◎髙島屋日本橋店、婦人服売り場の顧客名簿1001名分を紛失
高島屋(本社:大阪市中央区)は8月31日、顧客名簿1001名分を紛失したと発表した。
発表によると、紛失したのは日本橋店3階婦人服キャリアワールド売り場「デ・プレ」の顧客名簿で、8月24日に紛失が判明した。紛失時期は8月7日午後8時頃からから同24日午後3時頃までの間と推測されている。名簿には、氏名、住所、電話番号、性別、生年月日、購買履歴が記載されている。同社は紛失判明後に鋭意捜索・調査を行ったが、発見できなかった。同社は経産省へ報告するとともに、所轄警察署に遺失届を提出した。現時点では情報が第三者に流出した事実は確認されていない。該当顧客はすべて特定できているため、個別に説明とお詫びをしている。またフリーダイヤルを設置して問い合わせに応じている。同社は今後、管理体制の強化に努め、再発防止を徹底するとしている。
・日本橋店 婦人服「デ・プレ」顧客名簿紛失について[PDF](高島屋)
http://www.takashimaya.co.jp/corp/info/topics/pdf/201208/120831.pdf
◎豊和銀行、顧客情報2095件が記載された帳票等を紛失
豊和銀行(本店:大分市)は8月31日、顧客情報が記載された帳票等を誤廃棄により紛失したと発表した。発表によると、全店を対象に自主的に顧客情報の管理台帳を一斉点検したところ、3店での誤廃棄が判明した。また、自主的一斉点検とは別に、他の1店(日田支店)での誤廃棄が判明した。誤廃棄した文書の種類と対象顧客数2095件の内訳は、玖珠支店で「便宜一時預り簿兼現金持出簿」189件、福岡支店で「経費証憑書」353件、臼杵支店で「預金の諸届」1347件、日田支店で「配信ジャーナル」206件。文書の日付は2006年8月から2010年11月の間で、記載されている個人情報の内容は、氏名、住所、生年月日、電話番号、口座番号、取引先口座番号、顧客番号など文書によって異なる。同行は焼却やシュレッダーでの細断処理、廃棄業者による処理等で文書を廃棄しており、外部への情報流出の懸念は極めて低いという。現在までに、顧客情報が不正利用された事実は確認されていない。同行は情報管理に関する取扱いを全行員に徹底し、再発防止に努めていくとしている。
・お客さま情報が記載された帳票等の紛失(誤廃棄)について[PDF](豊和銀行)
http://www.howabank.co.jp/topix/pdf/240831.pdf
◎岡崎信用金庫、顧客情報約1万5800件を含むコムフィッシュ紛失
岡崎信用金庫(本店:愛知県岡崎市)は8月31日、顧客情報約1万5800件(法人顧客含む)を記載したフイルムネガ(コムフィッシュ)を紛失したと発表した。発表によると、本部で集中保管しているコムフィッシュの保管状況の調査を実施した結果、8店での紛失が判明した。内部調査の結果、同金庫内で誤廃棄した可能性が高く、外部に流出した可能性は極めて低いという。これまでに関係する顧客情報が不正利用されたとの事実は確認されていない。紛失したコムフィッシュに記載されていた帳票名と対象顧客数の内訳は、笠寺、春日井、一色(佐久島出張所)、碧南の4店で「顧客別預金元帳」計約1万800件、高浜、半田の両店で「定期預金センター一括明細表」計約1400件、府相店で「マル優顧客別異動明細表」約1800件、本町店で「為替送信・受信明細表」約1800件。帳票の日付は1983年10月から2002年2月までの間で、顧客情報の内容は、顧客氏名、口座番号、預金残高、取引日など。同庫は内部資料の保管管理の見直しを図り、顧客情報管理の強化・徹底に努めるとしている。
・顧客情報の紛失について[PDF](岡崎信用金庫)
http://www.okashin.co.jp/info/info_176.pdf
◎神奈川労働局、非常勤職員が雇用保険被保険者の個人情報漏えい
神奈川労働局(横浜市中区)は8月30日、横浜公共職業安定所の非常勤職員が、雇用保険被保険者の個人情報を外部に漏えいし、その報酬を得ていたとして、国家公務員法(守秘義務)違反および加重収賄罪で逮捕、起訴されたと発表した。発表によると、当該非常勤職員が漏えいした個人情報は、氏名(カタカナ表記)、生年月日、これまでに勤務した会社名や在職中の会社名、会社の電話番号、雇用保険の加入および脱退年月日である可能性が高い。漏えいの対象者は、一部を除き特定できない状況だという。非常勤職員は同労働局に対し、情報漏えい依頼者へ提供した個人情報の内容は正確には記憶していない、また、提供後の個人情報の使用目的ないし使用方法等は把握していないと話したという。同労働局では情報漏えい依頼者に対し、入手した個人情報の内容、入手した後の個人情報の使用目的ないし使用方法等についての照会を行っているが、回答は得られていない。同労働局は、個人情報の適切な管理について徹底を図り、再発防止に取り組んでいくとしている。
・横浜公共職業安定所情報漏えい事案についてのお詫び[PDF](神奈川労働局)
http://kanagawa-roudoukyoku.jsite.mhlw.go.jp/library/kanagawa-roudoukyoku/owabi240830.pdf
◎サンハヤト、不正アクセス受け顧客のメールアドレス17件流出
エレクトロニクス関連商品を扱うサンハヤト(東京都豊島区)は8月30日、同社のサーバーが不正アクセスを受け、サーバーに保管されていた顧客情報の一部が流出したと発表した。同社によると、8月29日深夜から30日にかけ、不正アクセスを受けた。不正アクセスの詳細については調査中だが、これまでに顧客のメールアドレス17件が流出したことが分かっている。個人名等の流出は確認されていない。また、同社のWeb販売で決済に使用されたクレジットカードに関する情報は、同社のサーバーには保存されていないため流出することはない。同社ではWeb販売を一時中止している。同社は、早急に調査と原因の究明を行い、セキュリティ対策を強化し、再発防止に取り組んでいくとしている。
・不正アクセスによる情報漏洩のお詫びとご報告(サンハヤト)
http://www.sunhayato.co.jp/news/contents.php?nid=273
◎鹿児島放送、視聴者のプレゼント応募ハガキ10枚を紛失
民放テレビ局の鹿児島放送(本社:鹿児島市)は8月29日、視聴者プレゼントの応募ハガキ約10枚を紛失したと発表した。発表によると、プレゼントは今年6月2日に放送した「南日本職域対抗ゴルフ大会」の中で募集したもので、7月上旬に応募ハガキ約10枚が同社に届いたが、7月31日、担当者が他の廃棄予定のハガキ等と一緒に、誤ってシュレッダーで廃棄したものと推測されるという。同社は今後、個人情報保護の重要性に関する社員教育を徹底するなどし、再発防止に努めていくとしている。
・プレゼント応募ハガキ紛失について[PDF](鹿児島放送)
http://www.kkb.co.jp/company/owabi.pdf
◎エクシオン、個人情報含む業務用携帯電話とノートパソコン紛失
ソフトウェア開発等を行うエクシオン(仙台市青葉区)は8月28日、同社の従業員が、個人情報が保存された業務用携帯電話とノートパソコンを紛失したと発表した。同社によると、8月11日午後10時頃、東京都新宿区周辺で鞄ごと紛失した。携帯電話には氏名および電話番号約10件が登録されており、ノートパソコンには社内文書が保存されている。管轄の警察と利用交通機関に届け出を行い、携帯電話会社に連絡して、当該電話の使用停止措置を実施した。ノートパソコンにはパスワードが設定してある。情報の不正使用は確認されていない。同社は、業務用携帯電話とノートパソコンの取り扱いルールを見直すなど、再発防止に努め、適切な個人情報の取り扱いを徹底するとしている。
・個人情報を含む業務用携帯電話とノートパソコンの紛失について[PDF](エクシオン)
http://www.exscion.co.jp/privacy/0828.pdf
◎アプリックス、メーリングリストの誤設定で顧客のメールアドレス16件が流出
ソフトウェア開発等を行うアプリックス(本社:東京都新宿区)は8月28日、メーリングリストの誤設定により、顧客のメールアドレス16件が流出したと発表した。同社によると、8月28日午前10時過ぎに特定の顧客に送ったメール「量産用省スペース型M2M製品(家電をスマホにつなげる超小型モジュール)」に関し、受信した顧客が同メールに返信すると、当該顧客を含めた全員にメールが送られる状態となっていたため、結果として顧客16名のメールアドレスが流出した。同社では午前10時44分に設定を修正。メールアドレスが流出した顧客には謝罪のメールを送信した。同社は、再発防止のため、現状を総点検し、情報セキュリティの強化を図っていくとしている。
・メール誤送信に関するご報告とお詫び(アプリックス)
http://www.aplix.co.jp/jp/release/news/120828.html
◎大阪市、東淀川区と旭区で書類誤送付による個人情報漏えい各1件が発生
大阪市は8月28日に東淀川区の窓口サービス課(保険年金)、30日に旭区の保健福祉課(保健衛生)で、各1件の個人情報漏えいがあったと発表した。東淀川区では、今年5月にA氏から療養費等口座変更依頼があり、その際にB氏の送付先としてA氏の送付先を誤ってデータ入力した。このため、大阪府後期高齢者医療広域連合からA氏宛てにB氏の医療費通知が誤って送付されていた。24日に同連合からその旨の連絡があり、判明した。漏えいした個人情報は、氏名、被保険者番号、受診年月、(受診)医療機関等名称、診療区分、(診療)日数、医療費の総額。旭区では、27日に同区からC氏に発送した小児ぜん息等医療費助成証の送付封筒に、C氏の子の医療費助成証のほかにD氏の子の医療費助成証も同封されていた。29日にC氏より連絡があり、判明した。D氏に確認したところ、送付した封筒に医療費助成証は同封されていなかったこともわかった。漏えいした個人情報は、児童氏名、助成者番号、有効期限、住所、疾病名。両区とも今後、再発防止を図っていくとしている。
・後期高齢者医療に係る医療費通知書の誤送付について(大阪市)
http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/higashiyodogawa/0000181980.html
・旭区役所保健福祉課(保健衛生)における小児ぜん息等医療費助成証の誤送付について(大阪市)
http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/asahi/0000182437.html