社員にその重要性を周知し、再発防止に努めるとしている。
・お客様情報の紛失について(ナスラック)
http://www.nasluck.co.jp/topics/lost/
◎荒川化学工業、募集案内メールの誤送信で学生のメルアド流出
電子材料等の中間素材等を製造・販売する荒川化学工業(大阪市中央区)は6月29日、メール誤送信で募集案内を送付した学生のメールアドレスが流出したと発表した。発表によると、同社の採用担当者が同日午後5時53分、エントリーしている学生へ募集案内メールを送信する際に、誤って全員のメールアドレスを開示する形で一斉送信してしまった。同社は当該学生に対し、お詫びのメールを送った。また、社内に再発防止を周知した。同社は今後、個人情報保護方針のさらなる徹底を進めていくとしている。
・メールアドレス流出のお詫びとご報告(荒川化学工業)
http://www.arakawachem.co.jp/jp/20120702.html
◎ファーストサーバ、最大2308者のデータが他顧客に流出~障害復旧作業で発生
レンタルサーバー事業を行うファーストサーバ(本社:大阪市中央区)は6月29日、6月20日に発生した大規模障害の復旧作業において、対象サーバー数103台、最大2308者分の復元データの一部が、同じく障害の影響を受けた145者のデータ領域に混在した可能性があると発表した。同社によると、20日に発生した障害によりデータが消失した後、同社では翌21日午前9時頃に、データ復旧プログラムによって復旧したデータを復元データとして顧客に提供。この復元データの中に、別の顧客領域のデータが混在していた。影響を受ける顧客にはメールや電話で連絡をとり、該当データについて削除を依頼する。同社は、今回発生した障害について、顧客への対応を最優先に取り組むとともに、事故原因の徹底究明による抜本的な再発防止策の策定を急ぎ進めるとしている。
・一部サービスにおける情報漏えいについて(ファーストサーバ)
http://support.fsv.jp/urgent/report2.html
http://www.firstserver.co.jp/news/2012/2012062901.html
◎大和小田急建設、395名分の個人情報含む書類等盗難
大和小田急建設(本社:東京都新宿区)は6月28日、同社社員が、顧客情報などの入ったリュックサックを盗まれたと発表した。同社によると、6月22日、ファーストフード店で盗まれた。リュックサックには、同社が過去に施工した分譲マンションの入居者78名分の氏名、電話番号を含む資料や、過去に施工した建物の図面一式、および関係者317名の名刺コピーが入っていた。盗難の当日に警察に届出を行ったが、盗まれたものは見つかっていない。該当の顧客には、謝罪と報告を行っている。個人情報が不正に利用された等の事実は確認されていない。同社は、再発防止のため、個人情報の保護と、セキュリティ対策を徹底するとしている。
・お客様の個人情報に係るお詫び[PDF](大和小田急建設)
http://www.daiwaodakyu.co.jp/news/pdf/20120628.pdf
◎大東ガス、FAX誤送信で取引先の担当者1名の個人情報漏えい
都市ガス事業の大東ガス(本社:埼玉県入間郡)は6月28日、FAXの誤送信により、取引先の不動産会社の1人分の個人情報(会社名称、住所、電話番号、FAX番号、担当者名)が漏えいしたと発表した。発表によると、漏えい事故があったのは6月中で、同社は誤って送信した個人情報が記載された書類を回収するとともに、取引先不動産会社の担当者に対し事情説明とお詫びをした。同社は今後、再発防止に努めていくとしている。
・お取引先様の個人情報の漏えいについて(大東ガス)
http://www.daitogas.co.jp/cgi-bin/news/news.cgi?action=show_detail&txtnumber=log&mynum=307
◎エフ・アイ・ティー・パシフィック、メールをTOで送りメールアドレス82件流出
技術商社のエフ・アイ・ティー・パシフィック(本社:東京都台東区)は6月28日、展示会来場者82名にお礼と商品説明会を案内するメールを送る際、BCCで送るべきところをTOで送ったため、全員のメールアドレスが流出したと発表した。同社によると、メールを送ったのは6月27日午後6時頃。メール受信者から指摘があった。該当者には同日午後6時30分頃にメールを送り、謝罪の上、当該メールの削除を依頼した。同社は再発防止のため、教育の徹底を図るとともに、メールを送信する場合には複数人で確認してから送信するなどの対策をとるとしている。情報セキュリティの強化にも取り組んでいくという。
・メール誤送信のお詫びとご報告(エフ・アイ・ティー・パシフィック)
http://www.fitpacific.com/news/20120628.html
◎福岡大学病院、患者125名の情報含むノートパソコン盗難
福岡大学病院(福岡市南区)は6月27日、同院の医師が、患者125名の個人情報が入ったパソコンを盗まれたと発表した。同病院によると、当該医師は5月30日に、医学部の建物にある自室に置いていた個人所有のノートパソコンがないことに気が付き、6月6日、同病院に報告。翌7日に警察に届け出た。パソコンには、患者125名の氏名、年齢、性別、ID番号、計測結果と、そのうち23名分について病名の略語が保存されていた。パソコンにはログインパスワードが設定してある。該当の患者には電話により経緯の説明と謝罪を行っている。同病院は、再発防止のため、全職員に注意喚起を行ったほか、パソコンを設置している部屋が不在となる場合は施錠する、パソコンにセキュリティーワイヤーを設置する等の盗難防止策を徹底する。また、会議や研修を通じて、防犯の徹底と個人情報の適切な取扱いについて周知を図っていくという。
・ノートパソコン盗難について[PDF](福岡大学病院)
http://www.hop.fukuoka-u.ac.jp/oshirase/pdf/Press20120627.pdf
◎ロフトワーク、メールをCCで送り36名分のメールアドレス流出
Web制作等を行うロフトワーク(本社:東京都渋谷区)は6月26日、同社が東京都と東京文化発信プロジェクト室から委託を受けて、「Tokyo Art Research Lab」において運営する講座「実践!プロジェクトデザイン」の受講予定者36名に対し、メールを誤ってCCで送り、メールアドレスが流出したと発表した。同社によると、当該メールを送ったのは6月25日午後11時24分頃で、送信直後に担当者が気付いた。該当者には削除を依頼している。流出した情報の不正使用等の報告はない。同社は、個々の顧客への対応と、再発防止策の策定を進めているとしている。
・弊社におけるメールアドレスの流出について(お詫び)(ロフトワーク)
http://www.loftwork.jp/newsservice/2012/20120626_release.html