◎大阪府、個人情報546名分含む書類を一時紛失
大阪府は11月15日、ふぐ処理講習会の受講申込者546名の個人情報が含まれる書類を一時紛失していたと発表した。府健康医療部 食の安全推進課によると、11月12日午後5時30分頃、受講申込者546名の氏名、生年月日が含まれる一覧表のファイルを紛失していることが判明。同日午後に行われた実技講習の開始時には同ファイルがあったことから、同講習を受講した134名に電話で確認したところ、1名が当該ファイルを持っていることが分かり、その日のうちに回収した。受講者に修了証等を交付する場所に、修了証等とともに、手続き上必要でない当該ファイルを置いていたことが原因だという。該当の546名には、口頭または文書で謝罪した。同課は、同講習会に従事する職員に対し、講習会関係書類の厳重管理について注意喚起を行った。また今後、修了証等交付の際には交付場所に不必要な書類を持ち込まないようにするとともに、不要な書類等が紛れていないか十分確認するよう徹底したという。
・個人情報を記載した書類の紛失及び発見について(大阪府)
http://www.pref.osaka.jp/hodo/index.php?site=fumin&pageId=11921
◎大阪市立中、生徒198名の成績含むUSBメモリー紛失
大阪市は11月14日、市立此花中学校(同市此花区)の男性教員(20歳代)が、個人情報の入った私用のUSBメモリーを紛失したと発表した。市によると、教諭は11月6日午後8時頃、当該USBメモリーを使って職員室内の共用パソコンで教材を作成。自身の机上にUSBメモリーを置いて退勤し、翌日、当該メモリーがないことに気付いた。メモリーには、3年生198名分の1学期のテストの点数、ノート点検などの平常点、1学期の評定が含まれている。メモリー自体や個人情報に関する文書ファイルにパスワードはかけられていなかった。メモリーは校外には持ち出していないが、念のため10日、警察署に遺失届を提出したという。市教育委員会では此花中学校に対し、個人情報の管理について、校内の管理規定の点検とともに管理の徹底を指導したという。また、USBメモリーの紛失事案が続いたことを受け、各校に対し個人情報を含むUSBメモリーの取扱いについての緊急調査を行ったとし、調査結果を踏まえて指導を行うとしている。
・大阪市立此花中学校における個人情報を含むUSBメモリーの紛失について(大阪市)
http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/kyoiku/0000192356.html
◎アスピカ、車上荒らしで顧客情報34件含む書類盗難
冠婚葬祭互助会のアスピカ(本社:福井県福井市)は11月14日、同社の営業社員が自宅駐車場に停めてあった自家用車を荒らされ、個人情報34件を含む書類が入った鞄を盗まれたと発表した。同社によると、車を荒らされたのは10月23日夜間。鞄には、領収書と互助会加入申込書が入っており、個人情報34件が含まれていた。警察に届け出済み。該当者には、個別に訪問のうえ報告と謝罪を行った。情報の不正使用等の事実は確認されていない。同社では、顧客の個人情報を社外に持ち出したときは、車中等に放置せず手元に携行するよう規定していたが、これが徹底されていなかったという。同社は再発防止のため、個人情報取り扱い方法の明確化と指導、社内教育の充実、車上狙いに対する注意喚起を行うなどの対策を講じるという。
・互助会会員様の個人情報流失事故のお詫びとご報告[PDF](アスピカ)
http://www.aspica.co.jp/privacy.pdf
◎群馬県桐生市立小、児童23名分の学習指導要録を紛失
群馬県桐生市教育委員会は11月14日、市立川内小学校において児童23名分の学習指導要録の紛失があったと発表した。同16日付の毎日新聞によると、13日午前7時40分頃、指導要録2枚(2人分)が校内通路に落ちているのを児童が発見した。さらに同日午前11時40分頃、学校に接する道路で4人分4枚の指導要録が発見された。指導要録を保管している職員室内の金庫を確認したところ、4年1組の児童23名の指導要録計40枚が無いことがわかった。同校は翌14日夜に該当児童の保護者会を開き、経過報告とお詫びをした。同日、桐生署に遺失物届を提出した。情報流出による被害は現在のところ確認されていない。市教委は、個人情報の管理体制を再調査するとしている。
・群馬県桐生市
http://www.city.kiryu.gunma.jp/
◎大阪市、個人情報漏えい事故2件を公表
大阪市は、個人情報漏えい事故2件を公表した。11月13日には、東住吉区役所保健福祉課(保健)において、氏名の一部、性別、年齢、傷病名、既往歴などが含まれる診療情報提供書1名分を11月6日にFAXで誤送信したと発表した。書類を受信した人から同課に連絡があった。書類は受信した人がシュレッダー処理し、FAX機器内のデータも削除したという。同課は、個人情報が含まれる書類のFAX送信をできる限り控える等の対策をとるという。14日には、大阪市認定事務センターにおいて、介護保険の要介護、要支援認定の関係書類を、本来送るべき医療機関とは別の医療機関に誤送付したと発表した。書類には、氏名、住所、性別、生年月日、介護保険被保険者番号が含まれていた。同センターが業務を委託する事業者が、医療機関名をシステムに誤登録し、ダブルチェック時にもミスに気付かなかった。同センターは事業者に対し、システム操作の方法や手順を全従業者に徹底するよう指導したほか、チェック漏れ防止策の強化についても指導したという。
・東住吉区役所保健福祉課における個人情報の漏えいについて(大阪市)
http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/higashisumiyoshi/0000192112.html
・大阪市認定事務センターにおける介護保険主治医意見書作成依頼関係書類の誤送付による個人情報の漏えいについて(大阪市)
http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/fukushi/0000192305.html
◎香川県丸亀市立小、教諭が児童63名分の個人情報含むUSBメモリー紛失
香川県丸亀市教育委員会は11月13日、市立城辰小学校の教諭が児童63名分の個人情報を含むUSBメモリーを紛失したと発表した。翌14日付の毎日新聞によると、教諭は10月31日午前中に、USBメモリーに校内文書データを保存し、職員室の机の引き出しに入れた。同日夕方に無いことに気付き、同僚らと探したが発見できず、11月12日になって校長に紛失を報告した。当該USBメモリーには、教諭が担任する3年生28名、および昨年度に担任した4年生35名分の児童の氏名と成績が記録されていた。市教委は、USBメモリーなどに個人情報を保存できないシステムの導入を検討するとしている。
・香川県丸亀市
http://www.city.marugame.kagawa.jp/
◎生駒市立小、車上荒らしで児童の個人情報含むUSBメモリー紛失
奈良県生駒市教育委員会は11月13日、市立小学校の教諭が車上荒らしにあい、児童の個人情報が入ったUSBメモリーを紛失したと発表した。報道によると、盗難があったのは11月2日午後7時頃で、教諭が市内の医療機関で受診している間に、駐車していた車の窓ガラスが割られ、当該USBメモリーが入ったカバンが盗まれた。USBメモリーは教諭の私物で、担任する特別支援学級の児童7人の氏名と指導計画のほか、他の市立小中学校の特別支援学級の64人の児童生徒、担任教諭の氏名等も記録されていた。私物USBメモリーの校内持ち込みは禁止されている。該当する学校は、盗まれたUSBメモリーに個人情報が記録されていた子どもの家を訪問して事情説明と謝罪をした。教委は私物USBメモリーが接続できないように学校のパソコンの設定を変更した。また今後、情報管理の徹底に努めるとしている。
・奈良県生駒市教育委員会
http://www.city.ikoma.lg.jp/kashitsu/15100/04/01.html
◎三菱東京UFJ銀行、顧客情報560万名分含むマイクロフィルム紛失
三菱東京UFJ銀行(本店:東京都千代田区)は11月13日、全国240店、顧客560万名分の取引記録が含まれるコムフィッシュ(マイクロフィルム)を紛失していたと発表した。同行によると、当該コムフィッシュに含まれている情報は、顧客名、口座番号、取引金額等。誤って廃棄した可能性が高く、外部へ情報が流出した可能性は極めて低いという。コムフィッシュの閲覧には専用の読み取り機が必要。また同行では2008年12月の発行を最後に、コムフィッシュを廃止している。この件に関連して顧客情報が不正に利用されたとの連絡や問い合わせは入っていない。同行は、情報管理の強化、徹底を行い、再発防止に努めるとしている。
・お客さま情報の紛失について[PDF](三菱東京UFJ銀行)
http://www.bk.mufg.jp/news/news2012/pdf/news1113.pdf
◎ロックバンドの公式ファンクラブサイトで個人情報198名分が閲覧可能に
芸能事務所のイドエンターテインメント(東京都港区)から、同事務所に所属するロックバンド「back number」のオフィシャルファンクラブ「one room」の会員システム管理を委託されている、ハートランドITイノベーション(東京都港区)は11月13日、同ファンクラブの本会員登録システムで不具合が発生し、一部個人情報が流出したと発表、15日に追加情報を公開した。同社によると、11月12日午後2時30分から本会員登録を開始したところ、想定外のアクセスが集中し、本来顧客一人に対し認証キー一つを発行すべきところ、複数の顧客に重複するキーを発行してしまう不具合が発生。これにより、最大で2名の顧客が、198名分の氏名、住所、メールアドレス、性別、生年月日、電話番号、緊急連絡先を閲覧できる状態となった。同社では本会員登録の受付を一時停止し、システムの改修を実施。該当者には15日までに連絡した。情報が不正に利用された事実は確認されていない。同社は、再発防止に向け、個人情報の管理強化および、個人情報を扱うプログラムに関する検証の徹底を図っていくとしている。
・個人情報流出に関するお詫びとお知らせ(ハートランドITイノベーション/back number official site)
http://www.backnumber.info/oneroom/system/index.php