◎さいたま市IT政策課、メール誤送信により125件のメルアド流出
埼玉県さいたま市は7月4日、「地域ITリーダデータベース」登録者125名分のメールアドレスが誤送信により流出したと発表した。地域ITリーダとは、市民間のデジタルデバイド(情報格差)解消を目的とし、地域の人々にパソコンの知識を教える役割を担う人材のことで、同市IT政策課がその育成事業を行っている。同課は7月2日午後6時22分、同データベース登録者125人に対し、登録へのお礼のメールを一括して同報送信した。この際、宛先メールアドレスをBCCで送信すべきところ、TOで送信してしまった。18件は未到達の返信があったので、メールが到達した107人に125件の宛先メールアドレスが見られることとなった。同課は翌3日午前8時30分、地域ITリーダからメールアドレスが見られる状態で送信されている旨のメールを2日午後8時42分に受信していたことを確認した。同課はメールが到達した107人および未到達の18人の登録者に対し、謝罪と送信メールの削除を依頼するメールを出した。現在のところ、当該メールアドレスが悪用された事実は確認されていない。同課は今後、チェックシートを作成してメール送信前のチェック体制の強化を図り、再発防止に取り組む。また発信した職員を厳注意し、職員一同の綱紀粛正に努めるとしている。
・「地域ITリーダデータベース登録者」電子メールアドレスの流出について[PDF](さいたま市)
http://www.city.saitama.jp/www/contents/1341395022561/files/IT_Leader_Data_Base.pdf
◎千葉県農林総合研究センター、農薬販売所の立入検査票など紛失
千葉県は7月4日、千葉県農林総合研究センター(千葉市緑区)において、農薬販売所立入検査票などを紛失したと発表した。県によると、センターの男性職員(50歳代)が6月12日午後8時30分から11時30分頃までの間に、千葉市内の飲食店から帰宅する途中、紛失した。職員は同日、山武市内の農薬販売所の検査を午後4時30分に終え、職場へ戻らずに書類を所持したまま飲食店で飲食し、帰宅したという。紛失した書類は、農薬販売所立入検査票および個票、農薬取締職員の証明書、農薬事故に係る緊急連絡体制表など。立入検査票および個票には、6月4日および12日に検査を受けた1個人と18法人の住所、氏名、代表者、電話番号、検査項目に対する指摘事項が記載されている。職員は、6月27日に所轄署に遺失物届を提出。該当の農薬販売所19か所には、状況説明と謝罪を行った。県は、農薬取扱情報の管理の徹底および、再発防止に向けた具体的な改善策の策定に早急に取り組むとしている。
・農薬販売所立入検査票等の紛失について(千葉県農林総合研究センター)
http://www.pref.chiba.lg.jp/annou/press/h24/nouyakuhanbaisyo.html
◎スミノエ、個人情報400件含む携帯電話を紛失
インテリア製品製造販売のスミノエ(本社:大阪市西区)は7月4日、個人情報約400件が含まれた携帯電話を紛失したと発表した。同社によると、同社社員が6月30日、東京都目黒区自由が丘駅付近で、会社貸与の携帯電話を紛失した。当該携帯電話には、氏名や電話番号が約400件登録されている。同社は携帯電話会社に連絡して機能ロックと使用停止の措置をとり、所轄警察署へ紛失届を提出。監督官庁の経済産業省にも届出を行った。この件による被害等の情報はないという。同社は、該当の取引先に謝罪を行うほか、再発防止に向け、携帯電話に限らず、個人情報保護管理の徹底を図っていくとしている。
・業務用携帯電話紛失による個人情報流失の可能性について[PDF](スミノエ)
http://suminoe.jp/interior/suminoe_news_release_suminoe_120704.pdf
◎ANAセールス、顧客あてのメールを別の顧客に誤送信
旅行事業のANAセールス(本店:東京都港区)は7月4日、特定の顧客に送るべき電子メールを、誤って別の顧客に送信したと発表した。同社によると、誤送信したのは7月2日午後7時50分から午後11時頃までの間。関係する顧客には翌3日に謝罪のメールを送った。同社は、情報管理および業務手順を徹底し、再発の防止に努めていくとしている。
・【お詫び】ANAセールス(株)電子メールの誤送信について(ANAセールス)
http://www.ana.co.jp/topics/notice120703/
◎新生銀行、文書保管委託先の業者が顧客情報記載の定期預金受入票を誤廃棄
新生銀行(本社:東京都千代田区)は7月4日、札幌支店で顧客情報を記載した定期預金受入票の誤廃棄があったと発表した。発表によると、同支店は外部倉庫業者に文書の保管を委託している。定期預金受入票を保存する保存文書箱を1箱取り寄せ、5月18日に返却した際に、倉庫業者が当該保存文書箱を他社の廃棄文書に誤って混入させてしまったことが6月8日に判明した。判明の経緯は、6月5日に同支店に届いた5月分の倉庫入出庫明細で、保存文書箱の出庫と入庫の数に差異があったため業者に確認したところ、作業状況を監視する監視カメラの映像から、業者が積み下ろし作業中に、保存文書箱1箱を誤って他者の廃棄文書に混入させてしまったことがわかった。同行は誤廃棄された定期預金受入票を特定し、該当顧客に個別に説明する方針をもって特定作業を検討してきたが、特定は困難との結論に至り、公表することにしたという。誤廃棄した情報の内容は、2000年10月から12月に作成された個人顧客向けの当該票に記載された個人情報(口座番号、氏名、定期預金設定金額)で、伝票件数は約300件と推定している。当該票は破棄業者が「機密抹消証明書」を発行しており、外部流出の可能性は極めて低い。また、顧客の定期預金の預かり状況に影響はない。同行は顧客の問い合わせコール番号を公開した。また、今後は個人情報保護法に基づく社内諸規定を徹底し、当該倉庫業者に再発防止策の提出を求め、再発防止に努めるとしている。
・個人のお客様情報を誤廃棄について[PDF](新生銀行)
http://www.shinseibank.com/investors/common/news/pdf/pdf2012/120704personal_info_j.pdf
◎横浜エヌケービー、顧客情報200件含む業務用携帯電話を一時紛失
広告代理業の横浜エヌケービー(横浜市西区)は7月3日、取引先担当者の個人情報が含まれる業務用携帯電話を紛失したが、5日後に見つかったと発表した。同社によると、6月27日午前6時20分頃から同日午前8時45分頃までの間に、同社従業員が横浜
市中区周辺において、取引先担当者200名の氏名、電話番号、メールアドレスが登録された業務用携帯電話を紛失。携帯電話会社に連絡して当該携帯電話の使用停止措置を行い、管轄の警察署に遺失物届を提出した。その後7月2日になって、携帯電話会社から同社に当該携帯電話が見つかったと電話連絡があり、指定された警察署に出向いて受け取ったという。当該電話には紛失前からセキュリティロックがかけられており、ロックの状態や、登録されていたデータの保存状態などを確認した結果、特に異常な点は見られなかった。情報の不正使用等の事実は確認されていない。同社は、業務用携帯電話の取扱いルールの見直しを含めて再発防止に努め、個人情報の適切な取扱いについて徹底させていくとしている。
・紛失した業務用携帯電話の発見について[PDF](横浜エヌケービー)
http://www.y-nkb.co.jp/703.pdf
・お取引先担当者様の個人情報を含む業務用携帯電話の紛失について[PDF](横浜エヌケービー)
http://www.y-nkb.co.jp/629.pdf
◎リニュアル仲介、メール誤添付で顧客223名の氏名とメールアドレス流出
不動産仲介事業等を行うリニュアル仲介(東京都新宿区)は7月2日、メール送信時の手違いにより、顧客223名のメールアドレスと氏名が流出したと発表した。同社によると、6月28日午後3時46分に、過去に同社に問い合わせをした顧客223名へセミナーの案内メールを送信した際、誤って、送信対象者全員の氏名とメールアドレスを含むエクセルデータを添付して送った。同社では、メールを受信した顧客複数から指摘を受けて事態を把握。同日午後6時頃に謝罪のメールを送り、メールおよびデータの削除を依頼した。この件による情報の不正使用等の報告はない。同社は、データベースからの出力担当者がデータにパスワードを設定するのを忘れたこと、および送信担当者が添付すべきではないデータを誤操作により添付してしまったことの二重のミスが事態の原因だとしている。同社は再発防止のため、データ出力担当者がデータを送信担当者に引き継ぐ際は上長が確認を行うこととし、さらに、一斉送信前にテスト送信メールを複数で確認し、その上で送信を行うこととした。また、社員に対する教育を強化し、人為的ミスの介在しないシステムを導入するとしている。
・弊社におけるメールアドレス流出事故に関するお詫び[PDF](リニュアル仲介)
http://www.rchukai.jp/pdf/kojinjyouhou0702.pdf
◎了徳寺大学、学生199名の個人情報含む書類盗難
了徳寺大学(千葉県浦安市)は7月2日、同大学健康科学部整復医療・トレーナー学科に勤務する女性助手(20代)が、千葉県内の自宅付近でひったくりの被害にあい、学生199名の名簿や成績関係書類の入った鞄を盗まれたと発表した。同大学によると、被害にあったのは6月27日午後9時45分頃。鞄には、健康科学部整復医療・トレーナー学科に在籍する3、4年生199名の顔写真、氏名、学籍番号を含む名簿と、現3年生の1年次解剖学の成績一覧が入っていた。当該助手は直ちに所轄警察署に届け出て、所属長に事態を報告した。同大学では学生に注意喚起を行い、保護者に経緯説明と謝罪の書面を送付した。当該情報の持ち出しは禁止されていたが、助手は本年度新任で、新入職の職員に対しては個人情報保護に関する規定について教育が十分に行われていなかったという。同大学は、学生の安全確保と被害の防止に努めるほか、再発防止のため、個人情報保護規定の厳格な運用と、教職員に対するコンプライアンス教育の充実に努めていくとしている。
・個人情報流出事故に関する報告および、対応策についてのご報告[PDF](了徳寺大学)
http://www.ryotokuji-u.ac.jp/20120702.pdf
◎「コンビタウン」に不正アクセス、会員情報1万4400件漏えいのおそれ
育児用品を扱うコンビ(本社:東京都台東区)は7月1日、同社が運営する子育て情報サイト「コンビタウン」が海外から不正アクセスを受け、会員情報1万4400件が閲覧された可能性があると発表した。同社によると、閲覧された可能性があるのは、コンビタウン会員のメールアドレスおよび、コンビタウン用のIDとパスワード1万4400件分。6月29日午後7時15分頃に不正アクセスを確認し、同社ではコンビタウンと同社ホームページを一時閉鎖して、不正アクセスに対する防御策を実施した。モバイル版コンビタウン会員と、コンビショップのみの登録会員の情報は、不正アクセスの対象となっていない。コンビタウンは7月下旬に再開する予定。コンビホームページとコンビショップについては7月1日より運営を再開しており、コンビショップとコンビタウンの統合会員として登録している顧客については、安全のため強制的にパスワードをリセットした上で、再設定を依頼するメールを送った。同社は、再発防止のためセキュリティ対策の強化に努めるとしている。
・不正アクセスによる『コンビタウン』会員メールアドレス等 情報漏洩に関する経過報告(コンビ)
http://www.combi.co.jp/topics/ent_20120710_2.html
・不正アクセスによる『コンビタウン』会員メールアドレス等 情報漏洩に関するお詫びとお知らせ(コンビ)
http://www.combi.co.jp/info/