◎自然総研、メールマガジンの誤送信でメルアド479名分が流出
池田泉州銀行のシンクタンクで、同行顧客へのサポートサービスやコンサルティング事業等を行う自然総研(大阪府池田市)は8月17日、メールマガジンを宛先が表示される状態で送り、479名分のメールアドレスが流出したと発表した。同社によると、17日午前9時27分頃に、同行の顧客を対象とする「TOYRO倶楽部」の会員のうち、メールマガジンを利用している479名に「といろ通信 Vol.137」を送った際、BCCで送るべきところ、操作を誤った。対象者には同日午前11時にメールで謝罪して当該メールの削除を依頼し、その後、電話でも謝罪した。同社は、個人情報の取り扱いに注意を払い、社員に対する教育を強化徹底して、再発防止に全力で取り組むとしている。
・メールアドレス流出のお詫びとご報告(自然総研)
http://www.toyro.co.jp/newsdetail.php?id=1158
◎高齢・障害・求職者雇用支援機構、委託先が個人情報含む書類をFAXで誤送信
独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構(千葉市美浜区)は8月17日、雇用促進住宅の管理業務を委託している太平ビルサービス(東京都新宿区)がFAXを誤送信し、個人情報1名分が漏えいしたと発表した。同機構によると、7月11日午前10時40分頃、雇用促進住宅の集合郵便箱に滞留していた郵便物の処理について退去者と相談するために、委託先管理人から退去者あてに、FAXで郵便物のおもて面の写し6通分を送信状とともに送ったところ、別人に誤送信した。同日午後0時頃に誤送信先から管理事務所に連絡があり、事態が判明。誤送信先と、本来送信すべき退去者の親族に事情を説明して謝罪した。同機構では、太平ビルサービスに対し、個人情報の管理を強化徹底するよう指導を行い、同社から再発防止の具体的取り組みが示されたという。同機構はまた、全ての委託先事業者に対し、経理書類の保管と所持状況について確認するよう指示するとともに、個人情報の厳正な取扱いについて周知徹底を図り、再発防止に努めていくとしている。
・個人情報が記載された書類の漏洩について[PDF](高齢・障害・求職者雇用支援機構)
http://www.jeed.or.jp/download/kojinjyouhou_rouei.pdf
◎浦河赤十字病院、廃棄カルテを焼却処分のため運搬中に車両から飛散
日本赤十字社北海道支部が運営する総合病院の浦河赤十字病院(北海道浦河郡)は8月16日、廃棄カルテが運搬中に飛散したと発表した。発表によると、8月15日、保管期限の過ぎたカルテ(診療録)を焼却処分するため、委託業者車両に積んで運搬中、車外に飛散する事故が発生した。同日より飛散したカルテの回収に努めている。同院は本件を個人情報流失の重大事故と受け止め、今後、院内体制と職員に対する再教育の強化を図る。また委託業者に対しては指導と監督を強化し、再発防止に万全を尽くすとしている。
・廃棄カルテ運搬中のカルテ飛散事故についてのご説明とお詫び[PDF](浦河赤十字病院)
http://www.urakawa.jrc.or.jp/haiki.pdf
◎大阪市、水道局水道工事センターで「給水装置工事申込書」等を紛失
大阪市は8月16日、水道局水道工事センターで個人情報を含む給水装置工事申込書等の文書を紛失したと発表した。発表によると、昨年7月、同工事の会計処理の決算審査で、監査、人事制度事務総括局(現行政委員会事務局)から、工事費用や竣工検査手数料が前受金勘定のままになっているものについて、適切な会計処理をするよう指摘された。同局はこれを踏まえて同センターで予納金の清算手続きをしていたところ、今年4月、南部水道工事センターで一部の給水装置工事申込書等が保管されていないことが発覚した。このため、全4か所の水道工事センターで一斉調査を実施した結果、1999年度から2010年度に申し込まれた全97件分の給水装置工事申込書等の紛失が判明した。当該文書は、文書整理の際に不要文書に紛れて廃棄された可能性が高いという。当該文書の名称と件数は、給水装置工事申込書(97件)、給水装置工事設計図面(10件)、給水装置工事竣工図面(12件)、給水装置工事(新設、改造、増設、撤去)、竣工報告書(10件)で、記載されていた個人情報は、工事申込者の住所、氏名、電話番号など。同局は該当顧客や工事請負者等に対して事情説明等とお詫びをし、予納金の清算手続きを進める。また今後、所内での文書の散逸を防ぐため、保管場所を集約し、より適正な文書管理の徹底を図る。
・水道局水道工事センターにおける「給水装置工事申込書」等の紛失について(大阪市)http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/suido/0000180794.html
◎長岡高専、学生120名の成績表が流出
長岡工業高等専門学校(新潟県長岡市)は8月14日と16日に、学生の成績表の一部が流出した件について情報を公開した。同校の公開した情報および各社の報道によると、流出したのは2009年度~10年度に在籍した学生120名の氏名と試験結果、欠席数を含むデータ。新潟日報社の報道によると、データが保存されたフロッピーディスクとデータを印刷した紙が同社に郵送され、同社の問い合わせに対し同校が13日、データが実物であることを認めた。データは男性准教授が研究室のノートパソコンに保存していたもので、同校には2011年11月の時点で、同じデータの入ったUSBメモリーが「落ちていた」というメモとともに郵送で届いていたが、このことを公表していなかったという。准教授がパソコンや記憶媒体を学外へ持ち出した形跡はなく、同校では情報の流出経路を特定するため、警察に被害届を提出する。該当の卒業生および学生、保護者には文書で謝罪と状況説明を行う。同校は、教職員に情報管理の徹底を指示するとともに、情報管理規定を見直し、防犯カメラを増設するなどの対策を行うとしている。
・成績データ流出に対する本校の対応について(長岡工業高等専門学校)
http://www.nagaoka-ct.ac.jp/info/zaikou-info/16272.html
・成績データ流出についてのお詫びとご報告(長岡工業高等専門学校)
http://www.nagaoka-ct.ac.jp/info/16173.html
◎百五銀行、行員が顧客情報記載書類を公園ベンチに置き忘れ、5日後に回収
百五銀行(三重県津市)は8月14日、行員が顧客情報を記載した書類を外部に置き忘れたという報道について、お詫びの文書を発表した。新聞報道等によると、松阪支店の営業担当行員が7月27日夕方、顧客1900人分の住所、氏名、預金残高を記載した書類が入った封筒を市内の公園のベンチに置き忘れたという。行員は上司に無断で持ち出しており、本人も上司も気づかないまま書類は放置された。8月1日朝、近所に住む人が公園を通りかかって発見し、銀行に連絡したという。同行は当該書類を回収し、該当顧客を個別に訪問してお詫びと説明をしている。本件による情報漏えいの可能性はきわめて低いという。同行は再発防止に向け、顧客情報の管理について厳正化を図っていくとしている。
・「お客さま情報書類 置き忘れ」の報道について[PDF](百五銀行)
http://www.hyakugo.co.jp/whats_new/img/info_20120814.PDF
◎江南厚生病院、退職した医師が患者情報31件含むUSBメモリー紛失
JA愛知厚生連江南厚生病院(愛知県江南市)は8月13日、以前に同病院で勤務していた医師が、同病院の患者情報31件が入ったUSBメモリーを紛失したと発表した。同病院によると、6月まで勤務していた医師が3日、勤務先の勉強会が終了した後、タクシーの中でUSBメモリーを紛失したとみられる。患者情報は当該医師が学会の資料として保有していたもので、死亡22件を含む31件について、氏名、年齢、治療開始年月日、原発・転移部位、検査結果、合併症などの情報が含まれている。管轄の警察署へ4日に届け出て、勉強会会場や自宅周辺を探し、タクシー会社に捜索を依頼したが、USBメモリーは見つかっていない。同病院は、再発防止に努めるとしている。
・個人情報の紛失について(お詫び)[PDF](江南厚生病院)
http://www.jaaikosei.or.jp/konan/pdf/240813owabi.pdf
◎八千代銀行、顧客情報含む書類1万1960件紛失
八千代銀行(本店:東京都新宿区)は8月13日、13店舗において、顧客情報が含まれる書類を推計で1万1960件紛失していたと発表した。同行によると、紛失は、7月13日から25日に実施した全店を対象とする帳票類の点検の過程で判明。紛失していたのは、2009年度分の預金申込書兼キャッシュカード申込書推計1627件と、1983年から2010年までに行われた取引等に関する帳票類の一部、推計1万333件。顧客の氏名、住所、口座番号、取引金額等が記載されている。調査の結果、書類は保管期限を経過した不要な書類とともに誤って廃棄した可能性が高く、情報が外部に漏えいする懸念は極めて低いという。外部からの問い合わせや問題となる事象は発生していない。同行は、管理体制の強化、徹底に努めていくとしている。
・お客さま情報の紛失について[PDF](八千代銀行)
http://www.yachiyobank.co.jp/about/news2012/pdf/20120813.pdf
◎大阪経済大学、学生108名の成績等含むICレコーダー兼USBメモリー紛失
大阪経済大学(大阪市東淀川区)は8月10日、同大学の非常勤講師が、学生108名の個人情報を含む個人所有のICレコーダー兼USBメモリーを紛失したと発表した。同大学によると、当該講師は7月17日、学内の講師控室で、同装置を紛失したことに気付いた。同装置には、講師が担当している講義の2011年度と2012年度の受講生108名分の氏名、成績等の受講記録が保存されている。大学名、学部、学籍番号等は含まれていない。該当者には状況説明の通知文書を送った。情報の不正使用等の事実は確認されていない。同大学は、非常勤講師を含めた全教職員に対して、個人情報の適切な管理および情報セキュリティ対策の強化について周知徹底を図り、再発防止に努めていくとしている。
・受講情報を含む記録装置の紛失について[PDF](大阪経済大学)
http://www.osaka-ue.ac.jp/file/general/2113
◎名古屋大学医学部附属病院、関係医療機関の患者データ含むUSBメモリー紛失
名古屋大学医学部附属病院(名古屋市千種区)は8月10日、関係医療機関の患者データが保存されたUSBメモリーを紛失したと発表した。発表によると、同院消化器外科二は、特定非営利法人中部臨床腫瘍研究機構の運営に携わっている。同院の30代の医師は、同機構の業務遂行途上で関係医療機関の患者86名の臨床データを入手し、USBメモリーに保存していた。8月3日、同医師は通勤鞄のポケットにUSBメモリーを入れて出勤した。夜間帰宅時に利用したタクシーの料金を支払った際に、当該ポケットからUSBメモリーが落ちたと推測されるという。同医師は直ちにタクシー会社に連絡したが、現在まで発見されていない。紛失したUSBメモリーには、同院および関係医療機関の患者の臨床データとして、病院名、担当医氏名、登録日、施設識別ID、イニシャル、身長、体重、原発部位、治療開始日、KRAS変異、全身状態、治癒効果等のデータが含まれている。USBメモリーにはロックは掛かっていない。現時点では、紛失した患者情報の不正流用等の事実は一切認められていない。同院は関係医療機関に書簡を送付して事実関係の説明とお詫びをしている。また、改めて構成員に個人情報の管理運用について注意喚起を行い、個人情報の保護対策を強化し、院内ルールの厳格化に努めていくとしている。
・個人情報の紛失について[PDF](名古屋大学医学部附属病院)
http://www.nagoya-u.ac.jp/global-info/pdf/info/info20120810.pdf