◎長崎労働局、労働基準監督署で事業者の個人情報記載文書を紛失
長崎労働局(長崎県長崎市)は8月9日、長崎労働基準監督署で個人情報を記載した文書を紛失したと発表した。発表によると、6月26日に同署内で、元請A事業場あて「是正勧告書」と「指導票」、A事業場の下請であるB事業場あて「是正勧告書」を、担当職員がC氏に交付した。C氏は当該文書の控えに自らの職氏名ゴム印および認印を押印した。担当職員はこれを受け取り、バインダーに挟んで机上に保管した。7月4日、B事業場の担当者が勧告事項に対する是正報告書を持参したため、担当職員が当該控えを探したが見つからず、7月9日に紛失の判断をした。当該控えには、C氏の職氏名・押印のほか、A、B事業場それぞれの代表者職氏名が記載されていた。担当職員は6月27日から7月3日にかけて、不要文書をシュレッダーで廃棄しており、これらに紛れて廃棄されたと推測される。現在まで紛失した控えに記載された個人情報が漏えいした事実は確認されていない。同署の管理者が7月11日にB事業場、翌12日にA事業場を訪問して経過説明とお詫びをし、了承を得た。同署は全職員に対して処理中の文書の紛失や紛れ込み防止のため、専用保管箱の使用等の徹底を指示した。また、同局は7月25日に労働基準監督署長会議を開催して本件を説明し、改めて個人情報を含む文書管理の徹底を指示した。
・長崎労働基準監督署における文書の紛失について[PDF](長崎労働局)
http://nagasaki-roudoukyoku.jsite.mhlw.go.jp/library/nagasaki-roudoukyoku/information/other/201208/information-12080901.pdf
◎早稲田大学情報生産システム研究科、メール誤送信でメルアド流出
早稲田大学(東京都新宿区)は8月8日、情報生産システム研究科において、誤送信によるメールアドレスの漏えいがあったと発表した。発表によると、同科の担当者から過去に資料請求があった人たちへ、入試説明会およびオープンキャンパスの案内をメール送信した。その際、BCCで送信するところを誤ってCCで送信したため、送信者のメールアドレスが漏えいすることとなった。同科は今後、個人情報の安全な管理および取り扱いについて細心の注意を払い、個別にメール送信するなど再発防止に努めていくとしている。
・入試説明会等のメール誤送信について(お詫び)
http://www.ips-info.org/2012/08/post_58.html
◎ウィルコム、岡山市内の店舗で顧客情報含む書類405名分盗難
PHS通信サービスのウィルコム(本社:東京都港区)は8月8日、ウィルコムプラザ岡山下中野において、顧客405名の個人情報が記載された書類を金庫ごと盗まれたと発表した。同社によると、盗まれたのは1日未明。金庫の中には、顧客の氏名、住所、電話番号などが記載された申込書などのコピー405名分と、現金が入っていた。コピーは6月1日から7月31日に同店舗で受け付け処理を行った分。該当の顧客には報告と謝罪を行った。情報が悪用された事実は確認されていない。同社は、再発防止策を検討、実行し、管理体制の強化に努めるとしている。
・ウィルコムプラザ岡山下中野の盗難被害に関するご報告とお詫び(ウィルコム)
http://www.willcom-inc.com/ja/corporate/press/2012/08/08/index.html
◎ヤマト運輸、協力会社の輸送トラック炎上でメール便5冊の送り主情報不明に
小口貨物輸送サービスのヤマト運輸(本社:東京都中央区)は8月6日、交通事故により荷物が焼失し発送人が特定できないクロネコメール便があると発表した。発表によると、8月1日午前3時頃、名神高速道路米原ジャンクション付近で、岡山から北海道へ向かっていた同社の協力会社の大型トラックが炎上する交通事故が発生。当該トラックに積載していた宅急便・クロネコメール便が焼失した。宅急便については全件、送り状・出荷票の控え等から積載荷物を特定できたが、クロネコメール便のうち5冊については発送人が特定できていない。この5冊は、岡山県岡山市・倉敷市および広島県福山市のコンビニエンスストアに顧客が持ち込んだもので、7月31日に北海道に宛てて発送された。同社は、心当たりがあれば連絡をするよう呼びかけている。
・交通事故による荷物焼失のお詫びと発送人様が特定できないクロネコメール便についてのご案内(ヤマト運輸)
http://www.kuronekoyamato.co.jp/info/info_120806.html
◎日本大学医学部附属板橋病院、患者データ100名分含む外付けHDD紛失
日本大学医学部附属板橋病院(東京都板橋区)は8月6日、患者情報100名分が含まれるポータブルハードディスクドライブ(HDD)を紛失したと発表した。同病院によると、6月15日、当該HDDを所持していた医師が、循環器内科医局内の個人用デスクに保管していた同HDDがないことに気付いた。警察に盗難届を提出済み。HDDには、循環器内科の患者100名の症例リストが保存されており、患者の氏名、年齢、性別、生年月日、病名、検査データや、一部では電話番号も含まれている。パスワードは設定されていない。該当の患者には説明と謝罪を行った。情報が不正に使用されたとの報告はない。同病院は、再発防止のため、外部記憶媒体についてパスワード設定を厳格に行い、鍵のかかる場所等での保管を徹底するとしている。
・患者様の個人情報を含むポータブルハードディスクドライブ紛失に関するお詫び(日本大学医学部附属板橋病院)
http://www.med.nihon-u.ac.jp/hospital/itabashi/news/20120806.html
◎新潟県立看護大学、個人情報含むUSBメモリー3本を紛失
新潟県は8月3日、新潟県立看護大学(新潟県上越市)において、個人情報115名分が記録された可能性のある私物USBメモリー3個を教員が紛失したと発表した。発表によると、7月30日、教員が学内の教室で、USBメモリーが入った筆箱を紛失した。USBメモリーには研究データや講義資料のほか、研究のため開催した意見交換会の講師23名の情報と、研究のため訪問した高齢者92名の情報が記録されている可能性がある。該当者には文書で謝罪する。これまでに該当者からの被害申し立てはない。同大学は、USBメモリー等の電子記録媒体の取り扱いについて要領を定める、教授会で取扱注意を徹底する、教員に対する研修会を開催するなど、再発防止のための対策を進めるとしている。
・個人情報が記録されたUSBメモリ紛失のお知らせとお詫び[PDF](新潟県)
http://www.pref.niigata.lg.jp/HTML_Article/898/58/120803hodokangodai.pdf
◎日本管理センター、車上荒らしで個人情報250件含むノートパソコン2台紛失
不動産管理の日本管理センター(本社:東京都中央区)は8月3日、業務中に停めていた車を荒らされ、個人情報が含まれたノートパソコン2台を盗まれたと発表した。同社によると、8月2日、大阪市中央区のコインパーキングに停めていた車が荒らされた。警察に遺失物届を提出済み。パソコン2台には、同社が借り上げている物件の所有者約250名の氏名と連絡先等が保存されている。パソコンには起動時パスワード、ログインパスワード、ハードディスクパスワードが設定されており、同社では、個人情報が漏えいする可能性は極めて低いとみている。当該パソコンからのネットワークへのアクセスを無効化する措置も実施した。情報の不正利用等の事実は確認されていない。該当者には、事情説明と被害が発生した場合の連絡先等の案内を行った。同社は今後、個人情報を含む機密情報の厳重な管理について周知徹底するとともに、データ暗号化等のセキュリティ強化、社内教育の徹底により再発防止に努めるという。
・個人情報を含むノートパソコン盗難に係るお詫びとご報告[PDF](日本管理センター)
http://www.jpmc.jp/pr/rp120803.pdf
◎ケーブルメディアワイワイ、顧客の預金口座振替依頼書1件を受領後に紛失
有線テレビ放送や電気通信事業等のケーブルメディアワイワイ(本社:宮崎県延岡市)は8月3日、顧客1名分の預金口座振替依頼書を紛失したと発表した。発表によると、6月1日、「ワイワイテレビ」と「ワイワイネット」の加入顧客が、銀行で預金口座振替依頼書を記入し口座変更の手続きを行った。銀行は4日に同社宛てに当該書類を郵便物として発送し、同社は5日に窓口で受領した。受領者は各部署へ郵便物を配布したが、その際、当該郵便物は宛先担当者が不在だったため、デスク上に放置した。同社は顧客から問い合わせがあった後、このとき当該郵便物を紛失したことがわかったとしている。顧客からの問い合わせは7月31日、「ワイワイ利用料金の請求書が届いた。おかしいので調べてほしい」という電話があった。同社は同日12時30分に郵便局へ問い合わせ、配達から受領までの経緯を確認。同午後6時20分、当該顧客に対し、不手際で口座登録ができていなかった旨を伝えて謝罪した。また同午後7時30分、預金口座振替依頼書を紛失したことを伝えて謝罪し、了承を得たという。同社は今後、郵便物受領に関するルールを改善するとともに社内への周知を徹底し、再発防止に努めていくとしている。
・個人情報の滅失のお詫びとご報告(ケーブルメディアワイワイ)
http://www.wainet.co.jp/apology.htm
◎NHK大阪放送局、委託業者が車を荒らされ個人情報含む帳票や携帯端末盗難
日本放送協会(本部:東京都渋谷区)は8月3日、NHK大阪放送局において、放送受信料の契約、収納業務に使用している携帯端末等の盗難被害が発生したと発表した。NHKによると、7月26日、契約、収納業務を委託している法人の社員が車を荒らされ、被害品の中に携帯端末や、顧客の氏名、住所、電話番号が記載されている帳票2枚が含まれていた。警察に盗難届を提出済み。帳票に記載があった顧客には謝罪と説明を行い、理解を得た。携帯端末には様々なセキュリティ保護をかけてあり、個人情報が漏えいする危険性はないという。NHKは、再発防止のため指導を徹底し、個人情報の取り扱いに注意するとしている。
・お知らせとお詫び(NHK)
http://www.nhk.or.jp/privacy/oshirase120803.html